家の粗大ゴミ処分の回収・料金・捨て方まで日本一わかりやすく解説

粗大ごみ
お片づけの窓口<br>編集長
お片づけの窓口
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私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!

1. 【結論】家の粗大ゴミ処分、4つの方法とあなたに最適な選び方


「このデカいソファ、どうやって捨てればいいんだ…」
「引越しが近いのに、ベッドが邪魔で仕方ない」
「手続きが面倒くさそうだし、料金もいくらかかるか不安」

今、あなたはこのように悩んでいるはずです。

ご安心ください。 家の粗大ゴミ処分は、たった4つの方法しかありません。

この記事では、4つの方法の「良い点(メリット)」と「悪い点(デメリット)」を徹底的に比較し、あなたが「どの方法を選ぶべきか」を診断チャートで明確にします。

最後まで読めば、あなたはもう粗大ゴミの処分方法で迷うことはありません。
日本一わかりやすく、実直に解説します。


4つの処分方法メリット・デメリット比較一覧表

まずは結論から。 粗大ゴミの処分方法は、以下の4択です。

私も以前、スプリング入りのマットレスを処分する際、本気で悩みました。
自治体に電話したら「収集は2週間後です」と言われ、引越しに間に合わないと焦りました。
かといって、民間業者に見積もりを頼んだら「運び出し料込みで2万円」と言われ、高すぎて驚いた経験があります。

結局、その時は友人に軽トラを借りて「③自分で持ち込み」を選びましたが、非常に重労働でした。

あなたには、そんな失敗をしてほしくありません。 それぞれの特徴を、以下の比較表で冷静に確認してください。

処分方法①自治体 (収集)②民間業者③自分で持ち込み④売る・譲る
安さ◎ (数百円〜)× (数千円〜)○ (無料〜安い)△ (売れれば+)
早さ× (申込から1〜4週間)◎ (即日対応も可)○ (自分の都合)× (時間かかる)
楽さ (運び出し)× (自分で出す)◎ (全部やってくれる)× (重労働)△ (相手次第)
安心感◎ (行政)△ (業者選びが重要)◎ (行政)△ (手間・トラブル)

【編集長からのワンポイントアドバイス】

安さだけで飛びつくと危険!

粗大ゴミ処分で最も重要な注意点です。

世の中には「無料で回収します」とアナウンスしながら町を巡回するトラックや、「業界最安値」をうたう業者サイトがありますが、安易に飛びついてはいけません。

家庭のゴミを回収するには、国の許可(「一般廃棄物収集運搬業許可」)が必要です。 無許可の業者が回収したゴミが不法投棄されたり、後から高額な料金を請求されたりするトラブルが実際に多発しています。

安さや手軽さも大切ですが、「安心・確実」な方法を選ぶことが、結果的にあなた自身を守ることにつながります。

【参照リンク】


【診断チャート】安さ・早さ・楽さ? あなたにピッタリな処分法はこれ

「比較表を見ても、結局どれがいいか迷う…」

そんなあなたのために、一番合う方法がわかる簡単な診断チャートを用意しました。 YES/NOで答えていくだけでOKです。


Q1. 捨てたいモノは、まだ十分使える(キレイだ)?

  • YES
    • ④売る・譲る(リユース) が最適です。
    • フリマアプリやリサイクルショップを活用しましょう。費用がプラスになる可能性もあります。
  • NO(壊れている・汚れている)
    • Q2へ

Q2. 引越しなどで、とにかく処分を急いでいる?(明日でも捨てたい)

  • YES
    • ②民間の回収業者 が最適です。
    • 料金は高くなりますが、スピードが最優先です。
  • NO(収集日まで2週間くらい待てる)
    • Q3へ

Q3. 自分で運ぶための車(軽トラなど)があり、重いモノを運ぶ体力もある?

  • YES
    • ③自分で持ち込み(クリーンセンター) が最適です。
    • 自治体によりますが、収集より安く(または無料で)処分できます。自分の休みの日に一気に片付けられます。
  • NO(車がない・運べない)
    • Q4へ

Q4. 収集場所(家の前など)までなら、自分で運び出せる?

