
編集長
私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!
1. 【法律で原則NG】な不用品と正しい処分方法
いざ不用品を片付けよう!と思ったとき、多くの人が最初にぶつかる壁。それが不用品回収で回収できないものってどんなものなのという疑問です。
特に、昔から家にあるような古い家電やパソコン。
これらは、実は「燃えないゴミの日に出す」なんてことは絶対にできません。
なぜなら、法律で処分の方法が厳しく決められているからです。
「え、法律?なんか難しそう…」
大丈夫です。
安心してください。ここでは、あなたが損をしたり、後からトラブルに巻き込まれたりしないように、法律で決められたモノの「正しい捨て方」を、どこよりも分かりやすく解説します。
1-1. 家電リサイクル法対象品(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)
まず、不用品回収の大ボスとも言えるのが、この4つの家電です。
- テレビ(ブラウン管、液晶、プラズマ問わず)
- エアコン
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
これらは「家電リサイクル法」という法律の対象で、自治体は基本的に回収してくれません。
実は私自身、社会人になりたての頃、この法律を知らずに大失敗した経験があります。
6畳一間のアパートで使っていた小さな冷蔵庫。
引越しが決まり、ネットで見つけた「激安不用品回収!」という業者に電話したんです。
来てもらった作業員に「これ、お願いします」と伝えると、こう言われました。
「あ、冷蔵庫は『リサイクル品』なんで、別途で8,000円かかります」
当時の私にとって8,000円は大金です。
「話が違うじゃないか!」と抗議しましたが、「法律で決まってるんで」の一点張り。
結局、泣く泣く支払うしかありませんでした。
あの時の悔しさと、「もっとちゃんと調べておけば…」という後悔は今でも忘れられません。
あなたには、絶対にこんな思いをしてほしくない。
だからこそ、これからお伝えする3つの「正しい処分方法」をしっかり頭に入れておいてください。
処分方法①:【最安】郵便局で料金を支払い、指定引取場所へ持ち込む
これは、処分費用を1円でも安く抑えたい人向けの方法です。
自分で運ぶ手間はかかりますが、余計な手数料は一切かかりません。
- 手順は4ステップ
- 処分したい家電の「メーカー名」と「大きさ(テレビのインチ数や冷蔵庫の容量)」をメモする。
- 郵便局に行き、窓口で「家電リサイクル券が欲しいです」と伝える。
- 券に必要事項を書き、リサイクル料金を支払う。
- 家電と支払い済みのリサイクル券を、お住まいの地域にある「指定引取場所」へ自分で持ち込む。
車があって、自分で運べる人なら、間違いなくこの方法が一番お得です。
処分方法②:【王道】購入した店や買い替えの店に依頼する
「自分で運ぶのはちょっと…」という場合に、最も確実で安心な方法です。
- 新しい製品に買い替える場合
新しいテレビを買うなら、そのお店に古いテレビの引き取りをお願いできます。これが一番スムーズです。
- 処分だけしたい場合 その製品を昔買ったお店に連絡すれば、引き取ってもらえます。
かかる費用は「リサイクル料金」+「収集運搬料金(お店が家まで取りに来る手数料)」です。
この2つの料金、実は全く性質が違います。ここを理解しておくと、お店に依頼するときに「え、そんなにかかるの!?」と驚くことがなくなります。
- ① リサイクル料金
これは、法律で決められた全国一律の料金です。
どの店に頼んでも、この金額自体は変わりません。家電の大きさやメーカーによって少しだけ変わります。
- ② 収集運搬料金
これは、お店があなたの家まで古い家電を取りに来て、指定の場所まで運ぶためのお店独自の手数料です。
だから、お店によって金額が大きく変わります。
では、具体的にどれくらいかかるのか、目安を見てみましょう。
【料金の目安】
| 家電の種類 | ①リサイクル料金(税込) | ②収集運搬料金(税込) | 合計金額(目安) |
