こんな人におすすめ
- 引っ越しが決まったが、家具の「捨て方」と「費用」が分からない
- 自治体(粗大ごみ)と不用品回収業者、どっちが「本当に安い」か知りたい
- ベッドやソファが「デカすぎて」、部屋から出せるか不安
- 「スプリングマットレス」や「ピアノ」の処分方法が分からない
- 処分費用で1円も損したくないし、ぼったくられたくない
この記事でわかること
- ベッド、ソファ、タンスなど「家具別」のリアルな処分費用(相場)
- 「自治体」「不用品回収業者」「引っ越し業者」3択のメリット・デメリット
- 「スプリングマットレス」や「吊り下げ搬出」など、失敗しやすい家具処分の「正解」
- 引っ越し当日までに「今すぐ」何をすべきかの判断基準
引っ越し準備、お疲れ様です。 荷造りも終盤。ふと目に入る「あいつら」。
ベッド、タンス、ソファ…。
「新居には持っていかない」 そう決めた瞬間、頭に浮かぶのはたった一つの現実的な疑問。
「これ、捨てるのに、結局いくらかかるの?」
この記事は、その疑問に「円」単位で答えるためのものです。 「ベッド 処分 費用」といった個別の疑問はもちろん、
- 自治体(粗大ごみ)で出す場合の「数百円~数千円」の料金
- 不用品回収業者に頼む場合の「数千円~数万円」の相場
- 引っ越し業者にオプションで頼む場合の「割高かもしれない」料金
この3択で、あなたの目の前にある家具が「具体的にいくらで処分できるのか」、そのリアルな相場を徹底的に示します。
私が過去に「知らなかった」だけで、2万円以上損した話をします。
引っ越し1週間前。 私は「ベッドフレーム 2,000円(自治体)」と「マットレス 1,000円(自治体)」、合計3,000円で処分できると計算していました。
しかし、引っ越し3日前。ベッドを解体して初めて、マットレスに「スプリング入り」の表示を発見。 自治体のHPを見ると「スプリング入りマットレスは回収不可」の絶望的な文字。
慌てて不用品回収業者に電話すると、 「繁忙期なので特急料金で…ベッドと合わせて30,000円です」
結局、私は泣く泣く3万円を払いました。 もし最初から「マットレス専門の回収業者」や「引っ越し業者のオプション」を知っていれば、高くても合計8,000円程度で済んだのです。
情報を知らなかっただけで、22,000円をドブに捨てました。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

この失敗の本質は、「スプリングマットレス」の処分相場を知らなかったことです。「安さ(自治体)」には「自分で運ぶ手間」以外に「そもそも回収不可」という落とし穴がある。一方、「楽さ(業者)」には「数万円」の金銭コストがかかる。 この記事で「モノ別の処分相場」を把握し、あなたの「体力」「予算」「引っ越しまでの日数」に合う最適解を見つけてください。
この記事は、ただの「捨て方まとめ」ではありません。
あなたの状況に合わせて、 「あなたのそのベッドは、この方法なら約〇〇円」 「そのタンスは、こっちの方法が〇〇円安い」 と、具体的な金額で「最適解」を判断できる記事です。
読み終わる頃には、あなたが今すぐどこに電話し、いくら用意すべきかがハッキリしています。
(まずは、処分に関する国の基本ルールと、お住まいの自治体ルールを確認しましょう。これが全ての基本です)
では、最初の関門。 最も「事故」が起きやすい、「寝室の大物」の具体的な処分費用を見ていきましょう。
1. 寝室の「大物」(解体必須系)

