粗大ゴミが大量…「自治体」で捨てられる?「業者」に頼むべき?

粗大ごみ
お片づけの窓口<br>編集長
お片づけの窓口
編集長

私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!

先に結論から言います。

もしあなたの目の前にある粗大ゴミが「大量」(例えば10点や20点を軽く超える量)なら、まず自治体(市区町村)で捨てようと考えるのは、多くの場合「時間の無駄」になるかもしれません。

「え? でも自治体が一番安いでしょ?」

その通りです。料金は圧倒的に安い。
しかし、自治体サービスは、その「安さ」と引き換えに、私たち「大量に捨てたい人間」が乗り越えられない、絶望的に高い「3つの壁」を設けているのです。

こんな偉そうなことを言っている私も、数年前の引っ越しの際、「安いから」という理由だけで自治体のルールを調べ、「20点のゴミを捨てるのに、最短で2ヶ月かかる」と知った時、血の気が引きました。

退去日は、2週間後。

あの時の「終わった…」という絶望感を、今まさに途方に暮れているあなたに味わってほしくありません。

この記事は、単なる「捨て方ガイド」ではありません。 「大量の粗大ゴミ」という現実を前に、あなたが取るべき「最短・最善の選択肢」は何か。 私が経験した失敗と、そこから学んだ現実的な解決策を、余すところなくお伝えします。

まずは、その「自治体の壁」の正体から、詳しく見ていきましょう。


目次

【第1章】まず検討したい「自治体(収集)」その現実的な量の壁

「点数制限」の壁:「1回5点まで」ルールで、全部捨てるのに何か月かかる?

退去日が迫る中、私は捨てる粗大ゴミをエクセルに書き出してみました。

「ベッド、マットレス、あのデカいソファ、本が詰まってた本棚、テレビ台、ローテーブル、積み上がった衣装ケース10個、布団3組、ボロボロのカーペット、錆びた自転車…」

信じられないことに、全部で30点を超えていました。

「まあ、シール代がいくらになるかな」 そんな軽い気持ちで、私は自治体の粗大ゴミ受付センターに電話をかけました。 そこで告げられたのが、耳を疑うような一言だったのです。

「大変申し訳ないのですが、当市では1回のお申し込みで5点まで、という決まりでして…」

一瞬、頭が真っ白になりました。 …5点? 本気で言ってる?

こっちは30点あるんですよ。 5点じゃ、ベッドとマットレスとソファを申し込んだら、もう枠がほぼ埋まってしまいます。

これこそが、自治体サービスに潜む最初の落とし穴。 「点数制限(個数制限)」という名の、分厚い壁でした。

「いや、うちの市は違ったよ」と思う方もいるでしょう。 その通り、このルールは自治体ごとに驚くほどバラバラです。

  • 「1回10点まで」という太っ腹な自治体(例:東京都世田谷区)
  • 「点数制限は特にない」という夢のような自治体(例:大阪府大阪市)
  • そして、私が絶望した「1回5点まで」という、非常に厳しい自治体

こればかりは、あなたが「どの自治体に住んでいるか」で運命が決まってしまいます。 だからこそ、まずはご自身の自治体がどのタイプなのか、確認することが必須なんです。

お住まいの自治体の「1回あたりの収集点数」の調べ方

今すぐ、お住まいの地域のルールを調べてみてください。 検索窓に、こう打ち込むだけです。

「[あなたがお住まいの市区町村名] 粗大ゴミ 点数制限」

これで、ほとんどの場合、自治体の公式ホームページが出てきます。 そこに「1回につき〇点まで」や「1世帯あたり年間〇点まで」といったルールが必ず書かれています。


編集長からのワンポイントアドバイス

自治体のホームページを見てもルールが複雑でよく分からない、ということはよくあります。 特に「タンス」は1竿と数えるのか、「布団」は2枚で1点と数えるのか、など。 一番確実なのは、粗大ゴミ受付センターに電話して「引っ越しで30点ほど出したいのですが、一度に何点まで申し込めますか?」と直接聞いてしまうことです。

2回目以降の予約はいつから可能か?(全量処分のシミュレーション)

「1回5点まで」と言われた私は、当然こう食い下がりました。

「分かりました。じゃあ、30点あるので、5点ずつ6回に分けて申し込みます。来週と再来週と、その次で…」

すると、オペレーターさんから第二の絶望的な一言が。

「申し訳ありません。一度お申し込みされますと、次のお申し込みは、その収集が完了してから、となります」

…どういうことか、分かりますか? 私の自治体の場合、こういうことでした。

  1. 【1日目】 最初の5点を申し込む (収集日は最短で10日後)
  2. 【10日後】 最初の5点が収集される
  3. 【10日後の午後】 収集完了を確認し、次の5点を申し込む (収集日はさらに最短で10日後)
  4. 【20日後】 次の5点が収集される
  5. 【20日後の午後】 収集完了を確認し、さらに次の5点を申し込む (収集日はさらに最短で10日後)

……この繰り返しです。

【シミュレーション結果】 30点(5点×6回)を捨てるのに、 最短でも約2ヶ月(60日)かかる

引っ越しまで、あと2週間しかない私にとって、この時点で「自治体で全部まとめて捨てる」という選択肢は、完全に消滅しました。


「予約」の壁:引っ越しシーズンは「1ヶ月待ち」も?

