
編集長
私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!
こんな人におすすめ
- 引っ越し業者と不用品回収業者、どっちに頼むか本気で迷っている人
- 「楽さ」も「安さ」も、できれば両方あきらめたくない人
- もう引っ越しまで時間がなく、最短で「正解」だけを知りたい人
- 「無料回収」という言葉に、一瞬でも心が揺らいだことがある人
- 悪徳業者にカモられて、新生活を最悪の気分で始めたくない人
この記事でわかること
- 「引っ越し業者に丸投げ」と「専門業者を別途手配」、結局どっちが得か
- あなたの「捨てるモノ」に最適な業者の選び方(買取・回収・自治体)
- 残り時間別(1ヶ月前/1週間前/直前)の、現実的な処分プラン
- 不用品回収業者を呼ぶ「ベストな日」と「最悪の日」
- 絶対に失敗しないための「優良業者の見分け方」(ヒント:許可証)
引っ越しの荷造りより、100倍面倒。 それが「この不用品、どうすんだよ」問題です。
ダンボールに囲まれながら、ふと目に入るデカいベッド。 新居に持っていく気もない古い冷蔵庫。 「これ、いつ、誰が、いくらで捨てるの?」
そう、引っ越しの不用品処分は、「退去日」というタイムリミットがある時間との勝負。
焦って適当な業者に頼むと、 「え、見積もりの倍じゃん…」と高額請求されたり、 「楽だと思ったのに!」と余計な手間にハマったり、 最悪の場合、退去日に間に合わず地獄を見ることになります。
何を隠そう、これを書いている私も、昔はそうでした。
初めての引っ越しで何も考えず「全部やっといてください」と業者に丸投げし、請求書を見て固まったあの日。 逆に「無料」の文字に釣られ、危うく悪徳業者にカモられそうになったあの日。
この記事は、そんな「引っ越しゴミ・カオス」をすべて経験した筆者が、 「日本一わかりやすく、リアルな正解」を伝えるために書きました。
あなたの状況(残り時間、モノの状態、予算)に合わせて、 「ウチの場合は、これだな」 とハッキリわかるよう、徹底的に解説します。
もう大丈夫。 この記事を読めば、あなたは損せず、楽に、そして安全に不用品を片付け、スッキリ新生活をスタートできます。
1. 究極の2択:引っ越し業者 vs 専門業者

「引っ越し見積もりのついでに、これも捨てて」 と言うか、 「いや、処分は俺が自分で一番安い業者探すわ」 と言うか。
ここであなたの引っ越しの「疲労度」と「出費」がほぼ決まります。 それぞれのメリットと、絶対に知っておくべきデメリット(落とし穴)を見ていきましょう。
1-1. 引っ越し業者に「丸投げ」する
これは、引っ越し業者(アリさん、サカイさんとか)の見積もり時に、「このベッドと冷蔵庫、処分もお願いしたいんですけど」と一言で済ませるパターン。
メリット
- 圧倒的に楽。これに尽きる。
窓口が引っ越し業者ひとつで済みます。 不用品回収業者のために、別で電話したり、見積もり取ったり、日程調整したり…あの地獄をすべてスキップできます。 - 当日の流れがシームレス。
「これは新居へ」「これは処分」と指示するだけ。 荷物を運び出した直後に「じゃあ、このタンスは処分ですね」と、そのまま持っていってくれます。自分で別途手配した時の「まだ回収業者来ない…」というソワソワがありません。
デメリット
- 高い。ほぼ100%割高。
なぜか? 引っ越し業者が「サービス」でやってるわけじゃないからです。 彼らも提携している「本物の」廃棄物処理業者に依頼します。当然、そこには「仲介手数料(マージン)」が乗っています。