引っ越し処分の「ラスボス」です。
なぜなら、「デカい」「重い」「解体必須」の三拍子が揃っているから。
ここで間違うと、数万円単位でお金を失います。 私もそうでした。
「自治体(粗大ごみ)」「不用品回収業者」「引っ越し業者」の3択で、それぞれいくらかかるのか。 シビアな「金額」を見ていきましょう。
ベッドフレーム(収納付き、ロフトベッドなど)
新居に持っていかないベッド。 問題は「フレーム(枠)」です。
私の失敗談:自力解体の落とし穴
私はケチって「自治体の粗大ごみ(2,000円)」で済ませようとしました。 ところが、我が家のベッドは安い収納付きパイプベッド。 六角レンチで回しても、なぜかネジが空回りして外れない…。
結局、引っ越し前夜に金ノコでパイプを切断するハメになりました。 2時間かかり、腕はパンパン。新居の荷解きに最悪の影響が出ました。 「あの2時間を時給換算したら、業者に頼むのと変わらなかった」と今でも後悔しています。
費用の比較(シングル・ダブル共通)
1. 自治体(粗大ごみ)
- 費用相場
→1,200円 ~ 2,500円 - 条件
- 自分で解体し、指定場所まで運ぶこと。
- ロフトベッドなど、解体しても「長すぎる木材・パイプ」は、自治体の規定サイズ(例:一辺180cm以下など)に収める必要があります。
- 安さ:★★★★★
- 手間:★★★★★(最悪)
2. 不用品回収業者
- 費用相場
→4,000円 ~ 10,000円 - 条件
- 解体から搬出まで、すべて丸投げOK。
- 「収納付き」「ロフトベッド」「システムベッド」など、構造が複雑なものは、基本料金+解体作業費(3,000円~)が追加されることが多いです。
- 安さ:★★☆☆☆
- 手間:★☆☆☆☆(最高)
3. 引っ越し業者(オプション)
- 費用相場
→5,000円 ~ 12,000円 - 条件
- 引っ越しと「同時」に引き取ってもらえます。
- 一番のメリットは「楽さ」と「安心感」。
- 安さ:★☆☆☆☆
- 手間:★☆☆☆☆(最高)
ベッドの処分についてもっと詳しく知りたい方はこちら
【編集長からのワンポイントアドバイス】

ベッドフレーム処分の費用は、ほぼ「解体・搬出の手間賃」で決まります。自治体で出すなら、まず自分のベッドの「ネジ」が問題なく回るか、説明書があるかを確認してください。少しでも不安なら、数千円高くても業者に「丸投げ」する方が、時間的・精神的コストは圧倒的に安く済みます。
マットレス(スプリング入りか?処理困難物か?)
ここが最大の地雷です。 ベッドフレームより、100倍注意してください。
なぜなら、「スプリング入りマットレス」は、多くの自治体で「粗大ごみ」として捨てられないからです。
私の失敗談:22,000円の損失
「はじめに」でも書きましたが、これが私の最大の失敗です。 「マットレス 1,000円(自治体)」と決めつけ、引っ越し3日前に「スプリング入り=回収不可」と知りました。
不用品回収業者は繁忙期で足元を見られ「特急料金で 30,000円」。 (※ベッドフレームと合計の金額) もし事前に知っていれば、引っ越し業者のオプション(約8,000円)で済んだはず。
情報を知らなかっただけで、私は22,000円をドブに捨てたのです。
費用の比較(スプリング「あり」の場合)
1. 自治体(粗大ごみ)
- 費用相場
→ほぼ「回収不可」 - 理由
- スプリング(金属バネ)とウレタン(布)の分離が困難なため、「処理困難物」に指定されている自治体が大半です。
- 安さ:-(選択肢にない)
- 手間:-
- ※お住まいの自治体が回収可能か、今すぐ確認を!
- (例)東京都港区:「スプリング入りマットレスは収集できません」
- 参照:港区「区で収集できないもの」
- (例)横浜市:「スプリングマットレスは処理困難物」
- 参照:横浜市「市で処理できないもの」
2. 不用品回収業者
- 費用相場
→4,000円 ~ 8,000円 - 条件
- サイズ(シングル、ダブル等)で料金が変わります。
- 玄関先まで出せば安いプラン、部屋から搬出も頼むと高くなるプランがあります。
- 安さ:★★☆☆☆
- 手間:★☆☆☆☆(唯一無二の選択肢)
3. 引っ越し業者(オプション)
- 費用相場
→5,000円 ~ 10,000円 - 条件
- 引っ越し当日、荷物と一緒に持っていってもらえます。
- 事前の見積もりで「マットレス処分」を伝えておかないと、当日に断られるケースもあります。
- 安さ:★☆☆☆☆
- 手間:★★☆☆☆(事前の申告が必須)
【編集長からのワンポイントアドバイス】