仮に、あなたの自治体に「点数制限」がなかったとしましょう。 「30点? いいですよ、全部まとめて申し込み受け付けます!」 と、ラッキーなケースだったとします。

しかし、まだ「予約の壁」が残っています。

粗大ゴミ収集は、スーパーの宅配のように「明日の午後」なんて指定は絶対にできません。 基本的には、申し込みから収集まで1週間~2週間待ちが当たり前です。

さらに、私たちが「まとめて捨てたい」と思う時期は、他の人も全員同じことを考えています。

  • 3月~4月(引っ越しシーズン)
  • 12月(大掃除シーズン)

この時期の混雑は、本当に想像を絶します。
電話は一日中つながらず、ネット予約も「最短で3週間後」や「今月はもう予約でいっぱいです」という表示がずらっと並びます。

私の友人は、3月末の引っ越しで粗大ゴミの予約を甘く見ていました。
3月10日頃に電話したところ、「最短で4月5日です」と言われ、真っ青になったそうです。

退去日は3月25日。 どうしようもなくなった彼は、新居に古いソファとベッドを一緒に持っていく、という本末転倒な引っ越しを余儀なくされていました。

「まとめて」「一気に」捨てたいという私たちの希望と、「1~2週間待ち」「繁忙期は1ヶ月待ち」という自治体のシステムは、根本的にスピード感が合わないのです。


「臨時ゴミ(多量ゴミ)」制度は使える?

「点数制限」の壁にぶつかった時、調べていると「臨時ゴミ」や「多量ゴミ」といった言葉を見つけることがあります。

これは、引っ越しなどで「一時的」に「大量」に出すゴミを、通常の粗大ゴミとは別枠で受け付けてくれる制度のことです。

「これだ!この制度を使えば、30点一気に捨てられるかも!」

そう期待しますよね。 しかし、この制度も万能ではありません。

  • 制度自体がない自治体も多い: まず、この制度は全国どこの自治体にもあるわけではありません。
  • 料金体系が全く違う: 安価な「シール制(1点〇円)」ではなく、「収集車のチャーター代(例:2t車1台で〇万円)」や「重量制(10kgあたり〇円)」といった、別途見積もりになるケースがほとんどです。
  • 手続きが面倒: 「事前に職員が現地確認(見積もり)に伺います」「収集日は〇週間後です」など、通常より手続きが複雑で、時間もかかる場合があります。

編集長からのワンポイントアドバイス

「臨時ゴミ」や「多量ゴミ」という制度を見つけたら、まずは「料金体系」を確認してください。 「シール(処理券)で出せるのか?」、それとも「別途見積もりなのか?」。 もし「別途見積もり」と書かれていたら、それはもう「自治体に頼むメリット=安さ」が失われている可能性があります。 その見積もり額なら、後ほど説明する「民間業者」に頼んだ方が、手間(搬出など)を考えたらよっぽど楽、ということも十分にあり得ます。

【第1章のまとめ】 自治体の収集サービスは、確かに「安い」です。 しかし、「大量」の粗大ゴミを「一気に」捨てようとすると、

  1. 「点数制限」の壁(そもそも受け付けてくれない)
  2. 「予約」の壁(捨てたい日に間に合わない)
  3. 「臨時ゴミ」の壁(制度がないか、あっても割高)

という現実が立ちはだかります。

「じゃあ、収集がダメなら、自分で直接ゴミ処理場(クリーンセンター)に持ち込めば、安く・一気に終わるんじゃないか?」

私もそう考えました。 「収集」の予約が2ヶ月待ちと知った私が、次に取った行動です。

これなら、点数制限も、予約の混雑も関係ないはず。 レンタカーさえ借りれば、1日で全部終わる!

そう信じて調べ始めたのですが…。
結論から言うと、この「直接持ち込み」にも、収集とは全く違う種類の、非常に分厚い「壁」が待っていました。


【第2章】第2の選択肢「自治体(持ち込み)」は現実的か?

「量」の制限:クリーンセンターなら「点数無制限」で受け入れてくれるか?

まず、一番気になっていた「量」の制限。 私はさっそく、お世話になっている自治体の「クリーンセンター(清掃工場など、地域によって呼び名は異なります)」のホームページを調べました。

そこに書いてあったのは、朗報でした。

「直接持ち込みの場合、点数制限はありません」

やった! これで、あの忌々しい「1回5点まで」ルールから解放されます。

しかし、読み進めると、やはり「大量」のゴミを制限するための別のルールがしっかり書かれていました。

  • 重量制限:「1日1回、合計〇〇kgまで」
    私の地域では「1日100kgまで」という制限がありました。
    ベッドやタンス、ソファなど、30点もあれば100kgなんて軽く超えてしまいます。 これでは、結局1日で終わらず、何日も通う必要があります。
  • 回数制限:「1世帯につき1日1回まで」
    「じゃあ100kgずつ、午前と午後に2回行けばいい」と思っても、このルールで塞がれてしまいます。
  • 車両制限:「2t車(ロング・ワイド)以上は搬入不可」
    これは、事業者が家庭ゴミを装って大量に持ち込むのを防ぐためです。
  • 本人確認:運転免許証などで「市民であること」を厳格に確認
    これも事業者対策ですね。