| テレビ(15型以下) | 1,320円~ | 1,650円~ | 2,970円~ |
| テレビ(16型以上) | 2,420円~ | 1,650円~ | 4,070円~ |
| 冷蔵庫(170L以下) | 3,740円~ | 1,100円~ | 4,840円~ |
| 冷蔵庫(171L以上) | 4,730円~ | 1,100円~ | 5,830円~ |
| 洗濯機・衣類乾燥機 | 2,530円~ | 1,100円~ | 3,630円~ |
| エアコン | 990円~ | 2,200円~ | 3,190円~ |
※収集運搬料金は大手家電量販店の一般的な料金を参考にしています。お店や地域によって変動します。
【私の実体験:冷蔵庫処分のケース】
以前、私が一人暮らしで使っていた10年ものの2ドア冷蔵庫(140L)の処分を、新しい冷蔵庫を買った大手家電量販店にお願いした時の話です。
その時の明細はこうでした。
- リサイクル料金(170L以下):3,740円
- 収集運搬料金:1,100円
- 合計:4,840円
新しい冷蔵庫の配送と同時に古い冷蔵庫を持っていってくれたので、手間は一切かかりませんでした。
もし自分で郵便局に行って、レンタカーを借りて…という手間を考えたら、この金額は十分に納得できるものでした。
【編集長からの一言アドバイス】

この「収集運搬料金」が、意外とクセモノなんだ。
例えば、お店によっては「玄関先から運ぶ場合は1,100円だけど、2階の部屋から階段で下ろす場合は、作業員が2人必要になるから追加で3,300円かかります」なんてケースもある。
だから、電話で依頼するとき*「うちはアパートの3階でエレベーター無しなんですが、全部コミコミでいくらになりますか?」という風に、家の状況まで具体的に伝えてから金額を確認するのが、一番確実だよ!
処分方法③:【全部おまかせ】不用品回収業者に依頼する
引越しや大掃除で、他にも捨てたいものが山ほどある場合に最も便利な方法です。
電話一本で家まで来てもらい、他の家具やゴミと一緒に引き取ってもらえます。
運び出しも全部やってくれるので、とにかくラクです。
ただし、費用は「リサイクル料金」+「収集運搬料金」+「業者の代行手数料」がかかるため、3つの方法の中では最も割高になります。
【編集長からの一言アドバイス】

業者さんに家電リサイクル品を頼むときは、見積もりの段階で「この冷蔵庫の処分代には、リサイクル料金も全部入っていますか?」と必ず確認しようね。私の若い頃のように、後から「別途〇〇円です」なんて言われて悲しい思いをする人を一人でも減らしたいんだ。
最初にハッキリさせておくのが、トラブルを防ぐ一番のコツだよ。
1-2. パソコン・PCディスプレイ
そしてもう一つ、多くの人が処分に困るのがパソコンです。
これも*資源有効利用促進法」という法律に基づいて、リサイクルが義務付けられています。家電と同じく、自治体では基本的に回収してくれません。
パソコンの処分で一番怖いのは、何と言っても「個人情報の漏洩」です。
私の友人の話ですが、彼は古いノートパソコンを、よく確認せずに近所の無料回収ボックスに入れてしまったそうです。
数ヶ月後、昔使っていたネットサービスのパスワードが海外から不正ログインされるという事件が起きました。
確たる証拠はありませんが、彼は「あのパソコンからデータが抜かれたんじゃないか…」と今でも不安を抱えています。
パソコンは、あなたの個人情報やプライベートな写真が詰まった「データの塊」です。
だからこそ、これから紹介する安全・確実な方法で処分してください。
処分方法①:【無料で安心】国の認定事業者による無料宅配回収
今、最も主流で安心なのがこの方法です。
国が認定した「リネットジャパン」などの事業者が、自宅から無料で宅配便回収してくれます。
- メリット
- データ消去もしてくれる
有料(1台3,000円程度)ですが、政府機関や大企業レベルの基準でデータを完全に消去し、「消去証明書」も発行してくれます。
これが最大の安心材料です。
- 無料で回収
パソコン本体が含まれていれば、モニターやキーボードなども同じ箱に入れて無料で送れます。