俺も昔、初めての引っ越しで何も考えず丸投げしました。 当日はめちゃくちゃ楽でしたよ。
でも後日、請求書の内訳を見て「え、冷蔵庫の処分に2万!?(リサイクル料込みでも高すぎ)」と目が飛び出ました。 あれは完全に「楽さ」を買ったんですね。
1-2. 自分で「不用品回収業者」を別途手配する
こっちは、引っ越し業者とは別に、自分でネットなどで不用品回収の専門業者を探して依頼するパターンです。
メリット
- 安い。本気出せばかなり安い。
中間マージンがありません。 さらに、3社くらい電話して「一番安いとこ(相見積もり)」を選べば、引っ越し業者に丸投げするより数万円安くなることもザラです。 - 専門家なので強い。
引っ越し業者に「これはウチじゃちょっと…」と断られたようなボロボロのモノや、よく分からない謎の機材でも、専門業者なら「あーはいはい」と持っていってくれます。
デメリット
- 「業者探し」が面倒。
「(地域名) 不用品回収」で検索すると、業者が星の数ほど出てきます。 - 悪徳業者を引くリスクがある。
ここが最大の地獄。 「無料」をうたっておきながら、トラックに積んだ後で「処理費用」として高額請求してくる輩もいます。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

業者選びで失敗しない鉄則は、「一般廃棄物収集運搬業許可」を持っているか確認すること。怪しい業者は「産業廃棄物」の許可しか持ってなかったり、「古物商」だけでごまかそうとします。家庭のゴミは「一般廃棄物」です。
参照リンク:環境省 無許可の回収業者を利用しないでください! (※政府もこれだけ強く注意喚起しています)
- 「日程調整」という最大のパズル。 引っ越し業者との調整とは別に、回収業者の日程も決めないといけません。 「引っ越し前日に来てもらう?」 「いや、ギリギリまで使うから引っ越し当日の朝?」 この調整に失敗すると、新居にゴミを持っていくか、旧居にゴミを残して大家さんにブチ切れられるかの2択になります。
1-3. 【結論】「楽」を取るか、「安さ」を取るか
もうお分かりですね。 どっちが「正解」かは、あなたが何を優先するかで決まります。
- 「引っ越し業者に丸投げ」が正解な人
- とにかく時間がない。
- お金で「楽」と「時間」を買いたい。
- 業者を探したり、電話したりするのが心底面倒だ。
- 初めての引っ越しで、失敗したくない。
- 「自分で別途手配」が正解な人
- 1円でも安く引っ越したい。
- 引っ越しまで時間に余裕がある。
- 業者を比較検討する「手間」を惜しまない。
- 過去に丸投げして「高ぇ!」と思った経験がある人。
【結論】
- 時間と金に余裕があるなら「丸投げ」。
- 手間をかけてでも金を浮かせたいなら「別途手配」。
まずは、あなたがどっちのタイプか決める。 そこからがスタートです。
2. 捨てるモノ別!呼ぶべき業者の正解

さて、前の章で「丸投げ」か「別途手配」か、心の準備が決まったと思います。
もし「別途手配(自分でやる)」を選んだなら、次にやることは「捨てるモノの仕分け」です。
「え、面倒くさい…全部まとめて捨てたい」 そう思いますよね。私もそうでした。
でも、ちょっと待ってください。 その「ゴミ」だと思っているモノ、状態によって「呼ぶべきプロ」がまったく違います。
これを間違えると、 お金をもらえるはずだったモノに、お金を払って捨てる という最悪のミスを犯します。
あなたの「捨てるモノ」は、次の3つのどれですか?