自治体によってルールは様々ですが、「点数制限がない」からといって、「無制限になんでも受け入れてくれる」わけでは決してないのです。


編集長からのワンポイントアドバイス

「持ち込み」を検討するなら、まず「[市区町村名] クリーンセンター 持ち込み」で検索し、「制限」という言葉を探してください。 「重量」「回数」「車両」のどれかに制限がかかっている場合がほとんどです。 特に「重量制限(例:100kgまで)」は、「大量」処分を阻む大きな壁になるので、必ず確認しましょう。

【参照リンク】 お近くの清掃工場・クリーンセンターを探すには

「料金」の比較:「重量制(持ち込み)」 vs 「シール制(収集)」どちらが安い?

次に、肝心の「料金」です。

自治体の「収集(シール制)」は、1点ごとに数百円〜数千円かかります。 私の例(30点)だと、ざっと計算して合計20,000円〜25,000円はかかりそうでした。

では、「持ち込み」の場合はどうでしょう?

多くの自治体では、持ち込みは「重量制」を採用しています。

「10kgあたり 〇〇円」(例:10kgあたり100円、150円など)

これが、とてつもなく安いんです。

仮に、私の粗大ゴミ30点の総重量が300kgだったとしましょう。 料金が「10kgあたり100円」だとしたら…

300kg ÷ 10kg × 100円 = 3,000円

目を疑いました。 あれだけ苦労して計算したシール代、2万円以上かかっていたはずが、たった3,000円? (※自治体によって料金は異なります)

しかし、ここで喜んではいけません。 この「3,000円」は、あくまで「処分費」だけ。
「大量」のゴミを運ぶには、当然、車が必要です。

私の家の車は乗用車。ベッドやタンスは積めません。 つまり、レンタカー代(軽トラや1.5tトラック)が別途かかります。

  • 軽トラのレンタル代(半日):約5,000円〜
  • 1.5tトラックのレンタル代(半日):約8,000円〜

【シミュレーション結果】 処分費(3,000円) + レンタカー代(8,000円) + ガソリン代 = 合計 約12,000円

シール代(2万円超)と比べれば、まだ安い!
しかも1日(あるいは数日)で終わる! 私は「これだ!」と思いました。 …あの「手間」を知るまでは。

「手段」と「手間」:レンタカー手配と「自力での荷下ろし」は可能か?

これが、第2章で最もお伝えしたい、「持ち込み」の最大の壁です。
それは、「全て、自力でやる」という圧倒的な「手間(=重労働)」の壁です。

「持ち込み」を完遂するには、3つの作業をすべて自分でこなさなければなりません。

1. 手段の手配(レンタカー)

まず、軽トラや1.5tトラックを借りてくる必要があります。 (もちろん、トラックを運転できる免許も必要です)

2. 積み込み(家からの搬出)

これが第一の重労働です。 第1章で「自治体の収集は『搬出』が壁だ」という話をしましたが、持ち込みも同じ。

結局、家の中からは自分で運び出す必要があります。

私の場合、エレベーターなしの3階。 あの重いタンスとソファ、ダブルベッドのマットレスを、自力で階段から降ろして、トラックの荷台まで運び、積み上げる…。

この時点で、一人暮らしの私にはほぼ不可能だと気づき始めました。

3. 荷下ろし(クリーンセンターでの作業)

そして、これがトドメでした。

「まあ、現地に着けば、作業員(職員)の人がフォークリフトか何かで降ろしてくれるだろう」 そう甘く考えていた私は、念のためクリーンセンターに電話して聞いてみたんです。

私:「持ち込んだら、荷下ろしは手伝ってもらえますか?」
職員:「いえ、荷下ろしは、持ち込んだご本人様で全てお願いしています

……絶望しました。

クリーンセンターは、サービス業ではありません。 職員の方は「あ、木材はあっちのコンテナ」「金属はそっち」と指示はしてくれますが、あなたのトラックから重いタンスを一緒に運び出してはくれません。

汗だくになってトラックを運転し、やっとの思いでたどり着いた先で、 「はい、じゃあご自身で全部降ろしてくださいね」 と言われるのです。


編集長からのワンポイントアドバイス

「持ち込み」を検討するなら、「労力」を正確に見積もってください。 必要なのは「トラックを運転する労力」だけではありません。 「家からトラックへ積み込む労力」と「トラックから施設へ荷下ろす労力」、この2つの重労働がセットです。 これを手伝ってくれる友人や家族を、平日に確保できますか? もし答えが「No」なら、持ち込みは現実的ではありません。

【第2章のまとめ】 自治体の「直接持ち込み」は、

  1. 「量」:点数制限はないが、「重量制限」や「回数制限」がある。
  2. 「料金」:処分費自体は格安だが、「レンタカー代」が別途かかり、総額は安くない。
  3. 「手間」:「積み込み」も「荷下ろし」も、全て自力。想像を絶する重労働。

「収集」は時間がかかりすぎる。 「持ち込み」は労力がかかりすぎる。

どちらも、私があの「大量」の粗大ゴミ(特に、重くて大きいタンスやソファ)を処分するには、現実的ではありませんでした。

では、一体どうすれば…?

