
編集長
私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!
この記事を監修した人

監修者:中嶋大貴
5年前に遺品整理事業を立ち上げ、現在は全国18拠点の事業者を対象にコンサルティングを行う。
遺品整理、ゴミ屋敷清掃、不用品回収の現場経験が豊富で、各地域の実情に合わせた運営改善・業務効率化の指導に精通している。
現場の実務から業界動向まで幅広く把握しており、専門性を生かした正確で信頼性の高い情報提供を行っている。
こんな人におすすめ
- 「普通の引越し業者」には絶対に見せられないレベルの汚部屋に住んでいる
- 近隣住人や大家さんに、ゴミ屋敷状態であることを死んでもバレたくない
- 退去日が迫っているが、どこから手をつけていいか分からず絶望している
- 掃除と引越しを別々の業者に頼む気力がなく、一箇所で全て解決したい
この記事でわかること
- 清掃と引越しを「一社完結」にするべき、金銭的・精神的なメリット
- 社名なしトラックや梱包偽装など、誰にもバレずに退去する「秘匿テクニック」
- ゴミに埋もれた貴重品や重要書類を、プロはどうやって救出するのか
- 退去時の高額請求(原状回復費用)を防ぐための特殊清掃と交渉術
- 「ぼったくり」に遭わないための、正しい見積もりの取り方と料金の仕組み
1. 引越しとゴミ撤去を「一社」に任せるべき理由

「今の部屋の惨状を、引越し業者に見せるのが恥ずかしい」 「もし当日になって、荷物を運んでもらえなかったらどうしよう」
この記事にたどり着いたあなたは、単なる荷物の移動ではなく、人生の再出発をかけたギリギリの状況にいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から申し上げます。ゴミ屋敷状態からの脱出において、「清掃」と「引越し」を別々の業者に依頼するのはリスクが高すぎます。
なぜなら、通常の引越し業者は「荷物を運ぶプロ」であって、「ゴミを片付けるプロ」ではないからです。この章では、なぜ一社完結型の業者があなたの命綱となるのか、その決定的な理由を解説します。
「片付け」と「引越し」の同時進行が不可欠なワケ
想像してみてください。足の踏み場もない部屋で、ダンボールに荷物を詰めることができますか?
通常の引越しでは、前日までに依頼主が荷造りを終えていることが前提です。しかし、ゴミ屋敷の場合、「ゴミ」と「新居に持っていく生活用品」がミルフィーユ状に重なっています。
まずゴミを撤去して床を見えるようにし、スペースを確保しなければ、荷造り作業すらスタートできません。これを一社で請け負う業者は、以下のフローを同時に行います。
- ステップ1: 玄関から部屋への導線を確保(ゴミ撤去)
- ステップ2: 不要なゴミと、埋もれている重要書類・貴重品をその場で選別
- ステップ3: 確保できたスペースで、必要な物だけを即座に梱包
この連携プレーは、清掃スタッフと引越しスタッフが同じチームだからこそ実現できる神業です。
【お片づけの窓口独自アンケート】
ゴミ屋敷状態の部屋からの引越しで、一般的な引越し業者に依頼して失敗した経験がある男女210名に「最も困ったトラブル」を聞いたところ、以下の結果となりました。
- 当日に部屋の状況を見られて作業を拒否された(54%)
- 荷造りが間に合わず、追加料金や延滞金が発生した(28%)
- 作業員の嫌悪感あふれる態度に精神的苦痛を感じた(12%)
- その他(6%)
※調査期間:2023年5月〜8月 対象:弊社へご相談いただいた特殊清掃・引越し経験者

