
編集長
私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!
「粗大ごみ 処分」「粗大ゴミ 捨てたい」
そう検索したあなたは今、目の前にある「大きくて重いモノ」をどうすべきか、途方に暮れていませんか?
「引越し日が迫ってるのに、このベッドどうしよう…」
「壊れた本棚、重くて一人じゃ運び出せない」
「市役所のホームページを見たけど、ルールが複雑で意味がわからない!」
すごく分かります。
私自身が数年前の引越しで「粗大ごみの処理」を甘く見ていて、処分日が引越し日に間に合わないことが発覚し、前日にパニックになった経験があるからです。
結局、行政(市区町村)のルールでは間に合わず、相場より高いと分かっていながら民間の回収業者に泣きつきました…(あの時の数万円は本当に痛かった…)
この記事は、そんな「過去の私」のような人を一人でも減らすために書いています。
「粗大ごみ」の処分方法は、手順さえ知れば誰でもできます。
ただし、絶対に知っておかないといけない「落とし穴」*がいくつかあります。
この記事では、あなたが損をしたり、面倒な思いをしたりしないよう、
- 「行政サービス(市区町村)」を利用して、最も安く・正しく処分する具体的な全手順
- 行政では捨てられないモノ(テレビ、冷蔵庫、パソコンなど)の正しい処分方法
- 「民間の不用品回収」とどっちを選ぶべきか
これらを、私の体験談も交えながら、日本一分かりやすく解説します。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

この記事は「行政サービス(市区町村)」を使って安く処分する方法をメインに解説しています。もし「料金は高くてもいいから、今すぐ!」「重くて1階まで運べない!」という方は、先に最後の章(5. 行政サービス以外の選択肢)をチェックしてください。
この記事を読み終える頃には、あなたの目の前にある粗大ごみを「いつ・いくらで・どうやって」捨てればいいか、完璧に分かっているはずです。
まずは最初の関門、「あなたの街のルール」から見ていきましょう。
1. まず確認:「粗大ごみ」の定義とルール

「このデカい棚、どうやって捨てるんだ?」
「この布団、燃えるごみでいいんだっけ?」
粗大ごみを捨てようと思った時、多くの人がここでフリーズします。
そして、面倒だからと部屋の隅に置きっぱなしにして、数ヶ月が経過する…(これは過去の私です)。
そうなる前に、まずやるべき、たった一つのこと。 それは「あなたが今住んでいる、市区町村の公式ルールを確認する」ことです。
この章では、なぜそれが重要なのか、そして何をどう確認すればいいのかを徹底解説します。
大前提:ルールは「市区町村」ごとに違う
これが日本で粗大ごみを捨てる時の、一番大事なルールです。
「粗大ごみの捨て方」という全国共通のルールは存在しません。
すべて、あなたが住民票を置いている「市区町村」が個別に決めています。
「前に住んでたA市では、こうだったから」
「実家(B町)では、無料だったのに」
そういった過去の経験や常識は、今あなたが住んでいる場所では一切通用しません。
- A市では「一辺が30cm以上」が粗大ごみ
- B市では「一番長い辺が50cm以上」が粗大ごみ
- C市では「布団は粗大ごみ」
- D市では「布団はヒモで縛れば資源ごみ」
こんなことはザラにあります。
私の失敗談:自治体をまたいだ引越し
私は以前、東京都内から横浜市へ引っ越した際、この「自治体ルール」の違いに頭を抱えました。
以前の区では「一辺が30cm以上」が粗大ごみだった感覚でいたため、横浜市のルール(金属製品は30cm以上、それ以外は50cm以上)を見た時、パニックになりました。
「え、じゃあこの35cmのプラスチック衣装ケースは…普通ごみ!?」
「こっちの40cmの金属ラックは…粗大ごみ!?」 仕分け作業が本当に大変でした。
だからこそ、今すぐ、あなたの自治体名で検索してください。
検索キーワード:「(あなたの自治体名) 粗大ごみ」 (例:「世田谷区 粗大ごみ」「大阪市 粗大ごみ 捨て方」)
【編集長からのワンポイントアドバイス】

検索した時、一番上に「広告」と書かれた民間の回収業者のサイトが出ることが多いです。
あなたが見るべきは、市役所や区役所の「公式サイト」です。 URLの末尾が「.go.jp」または「.lg.jp」になっているか必ず確認しましょう。これが政府・地方公共団体の印です。
【参照リンク】
- 全国の自治体ホームページ一覧(総務省) (ここから探すのが最も確実です)
「粗大ごみ」の定義とは?