次の第3章では、この「時間」も「労力」も一気に解決する、第3の選択肢について比較検討していきます。

第1章、第2章では、自治体の「収集」と「持ち込み」には、それぞれ「時間」と「労力」の面で、「大量」の粗大ゴミを処分するには高すぎる「壁」があることをお話ししました。

「収集」は、点数制限で2ヶ月待ち。

「持ち込み」は、レンタカーを借りた上、自力での積み下ろしという重労働。

どちらも、引っ越しを2週間後に控え、エレベーターなしの3階に住んでいた私にとっては、現実的な選択肢ではありませんでした。

では、どうするのか。

ここで初めて、第3の選択肢「民間業者(不用品回収業者)」が、現実的な選択肢として浮上してきます。

「でも、業者は高いんでしょ?」
「自治体なら2万円で済むのに、業者だと6万円とか8万円かかるのは、ぼったくりじゃないの?」

私も、最初はそう思っていました。 しかし、その「差額」こそが、私たちが自治体では絶対に得られない「あるコスト」の対価だったのです。

この第3章では、「自治体」と「民間業者」の本当のコストがどこにあるのかを、徹底的に比較・解剖します。


【第3章】「自治体」 vs 「民間業者」徹底比較 ─ 本当のコストはどこにある?

最大の難関:あなたは「大量」の粗大ゴミを「自力で搬出」できますか?

これが、自治体サービス(収集・持ち込み)を利用する上で、共通する最大の難関です。

  • 自治体の「収集」 → 収集日の朝、自力で「家の外」まで運び出す
  • 自治体の「持ち込み」 → 自力で「家の中」から「トラックの荷台」まで運び込む

結局、どちらを選んでも、「家の中からの運び出し(搬出)」という作業からは逃れられません。

運び出しは、当日の朝じゃなくても良くない?と感じられた方はこちらの記事をごご覧ください

私の場合、捨てる30点の中には、

  • ダブルベッドのマットレス(一人では持てない)
  • 解体できない古い木製のタンス(めちゃくちゃ重い)
  • 3人掛けのソファ(そもそも玄関から出すのも大変) が含まれていました。

これらを、エレベーターなしの3階から、自力で階段を使って降ろす。

想像してみてください。 もし、これを読んでいるあなたが、

  • 一人暮らしの方
  • 女性や、ご高齢の方
  • エレベーターのない2階以上に住んでいる
  • 腰に不安がある
  • 引っ越し作業で、家の壁や床を絶対に傷つけたくない

…という場合、その「自力での搬出」は、現実的に可能でしょうか?

私は、10秒考えて「絶対に無理だ」という結論に至りました。
もし無理にやって、腰を痛めたり、アパートの壁に穴でも開けたら、数万円の修理費がかかります。 「安く済ませる」どころの話ではありません。

「自力で搬出できない」

この事実を認めた瞬間、どれだけ安くても、私にとって自治体のサービスは「利用する資格すらない」のだと悟りました。

搬出にはどれだけの労力が必要なのかこちらの記事ではっきりします


「搬出だけ」頼む方法:シルバー人材センターは「大量」に対応できるか?

「待てよ。じゃあ、一番キツい『搬出』だけ、誰かに安く頼めないか?」

そう考えた私は、地域の「シルバー人材センター」に電話してみました。
「粗大ゴミの搬出だけ手伝ってもらえますか?」と。

答えは、 「はい、できますよ。ただ、作業員1名1時間〇円で、事前に登録と打ち合わせが必要です」 というものでした。

ここで、また壁にぶつかります。

  1. 「大量」の作業は想定されていない
    シルバー人材センターは、あくまで「高齢者の社会参加」が目的。
    「タンス1竿を1階に降ろす」といった作業は得意ですが、私のような「30点もの大量の粗大ゴミを、3階から次々と運び出す」という、引っ越し業者レベルの重労働は、そもそも想定されていないか、断られる可能性がありました。
  2. スピード感が合わない
    「今すぐ来てほしい」という依頼はできません。事前の打ち合わせや会員さんのスケジュール調整が必要で、結局「作業は来週以降」となり、退去日に間に合わない可能性がありました。
  3. 結局、安くない
    もし仮に引き受けてくれても、作業員2名が2時間かかれば、それなりの費用(例:1万円近く)になります。

搬出できない遠悩みの方はこちらの記事をご覧ください


編集長からのワンポイントアドバイス

シルバー人材センターは、非常に安価で素晴らしいサービスですが、「便利屋」や「不用品回収業者」とは違います。 「1点〜2点だけ、時間にも余裕がある」という場合には最適ですが、「大量の粗大ゴミを、今日・明日にも」という「量」と「スピード」が求められる作業には、正直なところ向いていません。

