
編集長
私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!
「不用品回収 見積もり」で調べると、 「電話でOK」「LINEで写真送るだけ」 という業者がたくさん出てきますよね。
「家に来られるの、面倒だし…」
「電話で済むならラクだな」
そう思いますよね。 私も昔、そう思っていました。
引越しの時、 「冷蔵庫と洗濯機、あとタンスと…」 と電話で伝えて
「全部で1万5千円です!」 と言われ、「安い!」と即決。
当日、来た作業員に 開口一番言われたのが、これです。
「あー、聞いてたのと全然違いますね。 これじゃ3万円です」
……は?
これが、不用品回収で 最も多い金銭トラブルです。
なぜ、こんなことが平気で起きるのか? その「カラクリ」を、 今から徹底的に解説します。
不用品回収の電話・LINE見積もりは「概算」。追加料金の温床に

ハッキリ言います。 電話やLINEでの見積もりは、 業者が「想像」で金額を出しているだけです。 あれは「見積もり」ではなく「概算」です。
(私の失敗談の続きです)
なぜ3万円になったか聞くと、 理由はこうでした。
- 私が「タンス」と伝えた
→業者は「普通の小さいタンス」を想像
→実際は「解体しないと出せない大型タンス」 (=解体作業費が追加) - 私の家はマンションの3階(エレベーターなし)
→電話で伝え忘れていた (=階段料金が追加)
業者は、あなたの
「家の前の道幅」
「不用品の正確なサイズ」
「階段の手すりの幅」 なんて、電話では見えません。
だから、当日に
「あ、これも追加ですね」
「これは聞いてません」 と、「言った言わない」の水掛け論になり、 追加料金が平気で発生するんです。
電話での「1万円」は、 「1万円(+当日UPする可能性大)」 という意味だと知っておいてください。
編集長からのワンポイントアドバイス

そもそも、電話でわざと安い金額を 提示してくる業者もいます。
それは「とにかく家に入れる」ための 業者の「ワナ」です。
一度家に入れてしまえば、 「今さら断れないだろう」 「他の業者呼ぶの面倒だろう」 という客の心理を利用して、 当日に高額な見積もりを出してきます。
「電話で安い」は、 むしろ疑ってかかってください。
訪問見積もりの最大のメリットは「料金の確定」と「業者の見極め」

「じゃあ、どうすればいいんだ!」 となりますよね。
面倒でも、 絶対に「訪問見積もり」を呼んでください。
訪問見積もりは、 業者が「あなたの家」に来て、 「あなたの不用品」を 直接目で見て判断します。
これには、電話にはない 「2つの最強のメリット」があります。
メリット①:料金が「確定」する
業者はプロです。 現物を見れば、
- 「このタンスは解体が必要だな」
- 「3階階段で、これは重いから作業員2名必須」
- 「全部で軽トラ1台でギリギリ積めるな」
これがすべてその場で確定します。
そして、 「確定の見積書(書面)」 をもらえます。
これさえあれば、 当日1円も追加で払う必要はなくなります。
(※この「見積書」のもらい方にも コツがありますが、それは次の章で!)
メリット②:業者を「見極め」できる
これが一番大事かもしれません。
あなたは、 「知らない人」を家に入れます。 「大事な家財」を運び出してもらいます。
電話口の「感じの良い声」なんて まったくアテになりません。
家に来た担当者は、 当日に作業する人(会社)そのものです。
- 時間は守ったか?
- 身だしなみは清潔か?(平気でタバコ臭い人も…)
- 質問にハキハキ答えるか?
- 家の壁や床を雑に扱っていないか?
私が失敗した時、 当日来た作業員は ヨレヨレのTシャツで、 「3万円です」としか言わず、 質問にも「決まりなんで」と ロクに説明もしませんでした。
逆に、その後に呼んだ ちゃんとした業者は、 清潔な制服で名刺をくれ、 「この作業は〇3,000円、 リサイクル料は4,000円です」と 明確に説明してくれました。
この「人(会社)の質」は、 直接会わないと絶対に見抜けません。
「面倒だから電話で」
その一手間を惜しむと、 あなたは当日、 数万円の「損」をすることになります。
訪問見積もりは、 「確定金額」を手に入れるため、 「信頼できるプロ」を見つけるための 「面接」 だと考えてください。
【準備編】訪問見積もりまでに「絶対にすべきこと」3ステップ