今すぐ、あなたのマットレスの「タグ(品質表示ラベル)」を見てください。そこに「コイルスプリング」や「ばね」の記載があれば、自治体では捨てられない可能性が90%です。引っ越し日が迫っているなら、今すぐ不用品回収業者か、契約済みの引っ越し業者に連絡し、見積もりを取りましょう。
タンス・クローゼット(婚礼タンス、吊り下げ搬出)
寝室の主。デカい、重い、木材のカタマリ。 特に「婚礼タンス」や、部屋で組み立てた「大型クローゼット」が問題です。
「これ、部屋から出せる?」問題
私の実家の話ですが、両親が引っ越す際、幅180cmの「婚礼タンス」が階段を曲がり切らないことが判明しました。 購入時は2階のベランダから「吊り上げて」入れたからです。
この「吊り下げ搬出」が絡むと、費用は一気に跳ね上がります。 これはもう「処分」ではなく「特殊な引っ越し」です。
費用の比較(大型タンス・クローゼット)
1. 自治体(粗大ごみ)
- 費用相場
→1,000円 ~ 3,000円 - 条件
- 自力で解体・搬出できるなら、これが最安です。
- しかし、婚礼タンスはプロでも解体が難しく、クローゼットも解体したら「大量の板」になり、運び出しが地獄です。
- 安さ:★★★★★
- 手間:★★★★★(常人には困難)
2. 不用品回収業者
- 費用相場
→5,000円 ~ 15,000円 - 条件
- 部屋からの搬出をすべてやってくれます。
- ただし、階段を通らず「吊り下げ搬出」や「解体作業」が必要な場合、「特殊作業費」として+10,000円~30,000円が追加されます。
- 合計で4万円超えも珍しくありません。
- 安さ:★★☆☆☆
- 手間:★☆☆☆☆
3. 引っ越し業者(オプション)
- 費用相場
→8,000円 ~ 20,000円 - 条件
- 「吊り下げ搬出」が絡む場合、引っ越し業者が最強です。
- 彼らは「荷物を安全に運び出すプロ」であり、機材(クレーンなど)も、ノウハウも持っています。不用品回収業者に別途「特殊作業」を頼むより、引っ越し当日にまとめてやってもらう方が安くなるケースが多いです。
- 安さ:★★★☆☆(特殊作業込みなら最安)
- 手間:★☆☆☆☆
婚礼タンスの処分についてもっと詳しく知りたい方はこちら
【編集長からのワンポイントアドバイス】

そのタンスが「階段を通るか?」をメジャーで測ってください。通らない場合、あなたの問題は「処分費用」ではなく「搬出作業費」です。すぐに引っ越し業者に見積もりを依頼し、「吊り下げ搬出での処分」の金額を出してもらいましょう。これが最も安全で、結果的に安い選択肢になります。
油断すると、寝室の大物より高くつくこともあります。 具体的な金額を見ていきましょう。
2. リビング・ダイニングの「主役」(サイズと素材が問題)