公式サイトを見つけたら、まず「粗大ごみの定義」を確認します。
ほとんどの自治体では、「サイズ」で決められています。
- 定義の例(自治体により異なる)
- 「一辺の長さが30cmを超えるもの」
- 「一番長い辺が50cmを超えるもの」
- 「指定のごみ袋に入らないもの」
対象品目の例: 家具(タンス、本棚、ベッド、ソファ)、布団、カーペット、自転車、スーツケース など
解体・分解すれば「普通ごみ」として出せるか?
これは誰もが一度は考える「節約術」ですね。
「大きいから粗大ごみ(有料)なら、ノコギリで切って小さくすれば普通ごみ(無料)になるんじゃないか?」
結論から言うと、これも自治体によります。
- OKな自治体: 「解体・分解して、指定のごみ袋に入るサイズになれば、燃えるごみ・燃えないごみとして収集します」
- NGな自治体: 「解体・分解しても、元の製品(=粗大ごみ)として扱います。手数料は変わりません」
これは絶対に公式サイトで確認してください。
「解体」や「分解」といったキーワードでページ内を検索すると出てくることが多いです。
私の体験談:カラーボックス解体事件
以前、どうしても収集日まで待てないカラーボックスがあり、粗大ごみルールを確認したところ「解体すればOK」の自治体でした。
そこで、ノコギリで必死に解体し、燃えるごみの袋に詰めて出したことがあります。
無事に収集され、数百円を節約できました。
ただし、これは絶対に無理をしないでください。
木製のカラーボックスや薄い棚ならまだしも、
金属製のパイプベッドやスチールラックの解体は、専用の工具が必要なうえ、大ケガにつながる危険があります。
時間と労力、そしてケガのリスクを考えたら、数百円の手数料を払ってそのまま出す方が、よほど「賢い」選択です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

仮に「解体OK」の自治体だとしても、安全には細心の注意を。
例えば、ノコギリの刃が折れたままごみ袋に混入したら、誰がケガをすると思いますか?
そう、収集作業員の方です。 安全に処理できない、またはその自信がないなら、迷わず「粗大ごみ」として申し込んでください。それも処分する側の「責任」です。
2. 処分方法①:戸別収集(家の前まで取りに来てもらう)

あなたの街のルールを確認したら、いよいよ処分の申し込みです。
最も一般的で、多くの人が利用する方法が、この「戸別収集」です。
簡単に言えば、「予約して、お金(シール)を払って、家の前に出しておく」という方法。
シンプルですが、ここにも「知らなかった!」と後悔するポイントが満載です。
特に申し込みのタイミングは、私の失敗談をぜひ反面教師にしてください。
申し込み方法(電話 vs ネット)
まず、「粗大ごみ受付センター」に連絡して予約を取ります。
手段は「電話」か「インターネット」が主流です。
ここで私が心の底から強くおすすめするのは、「インターネット予約」です。
なぜか?
電話は、とにかく繋がりません。
特に月曜の朝。週明けで「今週中に捨てたい!」と考えることは皆同じです。
そして、引越しシーズンの3月、4月。これはもう「絶望的」と言っていいほど繋がりません。
私の失敗談:引越し3日前の悪夢
数年前の引越しでのことです。
「まあ、引越し3日前くらいに電話すればいいか」 そうタカをくくっていた私は、当日になって初めて電話をかけました。
「ただいま電話が大変混み合っており…」
この自動音声を、私は1時間で30回以上聞きました。
まったく繋がりません。 血の気が引いて、慌てて「(自治体名) 粗大ごみ ネット」で検索。
すると、インターネット予約のページを発見!