- とにかくラク
家にある段ボールに詰めて、ネットで申し込むだけ。佐川急便が家まで集荷に来てくれます。
私も先日、5年ほど使ったノートパソコンをこのサービスで処分しました。
申し込みから集荷まで2日しかかからず、あまりの手軽さに驚いたのを覚えています。
「本当にこれで終わり?」という感じでした。
データ消去証明書が後日メールで届いた時は、心の底からホッとしました。
処分方法②:メーカーに回収を申し込む
パソコン本体やディスプレイに「PCリサイクルマーク*が付いていれば、そのパソコンのメーカーが無料で回収してくれます。
マークがない古い機種の場合は、有料での回収となります。
メーカーの公式サイトから申し込み、送られてくる伝票を使って郵送するのが一般的な流れです。
- 注意点
- データ消去は自己責任です。
メーカーはデータ漏洩に関して一切責任を負ってくれません。自分で専用ソフトを使うなどして、完全に消去してから送る必要があります。
処分方法③:一部自治体の回収ボックスを利用する
最近では、市役所などに小型家電の回収ボックスを設置している自治体も増えてきました。ノートパソコンなど、ボックスの投入口に入る大きさのものであれば、そこで処分することも可能です。
- 注意点
- これもデータ消去は自己責任です。
誰でもアクセスできる場所に設置されているため、盗難のリスクもゼロではありません。利用するなら、必ずデータを完全に消去してからにしましょう。
業者の場合:回収可能(データ消去も相談可)
他の不用品と一緒にパソコンも処分したい場合は、不用品回収業者に頼むのも一つの手です。
- メリット
- 他の家具などとまとめて一度に片付く。
- 業者によっては、目の前でハードディスクに穴をあける「物理破壊」をしてくれるサービスもあります。
【編集長からの一言アドバイス】

パソコンを捨てる時、一番大事なのはデータのこと。
ファイルをゴミ箱に移すだけじゃ、専門のソフトを使えば簡単に復元できてしまうんだ。
「データ消去しました」という業者の言葉を鵜呑みにせず、「ハードディスクを物理的に壊してくれますか?」とか「消去証明書は出ますか?」と、一歩踏み込んで聞いてみてほしい。
自分の個人情報を守れるのは、最終的には自分だけだからね。
もし不安なら、多少お金を払ってでも国の認定事業者に頼むのが、一番心の平穏につながると思うよ。
2. 【危険物】絶対に回収されないものと正しい捨て方

不用品回収の現場は、時として命がけです。 大げさに聞こえるかもしれませんが、これは事実です。
回収車の中で突然火災が起きたり、中身の分からない薬品で作業員が体調を崩したり…そんな事故が、実は日本中で起きています。
その原因のほとんどが、これから紹介する「危険物」です。
これらのモノは、不用品回収業者はもちろん、自治体ですら通常のゴミとしては回収してくれません。
なぜなら、安全に処理するための専門知識や設備が必要だからです。
「面倒だから、こっそり混ぜちゃえ」
その一瞬の気のゆるみが、取り返しのつかない事故につながります。
自分と、誰かの未来を守るために、ここからの内容は必ず覚えておいてください。
2-1. スプレー缶・ガスボンベなど引火性のもの → 中身を使い切り、自治体のルールで処分
これは、家庭から出る危険物の代表格です。
- ヘアスプレー、殺虫剤、制汗スプレーなどのスプレー缶
- カセットコンロ用のガスボンベ
- 使い捨てライター
- 中身の入った灯油ポリタンク
これらがなぜダメなのか?理由はシンプル。爆発するからです。
ゴミ収集車は、ゴミを圧縮するために内部で強い力をかけます。
その時、中身が残ったスプレー缶がプレスされたらどうなるか…想像できますよね。
実際に、収集車の火災事故の多くは、これが原因で起きています。
【正しい捨て方】
- 必ず中身を空にする
火の気のない、風通しの良い屋外で、噴射音がしなくなるまで中身を出し切ってください。
- ガスを抜く
スプレー缶によっては、キャップにガスを抜くための機能が付いています。
- 自治体のルールに従う
