
編集長
私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!
「粗大ゴミ、めんどくさい」ですよね。
わかります。 電話やネットで申し込んで、コンビニでシールを買って、名前を書いて貼り付けて、指定された日の朝(しかも8時とか!)に、あの重いタンスやソファを玄関先まで運ぶ…。
考えただけでウンザリします。
特に私の場合、マンションの5階(エレベーターなし)に住んでいた時にベッドを捨てようとして、解体までは良かったんですが、重いスプリングマットレスを一人で階段で降ろせず、結局1ヶ月近く玄関に立てかけて生活した苦い経験があります。
「もうお金を払ってでも、今すぐ、家から一歩も出ずに解決したい」
そう思うあなたにとって、「不用品回収業者」に丸投げする方法が、めんどくささを「ゼロ」にする最短ルートです。
様々な方法について知りたい方はこちらの記事もご覧ください
【丸投げしたい】全部お任せできる方法

1.1. 不用品回収業者:めんどくささ「ゼロ」の最短ルート
不用品回収業者とは、文字通り、電話1本で家まで不用品を取りに来てくれる専門業者です。
自治体の粗大ゴミ収集との一番の違いは、「圧倒的な楽さ」です。
- 電話(またはネット)1本でOK
- 最短「即日」で来てくれる
- 家の中(部屋の中)まで取りに来てくれる
- ベッドや棚の解体もやってくれる
- 分別不要(ゴミ袋に入った細かいゴミもOKな場合が多い)
- テレビや冷蔵庫など**家電リサイクル品も「まとめて」**持っていってくれる
まさに「丸投げ」が可能です。
私の「丸投げ」体験談
以前、引っ越しが決まった時、どうしても自治体の収集日とスケジュールが合いませんでした。
捨てたかったのは、冷蔵庫(家電リサイクル品)、解体できなかったスチールラック、そして大量の細々した不用品。
もうどうにもならず、ネットで探した不用品回収業者に電話しました。 「今日の午後なら行けます」と即答。
2時間後、作業員2名が到着。 「これと、これと、あれです」と指差しただけ。 私は見ているだけで、10分もかからず全ての荷物が運び出されていきました。
あの時の「ああ、文明の力ってすごい…」という解放感。
「めんどくさい」を完全にお金で解決した瞬間でした。
メリット:「今すぐ」「家から出ず」が叶う
業者のメリットは明確です。
- とにかく早い(即日対応)
「明日引っ越しなのに!」という絶望的な状況でも対応してくれます。自治体のように「収集は2週間後です」と言われるストレスがありません。 - 運び出し不要(最大のメリット)
重いベッドも、2階にあるタンスも、作業員が全部やってくれます。あなたが腰を痛める心配は一切ありません。 - 何でも持っていく(一括処分)
自治体だと「これは粗大ゴミ」「これは家電リサイクル」「これは資源ゴミ」と分ける必要がありますが、業者は「全部まとめて」持っていってくれます。 これが本当に楽なんです。
デメリットと料金:「楽」にはお金がかかる
もちろん、デメリットもあります。 それは「料金」です。
自治体なら数百円〜数千円で済むものが、業者に頼むと「数千円〜数万円」かかります。
料金体系の例
- 単品料金:タンス1点で〇〇円
- パック料金:「軽トラ積み放題」で〇〇円
私が先ほどの体験談で支払った金額は、冷蔵庫、スチールラック、雑多な不用品(ゴミ袋3つ)で、合計2万5千円でした。
正直、「高い!」と思いました。 自治体で捨てれば、リサイクル料込みでも8千円程度だったはずです。
その差額、約1万7千円。 これを「家まで取りに来てもらう作業費」「即日対応のスピード代」「分別・手続きの手間を省いた代」として納得できるかどうかが、利用するかの分かれ道です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「積み放題」という言葉に注意しましょう。 「積み放題」と言いながら「荷台のここまで」とラインが決まっていたり、「規定量を超えたら追加料金」と言われるケースが後を絶ちまません。 「本当にこの金額で全部持っていけるのか?」を、作業前に必ず確認です。
最重要:信頼できる業者の見分け方
「楽」だからと適当な業者に頼むと、とんでもないトラブルに巻き込まれます。
- 「無料回収」と言われ、トラックに積んだ後で「運搬費だ」と高額請求された。
- 回収したゴミを山中に不法投棄された。(この場合、捨てたあなたも責任を問われる可能性があります)
悪質な業者を避けるため、必ず以下をチェックしてください。
【チェックリスト】
- 「一般廃棄物収集運搬業」の許可があるか?