  • YES
    • ①自治体(行政)の収集 が最適です。
    • 最も「安く」「安心」な、粗大ゴミ処分の王道です。手続きは必要ですが、費用対効果は抜群です。
  • NO(タンスやベッドが重すぎて一人では無理)
    • ②民間の回収業者 を検討しましょう。
    • 料金はかかりますが、「家の中からの運び出し」まで全て任せられるのは最大のメリットです。
    • (※一部の自治体では高齢者向けの運び出しサービスもあります。詳しくはSTEP3で解説します)

いかがでしたか? あなたが進むべき道が、ハッキリと見えてきたはずです。

さて、処分方法が決まったところで、次にあなたに確認してほしい「非常に重要なこと」があります。

それは、 「あなたが捨てようとしているモノは、本当に『粗大ゴミ』ですか?」 ということです。

次の章では、粗大ゴミの定義と、「粗大ゴミとして捨てられないモノ」の正しい処分方法を詳しく解説します。

2. [STEP1:判断] それ、本当に「粗大ゴミ」?出せないモノに要注意

処分方法の「診断チャート」であなたの進むべき道が見えたところで、実行に移す前に、絶対に確認すべきことがあります。

それは、あなたが捨てようとしているモノが、 「本当に、自治体の【粗大ゴミ】として処分できるか?」 という点です。

「大きなゴミなんだから、全部『粗大ゴミ』でしょ?」 そう思うかもしれませんが、実は大きな間違いです。

もしルールを間違えると、収集されずに放置されたり、最悪の場合、不法投棄とみなされたりする可能性すらあります。

不燃ゴミとの違いを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください

そもそも「粗大ゴミ」になる基準とは?

まず、基本的な定義です。 「粗大ゴミ」となる基準は、全国共通ではありません。あなたが住んでいる市区町村によってルールが全く違います。

  • A市の場合: 一番長い辺が30cm以上のもの
  • B市の場合: 一番長い辺が50cm以上のもの
  • C町の場合: 指定のゴミ袋に入らないもの

このように、自治体によって定義はバラバラです。 まずは「お住まいの自治体名 粗大ゴミ 定義」で検索し、ルールを確認するのが鉄則です。

一般的には、家具(タンス、ベッド、ソファ)、寝具(布団、マットレス)、その他(自転車、カーペット)などが該当します。


【編集長からのワンポイントアドバイス】

迷ったら、まず「自治体の公式サイト」を見よ

粗大ゴミ処分で失敗する人の多くは、「たぶんこれで合ってるだろう」という思い込みで行動してしまいます。

処分方法や手数料について解説している民間のブログ記事も多いですが、それらの情報は「古い」か「あなたの地域には当てはまらない」可能性があります。

唯一の正解は、あなたの市区町村の役所(清掃事務所・ごみ減量課など)が発信している公式情報です。 手数料や収集ルールが変わっていることも多いため、「最終確認は必ず公式サイトで行う」クセをつけましょう。


【最重要】「粗大ゴミ」として捨てられないモノと正しい処分方法

ここが最大の落とし穴です。 多くの人が「これも粗大ゴミだろう」と勘違いしがちな、「粗大ゴミとして“絶対に”収集してくれないモノ」が存在します。

これらは国の法律(リサイクル法)などで、捨て方(リサイクルルート)が個別に定められているからです。

■ 家電リサイクル法 対象品

これらは、粗大ゴミとして申し込んでも100%拒否されます。

  • 対象品目:
    • テレビ(ブラウン管、液晶、プラズマ)
    • エアコン(室内機・室外機)
    • 冷蔵庫・冷凍庫
    • 洗濯機・衣類乾燥機
  • 正しい処分方法:
    • 方法1(推奨): 新しい製品を買う店に「引き取り」を依頼する
    • 方法2: 以前それを買った店に「引き取り」を依頼する
    • 方法3: 郵便局で「リサイクル券」を購入し、指定の引取場所へ「自分で持ち込む」
    • 方法4: 民間の不用品回収業者に「リサイクル料金+運搬料」を払って依頼する

【参照リンク】

経済産業省:家電リサイクル法(正しく処分する義務があります


■ パソコン・モニター

これらも法律(資源有効利用促進法)に基づき、メーカーによるリサイクルが義務付けられています。

  • 対象品目:
    • デスクトップPC本体、ノートPC
    • 液晶モニター、CRTモニター
  • 正しい処分方法:
    • 方法1(PCリサイクルマークがある場合): メーカーに回収を申し込む(無料)
    • 方法2(マークが無い場合): メーカーに回収を申し込む(有料)
    • 方法3: 自治体が設置している「小型家電回収ボックス」に入れる(入るサイズの場合)
    • 方法4: パソコン専門の回収・買取業者に依頼する

【参照リンク】


■ 処理困難物

これらは「危険物」や「専門的な処理が必要な物」として、自治体が収集を拒否するものです。

  • 対象品目の例:
    • タイヤ、バッテリー
    • ピアノ、エレクトーン
    • 金庫(手提げ金庫を除く)
    • 消火器、ガスボンベ
    • バイク(原付含む)
    • 土、石、ブロック、コンクリート など
  • 正しい処分方法:
    • 買った店に相談する(タイヤ、バッテリー、バイクなど)
    • 専門の処理業者・団体に依頼する(例:消火器リサイクル推進センター、ピアノ専門買取業者など)

いかがでしょうか。 あなたが捨てたいモノは、無事に「粗大ゴミ」として処分できるものでしたか?