ここが重要です。「穴を開ける」か「穴を開けない」か、これはお住まいの自治体によってルールが全く違います。
必ず自治体のホームページなどで確認し、「資源ごみ」や「有害ごみ」など、指定された方法で出してください。
2-2. 消火器・バッテリーなど専門処理が必要なもの → 専門機関や販売店に相談
これらは、見た目以上に特殊なモノです。
- 消火器
- 自動車やバイクのバッテリー
- タイヤ
- プロパンガスのボンベ
例えば消火器。古いものだと、容器が劣化して破裂する危険があります。
バッテリーは内部に硫酸などの危険な液体が入っています。
これらは、専門の処理ルートが確立されているため、不用品回収業者は手出しできないのです。
【正しい捨て方】
- 消火器: 全国のリサイクル窓口「消火器リサイクル推進センター」に問い合わせるか、ホームセンターなどで引き取りサービスを行っている場合があります。
- バッテリー: 新しいバッテリーを購入したカー用品店やガソリンスタンドに持ち込むのが一番です。多くの場合、無料で引き取ってくれます。
- タイヤ: タイヤ販売店やガソリンスタンド、ディーラーに相談してください。
- プロパンガスボンベ: 契約しているガス会社に連絡すれば、回収してもらえます。
2-3. 注射針などの医療系廃棄物 → 処方された医療機関や薬局に返却
在宅医療などで使用した注射針や点滴のバッグ。これらは「感染性廃棄物」と呼ばれ、絶対に一般のゴミや不用品回収に出してはいけません。
私の祖母がインスリン注射を使っていた時期がありますが、看護師さんから「使い終わった針は、この固い専用ケースに貯めておいてくださいね。
次の訪問の時に必ず回収しますから」と、何度も念を押されました。
もし、これらのゴミが他のゴミと混ざってしまうと、ゴミを収集する作業員の方が誤って針を刺してしまい、重大な感染症にかかるリスクがあります。
【正しい捨て方】
- 必ず、処方された病院や薬局に返却してください。
どうやって返せばいいか分からない場合は、絶対に自分で判断せず、電話して指示を仰ぎましょう。
2-4. 農薬・化学薬品 → メーカーや販売店、自治体に問い合わせ
家の物置や倉庫に、何十年も前からある使い古しの農薬や、何の液体か分からない薬品はありませんか?
これらは、中身が変質して有毒ガスを発生させる可能性や、土壌や地下水を汚染する可能性があるため、非常に危険です。
【正しい捨て方】
- まずは購入したお店やメーカーに問い合わせるのが基本です。
- どこで買ったか不明な場合は、お住まいの自治体の役所(環境課や廃棄物担当課など)に電話で相談してください。
「こんなものが出てきたんですが、どうすればいいですか?」と正直に聞けば、適切な処分方法を教えてくれます。
【編集長からの一言アドバイス】

この章で一番伝えたいのは、「迷ったら、プロに聞く」ということ。
特に、正体不明の液体や古い薬品を見つけた時、「まあ、大丈夫だろう」と自分で判断するのが一番危ないんだ。
面倒くさいと感じるかもしれないけど、一本電話するだけで、君自身と、君の家族、そして社会の安全が守られる。
その一手間を、絶対に惜しまないでほしい。
3. 【業者判断】回収を断られることが多い意外なもの

法律違反ではない。爆発するわけでもない。それなのに、ほとんどの不用品回収業者から「すみません、これはちょっと…」と断られてしまうモノがあります。
これらは、業者のルールや「業務の範囲外」という理由で回収されないものがほとんどです。 私も昔は、「お金を払うんだから、何でも持っていってくれるだろう」と甘く考えていました。
そして、引越しの当日、業者さんを困らせてしまい、自分も真っ青になった経験があります。
この章は、そんな「うっかり」を防ぐための知識です。
これを読んでおけば、あなたは当日スマートに片付けを進められますよ。
3-1. 土・砂・石・コンクリートブロック
ガーデニングが趣味だったり、DIYで庭をいじったりすると、必ずと言っていいほど出てくるのがこれらです。
- 植木鉢の中の古い土
- 庭の模様替えで出た砂利や石
- DIYで余ったレンガやコンクリートブロック
これ、実はほとんどの業者さんが回収してくれません。