「助かった!」と喜び勇んでカレンダーを見ると、最短の収集可能日は…
「2週間後」
もちろん、引越し日には間に合いません。
結局、私はそのベッドを処分するため、行政の5倍以上の料金を払って民間の不用品回収業者に泣きつきました…。
教訓:粗大ごみは「捨てたい」と思った瞬間に予約してください。
引越しシーズンは、1ヶ月前から予約が埋まることも普通です。
ネット予約なら24時間いつでも空き状況を確認できます。絶対にネット予約を使いましょう。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

予約する際は、捨てるものの「品目(例:ベッド、本棚)」「正確なサイズ(高さ・幅・奥行き)」「数量」を事前に測ってメモしておきましょう。ここで合計手数料が確定します。
手数料の支払い方法
行政の粗大ごみ処分は、基本的に「有料」です。(数百円〜数千円程度) ただし、収集に来た作業員さんにその場でお金を渡すわけではありません。
「粗大ごみ処理券(シール)」を事前に購入し、モノに貼り付けることで、「支払い済みですよ」という証拠にします。
1. 品目ごとの料金(手数料)の調べ方
料金は、あなたが予約する時に確定します。 ネット予約なら、品目を選ぶと「タンス(高さ120cm未満):800円」「布団:400円」といった形で自動計算されます。 電話なら、オペレーターが教えてくれます。
(例)「ベッド(シングル):1,200円」と「本棚:400円」なら、合計1,600円分のシールを買う、という流れです。
2. 「粗大ごみ処理券」の購入場所と貼り方
合計金額が分かったら、その金額分の「処理券(シール)」を買いに行きます。
- 購入場所: その自治体が指定する「コンビニエンスストア」「スーパー」「郵便局」など。(自治体のHPに一覧が載っています)
- 最重要注意点: 必ず「あなたが住んでいる市区町村」のシールを買ってください。 例えば、東京都世田谷区に住んでいる人が、隣の渋谷区のコンビニに入ったとします。そこには「渋谷区のシール」が売られている可能性が高いです。 世田谷区民は、渋谷区のシールでは捨てられません。(逆も然り) コンビニのレジで「〇〇区(市)の粗大ごみシールください」とハッキリ伝えましょう。
- 貼り方: シールには「氏名(または受付番号)」と「収集日」を書く欄があります。 油性ペンでハッキリと記入し、収集する人が一番見やすい、目立つ場所にペタッと貼りましょう。 (※シールの裏が領収書になっていることが多いので、収集が終わるまで保管しておきましょう)
収集日と出す場所
予約した収集日の朝(「朝8時までに」という指定が多いです)に、指定された場所へ粗大ごみを出します。
- 出す場所(例):
- 戸建ての場合:自宅の玄関先、門の前
- 集合住宅(マンション・アパート):専用の粗大ごみ集積所、1階の分かりやすい場所(※管理会社や大家さんに要確認)
ここが最大の難関です
行政サービス(戸別収集)は、家の中(部屋の中)までは絶対に粗大ゴミを引き取りに来てくれません。
これが、民間の不用品回収業者との決定的な違いです。
あなたが捨てたいタンスが2階の寝室にあろうと、重いソファを一人で動かせなかろうと、「自力で」指定の場所まで運び出す必要があります。
私も以前、古いセミダブルベッドのマットレスをアパートの狭い階段から一人で下ろせず、友人に頭を下げて手伝ってもらった苦い記憶があります。
(その友人は腰を痛め、数日後、焼肉を奢らされました…)
料金が安い分、この「搬出作業」という労働が自分に発生すること。 これを絶対に忘れないでください。
3. 処分方法②:自己搬入(処理施設へ直接持ち込む)

「戸別収集(家の前まで取りに来てもらう方法)」は、予約が2週間先、なんてことがザラです。
「引越しが明後日なのに、予約が間に合わなかった!」
「大掃除をしたら、車一台分のごみが出た!」
「とにかく、今すぐこの粗大ごみを捨てたい!」
こんな緊急事態や、大量処分をしたい時に使う最強の手段が、この「自己搬入」です。 自分でごみ処理施設(クリーンセンター)まで持っていく方法ですね。