Case 1:まだ使える・キレイなモノ(→ 買取業者)
- 対象
製造から5年以内の家電(冷蔵庫、洗濯機、テレビ)。 キレイな家具(特にブランド物)。 - 呼ぶべき業者
「買取」専門業者(リサイクルショップの出張買取など)
これは「処分」じゃなく「売却」です。 ゴミじゃありません。資産です。
私がやらかしたのは、まだ製造3年目だった国内メーカーの冷蔵庫。 引っ越し業者の提携先に「処分」で丸投げしたら、リサイクル料やら何やらでしっかりマイナスになりました。
後で知ったんですが、あれは「買取業者」に頼めば、間違いなく1万円以上にはなってたはずです。泣きました。
引っ越し業者や不用品回収業者も「ウチ、買い取れますよ」と言ってきますが、彼らの本業は「処分」か「運搬」です。 「買取」の専門家じゃないと、安く買い叩かれる可能性が高い。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

一番高く売れるのは「フリマアプリ」ですが、引っ越し直前には向きません。「梱包・発送」の手間と「いつ売れるかわからない」リスクがあります。引っ越し1ヶ月以上前から動ける人だけが手を出しましょう。
Case 2:ボロボロ・壊れたモノ(→ 不用品回収業者)
- 対象
壊れた家電。 ボロボロのタンス、マットレス。 家電リサイクル法対象品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)。 - 呼ぶべき業者
「不用品回収」専門業者
これぞ、まさにお金を払って「処分」してもらうモノたちです。 特に、以下の2つが当てはまったら、専門業者の出番です。
- 家電リサイクル法対象品
- ベッドやソファなど、自力で運べないデカいモノ
エアコンの取り外しとか、素人じゃ無理ですよね。 こういうのを「安全」に「楽」して処分するためのプロが、不用品回収業者です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

この「家電リサイクル法」がクセモノです。 これは法律で「捨てる人がリサイクル料を払ってね」と決まっています。 「ウチはリサイクル料タダです!」と謳う業者がいたら、それは99%悪徳業者です。別の名目で請求されるか、不法投棄されます。
参照リンク:経済産業省 家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法) (※これが「ちゃんと捨てないとダメ」と国が定めたルールです)
Case 3:自力で運べるゴミ(→ 自治体の粗大ゴミ)
- 対象
棚、カーペット、布団、衣装ケース。 (=家電リサイクル品以外で、なんとか一人で運べるモノ) - 呼ぶべき業者
自治体(市区町村)の粗大ゴミ収集
もしあなたの捨てるモノがこれ「だけ」で、かつ引っ越しまで2週間以上あるなら、不用品回収業者を呼ぶ必要はありません。
理由は、圧倒的に「安い」から。
不用品回収業者に頼んだら5,000円は取られそうな棚も、自治体ならコンビニで「粗大ごみシール」を800円とかで買って貼るだけ。
デメリット(落とし穴)は、その「手間」です。
- 予約がすぐ取れない
→特に引っ越しシーズンは2〜3週間先まで埋まってる - 朝イチで指定場所まで運ぶ必要がある
→家の前まで取りに来てはくれない
私はこれで一度失敗しました。 引っ越し前日に「あ、布団捨て忘れた」と気づき、自治体は当然NG。 結局、布団1枚だけのために、割高な不用品回収業者を呼ぶハメになりました。
【結論】
- 「売れるモノ(Case 1)」を仕分ける。
- 「自力で安く捨てられるモノ(Case 3)」を仕分ける。
- 「どうしようもないモノ(Case 2)」を、プロ(不用品回収業者)に任せる。
この順番、絶対に間違えないでください。
3. 残り時間別!最強の「処分コンボ」プラン
前の章で「何をどう捨てるか」が決まりましたね。 「売るモノ」「プロに頼むモノ」「自治体で捨てるモノ」の仕分け、バッチリですか?
よし、ここからが本番です。 引っ越しは「タイムリミット」との戦い。
あなたの「引っ越しまでの残り時間」によって、打てる手がまったく変わってきます。 あなたの現在地は、次のどれですか?