家庭のゴミを「有料」で運ぶには、自治体の「一般廃棄物」の許可が必須です。 (※「産業廃棄物」の許可や「古物商」の許可だけでは、家庭の「ゴミ」は運べません) - 会社の住所・電話番号が明記されているか?
住所がデタラメ、電話が携帯番号だけ、という業者は危険です。 - 作業前に「見積書」を出すか?
「積んでみないとわからない」と言う業者はNGです。 必ず「総額でいくらかかるのか」「追加料金は発生しないか」を書面(またはメール)でもらいましょう。
【参照リンク:政府の注意喚起】
環境省も、無許可の回収業者について厳しく警告しています。 トラブル事例も載っているので、必ず目を通してください。
- 環境省:無許可の回収業者を利用しないでください! (※環境省サイト内の関連ページ)
- 国民生活センター:不用品回収サービスのトラブル (※国民生活センターのウェブサイトで「不用品回収」と検索すると、最新のトラブル事例が確認できます)
まとめ
「めんどくささ」を完全解消するなら、不用品回収業者は最強の選択肢です。 ただし、コストはかかりますし、悪質な業者も存在します。
「料金」と「信頼性」をしっかり見極めた上で、「楽」を手に入れましょう。
(次の章では、「めんどくさい」けど「逆にお金にする方法」を紹介します)
「捨てる」って、手続きも運び出しもめんどくさいし、何より「お金を払う」のが納得いかない。 そう思いませんか?
自治体に粗大ゴミで出すと、安くても数百円、大きな家具なら数千円かかります。 どうせ手間がかかるなら、「捨てる」から「売る」に発想を転換してみませんか?
「めんどくさい」が「お金に変わる」かもしれない。 そんな「捨てる以外の選択肢」を3つ、私の実体験と合わせて紹介します。
【お金にしたい】捨てる以外の方法

2.1. 出張買取サービス:家まで来てもらう
「粗大ゴミに出そうとしていたモノ」が、売れるモノだったら?
まずは、プロに「家まで査定しに来てもらう」方法です。
出張買取サービスとは? リサイクルショップや買取専門店が、自宅まで無料で査定・買取に来てくれるサービスです。
- メリット
- 運び出し不要:査定員が自宅の部屋まで来て、そのまま運び出してくれます。
- 即、現金化:査定額に納得すれば、その場で現金を受け取れます。
- 手間ゼロ:売れなかった場合も、業者によってはそのまま(有料または無料で)引き取ってくれることがあります。
- デメリット
- 何でも売れるわけではない:状態が悪い、古すぎる、ノーブランド品は値段がつかないことが多いです。
- 希望額より安い:あくまで「中古品」としての買取価格なので、期待しすぎは禁物です。
私の「出張買取」体験談
引っ越しの際、「まだ3年しか使っていない食器棚」と「買ったはいいが重すぎた筋トレ器具」がありました。 捨てるのはもったいない。でも、自分で運んでリサイクルショップに持ち込むのは絶対にイヤだ(めんどくさい)。
そこで、CMで見たことがある大手の買取サービスに出張査定を依頼。 当日は、若い査定員の方が1人来ました。
結果は…
- 食器棚(購入時4万円) → 買取価格 3,000円
- 筋トレ器具(購入時2万円) → 買取価格 0円
食器棚は「人気ブランドではないので…」と渋い顔をされつつも、状態が良かったので値段がつきました。 筋トレ器具は「これは中古では全く需要がなくて…」と、まさかの0円。
「0円のものは、どうなりますか?」と聞くと、「今回は特別に、食器棚の買取があるので無料で引き取ります」と言ってもらえました。
結局、手元に残ったのは3,000円。 時給換算すれば微々たるものですが、「粗大ゴミに出せば合計2,000円はかかったはず」と考えると、実質5,000円の得をした気分でした。何より、あの重い食器棚を自分で運ばなくて済んだのが最高でした。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

出張買取は「1社だけ」で決めないで。 必ず「相見積もり(あいみつもり)」を取りましょう。 A社では0円と言われたモノが、B社では5,000円になることはザラです。 めんどくさいかもしれませんが、時間があるなら2〜3社呼ぶのが「お金にする」ための鉄則です。