家族が集まる場所だからこそ、家具も一番大きい。 そして、お客様の目があるからこそ「ガラス天板」や「電動ソファ」など、捨てるときに厄介な素材が使われがちです。
ここで間違うと、「え、買った時あんなに高かったのに、捨てるのにもこんなにかかるの?」という二重のショックを受けることになります。
ソファ(L字、リクライニング、吊り下げ搬出)
リビング処分の王様、ソファ。 こいつの問題はシンプルに「デカさ」です。
私の失敗談:ソファ、玄関を通らない
友人の引っ越しを手伝った時の話です。 3人掛けの立派なソファ。 「自治体(1,800円)」で出すため、男2人で運び出そうとしました。
しかし、リビングのドアは通っても、その先の「玄関」で90度曲がれず、詰みました。 結局、その日は諦め、後日、不用品回収業者に依頼。
業者はあっさり「あー、これ吊り下げですね」とベランダから搬出。 友人は「1,800円」で済むはずが「25,000円(吊り下げ作業費込み)」の出費になりました。
費用の比較
1. 自治体(粗大ごみ)
- 費用相場
→1,000円 ~ 2,500円 - 条件
- 自分で玄関・階段から運び出せるなら最安。
- ただし「L字ソファ」は分割してもデカい。「リクライニングソファ」は重すぎる(し、自治体によってはNG)。
- 玄関を通るか、今すぐメジャーで測ってください。
- 安さ:★★★★★
- 手間:★★★★★(搬出が最大の壁)
2. 不用品回収業者
- 費用相場
→5,000円 ~ 15,000円 - 条件
- 搬出はすべて丸投げOK。
- 「L字」「3人掛け以上」は高額になりがちです。
- 玄関を通らず「吊り下げ搬出」になると、+15,000円~の特殊作業費がかかります。
- 「電動リクライニング」も、モーターのせいで「特殊品」扱いとなり割高です。
- 安さ:★★☆☆☆
- 手間:★☆☆☆☆(最高)
3. 引っ越し業者(オプション)
- 費用相場
→6,000円 ~ 18,000円 - 条件
- 引っ越し当日、荷物と一緒に持っていってくれます。
- 「吊り下げ」が絡む場合、引っ越し業者のプロに頼むのが一番安全です。タンス同様、彼らは「運び出すプロ」です。
- 見積もり時に「ソファが玄関を通らないかもしれない」と必ず伝えてください。
- 安さ:★★☆☆☆(吊り下げ込みなら安い)
- 手間:★☆☆☆☆(最高)
- ソファーの処分についてもっと詳しく知りたい方はこちら
【編集長からのワンポイントアドバイス】

ソファ処分は「玄関・階段を通るか?」が全てです。メジャーで「ソファの一番短い辺」と「玄関・廊下の一番狭い部分」を測ってください。5cmでも余裕がないなら、自力搬出は諦めるのが賢明です。すぐに業者に見積もりを取りましょう。
棚・収納(食器棚、壁面収納、カラーボックス大量)
リビングには「棚」があふれています。 食器棚、本棚、テレビ台、そして大量のカラーボックス。
こいつらの問題は「数」と「素材」です。
「ガラス戸」と「壁一面」の絶望感
私の経験上、一番面倒なのが「食器棚」です。 なぜなら、木材と「ガラス」の複合素材だから。 自治体によっては「ガラスは外して、別で不燃ごみに出してください」と言われます。 素人が食器棚のガラスを安全に外すのは、ほぼ不可能です。
そして「壁面収納」。 これはもはや「家具」ではなく「壁」。解体作業が必須で、自力(自治体)での処分は現実的ではありません。
費用の比較
1. 自治体(粗大ごみ)
- 費用相場
→400円 ~ 2,000円(1個あたり) - 条件
- 小さな本棚やテレビ台なら、これが最安。
- 問題は「食器棚」。ガラス部分のルールを自治体HPで確認必須です。
- (例)横浜市:「ガラス部分は外しても、付けたままでも可」
- (例)世田谷区:「ガラスは外して不燃ごみへ」
- **カラーボックス大量(5個以上)の場合、1個400円でも合計2,000円。**運び出す手間を考えると、意外とコスパが悪いです。
- 安さ:★★★★☆
- 手間:★★★★☆
2. 不用品回収業者
- 費用相場(単品)
→食器棚 4,000円~、本棚 3,000円~ - 費用相場(積み放題)
→軽トラパック 15,000円 ~ 25,000円 - 条件
- カラーボックスや小さな棚が大量にある場合、単品で頼むより「軽トラ積み放題」の方が圧倒的に安くなります。
- 「壁面収納」は、解体作業費として+5,000円~が必須です。
- 食器棚のガラスも、もちろんそのままでOK。
- 安さ:★★★☆☆
- 手間:★☆☆☆☆
3. 引っ越し業者(オプション)
- 費用相場
→5,000円 ~ 15,000円(単品) - 条件
- 引っ越しと同時に持っていってくれます。
- ここでも「壁面収納」の処分は、解体のプロである引っ越し業者に分があります。
- 安さ:★★☆☆☆
- 手間:★☆☆☆☆
カラーボックスの処分についてもっと詳しく知りたい方はこちら
【編集長からのワンポイントアドバイス】