【1ヶ月以上前】最強フルコンボプラン
もしあなたが今この段階にいるなら、おめでとうございます。 あなたは引っ越し処分の「勝ち組」です。
時間という最強の武器をフル活用し、「最も安く、なんならプラスで終える」ことが可能です。
やることは、面倒な順(=高く売れる順)です。
- (〜1ヶ月前)「フリマアプリ」に出品
小型家電、ブランド服、趣味のモノなど、「梱包・発送」が苦じゃないモノから売りまくります。 ここで欲張って大型家具に手を出すと、売れた時の「梱包・発送たのメル便」などの手配が面倒なので、ほどほどに。 - (〜3週間前)「買取業者」に出張査定を依頼
フリマで売れない大型家具、家電(製造5年以内)をプロに査定してもらいます。 コツは「相見積もり」。 A社が5千円でも、B社は2万円と言うこともザラ。絶対に1社で決めないでください。 - (〜2週間前)「自治体」に粗大ゴミを予約
買取業者に「値段つきませんね」と言われたモノ、自力で運べるモノ(棚、布団など)を、自治体の粗大ゴミ収集に即電話(またはネット)予約。 引っ越しシーズン(2〜4月)は予約が殺到するので、マジで速攻で電話してください。 - (〜1週間前)「不用品回収業者」の予約
上記すべてで残った「どうしようもないゴミ」(壊れたモノ、ベッド、家電リサイクル品など)を処分するため、専門業者に見積もり依頼。 回収日は「引っ越し前日」で押さえましょう。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

この「フルコンボ」の肝は、「自治体」と「買取業者」をいかに早く動かすか。不用品回収業者は最後の砦です。先に自治体で安く捨てられるモノを確定させれば、回収業者に払う金額を最小限に抑えられます。
【1〜2週間前】現実的・同時進行プラン
ヤバい、もう時間がない。 でも、まだ焦る時間じゃない。一番現実的な落とし所です。
この段階で「フリマアプリ」は諦めてください。 「今日売れても、発送が引っ越し当日だ…」なんてことになったら本末転倒です。
やることは「買取」と「回収」の同時進行です。
- 「買取業者」に出張査定を依頼(2〜3社)
- 「不用品回収業者」にも見積もり依頼(2〜3社)
そして、見積もりの電話で、両方の業者に「魔法の質問」をしてください。
「そちらで値段がつかなかったモノは、そのまま有料で引き取ってもらうこと(処分)は可能ですか?」
これで、相手が「買取専門(古物商許可のみ)」なのか、「処分(一般廃棄物収集運搬業許可)」もやっている優良業者なのかが分かります。
この質問で一番トータルで安く、かつ一発で終わらせてくれる業者を探し当てるのが、このプランのゴールです。
【3日前〜前日】詰んでる・駆け込みプラン
はい、かつての私です。 もう、安さとか言ってる場合じゃありません。 ミッションはただ一つ、「退去日までに部屋を空っぽにすること」です。
この段階で、あなたは「安さ」を捨て、「スピード(と確実性)」にお金を払うことになります。
- 「(地域名) 不用品回収 即日」 「(地域名) 不用品回収 明日」 で、今すぐ検索してください。
- もはや「相見積もり」は諦めましょう。 電話して「明日、午前中に絶対に来れますか!?」と聞き、一番早く「YES」と言った業者に決めるしかありません。
- 料金は、通常の1.5倍〜2倍を覚悟してください。 これは「時間を買う」ための緊急費用です。
俺は前日、ベッドと壊れた電子レンジのためにこのプランを発動し、痛い出費(たしか3万円…)を払いました。 でも、あれがなかったら旧居にゴミを残し、大家さんから違約金を請求される「最悪の未来」になっていたはずです。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

どんなに焦っていても、電話口で「総額いくらか」「追加料金は絶対にかからないか」だけは確認してください。そして、HPで「一般廃棄物収集運搬業許可」の番号があるか、最後の理性でチェック。焦っている客ほど、悪徳業者のカモですよ。
4. 【最重要】回収業者は「いつ呼ぶ」のが正解か

さて、第1章で「自分で別途手配する」と決め、 第2章で「捨てるモノを仕分け」、 第3章で「業者を予約」した、あなた。
本当にお疲れさまです。 でも、一番大事なパズルが残っています。
「で、その回収業者、引っ越しの”いつ”呼ぶ?」
これを間違えると、あなたが苦労して「安く」しようとした努力が、すべて「最悪の思い出」に変わります。
なぜなら、引っ越し当日は「現場監督」であるあなたのキャパシティが100%持っていかれるからです。 そんな戦場で、2つの部隊(引っ越し業者と回収業者)を同時に指揮できますか? 無理です。絶対に。
ベストなタイミング:引っ越し「前日」
結論から言います。絶対に「前日」です。 もっと言えば「前日の午前中」が最強です。
なぜか?