もし「家電」や「PC」だった場合は、自治体に申し込むこと自体が間違いです。
今すぐ、上記で解説した「正しい処分方法」に切り替えてください。

無事に「粗大ゴミ」として処分できることを確認できたあなたは、いよいよ次のステップ、「具体的な処分方法の実行」に移ります。

次の章では、診断チャートで分かれた「①自治体収集」「②民間業者」「③自己持ち込み」の3つの方法について、その具体的な手順をAtoZで徹底解説していきます。


3. [STEP2:行動] 方法別・粗大ゴミ処分の具体的な手順(A to Z)

さて、ここからが本番です。

あなたがSTEP1で「これは粗大ゴミとして出せる」と確認し、 最初の診断チャートで「①自治体」「②民間業者」「③持ち込み」のどれにするかを決めたはずです。

この章では、その3つの方法それぞれについて、「今日、何をすべきか」が具体的にわかるよう、AtoZの手順を日本一詳しく解説します。


①【安くて安心】自治体(市区町村)の戸別収集に申し込む

診断チャートで「安さ・安心」を選んだあなたは、この方法が最適です。 これは粗大ゴミ処分の「王道」であり、最も多くの人が利用する方法です。

手続きは少しだけ面倒ですが、数百円~数千円という圧倒的な安さが魅力です。 私も、急ぎでない家具(本棚やカラーボックスなど)は、必ずこの方法で処分しています。

手順は、全国ほぼ共通で以下の3ステップです。

1. 申し込み(電話・Web)と手数料の確認

まず、お住まいの地域の「粗大ごみ受付センター」に連絡します。 「〇〇市 粗大ごみ 申し込み」と検索すれば、必ず公式ページが出てきます。

  • 電話の場合: オペレーターに「捨てたい品目(例:ソファ、自転車)」と「個数」、「サイズ(高さ・幅・奥行き)」を伝えます。 すると、オペレーターが「合計手数料〇〇円です」「収集日は〇月〇日です」と教えてくれます。
  • Web(インターネット)の場合: 24時間いつでも申し込めるのが強みです。 品目一覧から捨てたいモノを選ぶだけで、自動で手数料が計算されます。

【私の体験談:申し込み】
以前、電話で申し込もうとした際、月曜の朝だったせいか「ただいま回線が混み合っています」が30分続いた経験があります。引越しシーズン(3~4月)は特に混雑します。 可能であれば、24時間受付のWeb申し込みを強く推奨します。

2. 「粗大ごみ処理券(シール)」の購入と貼り方

手数料が確定したら、その金額分の「粗大ごみ処理券(またはシール)」を購入します。

  • どこで買うか?
    • 地域のコンビニ(セブン、ファミマ、ローソンなど)
    • スーパー
    • 郵便局 など 「〇〇市 粗大ごみ処理券 取扱所」で検索すれば一覧が出ます。
  • 買い方と貼り方
    コンビニのレジで「粗大ごみの処理券をください」と言えばOKです。
    (例:手数料800円なら、「400円券を2枚ください」など) 購入したシールには、「収集日」と「氏名(または受付番号)」を必ず記入し、粗大ゴミの一番目立つ場所に剥がれないようしっかり貼ります。

3. 収集日当日の出し方(時間・場所)

申し込み時に指定された「収集日の朝」(例:朝8時まで)に、指定された場所に出します。

  • 戸建ての場合: 自宅の玄関先、門の前など
  • マンション・アパートの場合: 専用の粗大ゴミ置き場、1階の分かりやすい場所など

【重要】立ち会いは一切不要です。
朝出して仕事に行けば、帰宅時には無くなっています。 もし処理券が貼られていなかったり、金額が不足していたりすると、「収集できません」という警告シールを貼られ、そのまま放置されてしまうので注意してください。