処分したい棚の「数」を数えてください。カラーボックス、衣装ケース、小さな棚などが合計5個以上あるなら、「自治体でチマチマ出す」より「業者の積み放題パック」を検討すべきです。その方が、引っ越し前の貴重な時間を節約できます。
※参考:違法な「無料回収」業者に注意
テーブル・椅子(ダイニングセット、特殊素材の天板)
最後はテーブルと椅子。 一見簡単そうですが、ここにも「特殊素材」の罠が潜んでいます。
「重すぎて運べない」大理石テーブル
知人宅にあった「大理石のローテーブル」。 自治体に出そう(800円)としたら、重すぎて大人2人でも玄関から出せないことが判明。 結局、不用品回収業者に依頼し、作業員2名で「8,000円」かかりました。
また、「ダイニングテーブルセット(テーブル+椅子4脚)」。 自治体なら「テーブル 1,000円」+「椅子 400円×4脚」=合計 2,600円。 これを全部自分で運び出す手間と、業者の「セットで5,000円(搬出込み)」を天秤にかけることになります。
費用の比較
1. 自治体(粗大ごみ)
- 費用相場
→テーブル 800円~、椅子 400円~ - 条件
- 木製の軽いテーブルや椅子なら、これが最安。
- 「ガラステーブル」「大理石テーブル」は、自治体が「処理困難物」に指定していないか確認が必要。
- (例)世田谷区:「石(大理石など)は収集できません」
- 参照:世田谷区「収集できないもの」
- 安さ:★★★★★
- 手間:★★★☆☆(重さによる)
2. 不用品回収業者
- 費用相場
→テーブル 3,000円~、椅子 1,000円~ - 費用相場(セット)
→ダイニングセット 5,000円 ~ 10,000円 - 条件
- 「大理石」「ガラス天板」など、重い・割れ物でも問題なく引き取ってくれます。(割増料金の場合あり)
- ダイニングセットをまとめて処分するなら、手間を考えると非常に楽です。
- 安さ:★★★☆☆
- 手間:★☆☆☆☆
3. 引っ越し業者(オプション)
- 費用相場
→4,000円 ~ 12,000円 - 条件
- 引っ越しと同時。
- 重い大理石テーブルなども、彼らは運び慣れているので安心です。
- 安さ:★★☆☆☆
- 手間:★☆☆☆☆
【編集長からのワンポイントアドバイス】

そのテーブルの「天板の素材」を確認してください。「木」以外(ガラス、石、大理石)の場合、自治体で捨てられないリスクがあります。また、ダイニングセットは「合計5点(テーブル1、椅子4)」と考え、自治体料金(合計約2,600円)と、業者の「搬出込み5,000円~」の手間賃を比較して判断しましょう。
ここが一番「知らないと損する」章かもしれません。 なぜなら、これまでの「自治体」「不用品回収」「引っ越し業者」という3択が、通用しないモノが含まれるからです。
「え、これって粗大ごみで出せると思ってた…」 引っ越し前日に気づいても、もう手遅れです。 そうなる前に、具体的な処分費用を確認しましょう。
3. その他・特殊な「家具」(捨て方が特殊)