【編集長からのワンポイントアドバイス】

国土交通省が定める「標準引越運送約款」では、不潔な物品や特殊な管理を要する場合、引越し業者は依頼を拒否できると記されています。つまり、当日に「やっぱり無理です」と断られるのは、単なる意地悪ではなく法的に認められた行為なのです。だからこそ、最初から「汚部屋前提」で動いてくれる専門業者を選ぶことが、あなたの身を守ることにつながります。
別々の業者(清掃業者+引越し業者)に頼むリスク
「掃除は掃除屋、引越しは引越し屋の方が安いのでは?」と考える方もいますが、実はそれが最大の落とし穴です。
別々の業者に依頼することで発生する、3つの致命的なリスクを知っておいてください。
1. スケジュール破綻の恐怖 清掃業者の作業が予定より長引いた場合、後に控えている引越し業者を待たせることになります。待機料金が発生するだけでなく、最悪の場合、引越し業者が帰ってしまうケースもあります。退去日が迫っている中で、このタイムロスは致命的です。
2. 「恥ずかしい思い」を2回することになる 清掃業者に部屋を見られ、その数時間後に引越し業者にも部屋を見られる。この「他人にテリトリーをさらけ出すストレス」は想像を絶します。一社完結なら、事情を理解した少人数のスタッフだけで作業が完了するため、精神的な負担は半分以下で済みます。
3. 責任の所在が不明確になる もし大切な家具に傷がついていた場合、清掃業者がゴミ搬出時につけたのか、引越し業者が搬出時につけたのか、たらい回しにされる可能性があります。
専門業者に依頼するメリットの整理
- 秘匿性: 1つのチームで動くため、人の出入りが最小限で済み、近隣にバレにくい
- 柔軟性: 「やっぱりこれも捨てて」「これは持って行く」という直前の変更に即座に対応可能
- 確実性: 退去期限に間に合わせるためのペース配分を熟知している
今のあなたに必要なのは、安さよりも「確実に、誰にもバレずに、この部屋を出られる」という安心感ではないでしょうか。
2. 近隣住人や大家に「バレずに」退去するための秘匿対応

「ゴミ屋敷に住んでいたなんて知られたら、この街にいられなくなる」 「大家さんにバレて、退去時に怒鳴られたり軽蔑されたりするのが怖い」
今のあなたは、ゴミを片付けたいという気持ちと同じくらい、「社会的な信用を守りたい」という切実な願いをお持ちのはずです。
プロの専門業者は、あなたのその「隠したい」という心理を何よりも尊重します。まるで普通の引越し作業のように見せかけ、誰にも気づかれずに今の部屋をリセットするための、徹底的な秘匿テクニックをご紹介します。
周囲に怪しまれない搬出テクニック
近隣住民が違和感を抱くのは、「ゴミ袋の山」や「異臭」を感じた瞬間です。これらを完全に遮断すれば、怪しまれることはありません。
実績のある専門業者は、以下のようなカモフラージュ技術を駆使します。
- 社名なしトラック(無印トラック)の配車 「〇〇お片付けセンター」のような看板が入ったトラックは使用しません。どこにでも走っている無地のアルミバントラックを使用し、外からは何をしている業者なのか分からないようにします。
- 「ゴミ」を「荷物」に見せる梱包術 中身が見える透明なゴミ袋で搬出するのは厳禁です。すべてのゴミを新品のダンボールに詰め込み、厳重に封をします。はたから見れば、「大量の荷物を運んでいる一般的な引越し」にしか見えません。
- 私服や一般作業着での対応 いかにも「清掃業者」といったユニフォームではなく、引越し業者風の制服や、目立たない私服での作業にも対応します。
【お片づけの窓口独自アンケート】
ゴミ屋敷清掃を依頼した際に「近隣バレ」を最も懸念していた男女180名に、「業者選びで重視したプライバシー対策」を聞いたところ、以下の結果となりました。
- ゴミをダンボールに入れて中身が見えないように運んでくれる(58%)
- トラックに社名やロゴが入っていない(25%)
- スタッフが近隣住民とすれ違っても挨拶などで自然に振る舞ってくれる(12%)
- その他(5%)
※調査期間:2023年9月〜11月 対象:弊社へご相談いただいたプライバシー重視の依頼者