【参照リンク】 お近くのシルバー人材センターのサービス内容は、こちらから確認できます。

「解体」は必要?:自治体のルールと業者の「解体作業費」

もう一つの「隠れた手間」が、「解体」です。

自治体によっては、 「ベッドや大型の棚は、必ず解体して、1メートル以下の棒状にして出してください」 といった厳しいルールがある場合があります。

もし解体しないで出すと、「収集できません」という無情なシールを貼られ、そのまま放置されます。

私があのダブルベッドを解体するには、まず工具(電動ドライバーや六角レンチ)を買い、狭い部屋の中で格闘し、出たネジをまとめ… 考えただけで、半日仕事です。

一方、「民間業者」はどうでしょうか。 彼らはプロです。 持参した電動工具で、ものの10分でベッドを解体し、運び出してくれます。

もちろん、これが「業者の料金」に含まれています。 「解体作業費」として、パック料金に含まれているか、別途オプション料金(例:1点3,000円〜)になっているか。

この「解体」と「搬出」という、最も面倒な重労働を“丸投げ”できることこそ、業者に頼む本質的な価値なのです。


【シミュレーション】総額・手間・時間で比べる、最適な処分方法はどれ?

では、私のケース(30点・3階・退去まで2週間)で、3つの選択肢を「総額・手間・時間」で比較してみましょう。

パターン1:自治体(収集)でコツコツ捨てる

  • 💰 総額(金銭コスト) 一番安い(約 20,000円)
  • 時間コスト 最悪(全量処分に 2ヶ月)
  • 💪 手間(労力)コスト 地獄(5点ずつ6回に分けて、自力で3階から搬出)

【判定】 時間も手間もかかりすぎ。不可能

パターン2:自治体(持ち込み)で一気に捨てる

  • 💰 総額(金銭コスト) 安い(処分費 約3,000円 + レンタカー代 約8,000円 = 約 11,000円)
  • 時間コスト 最短(1日で終わる ※重量制限がなければ)
  • 💪 手間(労力)コスト 地獄・オブ・地獄 (3階から全量自力搬出 → トラックへ積み込み → 自力で運転 → クリーンセンターで全量自力荷下ろし)

【判定】 金銭コストは最安だが、労力コストが天元突破。絶対に不可能

パターン3:民間業者で「手間ゼロ」を選ぶ

  • 💰 総額(金銭コスト) 一番高い(2tトラック積み放題パックなどで、約 60,000円 〜 80,000円)
  • 時間コスト 最短(電話一本で「明日の午前9時」に来てくれる。作業も1〜2時間で完了)
  • 💪 手間(労力)コスト ゼロ(家で「これとこれ、お願いします」と指示するだけ)

【判定】 金銭コストは高いが、時間・労力コストがゼロ。 私に残された、唯一の選択肢。


【第3章のまとめ】

シミュレーションの結果は、一目瞭然でした。

「大量」の粗大ゴミを処分する時、私たちが払うコストは「お金」だけではありません。 「時間」「労力(搬出・解体)」という、目に見えないコストが存在します。

自治体サービスは、「お金」のコストは低いですが、 「時間」と「労力」のコストが、信じられないほど高いのです。

私が業者に払う「6万円」と、自治体の「2万円」との差額「4万円」

この「4万円」こそが、

  • 30点の粗大ゴミを、
  • エレベーターなしの3階から、
  • ベッドを解体しながら、
  • 安全に運び出し、
  • 2ヶ月かかる作業を、たった2時間で終わらせてくれる、

「プロの時間と技術と労力」 に対する、正当な対価だったのです。

「自力での搬出が不可能」 「退去日まで時間がない」

この2点に当てはまった時点で、選ぶべき道は一つしかありません。

「よし、高いけど業者に頼むしかない!」 そう決意した私を待ち受けていたのは、 「じゃあ、どこの業者に頼めばいいんだ?」 「高額請求(ぼったくり)されたらどうしよう?」 という、最後の、そして最も恐ろしい悩みでした。

次の第4章では、私が実際に業者を選んだ際、悪質業者を回避し、優良業者を見抜くために徹底的に調べた「業者選びの鉄則」について、詳しくお話しします。

【第4章】「民間業者」に頼むと決めたら知るべき「料金の罠」

「積み放題パック」は本当に得か?

業者に頼むと決めた時、必ず目にするのが「軽トラ積み放題 15,000円!」といった広告です。

業者の料金体系は、大きく分けて2つあります。

  1. 単品加算: 「タンス5,000円」「本棚2,000円」…と、1点ずつ足していく方式。
  2. 積み放題パック: 「軽トラック1台に積めるだけ積んで〇円」という方式。

「大量」の粗大ゴミを捨てる私たちは、間違いなく「積み放題パック」を選ぶことになります。 では、その「損益分岐点」はどこにあるのでしょうか?