「家具」というより「備品」に近いかもしれません。 布団、カーペット、学習机、そしてピアノや仏壇。 これらは「量」「サイズ」「素材」「重さ」が極端なため、捨て方が全く異なります。
布団・寝具(大量)
問題は「1枚」ではありません。 押入れに眠っている「来客用」や「古くなった」もの。 合計5組(10枚)以上ある場合の処分方法です。
私の失敗談:自治体(粗大ごみ)のワナ
私は以前、押入れ一掃で「布団5組(合計10枚)」を捨てようとしました。 自治体の粗大ごみセンターに電話すると、「布団1枚400円です」とのこと。 「え、10枚で4,000円!?」 しかも、1枚1枚ヒモで縛って、家の前まで10往復しなければならない…。
バカらしくなって不用品回収業者に見積もりを頼んだら、「全部まとめて5,000円で持っていきますよ」と言われ、即決しました。 差額1,000円で、あの地獄の「ヒモ縛り&10往復」から解放されたのです。 あの時ほど、時間をお金で買って良かったと思ったことはありません。
費用の比較(布団5組=10枚の場合)
1. 自治体(粗大ごみ)
- 費用相場
→3,000円 ~ 5,000円(1枚300~500円 × 10枚) - 条件
- 1枚ずつヒモで縛る必要があります。これが重労働。
- もちろん、指定場所まで自力で運ぶ必要があります。
- (※自治体によっては「3枚まで燃えるゴミOK」などルールが違うので、必ず確認を)
- 安さ:★★★☆☆
- 手間:★★★★★(最悪)
2. 不用品回収業者
- 費用相場
→4,000円 ~ - 条件
- 縛る必要ナシ。押入れからそのまま持っていってくれます。
- 「軽トラ積み放題(15,000円~)」に他の家具と一緒に入れるのが一番お得です。
- 安さ:★★☆☆☆
- 手間:★☆☆☆☆(最高)
3. 引っ越し業者(オプション)
- 費用相場
→5,000円 ~ 10,000円 - 条件
- 引っ越し当日。見積もり時に申告が必須です。
- 正直、布団「だけ」を頼むのは割高です。
- 安さ:★☆☆☆☆
- 手間:★☆☆☆☆
【編集長からのワンポイントアドバイス】

処分したい布団が3組(6枚)以上あるなら、自治体(粗大ごみ)は「最後の手段」と考えましょう。費用が業者とさほど変わらない上、とにかく手間がかかりすぎます。引っ越し前の貴重な時間を「布団縛り」に使うべきではありません。 (参考:お住まいの自治体ルール確認を)
カーペット・ラグ(サイズ)
問題は「サイズ」です。 特に「6畳(帖)サイズ」以上のもの。
「切ればタダ」という甘い誘惑
「6畳のカーペット、粗大ごみだと1,200円か…」 「あ、でも切ったら燃えるゴミでタダじゃん!」
そう考えた私が間違っていました。 カーペットの裏側(基布)は、普通のハサミでは絶対に切れません。 カッターナイフで何度も何度も切りつけ、1時間格闘して、結局30cmしか切れませんでした。
1,200円をケチったせいで、1時間を無駄にし、カッターの刃を2枚ダメにしました。 素直に粗大ごみに出すべきです。
費用の比較(6畳サイズの場合)
1. 自治体(粗大ごみ)
- 費用相場
→800円 ~ 1,200円 - 条件
- 畳んだり、丸めたりして、ヒモで縛る必要があります。
- 重い「絨毯(じゅうたん)」は一人で運ぶのが大変です。
- 安さ:★★★★★
- 手間:★★★☆☆(切るよりマシ)
2. 不用品回収業者
- 費用相場
→2,000円 ~ 4,000円 - 条件
- 縛る必要も、運び出す必要もありません。
- 他の家具と「まとめて」処分するのが賢明です。
- 安さ:★★★☆☆
- 手間:★☆☆☆☆
3. 引っ越し業者(オプション)
- 費用相場
→3,000円 ~ 5,000円 - 条件
- 引っ越し当日。
- 安さ:★★☆☆☆
- 手間:★☆☆☆☆
【編集長からのワンポイントアドバイス】