私自身、戸別収集の予約に失敗した(第2章参照)引越しの際、この自己搬入に切り替えて、文字通り救われました。
ただし、これも「いきなり行けばOK」というほど甘くはありません。 戸別収集とは全く違うルールがあるので、しっかり確認していきましょう。
持ち込み場所と受付時間
まず、あなたがごみを持ち込むべき施設がどこにあるかを確認します。
- 施設の名称: 「クリーンセンター」「環境事業所」「ごみ処理施設」など、自治体によって呼び名が違います。
- 場所: 自治体の公式サイトで、「粗大ごみ 持ち込み」などのキーワードで調べれば、必ず住所が出てきます。
最も重要なのが「受付時間」です。
ここ、本当に注意してください。 役所と同じで、「平日の日中のみ」という場所がほとんどです。
(例)「月曜~金曜 9:00~11:30 / 13:00~16:00」
お昼休み(12:00~13:00)は、完全に門が閉まるところも多いです。
「土日祝は休み」か、やっていても「土曜の午前中だけ」など、かなり限定的です。
私の体験談:
以前、大量のごみを軽トラに積んでクリーンセンターに向かった時のことです。到着したのは11時50分。ギリギリセーフでした。
係員さんに「あと10分遅かったら、昼休みで1時間待ってもらうところだったよ」と言われ、冷や汗をかきました。
行く前には、必ず「受付時間」を分単位で確認してください。
予約は必要か?
これも絶対に確認してください。 昔は予約不要の「フリーパス」な施設も多かったのですが、近年は「完全事前予約制」の自治体が非常に増えています。
予約なしでいきなり行っても、門前払いされます。 (ごみを満載した車で、また家まで引き返す虚しさは想像を絶します…)
私の友人が、まさにこれをやりました。
「行けばなんとかなるだろう」と、予約が必要な施設に突撃し、守衛さんにあっさりUターンさせられていました。
無駄なガソリン代と時間を使わないためにも、「予約の要否」は必ず確認しましょう。
料金(手数料)
ここが自己搬入の最大のメリットです。
- 戸別収集(家の前): 「品目ごと」の料金(例:ベッド1台 1,200円)
- 自己搬入(持ち込み): 「重量(重さ)ごと」の料金(例:10kgあたり 〇〇円)
多くの場合、戸別収集で一つひとつ申し込むより、圧倒的に安くなります。
私の体験談(引越し時): 戸別収集の予約に失敗した私が、軽トラに積めるだけのごみ(解体した棚、古い布団、カーペット、その他雑貨)を自己搬入した時の話です。
もしあれを戸別収集で申し込んでいたら、合計で5,000円は超えていた計算でした。
しかし、自己搬入ではどうだったか? 施設に入るときに車ごと計量機に乗り、帰りにもう一度乗って、その「差額(=捨てたごみの重さ)」で料金が決まります。 結果、私が支払ったのは「1,500円」ほどでした。
車と運ぶ人手さえあれば、これほど安く処分できる方法はありません。
持ち込み時の注意点
「安い」「早い」と良いことずくめに見えますが、守るべきルールがあります。
1. 必要なもの(身分証明書)
これは絶対に忘れないでください。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- (健康保険証など)
「その市区町村に住んでいる本人であること」を証明する身分証が、受付で必須です。
なぜなら、ごみ処理施設は、その住民が払った税金で運営されているからです。
他の市や県から来た人が、タダ同然でごみを捨てられては困るのです。
忘れた場合、ごみを積んだまま家に帰ることになります。
2. 荷下ろしは「セルフサービス」
施設内では、係員さんが「はい、それはあそこのコンテナに入れてください」と指示はしてくれます。
しかし、あなたの車からごみを下ろす作業は、一切手伝ってくれません。
すべて「自分」で運び出します。
重いタンスだろうと、汚れたカーペットだろうと、自分(と一緒に行った人)でやる必要があります。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

持ち込みは「作業」です。サンダルやヒールで行くのは絶対にNG。