②【早くて楽】民間の不用品回収業者に依頼する

診断チャートで「早さ・楽さ(運び出し)」を選んだあなたは、この方法です。

  • 「引越しが明日。今すぐ捨てたい」
  • 「2階から重いベッドを降ろせない」

こんな時は、お金を払ってプロに任せるのが賢明です。 「軽トラ積み放題パック 15,000円~」といった料金体系が一般的です。

しかし、この方法は「業者選び」が全ステップの中で最も重要です。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

失敗しない業者選びが、あなたの全財産を守る

これは大袈裟な話ではありません。 消費者庁や国民生活センターには、不用品回収業者とのトラブル相談が毎年大量に寄せられています。

  • 「無料と聞いて頼んだら、トラックに積んだ後で運搬費として5万円請求された」
  • 「回収してもらった家電が、山に不法投棄されていた」

こんな悪質業者に絶対に引っかかってはいけません。 見分けるポイントは、たった一つです。

【要注意】「悪質な不用品回収業者」の見分け方

家庭のゴミ(一般廃棄物)を「有料」で回収するには、市区町村の「一般廃棄物収集運搬業許可」が必須です。

悪質業者の多くは、この許可を持っていません。 彼らがよく持っているのは「産業廃棄物収集運搬業許可」や「古物商許可」ですが、これらは家庭のゴミを有料回収する許可ではありません。

【見分け方の鉄則】

  1. 業者の公式サイトの「会社概要」ページを見る。
  2. そこに「一般廃棄物収集運搬業許可 第〇〇〇号」という記載があるか確認する。

【参照リンク】

見積もりから回収までの流れ

信頼できる業者(または自治体の許可業者)を見つけたら、以下の流れで進めます。

  1. 見積もり依頼(電話・Web・LINE) 捨てたいモノの品目、サイズ、個数、そして「家の中からの運び出しが必要か(何階か)」を正確に伝えます。
  2. 料金の確定 必ず「作業費」「出張費」「運搬費」など、すべての費用を含んだ総額の見積もりを書面(またはメール)でもらいます。 ※物量が多い場合は必ず訪問見積もりをお願いしましょう
  3. 作業当日・支払い 作業員が来て、家の中から運び出してくれます。作業完了後、見積もり通りの金額を支払います。(追加請求は絶対に断ってください)

民間業者の料金の決まり方について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください


③【即日・格安も】自分で処理施設(クリーンセンター)に持ち込む

診断チャートで「自分で運べる・安くしたい」を選んだあなたは、この方法です。

私も、友人の引越しで大量に出た布団や衣装ケースを処分する際、この「自己搬入」を利用しました。
自治体の収集(①)を待つより早く、何より料金が非常に安かった(私の地域では、重量制で数百円でした)のが最大のメリットです。

持ち込みのメリット・デメリット

  • メリット:
    • 安い。 自治体によりますが、収集(①)より半額以下、または無料の場合もあります。
    • 早い。 施設の受付時間内なら、今日・明日にも捨てられます。
  • デメリット:
    • 車が必須。 当然ですが、粗大ゴミを積める車(軽トラ、ミニバン等)が必要です。
    • 重労働。 積み込みも、施設での荷下ろしも、すべて自分でやります。

予約の要否、受付時間、料金、必要な持ち物

これも自治体によってルールが全く異なります。 「〇〇市 粗大ごみ 持ち込み」で必ず公式ページを調べてください。

  1. 予約の要否
    • 「完全予約制」の自治体と、「予約不要」の自治体があります。
    • 私の体験では、予約が必要な施設にアポなしで行ってしまい、門前払いされた苦い経験があります。必ず確認してください。
  2. 受付時間
    • 「平日 9時~16時のみ」「土日は午前中のみ」など、非常に限られています。
  3. 料金
    • 「10kgあたり〇〇円」という重量制が一般的です。
    • 施設に入るときと出るときに車ごと重量計に乗り、その差額で料金が決まります。
  4. 必要な持ち物(最重要)
    • 「運転免許証」など、その地域に住んでいることが証明できる身分証が必須です。
    • これが無いと、他の市からゴミを持ち込んでいると疑われ、受け入れを拒否されます。