【編集長からのワンポイントアドバイス】

マンションやアパートの場合、共有廊下やエレベーターでの「臭い漏れ」が一番のリスクです。質の高い業者は、ダンボールに入れる前に業務用の強力な防臭袋で生ゴミや汚物を密閉します。見積もりの際は、「梱包資材に防臭対策は含まれていますか?」と必ず確認してみてください。これだけで安心感が段違いです。
作業時間帯の調整と騒音配慮
「いつ作業するか」も、バレないための重要な要素です。
人通りが多い休日の昼間に堂々と作業をしてしまえば、いくらカモフラージュしても「荷物量が異常に多い」と噂されるリスクがあります。そのため、あなたの生活スタイルや物件の環境に合わせて、作業時間を戦略的に調整します。
- 早朝・深夜の「隠密作業」 住民が寝静まっている時間帯や、出勤して人がいなくなった直後の時間帯を狙います。静音台車を使用し、足音にも配慮しながら、忍者のように迅速に搬出を行います。
- 一気呵成のスピード完了 何日もかけてダラダラと作業をしていると、それだけ目撃されるリスクが高まります。人員を厚く配置し、数時間〜半日で全てを終わらせる「スピード勝負」こそが、最大の防衛策です。
また、ゴミを溜め込んでいること自体に後ろめたさがあり、正しい分別や処分方法がわからなくなってしまっている方も多いでしょう。しかし、専門業者は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき、適正な許可を持つ処理業者と連携して処分を行います。不法投棄などの心配はなく、法的にクリーンな状態で処理されるため、後から行政や管理会社から追及される心配もありません。
あなたが「普通の引越し」を装って堂々と新居へ向かえるよう、裏側ですべての帳尻を合わせるのがプロの仕事です。
参照:環境省|廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)
3. 必要なものまで捨てない!貴重品・重要書類の「徹底捜索」

「通帳も印鑑も、ゴミの山のどこかにあるはずだけど見つからない」 「亡くなった親の形見や、昔の写真まで間違って捨てられたらどうしよう」
部屋を片付けたいと願う一方で、あなたの心には「自分のアイデンティティまで否定され、廃棄されてしまうのではないか」という恐怖があるかもしれません。
安心してください。プロのゴミ屋敷専門業者は、単なる「清掃員」ではなく、あなたの人生の埋蔵金を発掘する「探索のプロ」でもあります。ブルドーザーのように全てを捨て去るのではなく、考古学者のように丁寧に、あなたの大切なものを救出します。
ゴミに埋もれた重要物のピックアップ
床が見えないレベルのゴミ屋敷では、重要な書類が雑誌の間に挟まっていたり、小銭や貴金属がゴミ袋の底に落ちていたりすることは日常茶飯事です。
これを防ぐため、優良な業者はスコップや箒でいきなり掃き出すような乱暴な作業は一切行いません。スタッフが手作業で一つひとつゴミを仕分け、中身を確認しながら分別していきます。
特に以下のアイテムは、徹底的な捜索対象としてリストアップされます。
- 資産関連: 現金、通帳、キャッシュカード、実印、権利書
- 身分証明: パスポート、マイナンバーカード、年金手帳
- 契約関連: 賃貸借契約書、保険証券
- 思い出: アルバム、手紙、形見の品
これらは専用の「貴重品BOX」に確保され、作業終了後に必ず依頼主様へ引き渡されます。
【お片づけの窓口独自アンケート】
長年ゴミ屋敷状態で生活していた男女260名に「清掃作業中に発見されて最も救われた(嬉しかった)と感じたもの」を聞いたところ、以下の結果となりました。
- 現金(本の間や封筒から出てきた「忘れていたへそくり」)(48%)
- 公的書類(再発行が困難な権利書や年金手帳など)(32%)
- 思い出の品(昔の恋人の手紙や、子供の頃の写真)(15%)
- その他(5%)
※調査期間:2023年2月〜4月 対象:弊社へご相談いただいたゴミ屋敷清掃依頼者

【編集長からのワンポイントアドバイス】

実は、ゴミ屋敷の清掃費用が「発見された現金」で全額賄えてしまったというケースも珍しくありません。ご自身でも忘れているタンス貯金や、封筒に入ったままの給料袋が出てくることが多々あります。「お金がないから頼めない」と諦める前に、まずはその「埋蔵金」の発掘をプロに任せてみてはいかがでしょうか。
「捨てる・残す」の判断基準と立ち会い
「これはゴミに見えるけれど、私にとっては宝物なんです」
そういった物が必ずあるはずです。全ての判断を業者任せにする必要はありません。プロの現場では、依頼主様の「心の整理」も大切な作業工程として組み込まれています。
- 「保留ボックス」の活用 判断に迷うものや、一見ゴミに見えるが重要そうな書類(手書きのメモなど)は、勝手に捨てずに「保留ボックス」へ入れます。最終的にあなたが確認し、捨てるかどうかを決めていただけます。
- リモート立ち会いも可能 「現場にいるのは辛いけれど、指示は出したい」という場合、ビデオ通話やLINEを使って、「この棚の右側にある箱だけは残して」といったリアルタイムの指示出しが可能な業者も増えています。
パスポートや年金手帳などの公的書類を紛失してしまった場合、再発行には膨大な手間と時間がかかります。特に引越し前後は手続きが山積みになるため、これらの書類を手元に取り戻すことは、スムーズな新生活への必須条件と言えます。
「ゴミと一緒に私の過去も捨てられる」のではなく、「ゴミを取り除くことで、本当に大切なものが再び輝き出す」。それが、プロによる仕分け作業の本質なのです。
4. 退去時のトラブル回避!特殊清掃と原状回復