訪問見積もりは、 業者に「値踏み」される場 ではありません。
こちらが「業者を試す」場です。
そのために、当日に 「えーっと、あれと…これもかな…」 なんて迷っていてはダメ。
業者は「コイツは迷ってるな」 と見抜いて、強気の見積もりを 出してきます。
そうさせないための 完璧な準備を伝授します。
[STEP1] 捨てる物を「1点残らず」確定させる(迷っている物も伝える)
これが一番重要です。
なぜなら、不用品回収は 「捨てる物の総量(体積)」 で料金が決まるからです。
業者が帰った後に、 「あ、これも捨てたかった!」 と思い出したら最悪です。
電話で追加を伝えると、 「じゃあ、プラス5千円ですね」 と、足元を見られた金額を 言われるだけ。
そうならないよう、 家中の不用品を「見える化」します。
(1)全部屋をチェックする
リビングや寝室だけでなく、 「押し入れ」「クローゼット」 「ベランダ」「物置」「床下収納」 の中身も全部出してください。
(2)「捨てる物」を一箇所に集める
可能であれば、 捨てる物をリビングなど 「1つの部屋」に集めておきましょう。
これが無理なら、 捨てる物すべてに 「付箋(ふせん)」を貼ってください。
(3)「迷っている物」も必ず伝える
「これは捨てるか迷ってる」 という物も、必ず見積もり時に 業者に見せてください。
そして、こう聞くんです。
「これは捨てない場合、いくらですか?」
「これも追加で捨てる場合、いくらですか?」
2パターンの見積もりをもらうことで、 「じゃあ、これは自分で捨てた方が安いな」 という判断ができます。
とにかく、 「見積もり時が最大量」 の状態を作ることが鉄則です。
編集長からのワンポイントアドバイス

「見積もりの時に付箋を貼る」 これ、本当に効きます。
業者も人間です。 「あれと、これと、奥のそれ…」 と口頭で言われるより、
付箋が貼ってあれば 「あ、このお客さん、 ちゃんと準備してるな」 と分かり、見積もりがスムーズ。何より、 「見積もり漏れ」が絶対に無くなります。
見積書をもらった後、 「あの付箋の分、全部入ってますか?」 と確認するだけでOKです。
[STEP2] 回収品リストの作成と「買取希望品」の仕分け
STEP1で「捨てる物」が 決まりましたね?
次はそれを「リスト化」します。 手書きのメモで十分です。
(例)
- 冷蔵庫(2ドア・150L)
- 洗濯機(縦型・5kg)
- タンス(幅90cm・高さ180cm)
- カラーボックス 3個
- 雑ゴミ(45L袋) 5袋
- 【買取希望】エアコン(2021年製)
- 【買取希望】液晶テレビ(40型)
なぜリストを作るのか? 2つ理由があります。
理由①:相見積もりで最強の武器になる
A社に見積もりに来てもらった。 次にB社が来た。
その時、B社に 「これと全く同じリストで A社は〇〇円でした」 と伝えることができます。
これだけで、B社は 「A社より安くしないと!」 と考えるため、 価格交渉がめちゃくちゃ有利になります。
理由②:「買取」できる物をアピールする
不用品回収業者の中には 「古物商許可」を持っていて、 買取もできる業者がいます。
買取ができれば、 「処分費用 2万円」 「買取金額 5千円」 =「差引 1万5千円の支払い」 ということができます。
リストに「買取希望」と書いておき、 見積もり時に 「これは買い取れますか?」 と必ず聞いてください。
価値がある物(新しい家電など)は、 処分費と相殺してもらいましょう。
[STEP3] 搬出経路(通路・階段)の確保と採寸
訪問見積もりでは、 業者は「物の量」だけでなく、
「どうやって外に運び出すか」 を血眼でチェックしています。
- 「玄関のドア、このタンス通るか?」
- 「マンションの廊下、狭いな…」
- 「エレベーター無し、3階か…キツいな」
これが全部「追加料金」の 判断ポイントになります。
だからこそ、 業者が判断しやすいように 準備しておくんです。
(1)玄関〜不用品までの通路を片付ける
物がゴチャゴチャ置いてあると、 「あ、これ片付けながらだから 作業時間かかりますね(=作業費UP)」 と判断されます。
通路はスッキリさせて、 「運び出し、楽ですよ」 とアピールしましょう。
(2)デカい家具はサイズを測っておく
特にタンス、冷蔵庫、ソファ。
もし、 「玄関の幅:80cm」 「タンスの幅:90cm」 なら、どう考えても 「解体」しないと出ませんよね。
この「解体作業費」を 見積もりに入れてもらうために、 サイズは測ってリストに 書いておきましょう。
準備はこれで万端です。
「捨てる物を決め」 「リストを作り」 「通路を確保する」
たったこれだけで、 あなたは業者から見て 「だませない客」になります。
これで、自信を持って 訪問見積もりという「面接」に 臨むことができます。
次の章では、いよいよ 「当日、何を聞けばいいか」 を具体的に解説します。
【当日編】追加料金を1円も払わない!不用品処分の訪問見積もり「必須確認リスト」