お疲れ様でした。 これで、3つの主要な処分方法の「具体的なやり方」がすべて分かりました。

しかし、まだいくつかの「困った」が残っているかもしれません。
「重くて、どうしても一人で運べない…」
「どうせなら、1円でも安く捨てたい…」

次の章では、こうした最後の疑問にお答えする「Q&A」をお届けします。

運び出しをするのって結局どれくらい労力が必要なの?ということについて詳しく知りたい方はこちら


4. [補足] 粗大ゴミ処分の「困った」を解決するQ&A

これまでの章で、粗大ゴミの「定義」と「3つの処分方法(自治体・業者・持ち込み)」の具体的な手順が明確になったはずです。

しかし、実行に移そうとした瞬間、 「待てよ。この重いタンス、どうやって1階まで降ろすんだ?」 「数百円でもいいから、もっと安くならないか?」 「まだキレイなのに、捨てるのはもったいない…」 といった、新たな「困った」が出てくるものです。

この章は、そうした最後に出てくる疑問をすべて解決するQ&Aコーナーです。


Q. ソファやタンスなど、家から運び出せない場合は?

A. 結論から言うと、「自治体の支援サービス」を調べるか、お金を払って「プロに任せる」かの2択です。

わかります。ベッドのマットレスや二人掛けのソファなど、一人では玄関から出すことすら不可能なものがありますよね。 無理して運ぼうとすると、壁や床を傷つけたり、最悪の場合はご自身の腰を痛めたりします。(私も、それでぎっくり腰になりかけた経験があります…)

解決策は、主に3つあります。

1. 自治体の「運び出しサービス」を調べる

まず、ダメ元でお住まいの自治体に「運び出し支援」がないか調べてください。

  • 注意点: これは誰でも使えるサービスではありません。 多くの自治体では、「65歳以上の高齢者のみの世帯」「障害者手帳をお持ちの方のみの世帯」「妊婦の方」など、自力での運び出しが困難な世帯に限定されています。
  • 調べ方: 「〇〇市 粗大ゴミ 運び出し支援」などで検索してください。 申し込み先も「粗大ごみ受付センター」ではなく、「清掃事務所」や「福祉課」への事前相談が必要な場合が多いです。

2. 民間の不用品回収業者に頼む

第3章の②でも解説した通り、民間業者の最大のメリットは「家の中からの運び出し(=楽さ)」です。 料金はかかりますが、重労働やケガのリスクをすべてゼロにできる、最も確実な方法です。

3. シルバー人材センターや便利屋に頼む

「自治体の支援対象外」で、「民間業者に頼むほど大量でもない(1点だけ運んでほしい)」という場合は、地域の「シルバー人材センター」や「便利屋」も選択肢になります。

比較的安価に依頼できる場合がありますが、急な対応は難しかったり、重量物(ピアノなど)は断られたりすることもあります。


【編集長からのワンポイントアドバイス】

「運び出し料」の見積もりを必ず取ること!

民間業者や便利屋に「運び出し」を頼む際は、必ず作業前に料金を確認してください。 「基本料金 〇〇円」のほかに、「作業員1名追加につき +〇〇円」「階段作業(2階以上) +〇〇円」といった追加料金がかかるのが一般的です。 「全部コミコミでいくらになるのか」を明確にしてから依頼しましょう。

Q. 少しでも安く処分したい。解体すれば「一般ゴミ」で出せる?

A. 自治体のルールによりますが、手間とケガのリスクを考えると、全く推奨しません。

「タンスをバラバラにして燃えるゴミ袋に入れれば、無料じゃないか?」 その節約したい気持ち、私もよくわかります。

しかし、これは「自治体ルール」と「安全」の2つの側面から、非常に危険な賭けです。

  • ルール(自治体による違い)
    • OKな自治体: 「解体して指定袋に入るサイズ(例:30cm未満)になれば、一般ゴミとして収集します」と定めている地域もあります。
    • NGな自治体(大多数):解体しても、元の大きさで判断します」というルールが一般的です。つまり、解体した木片を袋に入れても、それは「タンス」とみなされ、収集されません。
  • 安全上のリスク(私の失敗談)
    昔、木製の本棚をノコギリで解体しようとしたことがあります。結果、慣れない作業で手を切りそうになり、木くずが部屋中に飛び散り、半日かけても半分も終わりませんでした。
    特にスプリング入りのマットレスやソファは、素人が解体すると金属バネが飛び出して大怪我につながるため、絶対に手を出してはいけません。

数百円の手数料を節約するために、半日を無駄にし、大怪我のリスクを負うのは割に合いません。
素直に「①自治体の収集」で処分する方が、圧倒的に安全で確実です。


Q. まだ使えるモノは「捨てる」以外に方法はない?(リユース・売却)

A. あります。その場合は「リサイクルショップ」か「フリマアプリ(ジモティーなど)」を活用しましょう。

まだキレイな家具や、買って数年の家電を「ゴミ」として数百円払って捨てるのは、確かにもったいないですよね。

1. フリマアプリ(メルカリ・ジモティーなど)