ケガ防止のためにも、「汚れてもいい服」「スニーカー(安全靴なら尚良し)」「軍手(ワークグローブ)」は必須装備だと考えてください。
そして大前提ですが、持ち込む施設でも「家電リサイクル法対象品(テレビ、冷蔵庫等)」や「パソコン」は受け入れてくれません。 車に積む前に、自治体の「持ち込みできないものリスト」も必ず確認してくださいね。
5. 行政サービス(粗大ごみ)以外の選択肢
これまでの章(1〜3章)で、行政の粗大ごみ回収サービス(戸別収集・自己搬入)について徹底的に解説してきました。
ですが、こう思っている方もいるはずです。
「解説は分かったけど、行政が収集してくれないモノはどうするんだ?」
「そもそも、重すぎて1階まで運べない」 「収集日が2週間後じゃ、引越しに間に合わない!」
そう。行政サービスは「安い」ですが、「万能」ではありません。
この最終章では、行政サービスでは解決できない問題に直面した時の「次の一手」と、そのメリット・デメリットを解説します。
何を隠そう、私が引越しでパニックになり、結局使うことになった方法です。
行政が収集できないもの(特定品目)の処分方法

まず、行政(自治体)が「粗大ごみ」として絶対に受け付けない品々の、正しい処分ルートです。
1. 家電リサイクル法 対象品
(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)
これらは「粗大ごみ」ではなく、「リサイクル家電」です。 法律で決められたリサイクルルートに乗せる必要があります。
- 方法①(買い替えの場合): 新しい製品を買うお店に引き取りを依頼する(有料)。
- 方法②(捨てるだけの場合): 過去にその製品を買ったお店に引き取りを依頼する(有料)。
- 方法③(上記が無理な場合): 郵便局で「家電リサイクル券」を購入し、自治体が指定する「指定引取場所」へ自分で持ち込む。
【参照リンク】
- 家電リサイクル法(経済産業省) https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/kaden_recycle/
- 家電リサイクル券センター(料金・指定引取場所の検索) https://www.rkc.aeha.or.jp/
2. パソコン
(デスクトップPC、ノートPC、ディスプレイ)
これも「資源有効利用促進法」に基づき、メーカーによる回収が基本です。
- 方法①: メーカーの公式サイトから回収を申し込む。(PCリサイクルマークがあれば無料)
- 方法②: 国が認定した宅配便回収業者(リネットジャパンなど)に依頼する。
【参照リンク】
3. 処理困難物
(タイヤ、バッテリー、ピアノ、金庫、消火器、ガスボンベなど)
これらは自治体では処理できません。
- 方法: 購入した販売店や、それぞれの専門処理業者に相談・依頼します。
「行政」vs「民間」 どっちを選ぶべき?
さて、ここからが本題です。
上記のような「特定品目」があったり、「行政のルール(収集日・搬出場所)では都合が悪い」場合、「民間の不用品回収業者」に依頼する選択肢が出てきます。
私が引越しでパニックになった時、まさにこの選択を迫られました。
「行政(自己搬入)なら1,500円で済む。でも、明日の引越しには間に合わない」
「民間に頼めば今日来てくれる。でも、見積もりは25,000円だ」
この「料金」と「手間・時間」のトレードオフを、ハッキリ理解しておきましょう。
行政サービス(粗大ごみ)のメリット・デメリット
メリット:料金が圧倒的に安い
最大のメリットはこれに尽きます。 1点数百円〜、自己搬入なら数十kgで数百円、という安さは、税金で運営されている行政サービスならではです。
デメリット:手間と時間がかかる
- 時間がかかる(遅い): 予約が必須で、収集日は早くても数日後、引越しシーズンなら数週間後。
- 手間がかかる(重労働): 家の中(2階など)から運び出す「搬出作業」は、全て自分でやる必要があります。これが最大の難関です。
- 手間がかかる(ルール): シールの購入、収集日の朝に指定場所へ出す、などルールが細かいです。
