「もう自治体のシールを一枚一枚貼るなんてやってられない…」
「引っ越しや大掃除で出たこの粗大ゴミの山、どうにか一発で片付けたい」
私自身もそうでした。
数年前の引っ越しで、解体したベッドフレーム、へたったマットレス、古い本棚を前に、「”軽トラ積み放題”ってよく見るけど、あれって本当にお得なの?」
「いや、レンタカーで軽トラ借りて、自分でクリーンセンターに持ち込んだ方が絶対安いんじゃないか?」と、スマホを片手に1時間以上悩んだ経験があります。
- 業者に頼む(積み放題)
- 自分で運ぶ(レンタル・持ち込み)
この記事は、そんなあなたの疑問に真正面から答えるために作りました。
私たちが目指すのは、日本一読者の立場に立つメディアです。
単なるノウハウの丸写しではありません。
料金のウラ側、実際に業者が使っている「追加料金」のパターン、私が軽トラを借りて持ち込んだ時のリアルな総額、そして「無料回収」の危険性まで、すべてを徹底的に解説します。
【編集長からのワンポイントアドバイス 】

「安い」という言葉だけで飛びつくと、粗大ゴミの処分は必ず後悔します。「積み放題」のはずが当日になって高額な追加料金を請求されたり、自分で運んで車や家を傷つけたり…。この記事では「総額でいくらか」「安全に終われるか」という視点を徹底的に解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたは「よし、自分の場合はこっちの方法でいこう」と、迷いなく行動に移せるはずです。
まずは、「業者に頼む」場合の料金のウラ側から見ていきましょう。
料金(費用の内実):「積み放題」のウラ側、すべて見せます

「軽トラ積み放題、1万円ポッキリ!」
こんな広告を見て、「安い!」と飛びつきたくなる気持ち、本当によくわかります。
ですが、粗大ゴミの処分で一番トラブルが多いのが、この「料金」です。
私が以前、業者に見積もりを取った時もそうでした。
電話では「15,000円からですね~」と曖昧だったのに、来てもらったら「これは別、あれも別」と、結局3万円を超えた経験があります。
なぜそんなことが起きるのか? 「積み放題」という言葉の内実を、今から徹底的に解剖します。
【料金相場】「軽トラ積み放題」は結局いくら?
まず、結論から。 「軽トラ積み放題」の料金相場は、安くても15,000円~30,000円あたりが現実的なラインです。
「え、1万円じゃないの?」 そう思いますよね。
「1万円」というのは、あくまで客寄せのための最低価格です。
例えば、「荷台のアオリ(側面の板)までの平積み」かつ「玄関先から作業員1名で運び出せる軽いものだけ」といった、非常に限定的な条件での価格であることがほとんど。
価格にこれだけ幅があるのは、
- 地域(都心は高い)
- 業者の規模
- 繁忙期(引っ越しシーズン)
- そして何より「どこまでが”放題”に含まれるか」の定義
が業者によってバラバラだからです。 5,000円や1万円といった極端に安い広告は、まず「追加料金ありき」だと疑ってかかるべきです。
【料金体系】その金額に「何が」含まれているのか
業者が提示する「コミコミ価格」には、通常以下の費用が含まれています。
- 基本料金
- 車両費(軽トラで来てくれる費用)
- 出張費(ガソリン代など)
- 作業費(積み込みの人件費)
ここで注意したいのが「作業費」です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

見積もりで必ず確認すべきは「作業員の人数」です。「15,000円(作業員1名)」と書かれている場合、タンスやソファなど「1名で運べないもの」を頼むと、当日「追加作業員が必要なので+1万円です」と言われるケースが後を絶ちません。見積もりは必ず「総額」でもらいましょう。
【追加料金】これが一番知りたい!「積み放題」の落とし穴
ここが最重要ポイントです。 多くの人が勘違いしていますが、「積み放題」とは「何を捨てても無料」という意味ではありません。
業者が言う「積み放題」とは、多くの場合「軽トラの荷台に積む作業費が定額」という意味です。
処分そのものに費用がかかる特定の品目は、別料金になります。
これが、当日になって「話が違う!」となるトラブルの正体です。
ケース1:階段・エレベーターなし
私の友人が、アパートの3階(エレベーターなし)から粗大ゴミを出す際、きっちり「階段料金 5,000円」を請求されていました。
- 2階以上でエレベーターがない
- 玄関からトラックまでの距離が遠い
これらはほぼ確実に追加料金の対象です。
ケース2:解体作業
ベッドフレーム、大型のタンス、食器棚。 これら、そのままでは軽トラの荷台には効率よく積めません。 業者がその場で解体する場合、「解体作業費」として1点あたり3,000円~5,000円程度上乗せされることがあります。