2.2. フリマアプリ:最大の「めんどくさい」を解決する
「メルカリ」などのフリマアプリ。 高く売れる可能性があるのは魅力的ですが、粗大ゴミを売る上で最大の壁は「梱包(こんぽう)と発送」です。
ベッドやソファをどうやって包んで、どうやって送るのか。 想像するだけで、めんどくさいですよね。
しかし今、その最大の「めんどくさい」を解決するサービスがあります。 それが「梱包・発送たのメル便」(メルカリの場合)です。
たのメル便とは? ヤマト運輸のプロが、自宅に来て「梱包」から「運び出し」「発送」まで全部やってくれるサービス。
- メリット
- 梱包不要・運び出し不要:プロが全部やってくれます。あなたは家で待つだけ。
- 全国一律送料:相手が北海道でも沖縄でも送料が同じ。
- 匿名配送:お互いの住所を知られずに取引できます。
- デメリット
- 手数料が高い:送料(サイズ別)+販売手数料(10%)が引かれます。
- 売れるまで時間がかかる:すぐ売れるとは限らず、それまで家に置き続ける必要があります。
私の「たのメル便」体験談
デザイナーズのちょっと良い椅子(定価6万円)を持っていました。 出張買取では「ブランドがニッチすぎる」と500円と言われ、さすがに納得がいきませんでした。
そこで、メルカリで相場を調べると、大体2万円前後で売れています。 初めて「たのメル便」を使って出品。
価格設定:20,000円 (内訳) ・送料(250サイズ):-5,000円 ・販売手数料(10%):-2,000円 ・手取り(利益):13,000円
出品から3日後、無事に売れました。 集荷日をアプリで設定すると、当日ヤマトの作業員2名が来て、あっという間に椅子を専用の資材で包み、笑顔で持っていきました。 私は伝票すら書いていません。
あの「500円」と言われた椅子が、アプリでポチポチ操作しただけで「13,000円」に化けたのです。 これは革命だと思いました。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「たのメル便」を使う時は、利益計算を間違えないで。 「送料」と「販売手数料」が引かれることを忘れてはいけません。 特に送料は、サイズ(縦+横+高さの合計)で決まります。 出品前に必ずメジャーで測り、利益がマイナスにならないか確認すること!
2.3. ジモティー:運び出しの「めんどくさい」を相手に任せる
「売る」というより「譲る」に近い選択肢が「ジモティー」です。 地域の掲示板アプリで、不用品を「0円(無料)」または「少額」で譲ることができます。
ジモティーのメリット 最大のメリットは「家まで取りに来てもらう」設定ができることです。
- メリット
- 運び出し不要:相手が家(または家の前)まで取りに来てくれます。
- 手数料ゼロ:フリマアプリのような販売手数料がかかりません。
- すぐ決まる:「0円」で出品すれば、早いと数分で「欲しい!」と連絡が来ます。
- デメリット
- 個人間取引のトラブル:ドタキャン、音信不通、変な人が来るリスクなど。
- 交渉がめんどくさい:引き渡しの日時調整などを自分で行う必要があります。
「ジモティー」利用のコツ
私は、フリマアプリで売るには汚すぎる「カラーボックス」や「小型のタンス」をジモティーで処分しました。
コツは「0円」で出品し、本文にこう書くことです。
「状態は悪いですが、まだ使えます。〇月〇日の〇時〜〇時の間に、自宅(〇〇市〇〇区)のマンション前まで取りに来てくれる方限定でお願いします。運び出しはご自身でお願いします」
これで、運び出しの手間も、日時調整のめんどくささも最小限にできます。
お金にはなりませんが、粗大ゴミ代(数百円)が浮き、何より「運び出し」という最大のめんどくさい作業を相手にやってもらえるのが利点です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

ジモティーは「トラブル」をいかに避けるかが鍵です。 「家の中まで入られるのが怖い」なら、玄関先やマンションのロビーでの引き渡しに限定すること!