さあ、準備は万端ですね。 いよいよ業者があなたの家にやってきます。
緊張する必要はありません。 やることはシンプル。 あなたが準備したリスト(前章参照)を 片手に、「確認作業」をするだけです。
ここをサボると、 私の「1万5千円の追加料金」 のような悲劇が待っています。
業者に主導権を渡さず、 「追加料金ゼロ」を勝ち取るための 最強の確認リストです。
【最重要】見積書は「書面」で!「一式」表記を許すな
業者が一通り部屋を見て回ると、 こう言います。 「じゃあ、全部で〇〇円ですね」
ここで、 「あ、はい。わかりました」 と絶対に返事をしてはいけません。
必ず、こう言ってください。
「ありがとうございます。 内訳がわかる『見積書(書面)』を いただけますか?」
「後でメールします」 「メモでいいですか?」 もダメです。
その場で、 「正式な見積書」をもらってください。
そして、その見積書で 一番警戒すべきなのが…
「不用品回収費 一式 30,000円」
この「一式(いっしき)表記」です。 これ、悪質業者が大好きな言葉です。
なぜなら、 「一式」の中身が分からないからです。
当日になって 「あ、エアコンの取り外しは 『一式』に入ってないですよ」
「タンスの解体は別料金です」 と、いくらでも後付けできます。
私が失敗した時も、 まさに「一式 1万5千円」でした。
料金内訳の徹底確認リスト(基本料・作業費・車両費)
では、「一式」表記をさせないために どうすればいいか?
見積書を見ながら、 以下の項目を「指差し確認」します。
「すみません、確認させてください。 この金額には、以下は全部 『含まれて』いますか?」
【基本の内訳リスト】
- 基本料金(出張費など)
- 車両費(トラック代)
- 作業費(運び出しの人件費)
- スタッフの人数(1名か2名か)
これらが「一式」の中に 隠されていることが多いです。
「作業費は込みですか?」
「スタッフが2人になっても この金額ですか?」
一つずつ、しつこく聞いてください。
「別途費用」になりがちな罠(階段/解体/リサイクル料)
基本料金の確認が終わったら、 次が本番です。
追加料金として 最も請求されやすい「罠」 を確認します。
【追加費用の罠リスト】
- 階段料金 (「3階ですが、階段料金は込みですか?」)
- 解体作業費 (「このベッド、解体費も込みですか?」)
- 家電リサイクル料金 (「冷蔵庫と洗濯機のリサイクル料も 含まれていますか?」)
- 特殊な処分費 (金庫、ピアノ、消火器、ブロックなど)
特に家電リサイクル料は、 法律で金額が決まっています。
これを「サービスで無料です」 と言う業者は、 100%ウソです。
他の費用に上乗せしているか、 最悪の場合、不法投棄する業者です。
編集長からのワンポイントアドバイス