ケース3:家電リサイクル品(超重要)
絶対に覚えておいてください。 以下の4品目は「積み放題」の対象外です。
- テレビ
- エアコン
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
これらは家電リサイクル法という法律で、国が定めたリサイクル料金を払って処分することが義務付けられています。
(参照:経済産業省「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」)
業者がこれらを回収する場合、「積み放題」のプラン料金とは別枠で、
「リサイクル料金」+「収集運搬費(業者の手間賃)」 が必ずかかります。
これを「サービスで積んでおきますよ」と言う業者がいたら、それは不法投棄の可能性を疑うべきです。
ケース4:その他(処分困難物)
「積み放題」に含まれない代表的なものです。
- 土、石、砂利、ブロック、レンガ
- タイヤ
- 金庫(耐火金庫)
- 危険物(中身の入ったスプレー缶、ライター、灯油など)
- 産業廃棄物(事業で出たゴミ)
【支払い方法】当日に現金が足りない!を防ぐために
多くの業者は、「作業完了後に、その場で現金払い」を基本としています。
追加料金が発生することも見越して、見積もり額より少し多めに現金を用意しておくと安心です。
最近はクレジットカードやQRコード決済に対応する業者も増えていますが、対応していない業者もまだまだ多いです。
「カードで払えますか?」は、見積もりの段階で必ず確認しましょう。
【見積もり・キャンセル】「見積もり無料」は当たり前か?
「見積もり無料」は、今や当たり前です。 重要なのはその「方法」と「タイミング」です。
- 電話やLINEでの事前見積もり
必ず、捨てるものの写真を撮って送りましょう。「ベッドとタンスです」という言葉だけの見積もりは、当日トラブルの元です。私はLINEで写真を5枚送り、「この内容で、階段2階ですが、総額いくらですか?」と聞きました。 - 訪問見積もり
ゴミの量が多い場合(家一軒まるごとなど)は、訪問してもらうのが確実です。 - キャンセル料の確認
「訪問見積もりに来てもらったけど、断ったら出張費を請求された」というケースもあります。 「見積もりだけでも無料か」「見積もり後にキャンセルしても費用はかからないか」は、来てもらう前に確認する鉄則です。
積載量(「放題」の定義):結局「どれだけ」積めるのか?

「軽トラ積み放題」と聞いて、あなたはどれくらいの量をイメージしますか?
トラックの荷台から溢れんばかりに、山のようにゴミが積まれている写真を広告で見たことがあるかもしれません。
ですが、あのイメージのまま申し込むと、当日「え、それだけ?」となる可能性が非常に高いです。
なぜなら、業者によって「積み放題」の定義がまったく違うから。 私が調べた限り、この定義には大きく分けて2種類、いや、実質「3種類」のパターンがありました。
【積める限界】平積みか、山積みか
これが料金の次に重要なカラクリです。
1. 「平積み」プラン
これが、例の「1万円!」のような格安プランの正体であることが多いです。
- 定義: 軽トラックのアオリ(荷台の側面の板)の高さを超えない範囲で積むこと。
- アオリの高さ: 約30cmしかありません。
正直に言います。これ、粗大ゴミ処分にはほぼ使えません。
高さ30cmの枠に、ベッドやタンスが入るでしょうか?
入るのは、解体した棚の板、カーペット、小さな家電くらいです。 私が処分したかったスチールラックも、そのままでは絶対に入りませんでした。
2. 「山積み(幌・コンパネ)」プラン
これが、私たちが一般的にイメージする「積み放題」です。
- 定義: 荷台のアオリを超えて、荷物を積むこと。
- 多くの場合、アオリの枠にコンパネ(木の板)を立てたり、トラックの運転席の高さ(地面から約2m)まで積めるようにしたりします。
このプランが、相場である「15,000円~30,000円」に該当します。
「平積み」プランで客寄せし、現地で「お客様の量だと山積みプランですね」と高額な方に誘導するのが常套手段です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

ウェブサイトに載っている「ゴミの山」の写真は、ほぼ100%「山積みプラン」のものです。しかし、料金表の一番目立つところに「10,000円~」と書かれているのは「平積みプラン」の価格。 問い合わせる際は、「この写真の量でいくらか?」と聞くか、自分のゴミの写真を送って「これが全部でいくらか?」と確認するのが鉄則です。
【具体的な積載目安】あなたのゴミは載るか?