「荷物を出したのはいいけれど、床が腐っていたらどうしよう」 「部屋に染み付いた異臭で、管理会社の人に怒鳴られるのが怖い」
ゴミ屋敷の住人にとって、荷物を運び出した後の「空っぽになった部屋」と向き合う瞬間こそが、最大の恐怖かもしれません。長年の放置によって蓄積された汚れは、市販の洗剤で落ちるレベルを超えています。
しかし、ここで諦めてはいけません。引越しと同時に行われるプロの「特殊清掃」は、単に綺麗にするだけでなく、敷金返還の交渉を有利に進め、高額な賠償請求からあなたを守るための「防衛策」でもあります。
管理会社・大家の立ち会いに耐えうる清掃レベル
通常の退去清掃(ハウスクリーニング)と、ゴミ屋敷の特殊清掃は次元が異なります。
ゴミを撤去した後の床には、生ゴミから漏れ出した汁によるシミ、湿気による黒カビ、あるいはペットの排泄物による強烈なアンモニア臭が残っていることが大半です。これをそのままにして退去立会いを行えば、「善管注意義務違反(借りた部屋を大切に使う義務を怠った)」とみなされ、床の全面張り替えなどの数百万円規模のリフォーム費用を請求されるリスクがあります。
専門業者は、以下の技術でこのリスクを最小限に抑えます。
- 特殊薬剤による洗浄・研磨 コンビニ弁当の汁や飲み残しが沈着した床のシミを、業務用の強力な薬剤で浮き上がらせて除去します。必要であれば床面の研磨やコーティングを行い、「長年きれいに使っていた」かのような状態へ近づけます。
- オゾン脱臭機による完全消臭 壁紙や天井のボードにまで染み込んだ臭いは、換気だけでは取れません。孤独死現場の清掃でも使われる「オゾン脱臭機」を使用し、臭いの元となる菌を分子レベルで分解・無臭化します。
【お片づけの窓口独自アンケート】
ゴミ屋敷状態からの退去時に、原状回復費用として「敷金以上の追加請求」をされた経験がある男女300名に、「請求の決め手となった指摘箇所」を聞いたところ、以下の結果となりました。
- 部屋に入った瞬間の「染み付いた悪臭・カビ臭」(45%)
- フローリングや畳の「腐食・変色」(35%)
- 壁紙(クロス)の広範囲な「黄ばみ・汚れ」(15%)
- その他(5%)
※調査期間:2023年6月〜9月 対象:弊社へご相談いただいた賃貸退去トラブル経験者

【編集長からのワンポイントアドバイス】

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、経年劣化(普通に住んでいて古くなった分)は大家さんの負担とされています。しかし、ゴミを溜め込んだことによる腐食や悪臭は「借主の過失」となり、全額負担を求められます。だからこそ、立会い前にプロの清掃を入れ、「これは経年劣化です」と主張できるレベルまで見た目を回復させておくことが、数百万円の損失を防ぐための投資になるのです。
害虫駆除と退去後のアフターフォロー
ゴミを搬出した後、床一面にゴキブリの死骸や卵、ウジの痕跡が残っている光景は珍しくありません。
これらが管理会社の担当者の目に触れれば、「不衛生な環境で建物を傷めた」という心証を与え、退去費用の査定が厳しくなることは確実です。プロの業者は、「害虫の痕跡」を完全に消し去ることにも注力します。
- 徹底的な掃き出しと殺虫 家具の隙間やキッチン裏に潜む害虫を駆除し、死骸一つ残さず撤去します。
- 痕跡の隠蔽(修復) 害虫のフンによる汚れや、巣になっていた箇所の汚れを徹底洗浄します。
「立つ鳥跡を濁さず」と言いますが、ゴミ屋敷からの引越しにおいては、「濁った跡を透明に戻してから飛び立つ」ことこそが、後腐れなく新生活を始めるための絶対条件です。
大家さんや管理会社と顔を合わせるのが怖いという方には、退去立会いの代行や、鍵の返却手続きまでサポートしてくれる業者も存在します。あなたはただ、綺麗になった部屋の鍵を渡し、胸を張って新しい家に向かうだけでいいのです。
参照:国土交通省|「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について
5. 気になる料金相場と「追加料金」の真実