- 捨てられない物が多い: 上記で解説したリサイクル家電やPCなどは、一切受け付けません。
民間の不用品回収業者のメリット・デメリット
メリット:スピードとサービス(手間がゼロ)
行政のデメリットをすべてお金で解決するのが民間業者です。
- スピード(早い): 「即日対応」「今から1時間で来ます」など、緊急のニーズに応えてくれます。
- サービス(搬出作業): 家の中の部屋まで作業員が来て、全ての不用品を運び出してくれます。
重いタンスもベッドも、こちらが見ているだけでOKです。 - サービス(分別不要): 粗大ごみ、リサイクル家電、PC、その他の雑貨(服や食器など)を、一括で全て引き受けてくれます。
デメリット:料金が高い
最大のデメリットです。 サービス(人件費、車両費、リサイクル費用など)が全て含まれるため、行政サービス(数百円)の感覚でいると衝撃を受けます。 「軽トラ1台積み放題で〇万円」といった料金体系が主流です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

民間業者を選ぶ際は、「違法業者」に絶対に注意してください。
「無料回収」をうたい文句に街を巡回しているトラックや、チラシの業者の一部は危険です。
「無料と言われたのに、トラックに積んだ後で『作業費』として高額請求された」 「回収したものを山中に不法投棄された」 といったトラブルが後を絶ちません。
粗大ごみの処分・捨て方 よくある質問 Q&A
最後に、粗大ごみを捨てる際によくある疑問や「これってどうなの?」という細かいポイントを、Q&A形式でまとめました。
Q1. 結局、一番安く粗大ごみ廃棄する方法は?
A1. 自治体(市区町村)が指定する処理施設(クリーンセンターなど)へ、自分で直接持ち込む「自己搬入」が最安です。
戸別収集(家まで取りに来てもらう)が1点数百円〜なのに対し、自己搬入は「10kgあたり〇〇円」といった重量制が多いため、総額が半分以下になることも珍しくありません。
ただし、自分で運ぶ車の手配や、荷下ろし作業が必要になります。
Q2. 粗大ごみ処理券(シール)に名前は書かないとダメ?
A2. 多くの自治体で「氏名」または「受付番号」の記入が必須です。
これが無いと、誰が申し込んだごみか分からず、収集されません。
最近はプライバシー保護のため、氏名の代わりに「受付番号だけ」の記入でOKな自治体も増えています。必ずご自身の自治体のルールを確認してください。
Q3. 収集日が雨や雪の場合はどうなりますか?
A3. 基本的に、台風や豪雪といったよほどの荒天でない限り、収集は行われます。
シールが濡れて剥がれないように、しっかり貼り付けてください。不安な場合は、シールの上に透明なテープを貼る(文字が隠れないように注意)などの工夫も有効ですが、自治体のルールを確認するのが確実です。
Q4. 収集日の朝に出し忘れたらどうなりますか?
A4. 収集車が行ってしまった後は、その日には粗大ゴミを捨てることできません。
非常に残念ですが、そのまま放置せず、すぐに「粗大ごみ受付センター」に再度連絡してください。次の収集日を予約し直す必要があります。
※一度貼ったシールの扱い(そのまま使えるか、買い直しか)は自治体によりますので、電話口で必ず確認しましょう。
Q5. 申し込んだ内容(品目や数)を変更・キャンセルしたい。
A5. すぐに「粗大ごみ受付センター」に電話、またはインターネットの申込システムで手続きしてください。
収集日の「2日〜3日前まで」など、変更・キャンセルには期限が設けられています。期限を過ぎると変更できず、手数料も返金されない場合があるので注意してください。
Q6. 「無料回収」のトラックが回っているけど、あれに頼むのはダメ?
A6. 絶対に利用しないでください。
市区町村の「一般廃棄物収集運搬業」の許可なく、家庭の不用品を有料・無料問わず回収することは法律で禁止されています。
「無料」とアナウンスしながら、トラックに積んだ後で「作業費」や「リサイクル料」として高額請求されるトラブルが全国で多発しています。また、回収されたものが不法投棄される原因にもなります。