目安として、粗大ゴミが10点以上あるなら、「積み放題パック」の方がトータルで安くなるケースがほとんどです。

私の場合は30点。 単品加算で「1点平均2,000円」だとしても、60,000円。 これなら、「2tトラック積み放題 60,000円」のパックを選んだ方が、細かい計算抜きで安心です。


自分の量に合うプラン(軽トラ、1.5t、2t)の選び方

ここで、最初の罠があります。 「私のこの量、どのトラックなら積めるの?」

私は最初、自分の30点のゴミ(ソファ、ベッド、タンス含む)を「まあ、軽トラでギチギチに積めばいけるかな?」と甘く見ていました。

電話で見積もりを取った時の、各社の反応です。

  • 業者A:「お客様、その量ですと軽トラでは絶対に無理です。1.5tトラックは必要ですね。50,000円です」
  • 業者B:「あー、2tトラックですね。80,000円になります」
  • 業者C:「うちは軽トラでやりますよ! 30,000円です!」

…おかしいですよね。 同じ量なのに、片や「2t(8万円)」、片や「軽トラ(3万円)」。

これが「罠」です。 「安いから」と業者Cに飛びついたら、どうなるか。 当日、「あー、やっぱり軽トラじゃ乗り切りませんね。追加でもう1台呼ぶか、2t車に変更になるので、プラス5万円です」と言われるのがオチです。

「大量」の粗大ゴミ(ベッドやソファ、タンスなど大型家具を含む)の場合、目安はこう考えてください。

  • 軽トラ: ワンルーム(1R)の片付け。冷蔵庫(小)、洗濯機、棚(小)など。
  • 1.5t / 2tトラック「大量」の粗大ゴミは、ほぼこれです。
    1LDK以上。私の30点(ソファ、ダブルベッド、タンス、衣装ケース10個など)は、間違いなくこのサイズです。

「軽トラ積み放題 15,000円」という広告は、「大量」のゴミを捨てたい私たちには、ほぼ関係のない広告だと思った方が安全です。


編集長からのワンポイントアドバイス

トラックのサイズは、電話や写真だけで判断させてはいけません。 これが一番、当日になって「話が違う!」ともめる原因です。 「大量」の処分を依頼するなら、絶対に「訪問見積もり(無料)」を依頼してください。 プロの目で物量を直接見てもらい、「この物量なら、2tトラック1台。料金は〇円」と確定させることが、ぼったくりを防ぐ最大の防御策です。

要注意!「パック料金」に含まれない“隠れ追加料金”とは?

「2tトラック積み放題 60,000円!」 この金額を見て、「よし、6万円ポッキリで全部持っていってくれるんだ!」信じてはいけません。

その「60,000円」は、あくまで「基本料金」。 ここから、オプションという名の「隠れ追加料金」が積み上がっていきます。 私が実際に見積もりで言われた、代表的な追加料金をご紹介します。

1. 階段料金(エレベーターなし)

これが、第3章でお話しした「搬出」のコストです。 見積もりの電話で、私はこう言われました。

業者:「お客様、お住まいはエレベーターなしの3階ですね?」
私:「はい、そうです」 業者:「かしこまりました。その場合、1フロアにつき+3,000円の階段料金がかかりますので、2階(+3,000円)と3階(+3,000円)で、合計6,000円が追加になります」

これは、ぼったくりではありません。 階段で重いタンスを運ぶ、プロの「技術料」と「危険手当」です。

しかし、これを「隠して」契約させようとする業者がいます。 必ずこちらから、「エレベーターなしの〇階ですが、追加料金はかかりますか?」と確認してください。

2. 作業員の追加料金(重いものが大量にある場合)

これも、よくある罠です。 「積み放題パック 60,000円」という料金は、多くの場合、「作業員1名」で計算されています。

私の粗大ゴミには、重いタンス、3人掛けソファ、ダブルベッドマットレスがありました。

業者:「お客様の荷物ですと、作業員は2名必要ですね」
私:「はい、お願いします」
業者:「パック料金は作業員1名分ですので、作業員追加費用として、+15,000円かかります」

危ないところでした。 60,000円だと思っていた基本料金が、 60,000円 + 階段料金6,000円 + 作業員追加15,000円 = 81,000円 に膨れ上がった瞬間です。

必ず、「そのパック料金は、作業員何名での見積もりですか?」と確認しましょう。

3. 特定の品目(マットレスなど)の別途処分費

これが、一番タチの悪い罠です。 「積み放題」という言葉を、私たちは「何でも積んでくれる」と信じてしまいます。

しかし、業者にとって、 「ただの木材(本棚など)」と「スプリング入りのマットレス」では、処分にかかるコストが全く違います。

業者が処分場にお金を払う際、マットレス、ソファ(スプリング入り)、タイヤ、金庫、コンクリートブロックなどは、「処分困難物」として高額な処分費がかかるのです。

そのため、悪質な業者はこう言ってきます。
「あ、お客様。マットレスは『積み放題』の対象外でして、別途処分費として+5,000円かかります」

「積み放題じゃないのかよ!」と怒っても、「契約書(の小さい文字)に書いてあります」と言われれば終わりです。

見積もりの際に、処分したいリスト(特にマットレスやソファ)を提示し、「これらも全て、パック料金に含まれていますか?」と、しつこく確認してください。


「粗大ゴミ」以外のモノの扱い

私の「30点」のリストには、粗大ゴミの他に「冷蔵庫」と「洗濯機」も含まれていました。

ここで、法律の知識が必要です。 テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンは、「粗大ゴミ」ではありません
国が定めた「家電リサイクル法」の対象品目です。

これらを業者に頼むと、料金はどうなるのでしょうか?