3畳サイズまでの薄い「ラグ」なら、頑張って切って燃えるゴミもアリです。しかし「6畳」以上の「カーペット」は、絶対に切ろうとしないでください。時間と体力の無駄です。素直に自治体(粗大ごみ)に出すのが、最もコストパフォーマンスが高い選択です。
デスク(学習机セット)
これも「セット」のワナです。 「学習机」は、「机本体」+「上置き棚」+「袖机(ワゴン)」+「椅子」の4点(!)で構成されていることが多いのです。
部品ごとに金を取られる現実
実家の学習机を処分した時の話です。 自治体に申し込んだら、 「机本体が1,200円、棚が400円、ワゴンが400円、椅子が400円ですね」
合計 2,400円。
しかも、棚と机はネジで固定されており、父がドライバーで30分かけて解体していました。 この「解体手間」と「複数個口の料金」を知らずに自治体に頼むと、当日ガッカリします。
費用の比較(学習机セット)
1. 自治体(粗大ごみ)
- 費用相場
→1,500円 ~ 3,000円(全部品込み) - 条件
- 自分で解体・分離できることが大前提。
- 1点ずつシールを貼り、運び出す必要があります。
- 安さ:★★★★★
- 手間:★★★★☆(解体が面倒)
2. 不用品回収業者
- 費用相場
→4,000円 ~ 8,000円 - 条件
- 解体から搬出まで、すべて丸投げOK。
- 重い木製の机の場合、この「解体・搬出コミ」は非常に価値があります。
- 安さ:★★★☆☆
- 手間:★☆☆☆☆
3. 引っ越し業者(オプション)
- 費用相場
→5,000円 ~ 10,000円 - 条件
- 引っ越し当日。
- 安さ:★★☆☆☆
- 手間:★☆☆☆☆
【編集長からのワンポイントアドバイス】

あなたの学習机が「棚」や「ワゴン」と分離できるか確認してください。分離できるなら、自治体(粗大ごみ)が最安です。もし解体が困難か、重すぎて運べないなら、数千円高くても業者に「丸投げ」しましょう。
超重量物・特殊物(ピアノ、仏壇、金庫)
ここからは、ルールが全く変わります。
これらは「粗大ごみ」ではありません。 自治体も、不用品回収業者も、引っ越し業者も、原則として処分できません。 必ず「専門業者」への依頼が必要です。
費用の比較(専門業者のみ)
1. ピアノ(アップライトピアノ)
- 費用相場
→15,000円 ~ 40,000円(処分費+搬出作業費) - 依頼先
→ピアノ専門の運送・買取業者 - 注意点
- まずは「買取査定」を依頼しましょう。**古いピアノでも0円(無料引き取り)**になる可能性があります。
- 処分(廃棄)になると、リサイクル料+重機での搬出作業費で高額になります。
2. 仏壇
- 費用相場
→20,000円 ~ 80,000円(供養費+本体処分費) - 依頼先
→仏壇・仏具店、またはお付き合いのあるお寺 - 注意点
- 粗大ごみに出すのは絶対にNGです。
- まず「魂抜き(閉眼供養)」という儀式が必要です。
- 仏壇店に依頼すれば、供養から本体の引き取りまで一括でやってもらえます。
3. 金庫(家庭用・手提げでないもの)
- 費用相場
→15,000円 ~ 30,000円 - 依頼先
→金庫の専門業者、または鍵屋 - 注意点
- 重量が100kgを超えるものもあり、自治体は「処理困難物」として100%回収しません。
- 特殊な耐火素材(コンクリートなど)が使われているため、専門の処理が必要です。
- (参考:金庫の処理方法)
- 参照:日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会「金庫の廃棄」
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「ピアノ」「仏壇」「金庫」は、引っ越し業者の見積もり時に「これも処分したい」と言っても「専門業者を呼んでください」と断られます。引っ越し日が決まったら、他のどの家具よりも先に、それぞれの「専門業者」に連絡し、引き取り日を確定させてください。
【Q&A】引っ越し・家具処分で絶対に損しないための最終確認
この記事の重要ポイントをQ&Aでおさらいします。 あなたの状況と照らし合わせて、今すぐやるべきことを確認してください。
Q1. とにかく一番安く済ませたい。どうすればいい?
A. 「全部、自力で解体・搬出して、自治体(粗大ごみ)に出す」です。
これが金銭的に「最安」なのは間違いありません。 ただし、ベッドの解体、タンスの運び出しなど、引っ越し前の貴重な時間を数時間単位で失う覚悟が必要です。
また、この記事で強調した「スプリングマットレス」や「大理石テーブル」のように、自治体が「回収不可」としているモノも多いです。
安さだけを追って、引っ越し当日に「これ捨てられなかった…」と途方に暮れるのが最悪のパターンです。
Q2. 記事を読んで、自分の「スプリングマットレス」がヤバいと知った。今すぐ何をすべき?
A. 今すぐ、そのマットレスの「処分見積もり」を取ってください。
引っ越し日が迫っているなら、選択肢は以下の2つです。
- 不用品回収業者に依頼する
- 費用相場:4,000円~8,000円
- 契約済みの引っ越し業者に電話する
- 「オプションでスプリングマットレスの処分もお願いしたい」と伝えてください。
- 費用相場:5,000円~10,000円
どちらも自治体より高額ですが、新居に運び込むより100倍マシです。絶対に放置してはいけません。
Q3. L字ソファや婚礼タンスが、どう考えても部屋から出せない。
A. すぐに「引っ越し業者」に連絡してください。
それは「処分」の問題ではなく、「特殊な搬出(吊り下げ作業)」の問題です。 自力(自治体)は100%不可能です。
不用品回収業者も「特殊作業費」として高額請求してくる可能性があります。 一番安全で、結果的に安くなる可能性が高いのは、「荷物の搬出」と「家具の吊り下げ処分」を、プロである引っ越し業者にまとめて依頼することです。
Q4. 解体も搬出も面倒。お金はかかってもいいから、とにかく「楽」したい。
A. 「不用品回収業者」一択です。
電話一本(またはネット申込み)で、部屋にある状態からすべて運び出してくれます。 費用は自治体の5倍~10倍かかりますが、その価値はあります。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