なぜなら、これらはそもそも「ゴミ」ではなく「自然物」や「建築資材」という扱いだからです。
多くの業者が持っている「家庭のゴミ(一般廃棄物)」を運ぶ許可では、これらを回収できないケースが多いのです。
単純に、めちゃくちゃ重くて運ぶのが大変、という理由もあります。
【じゃあ、どうすればいいの?】
- 少量の場合
自治体によっては、土を「燃えないゴミ」として少量なら回収してくれる場合があります。
ただし、本当に少量に限られます。必ずお住まいの自治体のルールを確認してください。
- 量が多い場合
- ホームセンターや建材店に相談する: これが一番のおすすめです。
お店によっては、土や砂利の引き取りサービスを行っていることがあります。
- 専門業者に依頼する
残土処分」「コンクリートガラ処分」などで検索すると、専門の業者が見つかります。
3-2. 生ゴミ・食品・液体物
これは、私が引越しで大失敗した原因です。
- 冷蔵庫に残った食品や調味料
- 食べ残しの生ゴミ
- 使いかけの洗剤、シャンプー、油、塗料など
引越し前夜、私は疲れ果てていました。
「冷蔵庫の中身も、まあ業者さんがなんとかしてくれるだろう」と、使いかけのドレッシングや牛乳パックが入ったまま、電源だけ抜いておいたのです。
当日、作業員のリーダー格の方に「すみません、冷蔵庫の中身は空にしてもらわないと…。特に液体と生モノは絶対に運べないんです」と、ものすごく申し訳なさそうに言われました。
理由は簡単。腐るから、臭うから、漏れるからです。
もし運搬中に牛乳パックが破裂したら?他の家具や家電が牛乳まみれになります。
トラックの中はすさまじい悪臭に包まれるでしょう。
不用品回収は、次にリサイクル・リユースされるものも運んでいるので、これは致命的なのです。
【じゃあ、どうすればいいの?】
- 生ゴミ・食品
計画的に消費し、残ったものは自治体のルールに従って家庭ごみとして出してください。 これしかありません。
- 液体物(油、洗剤、塗料など)
- 油: 市販の凝固剤で固めるか、新聞紙や古い布に吸わせてから、燃えるゴミとして出します(※必ず自治体のルールを確認)。
- 洗剤・シャンプー: なるべく使い切りましょう。残った場合は、油と同じく紙などに吸わせて処分します。
- 塗料: ホームセンターなどで売っている「残塗料処理剤」で固めてから処分します。
3-3. 動物の死骸
これは非常にデリケートな問題ですが、とても重要です。
- 飼っていたペットが亡くなった場合
- 庭などで野良猫や鳥が死んでいるのを見つけた場合
これらの場合、不用品回収業者は絶対に対応できません
法律上の扱いが特殊であること、そして何より衛生面や倫理的な側面が大きいです。
もしもの時、気が動転してしまうのは当然です。
でも、そんな時こそ、慌てて不用品回収業者に電話しないようにしてください。
【じゃあ、どうすればいいの?】
- ペットの場合
「ペット 葬儀」「動物霊園」などで検索し、ペット専門の葬儀・火葬業者に連絡してください。
彼らは専門家として、あなたの悲しみに寄り添い、尊厳をもって対応してくれます。
- 野生動物の場合
敷地内で見つけた場合は、お住まいの地域の市役所や保健所の衛生担当課、または清掃事務所に連絡してください。
「道路で動物が死んでいる」といった場合も同様です。専門の職員が回収に来てくれます。
3-4. 法律に抵触するもの・アダルトグッズ
最後は、ちょっと言いにくいけれど、多くの人が処分に困るモノの話です。
- 模造刀、エアガンなど(銃刀法に抵触する可能性があるもの)
- 海賊版のDVDなど、著作権に違反するもの
- アダルトグッズ
不用品回収業者は、後々のトラブルを避けるため、こうした品物の回収には非常に慎重です。
特に法律に触れる可能性があるものは、犯罪に加担したと疑われるリスクがあるため、まず間違いなく断られます。
また、アダルトグッズについては、作業員の方への配慮という側面が大きいです。
【じゃあ、どうすればいいの?】
- 法律に抵触する可能性があるもの
自分で判断せず、最寄りの警察署に相談するのが最も安全です。
- アダルトグッズ