また、相手の「評価」を必ずチェックしましょう。評価がゼロだったり、悪い評価がついていたりする相手との取引は避けるのが賢明です。
【参照リンク:トラブル防止】 ジモティーも公式にトラブル防止のガイドを掲載しています。 利用する前に一度は目を通しておきましょう。
まとめ
「粗大ゴミがめんどくさい」なら、「売る」「譲る」を考えましょう。
- そこそこの値段で、楽したい → 出張買取
- 手間をかけても、高く売りたい → フリマアプリ(たのメル便)
- お金より、運び出しの手間をなくしたい → ジモティー
あなたのモノの状態と、あなたが許容できる「めんどくささ」のラインで、最適な方法を選んでみてください。
自治体の粗大ゴミ収集。 申し込むのはいいとして、一番めんどくさいのは「収集日が遠すぎること」ではないですか?
「よし、捨てよう!」と決意したのに、「収集は一番早くて2週間後の火曜日です」なんて言われた日には、一気にやる気がそがれます。 そのうえ、捨て忘れたら、また申し込みからやり直し…。
私も、大掃除で出た大量の不用品(古い扇風機、壊れたカラーボックス、座面が破れた座椅子)を捨てようとしたら、収集が3週間後と言われ、絶望したことがあります。 「今すぐ捨てたい!」「この週末に片付けたい!」 その「待つのがめんどくさい」を解決するのが、この方法です。
【今すぐ捨てたい】指定日を待たない方法

3.1. 自治体の処理施設への自己搬入(持込)
一言でいえば、「自分で直接、ゴミ処理場(クリーンセンター)に持っていく」という方法です。
「収集車が家に来るのを待つ」のではなく、「こっちから出向く」という発想の転換です。
メリット:「今すぐ」と「安さ」が手に入る
- ① とにかく早い(最大のメリット)
多くの処理施設は、平日(や土曜日)の昼間に開いています。 あなたが捨てたいと思った「今日」「この週末」に、すべてを終わらせることが可能です。 あの「2週間待ち」のストレスから解放されます。 - ② 料金が格段に安い
これが意外と知られていないメリットです。 自治体のシール(処理券)を買うより、自己搬入のほうが安くなるケースがほとんど。
シール方式だと「タンス1点 1,000円」のように品目ごとですが、自己搬入は「10kgあたり〇〇円」という重量課金が多いためです。
例えば、軽い木製の棚やプラスチック製品なら、数百円で済むことも珍しくありません。
私の「自己搬入」体験談
以前、引越し前日に「あ、これ捨てるの忘れてた!」という中途半端な不用品(カーペット、壊れたハンガーラック、割れた姿見)が大量に出てしまいました。 当然、今から収集の申し込みは間に合いません。
どうしようもなくなり、市のウェブサイトで「ゴミ 自己搬入」と検索。
幸い、車で20分ほどの場所にクリーンセンターがあり、土曜の午前中も開いていることを発見しました。
カーシェアで軽トラックを1時間だけ借り、すべてのゴミを積み込んでGO。
現地では、まず車ごと大きな「はかり」に乗り、受付をします。(この時、免許証で住所確認がありました
「あそこの〇番に捨ててください」と指示された場所に行き、自分でゴミを車から降ろします。
(作業員の方が「あれはあっち」と指示はしてくれますが、運ぶのは自分です)
帰りにもう一度、空になった車ごと「はかり」に乗ります。
結果、持ち込んだゴミの総重量は「30kg」でした。 料金は「10kgあたり80円」だったので、支払ったのはたったの240円。
もしシールを買っていたら、カーペット1枚だけでも400円はしたはずです。
「早さ」と「安さ」を両方手に入れ、無事に引っ越すことができた、本当に「やってよかった」体験です。
デメリット:「運ぶ手段」と「体力」が必要
もちろん、この方法にも「めんどくささ」はあります。
- ① 車が必須
当たり前ですが、粗大ゴミを運べる車が必要です。持っていない場合は、レンタカーやカーシェアを手配する手間がかかります。 - ② 結局、自分で運ぶ
家から車へ、車から処理場へ。 結局、一番重労働の「運び出し」は自分でやる必要があります。 - ③ 受付日時が限られる
多くは「平日の日中」と「土曜の午前中」など、受付時間が厳格に決まっています。 24時間いつでもOK、というわけではありません。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