引っ越し当日を「新居へ持っていくモノの運び出し」だけのシンプルな作業にできるからです。
私がこの「前日プラン」で大成功した時、引っ越し当日は本当に天国でした。
当日の朝、部屋にあるのは「新居に持っていくダンボール」と「最後のスーツケース」だけ。 古いベッドも、邪魔だった棚も、壊れた電子レンジも、昨日ぜんぶ消え去った。
引っ越し業者が来て、「あれ?もう荷物これだけですか?楽勝っすね!」と、作業が1時間で終わりました。
「これは持っていく」「これは捨てる」 「あ、それはこっちの業者さんが…」 あの、当日の地獄のような「仕分け指示」が一切ない。 これがどれだけ精神的に楽か。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

なぜ「前日の午前中」まで指定するか?理由は、不用品回収業者も「遅れる」からです。彼らも人間です。交通渋滞や前の現場が押すことは日常茶飯事。もし「前日の夕方」に予約して、彼らが2時間遅れたら? あなたは引っ越し前夜を「まだ来ない…」と泣きながら過ごすことになります。午前中に呼べば、万が一遅れても、その日の夕方までには終わります。
もちろん、デメリットもあります。
そうです。 「前日からサバイバル生活」が始まります。
ベッドはもうない。布団で寝るしかない。 冷蔵庫ももうない。食べ物はクーラーボックスか、その日コンビニで買う。
でも、たった一晩のその不便と、 引っ越し当日にすべてが破綻する地獄、 どっちがマシですか?
危険なタイミング:引っ越し「当日」
「いや、ギリギリまでベッドで寝たいし、冷蔵庫も使いたい」
「引っ越し業者が運び出した”直後”に、回収業者が来れば最強じゃね?」
そう考えたかつての俺がいました。 そして、地獄を見ました。
絶対に、ダメです。
あなたが天才的な現場監督でない限り、これは「破綻フラグ」でしかありません。 当日の最悪なシミュレーションを見てください。
- AM 9:00
→引っ越し業者が到着。作業開始。 - AM 10:30
→荷物の運び出しが佳境。「捨てる」はずのデカいベッドが邪魔で、奥のダンボールが出せない。 - AM 11:00
→呼んでいた不用品回収業者が「前の現場が押して」30分遅れで到着。 - AM 11:01
→引っ越し業者の2tトラックが停まっているため、回収業者の軽トラが良い場所に停められない。 - AM 11:10
→マンションのエレベーターが「引っ越し業者」と「回収業者」で大渋滞。 お互いイライラ。 - AM 11:30
→あなたは「これは引っ越し!」「これは処分!」と、2つの業者に指示を出し続け、脳が焼き切れる。 - PM 12:00
→大家さんとの「退去立ち会い」の時間。でも、部屋にはまだ業者とゴミが…。
…これが、私が体験した(そして二度と繰り返したくない)地獄です。 2つの業者を同じ日に呼ぶのは、2つの軍隊を同じ場所に呼ぶのと同じ。 あなたが混乱し、現場が混乱し、誰も得しません。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

唯一の例外は、第1章で話した「引っ越し業者に丸投げ」パターンです。この場合は「同じ会社(の提携先)」がすべてを指揮してくれるので、当日の指示もシンプルです。しかし、あなたが「別々の会社」を2社呼んだ時点で、現場監督は「あなた」です。自分にそんな神業ができるとは思わないほうが身のためです。