リサイクル料金をごまかす業者には こう聞いてみてください。
「家電リサイクル券の 『管理票番号(控え)』は、 後日いただけますか?」
これでOKです。 (※リサイクル券とは、 正規のルートで家電を処理した「証明書」)
この質問をして 業者が「え?」と詰まったり、 「ウチはまとめて処理するんで出ない」 などとごまかしたら、 その業者は「黒」です。 絶対に契約しないでください。
魔法の言葉:「これは『確定金額』ですか?」
すべての内訳を確認したら、 最後、見積書を手に持って、 担当者の目をまっすぐ見て この「魔法の言葉」を言ってください。
「今日見積もってもらった物量と 内容が変わらなければ、
当日、この金額から 『1円も追加料金は発生しない』 ということで間違いないですね?」
これが最強の「念押し」です。
ここで、 「はい、間違いありません」 とハッキリ答える業者は「優良」。
「うーん、あくまで概算でして…」 「当日やってみないと…」 と言葉を濁す業者は「危険」です。
「確定金額」を出せない業者は、 当日値上げする気マンマンだと 白状しているのと同じです。
料金について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください
搬出経路と「養生(保護)」の有無を確認する
お金の話が終わったら、 次は「作業の質」の確認です。
「このタンスは、 どうやって運び出しますか?」 と、当日の作業を一緒に シミュレーションしてください。
その際、 「運び出す時、 壁や床の『養生(ようじょう)』*
(※キズ防止のシートや ダンボールで保護すること) は、してもらえますか?」
「その養生費は、 見積もりに含まれていますか?」
この2点を必ず確認しましょう。
「あ、養生は別料金です」 「ウチは養生なしでやります」 という業者は、 あなたの家を傷つける 可能性が非常に高いです。
万が一の「保険」について聞く
最後に、念のための確認です。
「万が一、作業中に 壁や他の家具を傷つけた場合、 『損害賠償保険』には 加入されていますか?」
まともな業者なら、 必ず加入しています。
「大丈夫です、ウチは傷つけないんで」 「(保険証券などを)すぐ提示できない」
こんな業者は論外です。 作業が雑な証拠です。
お疲れ様でした。 ここまで確認すれば完璧です。
あなたはもう、 「当日に追加料金を払う恐怖」 から解放されました。
次の章では、 見積もりで分かった 「ヤバい業者」をどうやって見抜き、 どうやって断るかを解説します。
悪質業者に騙されるな!訪問見積もりで「警戒すべき」危険サイン4選

[危険サイン1] 「今日決めてくれたら」の”即決営業”
これ、一番多いです。 業者が一通り見積もりを終えた後、 こう言ってきます。
「いやあ、〇〇さん(あなた) すごく感じが良いんで、 今日この場で決めてくれるなら、 見積もりから5千円引きますよ!」
「ちょうどこの後、 トラックが1台空いてるんで、 今から作業できますよ。 どうですか?」
一見、お得に見えますよね? 100%ワナです。
なぜ、彼らが即決させたがるのか? 答えは一つ。 「他社と比べられたら負けるから」です。
あなたの「相見積もり」 を防ぐための、 典型的な営業トークです。
本当に安くてサービスに自信がある業者は、 「どうぞ、他と比べてみてください」 と堂々としています。
「今だけ」「あなただけ」 この言葉が出てきたら、 「ああ、この業者は高いんだな」 と判断してください。
[危険サイン2] 「無料回収」を連呼する(特に家電)
「あれも無料、これも無料。 ついでに家電も無料で持っていきますよ!」
あり得ません。 特に、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン といった「家電リサイクル法」の対象品目は、 国が定めたリサイクル料が必ずかかります。
「無料」と言ってトラックに 積み込んだ後、どうなるか?
「リサイクル料は無料ですけど、 運搬費と作業費で2万円です」
と言われます。これが手口です。 トラックに積まれてしまったら、 もう断れません。
あるいは、もっと最悪なケース。 本当に「無料」で持っていき、 山や川に不法投棄します。
あなたの家電から個人情報が漏れたり、 あなたが不法投棄の共犯者として 疑われるリスクさえあります。
「無料」という言葉は、 「(裏があるから)危険」 と翻訳してください。
[危険サイン3] 見積もり担当者の態度・清潔感の欠如
あなたは「家の中」という 最もプライベートな空間に 業者を入れます。
その担当者の「態度」は、 そのまま「会社の質」です。
- 時間にルーズ(平気で遅刻してくる)
- 身だしなみが不潔(タバコ臭い、泥だらけ)
- 家の中を雑に扱う(靴を揃えない、許可なくドアを開ける)
- 質問に答えない(「決まりなんで」「大丈夫です」とごまかす)
私が過去に失敗した時、 当日来た作業員はまさにこれでした。 遅刻の連絡もなしに現れ、 「階段料金です」と 面倒くさそうに言うだけ。
こういう業者は、 当日の作業も100%雑です。 壁や床を傷つけられても、 まともな謝罪や補償は期待できません。
「安かろう、悪かろう」の典型です。 少しでも「不快だ」と感じたら、 即刻リストから外してください。
[危険サイン4] 勝手に作業を始めようとする
これは「危険」を通り越して 「恐怖」です。
見積もりに来たはずなのに、 あなたが「お願いします」と 言う前に、
「じゃ、これ重いんで 先にトラック積んじゃいますね〜」
と、勝手に不用品を 運び出そうとする業者がいます。
絶対に止めさせてください。
これは、 「荷物を人質に取る」 手口です。
一度トラックに積んでしまえば、 こっちのものです。
「やっぱり高いからキャンセルします」 と言っても、 「もう積んだんで。 キャンセル料5万円です」 と脅されます。
見積もりは、 あなたが「契約書にサインする」まで 絶対に始まりません。
訪問見積もりでわかる!「本当に信頼できる優良業者」の特徴