「貯金があまりないけれど、足りるだろうか」 「最初は安い金額を言っておいて、作業後に高額請求されたらどうしよう」
ゴミ屋敷の住人にとって、誰かに部屋を見せる恥ずかしさと同じくらい、あるいはそれ以上に切実なのが「お金」の悩みです。
相場がわからない不透明な業界だからこそ、悪徳業者による「ぼったくり」被害も後を絶ちません。しかし、正しい料金の仕組みを知り、防衛策を講じれば、適正価格で安全にサービスを受けることは十分に可能です。
「ゴミ屋敷引越し」の料金内訳
通常の引越しとは異なり、ゴミ屋敷の原状回復には「特殊なコスト」がかかります。単にトラックの大きさだけで決まるわけではありません。
料金は主に以下の4つの要素の掛け合わせで算出されます。
- 物量(ゴミの体積): 2トントラック何台分になるか。
- 作業難易度(分別状況): 全てが混ざった状態か、ある程度袋詰めされているか。
- 人件費: 短時間で終わらせるために何人のスタッフが必要か。
- 特殊処理費: 腐敗物、液体(中身入りのペットボトル等)、危険物の有無。
特に料金を押し上げる要因となるのが、「液体の処理」と「分別の手間」です。ただの紙ゴミなら安く済みますが、飲み残しや調味料が散乱している場合、それを一本一本中身を出して容器を洗う手間が発生するため、費用は上がります。
【お片づけの窓口独自アンケート】
ゴミ屋敷清掃・引越し業者を利用した際に、事前の見積もり金額よりも「支払い金額が高くなった(追加料金が発生した)」と回答した男女320名に、「その理由」を聞いたところ、以下の結果となりました。
- 中身の入ったスプレー缶やライター、液体ゴミが大量に出てきた(42%)
- エレベーターが使えず、階段での搬出作業が必要になった(30%)
- 見積もり時に申告していなかった家具や家電の処分を追加した(18%)
- その他(10%)
※調査期間:2023年10月〜12月 対象:弊社へご相談いただいた料金トラブル経験者

【編集長からのワンポイントアドバイス】

悪徳業者の手口として「トラックに積み放題で〇万円!」という激安広告があります。しかし、これには作業費や処分費が含まれておらず、積み込み終わった後に「処分料は別です」と数十万円を請求されるケースが多発しています。国民生活センターも注意喚起していますが、「一式」などのドンブリ勘定ではなく、内訳が明確な見積書を出さない業者は絶対に避けてください。
見積もり後の追加請求を防ぐために
「作業が終わった後に、追加でお金なんて払えない」
これが本音でしょう。追加請求の恐怖から解放されるための、唯一にして最強の方法。それは「確定見積もり」を取ることです。
- 「概算」と「確定」の違いを知る 電話やメールだけで聞いた金額はあくまで「概算(これくらいになるだろう)」です。これだけで依頼するのはギャンブルすぎます。現地、またはビデオ通話で状況を見てもらい、「これ以上の追加料金は一切発生しない」という確約(確定見積もり)を書面でもらってください。
- 訪問不要の「リモート見積もり」を活用 「部屋を見せるのが怖い」という心理につけ込み、訪問なしで契約を迫る業者もいますが、それはトラブルの元です。現在は、LINEのビデオ通話などを使い、カメラ越しに部屋の状況を見せるだけで、精度の高い見積もりを出してくれる業者が増えています。これなら対面の恥ずかしさはなく、かつ正確な金額を把握できます。
また、あえて「予算の上限」を最初に伝えておくのも有効です。「総額30万円以内で収まる範囲で作業してほしい」と伝えれば、プロはその予算内で「どこまで片付け、何を残すか(自分で捨てるか)」のプランを提案してくれます。
お金の問題は、あなたの生活基盤(ライフライン)に関わる重要事項です。遠慮せず、しつこいくらいに確認することが、あなた自身の身を守ることになります。
参照:独立行政法人国民生活センター|不用品回収サービスのトラブル
6. よくある質問(Q&A)