では、「山積みプラン」ならどれだけ積めるのか。
軽トラの荷台の積載量には、法律で定められた上限があります。
- 体積(目安): 約2.5~3.0立方メートル(㎥)
- (平積みだと1.5㎥程度)
- 重量(法律):最大350kgまで
- (参照:国土交通省)
350kgというと、重いタンスや本でいっぱいの本棚が数点あると、あっという間に超えてしまいます。
例1:一人暮らしの引っ越し(山積みプラン) 私が業者に頼んだ友人のケースです。
- シングルベッド(解体済み)
- マットレス(薄型)
- 小型の冷蔵庫(2ドア)
- 小型の洗濯機
- 電子レンジ
- カラーボックス 2個
- ゴミ袋(衣類など) 5袋
これで「軽トラ1台パンパン」だったそうです。 こ
れに「3人掛けソファ」や「大型食器棚」が加わると、もう載りません。
例2:載らない可能性が高いもの
- L字ソファ、3人掛けソファ(これだけで荷台の半分以上を占めます)
- ダブルベッドのマットレス(重さ・大きさともにギリギリ)
- 大型のタンス(解体しないとまず載らない)
【積載超過時の対応】「これ、載りませんね」と言われたら
これが一番の悪夢です。 当日、業者が来て「あー、お客さん、これ全部は軽トラに載りませんね」と言われた場合、選択肢は3つです。
- 「載る分だけ」積んでもらう
最悪のパターンです。一番捨てたかった大物が残ってしまう可能性があります。料金は(安くなるどころか)そのまま請求されます。 - 「ピストン輸送(2往復)」を提案される
「もう1回、車を往復させますね。なので料金は2倍の〇万円です」と言われます。 相場が2万円なら4万円。一気に高額になります。 - 「2トントラック」への変更を提案される
「これなら2トン車じゃないと無理です。今から呼びますが、料金は5万円になります」 これも典型的なアップセル(高額な契約に変更させる)の手口です。
こうならないためにも、見積もり段階で「自分のゴミの量」を正確に(できれば写真で)伝え、「この量で、総額いくらか」を確定させることが、何よりも重要です。
信頼性(業者の選定):「無料」の軽トラが一番「高く」つく理由
粗大ゴミの処分で、私たちが最後にたどり着く悩み。
それは「結局、どこに頼めばいいんだ?」という業者の信頼性です。
街なかを「ご家庭の不要品、無料で回収します」とアナウンスしながら走る軽トラ。
「あれに頼むのが一番ラクかな?」 そう考えたことはありませんか?
絶対に、ダメです。
数年前、近所の人がその「無料回収」の軽トラを呼び止め、古い電子レンジを渡そうとしていました。
すると、業者はこう言ったそうです。 「電子レンジは無料だけど、回収に来たから出張費で3,000円だね」
その人は「話が違う」と断りましたが、もし不用品をトラックに積んだ後だったら…。
「積み込み料で8,000円」と言われても、もう断れません。
これが、彼らの手口です。「無料」という言葉を入り口に、法外な料金を請求する。
あなたの「ちょっと面倒くさい」という気持ちにつけ込んでくるのです。
【トラブル事例】「無料」の軽トラが引き起こす2大トラブル
「無料回収」や「格安」を謳う業者が起こすトラブルは、大きく2つです。
1. 高額請求(押し買い)
これが最も多い被害です。
- 手口:
- 「無料」や「1,000円で何でも積む」と呼びかける。
- あなたが依頼し、業者が粗大ゴミを軽トラに積む。
- 積み終わった後に、「これは無料対象外だ」「作業費がかかる」と高額な料金(数万円)を請求する。
トラックに積まれてしまった後では、「じゃあ降ろして」とは言いにくいですよね。その心理を利用した、非常に悪質な手口です。
2. 不法投棄(あなたのゴミが、犯罪に)
これが、あなたが気づかないうちに関わってしまう最悪のケースです。
- なぜ起きるか:
正規の業者は、集めたゴミを自治体の処理施設に運び、重さに応じた処分費用(例:10kgあたり〇〇円)を支払います。 しかし、無許可の業者はその費用を払いたくないため、集めたゴミを山の中や人気のない空き地に捨てます。これが不法投棄です。 - あなたへのリスク
もし捨てられたゴミ(例えば古い手紙や公共料金の明細)からあなたの住所が特定された場合、ゴミを捨てた本人(あなた)が責任を問われる可能性があります。
「安く済ませたつもり」が、犯罪に加担し、さらには自分が罰せられるリスクまであるのです。
(参照:いらなくなった家電製品は正しくリユース・リサイクル!)
【自治体との関係】優良業者はどこにいる?