行く前に「ルール」を調べること。 クリーンセンターは、自治体によってルールが全く違います。
- 「予約不要」のところ
- 「前日までに電話予約が必須」のところ
- 「家電リサイクル品(テレビ等)は一切受け付けない」ところ
- 「〇〇区の人はこっち、△△区の人はあっち」と施設が分かれているところ
もしルールを破ると、せっかく重い思いをして運んだのに、入り口で追い返されるという最悪の「めんどくさい」事態が発生します。 必ず自治体のホームページで「自己搬入 ルール」を確認しよう!
【参照リンク:お住まいの自治体のルールを調べる】 ゴミのルールは、住んでいる市区町村によって異なります。 以下の環境省のページから、あなたのお住まいの自治体の「ゴミ・リサイクル」に関する公式ページを探すことができます。
まとめ
「待つ」のがめんどくさいなら、「自分で持っていく」のが最速の解決策です。 車があり、自分で運ぶ体力があるなら、ぜひ検討してみてください。 「2週間後の憂鬱(ゆううつ)」が、今日の1時間で片付きますよ。
結局、不用品回収業者は高いし、売るほどのモノでもない。車もないから持ち込みも無理。
「一番安い、自治体のサービスで捨てたい。でも、その『めんどくさい』を1ミリでも減らしたい!」
わかります。その気持ち、すごくわかります。 自治体のサービスは「安さ」が最強ですが、「手続き」「運び出し」という2大めんどくさいポイントがありますよね。
でも、諦めるのはまだ早いです。 その「めんどくさい」をギリギリまで効率化する「裏ワザ」的な方法を3つ、紹介します。
【少しでも楽に】自治体のサービスを使いこなす方法
4.1. 手続きの簡略化:電話はするな
粗大ゴミの申し込みで一番めんどくさいのは、平日の昼間に自治体の「粗大ごみ受付センター」に電話をかけることじゃないですか?
混んでて繋がらないし、繋がっても「それは何でできてますか?」「サイズは?」と細かく聞かれてウンザリ…。
①「ネット(インターネット)申し込み」を使い倒す
今、ほとんどの自治体では「インターネット申し込み」が可能です。 これが本当に楽です。
- 24時間いつでもOK:夜中でも早朝でも、あなたが捨てたいと思った瞬間に申し込めます。
- 品目を「検索」できる:電話だと「えーっと、あの棚は…」と迷いますが、ネットなら「棚」「ラック」と検索して選ぶだけ。
- 料金がすぐわかる:合計金額が画面にパッと出ます。
私も最近、古いこたつを捨てましたが、ネット申し込みで3分で完了しました。 住所や名前も一度登録すれば、次回から入力不要。 電話でオペレーターと話すストレスがゼロになりました。
②「LINE(ライン)申し込み」が最強の自治体も
さらに進んでいる自治体では、「LINE」で申し込みが完結するところも増えています。 (例:東京都の一部区、福岡市など)
LINEなら、自治体の公式アカウントを友だち追加して、トーク画面で「粗大ごみ」と打つだけ。 あとはAIの質問に答えていくだけで、申し込みから支払い(LINE Payなど)まで終わることも。 ここまで来ると、もう「めんどくさい」とは言えません。
③「粗大ゴミシール」は一番近くのコンビニで
申し込みが終わったら、次は「粗大ゴミ処理券(シール)」の購入です。 「どこで売ってるの?」と探すのが地味にめんどくさい。
答えは「近くのコンビニ」です。 ほぼ全ての自治体で、主要なコンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなど)が取扱店になっています。
わざわざ区役所やスーパーに行く必要はありません。 通勤・通学のついでに、レジで「粗大ゴミシール、B券(400円の)2枚ください」と言うだけでOKです。
4.2. 「運び出し」のサポート:プロに任せる
自治体サービスの最大の壁、それは「自分で指定場所まで運ぶ」ことです。
特に、マンションの上階から階段で降ろす時や、一人暮らしで重いベッドを運ぶ時。
「これができないから、めんどくさいんだ!」となりますよね。
これにも、解決策があります。
① 自治体の「運び出し収集」サービス(条件あり)