これが最も現実的な処分方法です。中身が絶対に見えないように、新聞紙などで厳重に包み、さらに黒いビニール袋などに入れてから、自治体のルール(燃えるゴミか燃えないゴミか)に従って家庭ごみとして出しましょう。
誰にも知られず、気まずい思いをせずに済みます。
【編集長からの一言アドバイス】

この章で挙げたものは、業者さんに「これもお願いできますか?」と聞くこと自体が、ちょっと気まずいものが多いかもしれないね。
だからこそ、事前に「あ、これはダメなやつだ」と知っておくことが大事なんだ。
そうすれば、当日余計な心配をしなくて済む。特に液体や生ゴミは、引越しや大掃除の「最後の落とし穴」になりやすい。
計画的に、少しずつ片付けていくのが、自分を助ける一番の方法だよ。
4. 【Q&A】不用品回収で「これって回収できる?」と迷ったら
ここまで読んで、不用品処分の全体像はかなり見えてきたと思います。 でも、いざ自分の家のモノを目の前にすると、「あれ、そういえばこういう場合はどうなんだろう?」と、細かい疑問が次々に出てきますよね。
この章では、そんなあなたの「あとちょっと知りたい!」に、一問一答形式でズバッとお答えします。
Q1. なぜテレビや冷蔵庫だけ、高い「リサイクル料金」がかかるんですか?
A1. それは、「家電リサイクル法」という法律で、特別なリサイクルが義務付けられているからです。
これは、お店や業者が儲けるために設定している料金ではありません。
古い家電には、鉄や銅、アルミといった再利用できる貴重な資源がたくさん含まれています。
一方で、冷蔵庫やエアコンの冷却に使われている「フロンガス」のように、そのまま捨ててしまうと環境を破壊してしまう物質も入っています。
私たちが支払うリサイクル料金は、これらの家電を正しく分解し、資源を次の世代のために役立て、危険な物質を安全に処理するために使われる、未来への投資のようなものなんです。
Q2. 中身が少しだけ残ったスプレー缶、やっぱりダメ?どうすればいい?
A2. はい、少しでも中身が残っていたら絶対にダメです。理由は、爆発して火事になる危険性があるからです。
「どうすればいいか」は、とても簡単です。
- 必ず、火の気がなく、風通しの良い屋外(ベランダや庭など)に出てください。
- シューッと音がしなくなるまで、中身を全部出し切ります。
- その後、お住まいの自治体が定めるルール(「穴を開ける」「穴は開けない」「袋を分ける」など)に従って、指定のゴミの日に出してください。
この一手間を惜しむと、ゴミ収集車の作業員の方を命の危険に晒すことになります。
必ず、ルールを守ってください。
Q3. ガーデニングで出た、プランターの土や庭の石はどうすればいいですか?
A3. これは本当に多くの人が困る問題ですね。
結論から言うと、ほとんどの不用品回収業者は回収してくれません。
なぜなら、土や石は「家庭ゴミ」ではなく「自然物」という扱いだからです。
処分に困った場合は、
- ホームセンターに相談する: 新しい土などを買うついでに、古い土の引き取りサービスがないか聞いてみるのが一番手軽です。
- 専門業者を調べる: 「残土処分」といったキーワードで検索すると、有料で引き取ってくれる専門の業者が見つかります。
Q4. 回収できないスプレー缶やライター、こっそり段ボールに混ぜておけばバレませんか?
A4. 絶対にやめてください。
これは「バレるか、バレないか」の問題ではありません。「事故が起きるか、起きないか」の問題です。
不用品回収のプロは、毎日たくさんの荷物を運んでいます。
段ボールを持った瞬間の重さの違和感や、中でカランと鳴る音で、中身は大体察しがつきます。
でも、一番大事なのはそこではありません。
もし、それに気づかずトラックに積み込み、圧縮する機械に巻き込まれたらどうなるでしょう?
スプレー缶は爆発し、ライターは発火します。
荷台が火事になり、作業員が大ヤケドを負う大事故につながるんです。
あなたのたった一つの行動が、誰かの人生をめちゃくちゃにしてしまう可能性がある。そう考えてください。
Q5. 結局、どの業者に頼めばいいの?優良な業者か見極めるポイントは?