一番手っ取り早く、安全な業者を探す方法。 それは、あなたの住んでいる市区町村のホームページを見ることです。
自治体は、「一般廃棄物収集運搬業許可」を与えている業者の一覧(リスト)を必ず公開しています。
- 検索方法:「[あなたの市区町村名] 一般廃棄物収集運搬業 許可業者一覧」
(例:大阪市 一般廃棄物収集運搬業許可業者の紹介)
このリストに載っている業者こそが、自治体のお墨付きを得た「正規の業者」です。 私はこのリストから3社を選び、相見積もりを取りました。これが最も確実で、トラブルのない方法です。
【口コミ・評判】最後の「ひと押し」の確認方法
自治体のリストが多すぎて選べない…。 そんな時は、Google マップの口コミや、「くらしのマーケット」のような比較サイトの評価を参考にします。
ただし、見るべきポイントがあります。
- 見るべき良い口コミ: 「★★★★★ 作業が早かった」
「★★★★★ 見積もり通りの金額で、追加料金が一切なかった」 ← これが最強の証拠 - 警戒すべき悪い口コミ: 「★☆☆☆☆ 電話で言われた金額と違った」
「★☆☆☆☆ 当日になってアレコレ理由をつけられ、2万円高くなった」
星の数や「安かった」という言葉より、「料金が明確だったか」「追加請求がなかったか」という口コミを最優先でチェックしてください。
【B】自分で軽トラを「借りて」持ち込む場合
「A:業者に頼む」のが、お金で「時間と手間」を買う選択なら。
この「B:自分で運ぶ」のは、自分の「労力」で「お金」を節約する、最強の選択肢です。
実際、私自身がこの方法を選びました。
業者(A)に見積もりを頼んだら「4万円」と言われた粗大ゴミの山。
自分でやればいくらか?と計算したら、 「レンタカー代5,000円+処分場代2,000円=合計7,000円」 でした。
差額、3万3,000円。 これで「よし、自分でやろう」と腹をくくりました。
ただし、この選択には「どうやって軽トラを借りるか」「どうやって積むか」という具体的なノウハウが必要です。 ここからは、私が実行したすべてを解説します。
【軽トラの調達】どこで借りるのが「正解」か
粗大ゴミを運ぶためだけに、短時間で安く軽トラを借りたい。 このニーズに応えてくれる場所は、主に3つあります。それぞれ、強烈な「メリット」と「デメリット」があります。
1. 格安レンタカー(ニコニコ、ワンズ、バジェット等)
結論から言うと、私はこれを選びました。
「6時間まで〇〇円」といった短時間プランがあり、料金も安い(私の時は6時間で5,000円以下でした)。
何より「粗大ゴミを運ぶ」と伝えても、堂々と借りられるのが精神的にラクです。
2. ホームセンター(カインズ、コーナン等)
「90分無料貸し出し!」といった、とんでもなく魅力的なサービスです。
「90分あれば、ゴミ捨てて帰ってこれるかも…」 そう思いますよね。 …
ですが、ここには大きな落とし穴があります。(次の「使途制限」で詳しく解説します)
3. カーシェア(タイムズカーなど)
「15分〇〇円」から借りられる、短時間利用の最強サービスです。
もしあなたの家の近くのステーションに軽トラ(や、ハイエースのようなバン)が配備されているなら、有力な選択肢です。
ただ、そもそも軽トラを置いているステーションが非常に少ないのが難点です。
【使途制限】「ゴミ運搬OKか」という最重要ルール
「ホームセンターで無料で借りて、そのまま処分場に行けばタダじゃないか?」
私も一瞬そう考えましたが、調べてすぐに断念しました。
ホームセンターの軽トラは、「当店でご購入いただいた、持ち帰りが困難な商品を運ぶため」の貸し出しです。
粗大ゴミの処分(=購入品以外の運搬)に使うのは、明確な規約違反です。
万が一、バレた時にペナルティを課されるリスクや、「泥棒している」ような罪悪感を抱えながら運転するストレスを考えたら、数千円をケチるべきではありません。
- 格安レンタカー: ほぼOK。
- カーシェア: 規約によりますが、「著しく車内を汚損する」ものでなければOKなことが多いです。ただし、泥やホコリだらけにしたら清掃料を請求されます。
- ホームセンター: 原則NG(規約違反)。
【車種・装備】AT限定免許の私が、一番ビビったこと
「軽トラって…マニュアル(MT)車しかないんじゃないの?」 そう、これです。
何を隠そう、私も「AT限定免許」です。
この問題を解決しないと、自分で運ぶプランは成立しません。
1. 免許
まず、免許の種類は「普通免許」でOKです。 軽トラは「普通自動車」に分類されます。
(参照:免許の区分)
2. AT(オートマ)車は「ある」
必死で探しました。結論、格安レンタカーには「ATの軽トラ」がちゃんとあります。
ただし、数は少ないです。 予約時に「AT車指定」で検索し、絶対にAT車を確保してください。
ちなみに、ホームセンターの貸出車はMT車である確率が非常に高いので、その意味でもAT限定の人は避けるべきです。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

軽トラを借りる時、絶対に忘れてはいけないのが「道具」です。車だけ借りても、ゴミは固定できません。
- 毛布(または古いシーツ): 車の荷台やアオリを傷つけないための「養生(ようじょう)」に必須です。
- ロープ(荷締めベルト): ゴミを固定する命綱です。 私は「ロープくらい貸してくれるだろう」と手ぶらで行き、結局その場(レンタカー屋)で買うハメになりました。事前に100円ショップやホームセンターで用意しておくのが賢明です。
【料金比較】結局、どこが安いのか?