【優良業者の答え】 「はい、一緒に回収できますよ。 2tトラックパックが60,000円。
それとは『別枠』で、法律で定められた家電リサイクル料金と、収集運搬費が実費でかかります」

これが、100%正しい、合法的な答えです。

  • 冷蔵庫(171L以上): リサイクル料金(例:4,730円)+ 業者の収集運搬費(例:3,000円)
  • 洗濯機: リサイクル料金(例:2,530円)+ 業者の収集運搬費(例:3,000円)

つまり、 60,000円(パック代) + 約13,000円(家電リサイクル代) = 合計 73,000円 が、私が払うべき総額になります。

【悪質業者の答え(罠)】 「ウチですか? ああ、家電も全部コミコミ! 全部まとめて、60,000円ポッキリで持っていきますよ!

一見、こちらの方が13,000円も安く、良心的に見えます。 しかし、これは100%違法です。

法律で定められたリサイクル料金を「タダ」にするなんてことは、絶対にできません。
その業者は、回収したあなたの冷蔵庫や洗濯機を、人目につかない山奥や空き地に不法投棄しています。

「安く済んだ」と思ったあなたは、結果的に犯罪の片棒を担がされたことになるのです。
「家電リサイクル券(お客様控)」という領収書を渡さない業者は、絶対に信用してはいけません。


編集長からのワンポイントアドバイス

家電リサイクル料金は、「業者に払う手数料」ではありません。 私たちが「法律に基づいてメーカーに支払う、リサイクルのための費用」です。 これを「タダにします」「コミコミです」と言う業者は、不法投棄業者である可能性が極めて高いと断言します。「安い」という言葉の裏にある「違法性」を絶対に見抜いてください。

【参照リンク】 家電リサイクル法について、詳しくは国の公式ページで確認できます。

【第4章のまとめ】

業者に頼むと決めたら、 「積み放題パック 〇円!」という広告の金額を絶対に信じてはいけません。

  1. 訪問見積もりを必ず取り、適切な「トラックサイズ」を確定させる
  2. 「階段料金」(エレベーターの有無)
  3. 「作業員追加料金」(重いものの有無)
  4. 「別途処分費」(マットレス・ソファの有無)
  5. 「家電リサイクル料金」(家電の有無)

これら全てを確認し、 「私のこの荷物で、今日、ここでお支払いする『総額』は、いくらですか?」 と書面(見積書)で提示してもらうこと。

これが、高額請求からあなたの身を守る、唯一の方法です。

最後に、この記事のまとめとして、私自身が悩んだり、読者の方から特によくいただく「細かい疑問」について、Q&A形式でお答えします。


【粗大ゴミ「大量」処分 Q&A】

Q1. タンスや棚の中身(衣類や本)は、そのままでいいの?

A. 業者によりますが、「中身もすべて捨てる」のであれば、そのままでOKな場合がほとんどです。

これが、業者に頼む「手間ゼロ」の大きなメリットの一つです。 自治体で出す場合は、当然「中身を空にして、タンスだけ」にしなければなりません。

私自身、引っ越しの際、衣類や雑誌が詰まったままの衣装ケースやカラーボックスを、そのまま「これも全部捨ててください」とお願いでき、本当に助かりました。

ただし、注意点が2つあります。

  1. 「残すもの」が1点でもないか、ご自身の責任で最終確認してください。 業者さんは「全部捨ててOK」という前提で運び出します。
  2. 食器棚の「食器(割れ物)」や、本棚の「本(超重量物)」がぎっしり詰まっている場合、安全のために「中身を出しておいてください」と言われることがあります。

見積もりの際に、「タンスの中身も全部捨てるんですが、そのままで大丈夫ですか?」と一言確認しておくと、当日スムーズです。


Q2. 「買取」も一緒にしてくれる? 処分費が安くなる?

A. はい、「買取」に力を入れている優良業者はたくさんあります。処分費と相殺して安くできます。

これも、「大量」の粗大ゴミを処分する際の大きなメリットです。

例えば、「2tトラック積み放題で7万円」の見積もりが出たとします。 その際、

  • 「この冷蔵庫(製造3年以内)は1万円で買い取れます」
  • 「このブランド家具は5千円で買い取れます」

となれば、7万円から1万5千円が差し引かれ、支払う金額は実質5万5千円で済みます。

ただし、何でも買い取ってくれるわけではありません。

  • 家電:製造から5年以内(長くても7年)が目安
  • 家具:有名ブランド、デザイナーズ家具、状態が非常に良いもの

「10年使ったソファ」や「古い本棚」は、まず値段がつきません(無料での引き取り、または処分費がかかります)。 「処分費用が少しでも安くなればラッキー」くらいの気持ちで、見積もりの際に「買い取れるものはありますか?」と聞いてみましょう。


Q3. 作業当日は、ずっと立ち会いが必要?