ここまでお読みいただいても、まだ心のどこかに「自分のケースは特殊すぎるのではないか」という不安が残っているかもしれません。 ここでは、実際に多くの方が抱えている「聞きにくい疑問」に、現場のプロが本音でお答えします。
Q. 部屋が汚すぎて見積もりに来てもらうのが恥ずかしいのですが、拒否されませんか?
A. 絶対に拒否しませんし、驚きもしません。 プロの業者は、年間数百件もの「足の踏み場がない部屋」を見ています。天井までゴミが積み上がった部屋や、トイレが詰まった部屋も見慣れています。むしろ「汚れていればいるほど、腕の見せ所だ」と燃えるスタッフも多いのです。守秘義務を徹底していますので、安心してお呼びください。
Q. 害虫(ゴキブリ・ウジ)が大量発生していますが対応可能ですか?
A. はい、特殊清掃の技術で対応します。 生ゴミを長期間放置すれば、害虫の発生は避けられません。通常の引越し業者なら悲鳴を上げる状況でも、特殊清掃のノウハウを持つ業者なら、駆除剤の散布と清掃をセットで行えます。虫ごとゴミを撤去し、新居に虫を持ち込まないための梱包対策も行います。
Q. 中身の入ったペットボトルやコンビニ弁当のゴミもそのままでいいですか?
A. そのままで構いません。すべて業者が処理します。 中身を捨てて、容器を洗って、分別して……という作業は、精神的にも時間的にも負担が大きいものです。液体の処理も、腐敗した弁当の処理も、すべて料金に含まれたサービスとして代行します。無理をして触る必要はありません。
Q. 当日までに自分である程度片付けておくべきですか?
A. むしろ「何もしない」でいてください。 良かれと思ってご自身で片付けようとすると、逆にゴミが散乱して体積が増えたり、必要な書類を誤って捨ててしまったりするリスクがあります。「丸投げ」こそが、最も効率的で安く済む方法です。
Q. 女性スタッフにお願いすることはできますか?
A. 女性専用チームを編成できる業者も増えています。 特に下着や衣類の整理など、男性に見られたくない場所の作業は女性スタッフが担当することが可能です。見積もり依頼時に「女性スタッフ希望」と伝えていただければ、配慮した人員配置を行います。
7. まとめ:今の部屋をリセットして新生活を始めるために
今、画面の前でこの記事を読んでいるあなたは、きっと長い間、誰にも言えない孤独な戦いを続けてこられたのだと思います。
「だらしない自分が悪い」 「もう二度と普通の生活には戻れないかもしれない」
そうやって自分を責めるのは、今日で終わりにしませんか?
ゴミ屋敷になってしまう原因は、性格の問題だけではありません。仕事の激務、パワハラ、失恋、身近な人の死……。誰もが抱えるストレスが、たまたま「片付けられない」という形で現れたに過ぎないのです。
あなたは、犯罪を犯したわけでも、人間失格なわけでもありません。ただ、少しだけ「生活の歯車」が狂ってしまっただけです。
その歯車を元に戻すためのプロフェッショナルが、あなたの助けを待っています。
【お片づけの窓口独自アンケート】
ゴミ屋敷状態からの引越し・清掃を完了させた男女400名に「作業が終わった後の心境の変化」を聞いたところ、以下の結果となりました。
- 肩の荷が下りて、久しぶりに深く眠れた(55%)
- 自分を責める気持ちが消え、前向きになれた(28%)
- 人を家に呼べるようになり、人間関係が回復した(12%)
- その他(5%)
※調査期間:2024年1月〜2月 対象:弊社へご相談いただいた清掃完了者

【編集長からのワンポイントアドバイス】

多くの自治体でも、ゴミ屋敷問題に対する「福祉的な支援」や「相談窓口」の設置が進んでいます。孤独に悩むことはありません。まずは匿名でも構いません。専門業者や自治体の窓口に「助けて」とメールを送る。そのたった一つのアクションが、あなたの人生を劇的に変える「最初の一撃」になります。
汚れた部屋と一緒に、過去の苦しみもすべてトラックに積み込んでしまいましょう。 明日からは、カーテンを開けて朝日を浴びられる、そんな「当たり前の日常」があなたを待っています。
参照:厚生労働省|「ごみ屋敷」に関する調査報告書