「3時間だけ」ゴミ捨てに集中して使う場合、料金はこうなります。
- ホームセンター: 0円~(※規約違反リスク大)
- カーシェア(軽トラ): 約2,500円~4,000円
- 格安レンタカー(6時間): 約4,000円~7,000円
一見、カーシェアが安く見えます。 しかし、私はあえて「格安レンタカーの6時間パック」を選びました。
なぜか? 処分場の行き帰りだけでなく、ゴミを運び出す時間、処分場で並ぶ時間、万が一の渋滞…
「3時間で返さなきゃ!」という時間のプレッシャーが、事故や焦りを生むと思ったからです。
6時間あれば、ゆっくり運び出し、安全運転で処分場へ行き、帰りにコンビニでコーヒーを飲む余裕すら生まれます。 この「心の余裕」を含めて、5,000円の価値は十分にある、というのが私の結論です。
積載・運搬(ノウハウ):素人が「安全に」運びきる全技術
軽トラを借りてきた。さあ、積むぞ。
ここが「自分で運ぶ」プランの最大の難関であり、正直、一番「面倒くさい」ところです。
私自身、アパートの前に軽トラを停め、部屋から解体したベッドフレームを運び出した時、一瞬「あぁ、業者に頼めばよかった…」と後悔しかけました。
でも、安心してください。 積み方と固定には「素人でもできるコツ」があります。
ここをケチると、運搬中に荷崩れを起こして大事故につながるか、最悪の場合、道路にゴミをまき散らして他人に迷惑をかけることになります。
私が実際にやってみて学んだ、「安全第一」の技術をすべてお伝えします。
【必要な道具】これを忘れると「詰む」リスト
まず、積み始める前に「道具」の確認です。 私が「あ、忘れた!」と現場で本気で焦ったものです。これがないと始まりません。
- 1. ロープ(または荷締めベルト)
- 必須。これが命綱です。 これが無いとゴミを固定できません。
- 私は「レンタカー屋で貸してくれるだろう」と甘く考えて手ぶらで行き、結局その場で慌てて買うハメになりました。100円ショップやホームセンターで事前に買っておくのが賢明です。
- 2. 毛布・古いシーツ・ダンボール
- 養生用です。
- 私はこれを忘れました。軽トラの荷台は鉄製です。タンスやベッドフレームを直に置くと、走行中にガチャガチャうるさい。
- それ以上に、「レンタカーの荷台に傷がつかないか」と、処分場に着くまでヒヤヒヤしっぱなしでした。精神衛生上、絶対に必要です。
- 3. (あれば)荷崩れ防止ネット
- 必須ではありませんが、強く推奨します。
- ゴミ袋、バラバラの木片、カーペットなど、風で飛ばされそうな細かいものを積む場合、これが無いと非常に危険です。
【積み方のコツ】テトリスより「重心」が大事
荷台という限られたスペースに、どう積むか。 ポイントは「すき間なく」ではなく、「重い順に」「動かないように」です。
- 順番1:重いもの・硬いものを「一番下」で「一番前」に
- 一番前=運転席のすぐ後ろ(荷台の最前部)です。
- 例:タンス、本棚、解体したベッドフレーム(重い木材部分)
- ここに重量物を置くと、トラックの重心が安定し、急ブレーキやカーブでの安定性が格段に上がります。
- 順番2:軽いもの・形が変わるものを「一番上」に
- 例:マットレス、布団、カーペット、クッション、ゴミ袋
- 重いものの「すき間」を埋めるように、ギュウギュウに詰め込んでいきます。
- 注意点:アオリ(側面の板)を「盾」にしない
- 荷台のアオリ(側面の板)は、あなたが思うよりずっと薄い鉄板です。
- 重いタンスをアオリに寄りかからせると、走行中の振動でアオリが変形したり、最悪の場合、壊れてしまう可能性があります。
- 必ず荷台の中央に寄せ、ロープで固定することを前提に積んでください。

【ロープでの固定方法】「南京結び」ができなくても大丈夫
さて、積み終わった。あとは固定です。 スマホで「軽 トラ ロープ 縛り 方」と検索すると、出てくるのは「南京(なんきん)結び」「万力(まんりき)結び」…。
(私の体験談)
私も動画を見ました。ですが、さっぱり分かりません。ロープが輪になったり抜けたり、5分格闘して「無理だ」と絶望しました。
でも、絶望する必要はありません。 素人には、もっと簡単で確実な方法があります。
1. 最強のアイテム:「荷締めベルト(ラチェット式)」