この時、処分したいものが「布団5組」「カラーボックス10個」「細かい棚が複数」のように「数」が多いなら、単品で頼むより「軽トラ積み放題パック(15,000円~)」などを利用する方が、トータルで安くなるケースが多いです。見積もり時に必ず確認しましょう。
Q5. ピアノや金庫も、不用品回収業者に頼める?
A. ほぼ断られます。これらは「専門業者」の領域です。
ピアノ、仏壇、重量級の金庫は、粗大ごみでも、不用品回収でも、引っ越しオプションでもありません。
- ピアノ
→ピアノ専門の買取・運送業者へ(まずは買取査定を) - 仏壇
→仏壇店、またはお寺へ(「魂抜き」の供養が必須) - 金庫
→金庫専門の処分業者、または鍵屋へ
これらは引っ越し日が決まったら、他のどの家具よりも先に手配を完了させてください。
最後に:あなたの「武器」は、その「相場感」です
ここまでお疲れ様でした。 ベッド、ソファ、タンス、そしてマットレス…。 あなたの目の前にある家具の「リアルな処分費用」が、もうハッキリ見えているはずです。
あなたは、もう「知らなかった」というだけで数万円を損することはありません。
引っ越し時の家具処分は、結局のところ、 「安さ(自治体)」 「楽さ(業者)」 「時間(引っ越し日までの日数)」 この3つを天秤にかけるゲームです。
この記事で手に入れた「モノ別の具体的な相場感」こそが、そのゲームに勝つための最強の「武器」です。
その武器があれば、 「スプリングマットレス8,000円」という業者の見積もりが「妥当だ」と判断できる。 「L字ソファの吊り下げ処分3万円」を、引っ越し業者に「もっと安くならないか」と交渉できる。 「布団10枚4,000円」で自治体に出すより「業者に5,000円で丸投げ」する時間的価値を選べる。
もう、やみくもに悩む必要はありません。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

やることは3つだけ。
- メジャーで「測る」(玄関を通るか?)
- スマホで「調べる」(自治体のルールは?)
- 業者に「電話する」(相見積もりを取る)
引っ越し当日に「こんなはずじゃなかった」と途方に暮れないために、今すぐ行動してください。
あなたの新生活が、古い家具のストレスから解放された、最高のものであることを祈っています。
引っ越し、頑張ってください。