5-1. 質問に対して具体的に即答できる
これは、担当者の「経験値」と「誠実さ」 を見極める一番のポイントです。
私が「優良業者だ」と判断したB社は、 第3章で解説した「必須確認リスト」の 質問すべてに、一切詰まることなく、
「はい、それは〇〇円です」
「はい、それは料金に含んでいます」
と即答してくれました。
(例) 私:「この冷蔵庫のリサイクル料は込みですか?」
ダメ業者: 「あー、全部コミコミ(一式)なんで…」
優良業者: 「リサイクル料は別です。 お客様の冷蔵庫(170L以下)なら 法律で3,740円と決まってますので、 別途計上しますね」
私:「このタンス、解体費は?」
ダメ業者: 「やってみないと…(当日値上げの伏線)」
優良業者: 「メジャー当てますね。…あ、 この幅なら解体必須です。 解体費として2,000円頂きますが、 見積もりに入れておきますね」
このように、料金の根拠を 「具体的」に「即答」できるのは、 教育が徹底されている証拠です。
こういう業者は、当日の作業も 丁寧でスピーディです。
5-2. 買取査定も同時に行い「処分費と相殺」してくれる
これも優良業者によくある特徴です。
彼らは「捨てる」プロであると同時に、 「価値を見出す」プロでもあります。
見積もり中、 「あ、お客さん。 このエアコン、2023年製ですね。 これ、1万円で買い取れますよ」
「こちらの食器棚は処分費かかりますが、 この液晶テレビは新しいので 5千円で買取できますね」
と、こちらが言う前に 「買取」を提案してくれます。
そして、見積書には 「処分費用 合計 30,000円」 「買取金額 合計 15,000円」 「差引合計(ご請求額) 15,000円」 と、明確に「相殺(そうさい)」した 金額を提示してくれます。
ダメな業者は、 価値がある物も全部「ゴミ」として扱い、 処分費を取ろうとします。
不用品の中から「宝」を見つけ出し、 処分費を安くしようと努力してくれる 業者は、間違いなく信頼できます。 (※もちろん「古物商許可」の 提示があることが大前提です)
5-3. 自治体での処分方法も併せて提案してくれる
これは、私が最も「神対応だ」と 感じた業者の特徴です。
一通り見積もりを終えた後、 その担当者はこう言いました。
「見積もりは全部で3万円です。 …ですが、お客さん。 このカラーボックスと小さい棚は、 ウチで処分すると5千円かかります。 でもこれ、お住まいの自治体(市)で 粗大ごみに出せば、 多分1,000円くらいで済みますよ」
「もしお急ぎでなければ、 ウチで高いお金を払うより、 ご自身で処分した方がお得です。 どうされますか?」
……すごくないですか?
自社の利益だけを考えたら、 「全部で3万円です、契約ください」 と言うはずです。
それをあえて、 「客が一番トクする方法」 を教えてくれる。
目先の売上より、 「客の信頼」を 選んでいる証拠です。
もちろん、 「全部運び出すのが面倒だから」 と、そのまま3万円で お願いするのもアリです。
でも、この「選択肢をくれる」 という事実こそが、 「この業者は絶対にボったくらない」 という最強の信頼証明になります。
編集長からのワンポイントアドバイス

まとめると、 「安い」だけで選ぶのは危険です。
A社:25,000円 (態度は悪い、説明は曖昧)
B社:30,000円 (説明が完璧、買取も提案)
私なら、迷わずB社を選びます。
なぜなら、A社は当日 「やっぱり階段費で5千円」 「解体費で5千円」 と追加料金を乗せてきて、 結局35,000円になる可能性が 高いからです。
6. 見積もり後の「上手な断り方」と「料金交渉」のコツ