もしあなたがこれからホームセンターでロープを買うなら、+1,000円出してこれを買うべきです。 カチカチとレバーを動かす(ラチェット)だけで、女性の力でも信じられないほどの力で荷物を固定できます。これがあれば、結び方を覚える必要は一切ありません。
2. 素人でもできる「輸送結び(トラック結び)」
ロープしかない場合。私も結局これでやりました。
- ロープをトラックのフック(荷台の縁にある金具)に通します。
- 荷物の上を通して、反対側のフックに「2回」巻き付けます。
- (ここがキモ) ロープを体重をかけてギューッと強く引っ張りながら、巻き付けたフックの根元で「固結び(普通の結び方)」を2回するだけ。
これを、荷物の上をタテ・ヨコ・ナナメに、これでもか!というくらい張り巡らせ、使えるフックは全部使って結びます。 「南京結び」のようなスマートさはありませんが、「緩まなければ」それで正解です。
(参照:警視庁「トラックの積載(ロープのかけ方)」 ※フックの使い方の参考になります)
【編集長からのワンポイントアドバイス】

ロープの固定で一番大事なのは「結び方」ではなく「テンション(張り)」です。 固定した後、積んだ荷物を手で強く揺さぶってみてください。 荷物が少しでもグラつく、またはロープが指で押して「たわむ」ようなら、固定が甘すぎます。もう一度、体重をかけてロープを引っ張り直してください。
【運搬時の注意点】軽トラは「乗用車」ではない
ここが最後にして最大の難関、「運転」です。 荷物を満載にした軽トラは、あなたがいつも乗っている乗用車とはまったく別の乗り物です。
1. 風の抵抗(マットレスとベニヤ板は「帆」になる)
(私の恐怖体験) 私が一番ヒヤッとした瞬間です。 処分場に向かう橋の上で、強い横風が吹いた瞬間。 荷台に縦に積んでいたシングルベッドのマットレスが風を受け、車ごとハンドルが持っていかれました。
軽トラは車体が軽いため、荷台に高さのあるもの(マットレス、ベニヤ板、プラスチックの棚)を積むと、それが「帆(ほ)」になって風の影響をモロに受けます。
- 絶対にスピードを出さない(時速40km以下を徹底)
- 橋の上、トンネルの出口は特に注意する
2. 重さ(法律と現実)
軽トラの最大積載量は350kgです。 これは法律で決まっています。
(参照:e-Gov法令検索「道路運送車両の保安基準 第五十五条」 ※積載装置の規定)
- 350kgを超えると「過積載」という交通違反になります。
- 何より、重すぎるとブレーキが効きにくくなり、カーブで曲がりきれなくなります。
- (体験談)私は粗大ゴミだったので350kgを超えることはありませんでしたが、もし本や食器棚、レンガ、土などを運ぶ人は本当に要注意です。
3. 荷崩れの最終確認
出発する前、そして処分場に着いた時に、必ずロープの緩みと荷物のズレを確認してください。 走行中の振動で、ロープはあなたが想像する以上に緩みます。 (私は処分場に着いた時、ロープの1本が少し緩んでいて肝を冷やしました)
安全に処分場まで運びきって、初めて「自分で運ぶ」プランは成功です。
処分先(持ち込み):最後の関門「クリーンセンター」
ロープをガチガチに縛り、時速40kmの安全運転で(内心ビクビクしながら)軽トラを走らせること30分。 ついにナビが「目的地に到着しました」と告げました。
目の前に現れたのは、巨大な煙突と、吸い込まれるようにトラックが並ぶ列。 ここが最終関門、「クリーンセンター(自治体のゴミ処理施設)」です。
私がこの時一番心配だったのは、 「本当にここで合ってるか?」 「レンタカーの軽トラでも、本当に受け付けてくれるか?」 ということでした。
【場所】あなたのゴミを「受け入れてくれる」場所
まず大前提として、あなたがゴミを持ち込めるのは、「あなたが住民票を置いている市区町村」が運営する施設だけです。
- 名前は自治体でバラバラ 「クリーンセンター」「清掃工場」「環境事業センター」など、名前は様々です。
- 検索方法 「[あなたの市区町村名] 粗大ごみ 持ち込み」 これで検索すれば、必ず公式ページ(city.lg.jpなど)が出てきます。
(例:横浜市「自己搬入ヤード(ごみの持ち込み)」) (例:福岡市「ごみの自己搬入について」)
私が持ち込んだ時も、入口で「どちらからお住まいですか?」と聞かれました。 隣の市の施設に持っていっても、交通費がムダになるだけ。100%断られます。
【受付日時】「土日祝」は可能か?