5. 引っ越し不用品回収 Q&A
最後に、この記事をお読みいただいた上で、まだ残っているであろう疑問点について、詳しくお答えいたします。
Q. 街を走っている「無料回収」のトラックは、やはり利用しない方が良いでしょうか?
A. はい、100%利用しないでください。
あれは慈善事業(ボランティア)ではございません。 「無料」でトラックに積み込んだ後、走り出してから「これは処理費用が別途必要です」「運搬費がかかります」と高額な料金を請求する手口が報告されています。 断ろうとすると、家の前で大声を出されたり、荷物を下ろしてくれなかったりといったトラブルに発展するケースもあります。
最悪の場合、無料で引き取ったフリをして、近隣の山中や河川敷に不法投棄する可能性も否定できません。
参照リンク:環境省 無許可の回収業者を利用しないでください! (※国(環境省)がこれほど強く「利用しないように」と注意喚起を行っています。絶対に関わらないでください)
Q. どうしても引っ越し当日でないとダメなのですが…ギリギリまでベッドを使いたいのです。
A. お気持ちは痛いほどよく分かります。ですが、どうかおやめください。
この記事で最もお伝えしたかったことの一つです。引っ越し当日のお客様は、現場の「総責任者」です。 引っ越し業者と不用品回収業者、2つの異なる部隊を同時に指揮・管理できますでしょうか?高い確率で事故(トラブル)が起こります。
- エレベーターが2社で混雑し、大渋滞が発生します。
- 「これは処分品」「これは新居へ」という指示が現場で錯綜します。
- 引っ越し作業が遅延し、回収業者が待てずに帰ってしまうかもしれません。
お客様ご自身の混乱が頂点に達してしまいます。 たった一晩、床で休むなど不便をおかけしますが、それが結果的に最も安価で安全な方法です。
Q. 「一般廃棄物」の許可は、そこまで重要なのですか? 「古物商」ではダメですか?
A. はい、お客様を守るための「命綱」です。
「古物商」許可は、あくまで「中古品として買い取る」ための許可であり、「ゴミ」を運搬することはできません。 「産業廃棄物」許可は、会社や工場のゴミを対象としており、ご家庭のゴミは運搬できません。
お客様のご家庭から出た「ゴミ」を、「お金を受け取って処分」するためには、自治体の厳しい審査を通過した「一般廃棄物収集運搬業許可」が絶対に必要です。
この許可がない業者は、お客様のゴミを不法投棄する可能性が非常に高いです。 万が一、お客様の住所が書かれた封筒などと一緒にそのゴミが山中で発見された場合、ゴミを捨てたお客様ご自身の責任も問われる可能性があります。
Q. 結局、引っ越し業者に頼むと、なぜあんなに高額になるのですか?
A. 主な理由は「中間マージン(仲介手数料)」です。
引っ越し業者は「運搬」のプロですが、「廃棄物処分」のプロではありません。 結局のところ、彼らも提携している「不用品回収業者」に外注しています。
このような構図になっていることがほとんどです。 お客様が支払う高額な料金は、「窓口ひとつで全てが完了する」という「楽さ」への対価なのです。
例: お客様への請求=14万5千円
「引っ越し代 10万円」+「処分代(回収業者A社) 3万円」+「引っ越し業者の紹介料 1万5千円」
Q. 捨てるのがベッド1台だけです。それでも専門業者を呼ぶべきですか?
A. まず「自治体(粗大ゴミ収集)」がいくらかお調べください。それが最安の方法です。
ただし、「予約が2週間先まで埋まっている」「5階から自力で下ろせない」といった事情がある場合は、不用品回収業者を呼ぶしかありません。
その際の注意点として、ベッド1台だけでも「基本料金+出張費」がかかるため、結果的に1万円近くになるケースもございます。「軽トラ積み放題」プランではなく、「ベッド1点の単品回収」として総額がいくらになるか、明確に確認してください。
お疲れ様です。 この記事を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
引っ越しの準備、本当に大変ですよね。 ダンボールに囲まれ、やることが多すぎて混乱する中、ここまで読み進めてくださったご自身を、まずは褒めてあげてください。
この記事で、私たちが一貫してお伝えしたかったこと。 それは、
- あなたの状況(モノ・時間)を把握し
- 正しい許可を持った業者を
- 正しいタイミング(=引っ越し前日)で呼ぶ
ということです。
ここまでお読みいただいたあなたは、もう知識武装も万全です。
「無料回収」の甘い誘惑に迷うことも、 引っ越し当日に業者同士の板挟みになって泣くことも、 法外な追加料金に震えることも、もうありません。
残るは「行動」だけです。 まずは、あなたの「捨てるモノ」を仕分けし、電話を1本かけるところからスタートです。
面倒な「過去」の処分は、この記事を参考にしてサッと終わらせてしまいましょう。 そして、目の前にある「未来(新生活)」のダンボールを開けるワクワクに、全力で集中してください。
あなたの新しい門出が、最高のものになるよう心から願っております。