見積書を受け取り、 すべての確認が終わった瞬間。 業者は必ず、あなたの目を見てこう言います。
「いかがいたしましょうか?」
これは、 「今すぐ契約してください」 という意味です。
ここで絶対に、 あたふたしてはいけません。
6-1. 即決しないための最強の断り文句
第4章でも触れましたが、 「今決めてくれたら」 という即決営業は 100%断る必要があります。
問題は、 「特に不満もない、普通の業者」 だった場合。
断りづらいですよね。 私も昔、気の弱い営業マンだったので、 「断る」のが本当に苦手でした。
「うーん、ちょっと考えます…」
これは一番ダメな断り方です。 業者は「考える?何をですか? 料金ですか?」と、 帰ってくれなくなります。
あなたが言うべき「最強の断り文句」は 2パターンしかありません。
✅ パターンA(家族がいる場合)
「ありがとうございます。 ただ、私一人では決められないので、 一度、夫(妻)と相談してから ご連絡します」
これが最強です。 「今いない人」を理由にすれば、 業者はそれ以上、何も言えません。
(「今すぐ電話してください」とか 言う業者は、その時点で悪質です)
✅ パターンB(一人の場合)
「ありがとうございます。 他社さんにも見積もりを お願いしているので、 全部揃ってから比較して 決めさせていただきます」
これは「相見積もり(あいみつもり)します」 という正々堂々とした宣言です。
まともな業者なら、 「かしこまりました。 ぜひ、ウチの金額とサービスを 比べてみてください!」 と、笑顔で見積書を置いて 帰っていきます。
編集長からのワンポイントアドバイス

大事なのは「態度」です。 申し訳なさそうに 「えーっと、あのー…」 と言うと、 「押せばいけるな」と 思われます。
笑顔で、ハッキリと、 「今日は来ていただき ありがとうございました!」 と「感謝」を伝えた上で、 「家族と相談します」 と「宣言」してください。
丁寧だけど、隙がない。 これがプロの断り方です。
6-2. 「相見積もり」を前提とした料金交渉術
さて、あなたはA社、B社、C社と 3社の見積もりを集めました。
- A社:30,000円(態度は普通)
- B社:35,000円(態度は最高、説明も完璧)
- C社:25,000円(態度が悪い、即決営業)
この場合、C社は論外なので捨てます。
残るはA社とB社。 あなたは「B社にお願いしたい。 でも、A社より5千円高い…」 と悩んでいます。
ここで「交渉」の出番です。
やることは一つ。 B社に電話します。
「お世話になっております。 先日見積もりしていただいた〇〇です。
ぜひ御社(B社)にお願いしたいと 思っているのですが…」
「実は、A社さんにも 見積もりをしてもらったら、 全く同じ内容で『30,000円』だったんです」
「御社の対応が 一番良かったので、 もし可能であれば… A社さんの金額に 少しでも近づけていただくことは 可能でしょうか?」
これが、 相手を不快にさせない 完璧な交渉術です。
ポイントは、 「A社より安くしろ!」 ではなく、
「あなたの会社(B社)がいい。 だから、A社の金額に 『寄せて』もらえませんか?」
と、「相手へのリスペクト」を 示すことです。
私はこの方法で、 見積もり4万円だった優良業者に 他社の3万5千円を伝えたところ、 「間を取って3万7千円でどうですか!」 と、3千円の割引を 勝ち取ったことがあります。
見積もりは「もらうだけ」では 意味がありません。
「断る」勇気と 「交渉する」知恵を持って、 初めて「一番トクする選択」が できるのです。
【最後に】”面倒”の先に、”スッキリ”がある
ここまで読破したあなたは、もう 「不用品回収のプロ」 と言っても過言ではありません。
知識は完璧です。 もう、悪質業者にカモにされることは 絶対にありません。
あとは、 「実行する」 ただそれだけです。
「めんどくさいな…」
分かります。 電話して、日程調整して、 家に来てもらって、…。
不用品回収は、本当に面倒です。
でも、 その「面倒」の山を一つ越えれば、 あなたの家(と心)には、 確実に「スッキリ」が待っています。
この記事が、 あなたの「面倒」の山を越えるための 「地図」になれば、 これほど嬉しいことはありません。
さあ、まずは1社。 電話をかけてみましょう。
あなたの新しい生活が、 不用品とストレスから解放された 素晴らしいものになることを、 心から応援しています!