ここが「自分で運ぶ」プランの最大のネックです。 あなたが「よし、今週の土日にやろう」と思っても、施設が閉まっている可能性があります。
- 大半の施設: 「平日のみ(例:9時~12時、13時~16時)」
- 一部の施設: 「土曜日もOK(午前中のみなど)」
- ほぼ全ての施設: 「日曜・祝日・年末年始は休み」
「会社員はいつ行けっていうんだ!」と私も思いました。 私の場合、幸いにも土曜の午前中がやっていたので、そこを狙い撃ちしました。
平日休みが取れない人は、まず「土日に持ち込めるか」を最優先で確認してください。これが無理なら、このプランは成立しません。
【予約の要否】「今から行っていいですか?」はNGか
「ゴミを積んだから、今から持って行こう」 これは、非常に危険です。自治体によってルールが全く違います。
- パターン1:予約不要(当日受付) 比較的、地方や郊外の施設に多いです。そのまま行ってもOK。
- パターン2:完全予約制(電話・ネット) 都市部(特に東京23区など)は、これが主流です。「○月○日の○時に」と予約し、捨てる品目を事前に伝える必要があります。
私の自治体は「電話で事前申告(予約)」が必要でした。 当日、受付で名前を言ったら「はい、ベッドと棚ですね」と話がスムーズに進みました。 (実際、予約なしで来て、入口で職員と押し問答している車も目にしました…)
【処分料金】4万円が、1,800円になった瞬間
さあ、いよいよお金の話です。 業者(A)の数万円に比べ、自分で持ち込むと驚くほど安く済みます。
課金方法は、主に2パターンです。
- 1. 従量課金制(一番多い) 「10kgあたり〇〇円」(例:10kgにつき100円~200円)
- 2. 品目別・車両別 自治体の戸別収集シールと同じ(1点〇〇円)、または軽トラ1台で〇〇円。
(私の実体験:従量課金制の場合)
- まず、ゴミを積んだ軽トラごと、入口の巨大な「重量計(スケール)」に乗ります。 (私:うわ、トラックの体重測定だ…)
- 「A棟で降ろしてください」と指示され、奥の処分場でゴミを全部降ろします。 (※降ろすのは全部自分です。職員は手伝ってくれません)
- 帰り道、ゴミを降ろして「空っぽ」になった軽トラで、再び出口の重量計に乗ります。
- すると、事務所の窓口でこう言われます。 「はい、(行きの重さ)-(帰りの重さ)で、ゴミの重さは120kgですね」 「10kgあたり150円なので、お支払いは1,800円です」
1,800円。
業者に「4万円」と言われたあのゴミの山が、たった1,800円。 (レンタカー代5,000円を足しても、総額6,800円です) この瞬間の感動は、まさに「勝利」でした。
【手続き・持ち物】これを忘れると「入れない」
当日、入口のゲートで「あ、忘れた!」となると、これまでの苦労がすべて水の泡です。 これだけは絶対に忘れないでください。
- 1. 身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- これが最重要です。 これで「あなたが本当にその自治体の住民か」を確認します。
- 忘れたら、まず入れてもらえません。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

なぜ身分証のチェックがこんなに厳しいか、わかりますか? それは、他県や他市からゴミ(特に事業ゴミ)を安く捨てに来る「違法業者」をシャットアウトするためです。 あなたが「レンタカーの軽トラ」で行くと、一瞬「業者かな?」と疑われることもあります。その際、あなたの「免許証(=住民である証明)」こそが、「私は正規の手続きで捨てに来た一般市民です」という唯一のパスポートになります。堂々と提示してください。
- 2. 処分費用(現金)
- クレジットカードやQR決済は使えないと思った方がいいです。
- 私はお釣りが出ないよう、千円札と小銭を握りしめて行きました。
- 3. 軍手
- ゴミを降ろすのは「あなた」です。怪我防止のため、絶対に必要です。
- 4. (予約した場合)予約番号や受付票
【結論】どちらを選ぶべきか(損益分岐点)

ここまで、「A:業者に頼む」「B:自分で運ぶ」の2つの方法を、私の実体験も交えて徹底的に解説してきました。
- A:業者 は、「お金」で「時間・労力・安全」を買う選択。
- B:自分 は、「労力」で「お金」を節約する選択。
結局、あなたはどちらを選ぶべきか? その答えは、**「あなたが自分の時給をいくらと考えるか」**で決まります。
【総額の比較シミュレーション】4万円 vs 7,600円
もう一度、私のケースで「総額」を比較します。 (処分対象:解体ベッド、マットレス、本棚、小型家電など)
A:業者に頼んだ場合
- 見積もり総額: 40,000円
- (内訳:軽トラ積み放題プラン+リサイクル家電1点)
B:自分で運んだ場合
- レンタカー代(6時間): 5,000円
- 処分場代(120kg): 1,800円
- ロープ・軍手代: 300円
- ガソリン代(往復): 約500円
- 合計総額: 7,600円
差額は、32,400円。 金額だけ見れば、「B:自分で運ぶ」の圧勝です。
【手間・時間との比較】あなたの「時給」はいくらか?