まず、お住まいの自治体に「運び出し収集」の制度がないか確認してください。 ただし、これは多くの場合、「65歳以上の高齢者のみ」「障害のある方のみ」といった厳しい利用条件があります。
もしあなたが条件に当てはまるなら、これを使わない手はありません。 自治体の作業員が(有料または無料で)部屋の中まで入って、運び出してくれます。
② 民間の「便利屋(ベンリー)」サービス
あなたが上記の条件に当てはまらない場合。 ここで「便利屋」サービスの出番です。
不用品回収業者のように「全部丸投げ」するのではなく、「運び出しだけ」をピンポイントで依頼します。
- 料金相場:1時間 3,000円〜 + 出張費
- メリット:自治体の収集日に合わせて来てもらい、あの重いタンスを部屋から玄関先まで運んでもらう。
- デメリット:当然、お金はかかります。
私が友人の引っ越しを手伝った際、どうしても2階から降ろせないダブルベッドのマットレスがあり、便利屋さんに頼みました。 作業員2名が来て、15分で作業完了。料金は出張費込みで8,000円でした。
高いと感じるかもしれませんが、「不用品回収業者」にベッド全部の処分を頼むと2万円は超えます。 一方、自治体のシール代(例:1,200円)+ 便利屋(8,000円)= 合計9,200円。
「丸投げ」するより、1万円以上安く済んだ計算です。 「安さ(自治体)」と「楽(便利屋)」を両立する、賢い方法です。
便利屋について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
4.3. 「普通ゴミ」として捨てる:解体・分解
最後の裏ワザ。 そもそも「粗大ゴミ」として申し込むのがめんどくさいなら、「普通ゴミ」にしてしまえばいいのです。
自治体のルールでは、「一辺の長さが30cm(または50cm)以上のもの」が粗大ゴミと定義されています。 つまり、そのサイズ以下に「解体」できれば、普通ゴミ(燃えるゴミ・燃えないゴミ)として無料で出せるのです。
私の「解体」体験談:カラーボックスと衣装ケース
私は「粗大ゴミ専用ノコギリ(解体用のこぎり)」を1本、家に常備しています。 これが大活躍します。
- 木製のカラーボックス: 粗大ゴミなら400円。 これをノコギリで「板」の状態に戻し、さらに半分にカット。 30cm以下になった板を数回に分け、燃えるゴミの日に出しました。費用0円。
- プラスチックの衣装ケース: これも粗大ゴミなら400円。 専用ノコギリでザクザクと切り刻み、燃えるゴミ(※自治体による)の袋へ。費用0円。
- カーペット、ござ: これもハサミで小さく切れば、普通ゴミです。費用0円。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

ただし、何でも解体してはいけません。 特に「スプリング入りマットレス」や「金属製の棚」は素人が手を出すと危険です。 ノコギリの刃が折れたり、ケガをしたり、結局どうにもならなくなって「解体途中のゴミ」という最悪の物体が部屋に残ることになります。 「簡単に切れそうな木材・プラスチック」だけにしておきましょう。
【参照リンク:自治体のルール確認】 この「解体」ルールは、自治体によって厳しさが異なります。 「解体しても、元の大きさが粗大ゴミサイズならダメ」という自治体も少数ながら存在します。 必ず、あなたのお住まいの自治体のゴミ分別ルールを確認してください。
まとめ
自治体のサービスは、使いこなし方次第で「めんどくささ」を大幅に減らせます。
- 手続き → 「ネット・LINE」で完結
- 運び出し → 「便利屋」でピンポイント依頼
- モノ自体 → 「解体」して普通ゴミに
「めんどくさい」からと諦めず、一番安く、賢く捨ててやりましょう。
「粗大ゴミ、めんどくさい」問題を解決するために、ここまで4つの方法(丸投げ、売る、持ち込み、自治体活用)を見てきました。
とはいえ、 「結局、自分はどれを選べばいいの?」 「こういう場合はどうするの?」 という細かい疑問が残っていると思います。
ここでは、そんな「めんどくさい」悩みを持つあなたが抱くであろう疑問に、Q&A形式でズバリお答えします。
粗大ゴミの「めんどくさい」Q&A
Q1. 結局、お金を気にしないなら、どれが一番「楽」ですか?