お金に換えたい場合、まず思いつく方法です。

  • 注意点(メルカリなど)
    大型家具・家電は「送料」がネックです。 「梱包・発送たのメル便」などは便利ですが、送料だけで5,000円~10,000円以上かかることもザラです。 (
    体験談:イスを1,500円で売ろうとしたら、送料が3,400円で赤字になるため諦めました) 売値が送料を上回るかを、必ず確認してください。
  • おすすめ(ジモティー)
    ジモティーは「地元の人に、直接引き取りに来てもらう」のが基本です。
    送料がかからないため、大型家具の取引に非常に強いサービスです。

2. リサイクルショップ(出張買取)

電話一本で、家まで査定・運び出しに来てくれるのがメリットです。

  • 注意点: 「製造から5年以内の家電」「有名なブランド家具」以外は、ほぼ値段がつきません(0円)。 状態が悪いと、逆に「処分料」を請求されることもあるため、「売る」というより「無料で引き取ってもらう」くらいの期待値でいましょう。

【参照リンク】


【編集長からのワンポイントアドバイス】

最強の裏技は「0円で譲る」こと

もし「お金にならなくてもいいから、とにかく楽に処分したい」なら、ジモティーで「0円で出品」してみてください。 「無料でくれるなら、家まで運び出しに行きます」という引き取り手が、意外と早く見つかることがあります。

これは、 「処分費用が0円になる」 「面倒な運び出しを相手がやってくれる」 という、金銭的にも体力的にも最強の解決策になる可能性があります。


お疲れ様でした。 これで、あなたが抱えていた「粗大ゴミの困った」は、すべて解決できたはずです。

最後に、これらすべての情報を踏まえた上で、あなたが粗大ゴミを捨てる際に「絶対に忘れてはいけない心構え」をまとめます。

5. まとめ:粗大ゴミ処分はルールが命。まずは「お住まいの自治体名」で確認を

お疲れ様でした。 この記事では、あなたの家にある大きな粗大ゴミを処分するための、全知識を解説してきました。

  • STEP1: まず「粗大ゴミに出せないモノ(家電・PCなど)」ではないかを確認し、
  • STEP2: 「①自治体収集」「②民間業者」「③自己持ち込み」「④リユース」の4択から、あなたに最適な方法を選び、
  • STEP3: 「運び出せない」「安くしたい」といった最後の疑問も解決しました。

これで、あなたが粗大ゴミ処分で迷うことは、もう何もありません。

最後に、これらすべての行動を起こす上で、日本一重要な「たった一つの心構え」をお伝えして、この記事を終えます。


思い込みで動くな。すべての答えは「自治体の公式サイト」にある

この記事では、処分方法の一般的な流れや、悪質業者の見分け方といった「全国共通の知識」を解説しました。

しかし、 「あなたの捨てたいモノが、粗大ゴミか?」 「手数料は、300円なのか800円なのか?」 「持ち込み場所は、どこなのか?」 「解体したら、燃えるゴミでOKか?」

これらの最終的な答えは、すべて「あなたが住んでいる市区町村のルール」によって決まります。

私が以前住んでいたA市では「布団は400円」でしたが、引っ越したB市では「指定袋に入れば燃えるゴミで無料」でした。
また、A市では予約不要だったクリーンセンターが、B市では「完全予約制」で、知らずに行ってしまい門前払いされた苦い経験もあります。

「前の街ではこうだったから」
「ネットのブログにこう書いてあったから」

この「思い込み」こそが、粗大ゴミ処分で失敗する最大の原因です。
民間業者の記事や比較サイトは参考になっても、「正解」ではありません。

あなたの「正解」は、あなたの自治体の役所が発信する情報だけです。


今、この記事を読み終えたあなたが、最初に取るべき行動は決まっています。

今すぐ、ブラウザを開いて、こう検索してください。

「[ (あなたの市区町村名) ] 粗大ゴミ」

(例: 世田谷区 粗大ゴミ、 大阪市 粗大ゴミ)

必ず、URLが「.lg.jp」などで終わる公式サイト(または自治体が委託する団体のサイト)が出てくるはずです。 それを開き、この記事で得た知識と照らし合わせながら、申し込む。

それが、あなたが「安く」「安全に」「確実に」粗大ゴミを処分できる、唯一の道です。

あなたの家のスペースが広がり、スッキリとした生活が送れることを心から願っています。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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