A5. これが一番重要ですね。悪徳業者に引っかからないために、最低限これだけはチェックしてください。
- 会社の住所や固定電話の番号が、ちゃんと書かれているか(携帯電話の番号だけは要注意!)。
- 作業を始める前に、必ず「書面で」見積もりを出してくれるか。
【編集長からの一言アドバイス】
最高の業者を見つけるための、一番確実な方法を教えるね。それは、「必ず2社以上から見積もりを取る」こと。
面倒に感じるかもしれないけど、これには絶大な効果があるんだ。
料金を比較できるのはもちろん、電話やメールの対応を比べることで、
「こっちは質問に丁寧に答えてくれるな」
「あっちはなんだか急かしてくるな」という、会社の姿勢が見えてくる。
最終的に、君が「この人たちなら、家のものを丁寧に扱ってくれそうだ」と、安心して任せられると感じた業者を選ぶのが、一番良い結果につながるんだよ。
5. 【まとめ】当日のトラブルを防ぐ最も重要なこと

ここまで、本当に、本当にお疲れ様でした。
法律で決められたモノ、危険なモノ、そして業者さんがちょっと苦手なモノ。
たくさんのルールを知って、「うわ、片付けってやっぱり面倒くさい…」と感じてしまったかもしれません。
でも、あなたはもう大丈夫。
この記事をここまで読んでくれたあなたは、かつて何も知らずに業者に電話して、当日8,000円を請求されて悔しい思いをした、あの頃の私とは全く違います。
あなたは、トラブルを未然に防ぐための「最強の知識」をすべて手に入れました。
では最後に、そのすべての知識をたった一つの、誰でもできる「究極の行動」にまとめます。
これさえ守れば、あなたが不用品回収でがっかりすることは、もう絶対にありません。
その行動とは、
見積もりや問い合わせの段階で、正直に、すべてを伝えること。
これだけです。 もっと具体的に言うと、
「すみません、ちょっと判断に迷うモノがあるんですけど…」
と前置きして、
- 「5年前に買ったパソコンがあるんですが、これも大丈夫ですか?」
- 「使いかけのヘアスプレーが数本あるんですが、どうしたらいいですか?」
- 「ベランダに土が入ったままのプランターがいくつかあるんですが、これも回収できますか?」
と、電話やメールで、事前に一つ残らず聞いてしまうことです。
なぜ、これが最強なのか?
当日、一番つらいのは「えっ、これは回収できません」と断られて、行き場のない不用品と途方に暮れるあなたが生まれてしまうことです。
業者さんだって、鬼ではありません。
ルール上できないことを「できません」と伝えるのは、彼らにとっても心苦しいのです。
この「当日のガッカリ」のすべての原因は、あなたと業者さんの間の「これくらい、大丈夫だろう」という、小さな認識のズレから生まれます。
だから、そのズレを、事前に、完璧になくしてしまう。
たった一本の電話、たった一通のメールが、当日のあなたの時間と、なにより心の平穏を、完璧に守ってくれるのです。
不用品を捨てるという行為は、単なる片付けではありません。
ゴチャゴチャした過去を整理して、スッキリした部屋で、新しい生活を始めるための大切な儀式です。
その素晴らしいゴールで、あなたが笑顔になれること。この記事が、そのための最強の武器になったなら、これ以上に嬉しいことはありません。
【編集長から、最後の、そして一番大切なアドバイス】

いいかい? 不用品回収のプロたちが、一番「このお客さんは信頼できるな」と感じるのは、正直に質問してくれる人なんだ。
こちらが隠したり、知ったかぶりをしたりすると、プロは「何か問題が起きるかも」と身構えてしまう。
でも、あなたが「分からなくて。教えてもらえますか?」と素直に頼ってくれれば、彼らは喜んで、持っている知識を総動員して君を助けようとしてくれる。
業者さんを「敵」や「下請け」と見るのではなく、「自分の片付けを一緒に成功させてくれるパートナー」として見てほしい。
その気持ちさえあれば、あなたの片付けは、絶対にうまくいく。
さあ、自信を持って、その受話器を取ってくれ。応援しているよ!