A1. 迷わず「1. 不用品回収業者」です。
電話一本(またはネット)で、最短即日、家の中のどこにあっても、解体が必要でも、家電リサイクル品が混ざっていても、ぜんぶ丸ごと持っていってくれます。
あなたのやることは「見積もりに立ち会うこと」と「お金を払うこと」だけ。 「めんどくささ」は完全にゼロになります。
私の体験談でも書きましたが、引っ越し前日にどうしようもなくなった時、あの解放感は本当にお金で買った価値がありました。 「時間」と「労力」を最強のコストパフォーマンスで解決(スキップ)する方法です。
Q2. 逆に、とにかく一番「安く」済ませる方法は?
A2. 「4.3. 解体して普通ゴミ」が最強(0円)です。
ノコギリやハサミで「一辺30cm以下」などの自治体ルールを守って小さくすれば、「燃えるゴミ」や「燃えないゴミ」として無料で出せます。 ただし、あなたの「労力」という最大のコストがかかります。
次点は「3.1. 自己搬入(持ち込み)」です。 車が必要ですが、私の体験(30kgで240円)のように、数百円で済むことが多く、自治体のシール代より安くなるケースがほとんどです。
Q3. 「不用品回収業者」と「便利屋」って、何が違うんですか?
A2. 「目的」が違います。
- 不用品回収業者(1章)
- 目的:「ゴミ(不用品)を回収・処分すること」
- 料金:処分代 + 作業費 + 運搬費など(高額になりがち)
- 頼む時:「全部まとめて捨てたい」「丸投げしたい」時
- 便利屋(4章)
- 目的:「作業を『手伝う』こと」
- 料金:時間制(1時間〇〇円)+ 出張費(比較的安い)
- 頼む時:「自治体で捨てるから、運び出し『だけ』手伝って」という時
「自治体のシール代(1,000円)」+「便利屋の作業代(8,000円)」=合計9,000円、のように、賢く組み合わせると「丸投げ」より安く「楽」ができます。
Q4. 正直、家電(テレビ・冷蔵庫)が一番めんどくさいです。
A4. わかります。家電リサイクル法対象品は、自治体が「粗大ゴミ」として持っていってくれませんからね。
方法は主に3つです。
- 【楽さMAX】不用品回収業者に頼む 他の粗大ゴミと「まとめて」持っていってくれます。ただし、リサイクル料金+収集運搬費が上乗せされ、高額になります。
- 【一般的】家電量販店に頼む 「買い替え」なら、新しい製品が届く時に古いのを持っていってくれます。 「処分だけ」でも引き取ってくれますが、「リサイクル料金」+「収集運搬費(数千円)」がかかります。
- 【安さMAX】自分で指定引取場所に持ち込む 郵便局で「家電リサイクル券」を買い、自分で「指定引取場所」という専門の倉庫まで車で運びます。 この方法だと、「リサイクル料金」だけで済み、「収集運搬費」がかかりません。 「3.1. 自己搬入」の家電リサイクル版だと考えてください。
【参照リンク:家電リサイクル】 家電リサイクル券センターの公式サイトで、料金や近くの指定引取場所を検索できます。
Q5. 近所を「無料回収」のトラックが回ってますが、あれは使っちゃダメ?