では、この32,400円を節約するために、私はどれだけの「手間と時間」をかけたのか。
A:業者に頼んだ場合
- 所要時間(予測): 約1時間
- (内訳:見積もり連絡30分、当日の立ち会い30分)
- **手間: ほぼゼロ。**指示するだけ。
B:自分で運んだ場合
- 所要時間(実測): 約4時間
- (内訳:レンタカー往復40分、粗大ゴミの運び出し・積み込み1時間、処分場への往復運転1時間、処分場での手続き・荷降ろし30分、車内清掃・返却20分)
- **手間: 100%(肉体労働)。**重い荷物を運び、慣れない軽トラを運転し、ロープと格闘する。
ここで、「損益分岐点」の計算です。
私は「4時間の肉体労働」で「32,400円」を得しました。 つまり、この作業の私の「時給」は、8,100円(32,400円 ÷ 4時間)だったわけです。
さあ、あなたに質問です。 「時給8,100円のアルバイト」、あなたは「やる」か「やらない」か?
- 「やる」と答えた人 (体力に自信があり、時間が取れる人) → B:自分で運ぶ が向いています。
- 「やらない」と答えた人 (その4時間で他のことをしたい、体力に自信がない人) → A:業者に頼む ほうが、精神的にも肉体的にも健全です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「B:自分で運ぶ」の最大の「隠れコスト」は「怪我」です。 私もベッドの解体で手を切り、荷運びで腰を痛めかけました。もし「ぎっくり腰」にでもなったら、治療費で3万円の節約など一瞬で吹き飛びます。 自分の体力を過信しないでください。大型ソファや冷蔵庫など、明らかに一人で運べないものがある時点で、A(業者)を選ぶのが賢明です。
【リスクの比較】業者トラブル vs 運搬事故
最後は「リスク」です。どちらも「最悪の事態」を想定しておきましょう。
A:業者(A)の最大リスク
- 金銭トラブル: 「無料回収」の軽トラを呼び止め、高額請求される。
- 法的トラブル: 無許可業者に依頼し、不法投棄に加担してしまう。
- 回避方法: 自治体の「一般廃棄物収集運搬業許可」を持つ業者(市のHPに一覧があります)に、必ず「事前見積もり(総額)」を取る。これでリスクは99%防げます。
B:自分(B)の最大リスク
- 物損・人身事故: 運搬中に荷崩れを起こす、慣れない軽トラで事故を起こす、家の壁やレンタカーを傷つける、自分が怪我をする。
- 回避方法: ロープ固定を徹底する、絶対にスピードを出さない、時間に余裕を持つ(レンタル時間をケチらない)、無理だと思ったら諦める。
結論:あなたへの最終提案
どちらを選ぶべきか。 あなたの状況に合わせて、私ならこう判断します。
【A:業者】を選ぶべき人
- **「時間がない」「面倒くさい」**が一番の理由の人
- 処分するゴミに「2人以上でないと運べない大物」(大型ソファ、大型冷蔵庫、タンス等)が含まれる人
- 体力に自信がない、または手伝ってくれる人がいない人
- 「時給8,100円」の肉体労働は割に合わない、と感じた人
【B:自分で運ぶ】を選ぶべき人
- 「1円でも安く」済ませたい人
- 平日の日中や土曜に「半日(4時間以上)」の時間を確保できる人
- 運ぶものが「自分一人で持てる」もの(解体した家具、小型家電、ゴミ袋)がメインの人
- 運転や力仕事に抵抗がない人
「粗大 ゴミ 軽 トラ」の検索から始まったあなたの悩みは、これで終わりです。 この記事を参考に、あなたの状況にとって「最善の選択」をしてください。