A5. 絶対に使ってはいけません。
環境省や国民生活センターが、口を酸っぱくして警告しています。
- 「無料」と言ってトラックに積んだ後、「作業費だ」と高額請求される。
- 回収したものを不法投棄され、捨てた(依頼した)あなたが罪に問われる。
トラブルの温床(おんしょう)です。 「タダより高いものはない」の典型です。「めんどくさい」からと安易に利用すると、もっと「めんどくさい」事態に巻き込まれます。
Q6. 自治体のネット申し込み、品目が多すぎて何で申し込めばいいか分かりません!
A6. よくある悩みです。特に「棚」とか「椅子」は種類が多すぎますよね。
- 対策①:寸法(サイズ)で選ぶ 多くの自治体は、品目名より「一番長い辺の長さ」で料金を決めています。 「スチールラック(中)」か「(大)」か迷ったら、メジャーで測り、該当するサイズの方を選べばまず間違いありません。
- 対策②:備考欄に書く ネット申し込みに「備考欄」があれば、「〇〇製のタンス、3段」など具体的に書いておくと親切です。
- 対策③:迷ったら、電話する 「1分でも早く終わらせたい」場合、結局、受付センターに電話して「〇〇を捨てたいけど、品目はどれ?」と聞くのが一番早いです。
【まとめ】「粗大ゴミがめんどくさい」を卒業する方法
「粗大ゴミがめんどくさい」。 この記事を最後まで読んでくれたあなたは、その気持ちが痛いほどわかる方のはずです。
申し込み、シール購入、運び出し…。 あのどうしようもない「めんどくささ」を前に、多くの人が「また今度…」と先延ばしにし、部屋の隅に粗大ゴミが居座り続けることになります。
私も、物置部屋と化した一室を見てはため息をつく日々がありました。
でも、もう大丈夫です。 自治体のあの「クソめんどくさい」方法しか知らなかった頃とは違い、今のあなたには4つの「解決策」があることを知っています。
- 【丸投げ】:高くてもいいから「今すぐ」「楽」したい
- 【売る】:捨てる手間を「お金」に変えたい
- 【持ち込む】:「待つ」のが嫌い。「安く」済ませたい
- 【賢くやる】:「運び出しだけ」など、一番イヤな所だけ外注したい
あなたはどのタイプ?「めんどくさい」解決診断
結局、あなたが「何」を一番優先するかで、選ぶべき道が決まります。
①「時間も労力もゼロにしたい」タイプ
- → 迷わず「1. 不用品回収業者」です。
- お金はかかりますが、「めんどくさい」の全てから解放されます。
②「手間をかけても『得』したい」タイプ
- →「2. フリマアプリ(たのメル便)」か「2.1. 出張買取」です。
- 「捨てる」から「売る」へ。マイナスがプラスに変わる可能性があります。
③「安さ最優先。体力には自信あり」タイプ
- →「3. 自己搬入」か「4.3. 解体して普通ゴミ」です。
- 労力をかければ、数百円、あるいは0円で処分できます。
④「安さと楽さの『いいとこ取り』がしたい」タイプ
- →「4. 自治体サービス + 便利屋」です。
- 申し込みは「ネット」で楽をし、一番重い「運び出し」だけを外注する。これが一番賢い選択かもしれません。
私がたどり着いた「めんどくささ」の解消法
私は、この記事で紹介した方法を「使い分ける」ようになりました。
- 状態が良い服や家電 → フリマアプリ
- 重いけどまだ売れそう → 出張買取(0円でも引き取ってもらえれば御の字)
- 木製の棚、プラケース → ノコギリで解体(普通ゴミ)
- ベッド、ソファ → 自治体申込 + 便利屋(運び出しだけ依頼)
- どうしようもないゴミの山 → 不用品回収業者(最終手段)
「粗大ゴミ=自治体」という一本道しかないと思い込むのが、一番の不幸です。 あなたの状況に合わせて、これらの選択肢を組み合わせてください。
「めんどくさい」という感情は、あなたの部屋を狭くし、心を重くする最大の敵です。