A. 「作業開始前の確認」と「作業完了後の確認・支払い」の時だけは、絶対に必要です。

「大量」の処分だと、作業が1〜2時間に及ぶことも珍しくありませんが、ずっと横で監視している必要は全くありません。

【開始時】 「捨てる物」と「残す物」の最終確認 見積もり金額の最終確認

【完了時】 回収忘れがないかの確認 家の中に傷がついていないかの確認 料金の支払い、領収書の受け取り

作業中については、「何かあったら呼びますので、リビングでお待ちください」と言われることがほとんどです。


Q4. 支払いのタイミングは? クレジットカードは使える?

A. 支払いは、「すべての作業が完了した直後」に、その場で現金で支払うのが一般的です。

「大量」の処分は高額になりがちです。 作業前に「前金」や「手付金」を要求する業者は、少し注意した方がいいかもしれません(正当な理由がある場合を除く)。

クレジットカードについては、対応している業者と、していない業者が半々くらいです。

これは非常に重要です。 「総額7万円」と聞いて、「じゃあカードで」と思っていたら、「すみません、うちは現金のみです」と言われ、慌ててATMに走る…という事態は避けたいですよね。

高額な支払いになるからこそ、見積もりの段階で**「支払いはクレジットカードを使えますか?」**と必ず確認しておきましょう。


Q5. 「一般廃棄物」の許可がない業者は、やっぱり違法?

A. 厳密に言うと、家庭の「ゴミ(廃棄物)」を運ぶには「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要です。

第4章でもお話しした通り、家電リサイクル品を不法投棄する業者は論外です。 しかし、この「一般廃棄物」の許可は、新規の業者にはほとんど下りないという行政の事情があります。

そこで、多くの優良業者は、 「うちは不用品(ゴミ)を運んでいるのではなく、まだ使える価値のあるもの(有価物)を『買取』または『無料引取』しています」 という建前(多くは「古物商許可」)で運営しています。

私たち消費者が本当に警戒すべきなのは、

  • 「『一般廃棄物』も『古物商』も、何の許可も持っていない
  • 「会社概要の住所や電話番号がデタラメ(携帯電話だけ)」
  • 「無料回収をうたい、積んだ後に高額請求してくる」

といった、明らかな悪徳業者です。

許可の有無にこだわりすぎるより、「ホームページがしっかりしているか」「見積もりが誠実か(追加料金の説明があるか)」といった、目の前の業者の「実態」を見極めることの方が、トラブルを避ける上ではるかに重要です。

【まとめ】あなたの「量」と「許容できる手間」に合う最適な捨て方を見つけよう

最後までこの記事にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

「粗大ゴミが大量で、どこから手をつけていいか分からない」

この記事を読み始める前、あなたは目の前のモノの山を前に、途方に暮れていたかもしれません。

私たちはまず、「安いから」という理由だけで「自治体」を選ぼうとします。 しかし、

  • 【第1章】「点数制限(1回5点まで)」と「予約の壁(1ヶ月待ち)」で、そもそも「大量」を「一気に」捨てられない現実。
  • 【第2章】「持ち込み」という手段も、「レンタカーの手配」「自力での積み下ろし」という重労働が待っている現実。
  • 【第3章】自治体サービスは、共通して「自力での搬出」という最大の壁があること。

これらの現実を知り、「自治体で捨てるのは不可能だ」と気づきました。

そして、民間業者に頼むと決めた時に直面する「料金の罠」についても解説しました。

  • 【第4章】「積み放題パック」の金額だけを見てはいけないこと。
  • 「階段料金」「作業員追加費」「特定品目の別途処分費」といった隠れ追加料金の存在。
  • 「家電リサイクル料」を「タダにする」と言う業者は、不法投棄業者であること。

もう、あなたはただ不安に思うだけの人ではありません。 ご自身の状況(時間、予算、労力)に合わせて、何がベストな選択なのかを判断するための「ものさし」を、その手に持っているはずです。


結局、あなたは「自治体」と「業者」どちらを選ぶべきか?

これが、あなたの選ぶべき道の結論です。

▼「民間業者」に頼むべき人

  • 引っ越しまで時間がない(自治体の予約が間に合わない)
  • 重い物・大きい物がある(ベッド、ソファ、冷蔵庫、タンスなど)
  • 自力での搬出が不可能(一人暮らし・女性・高齢者・腰に不安)
  • エレベーターなしの2階以上に住んでいる
  • 捨てる物が10点以上あり、管理が面倒
  • お金で「時間と労力と安全」を買いたい

▼「自治体」で頑張れる人

  • 片付けまで時間がある(1ヶ月以上先でも平気)
  • 捨てる物が数点だけ(5点〜10点程度)
  • 自分で運び出せる物ばかり(衣装ケース、棚、自転車など)
  • 運び出すのを手伝ってくれる家族や友人を確保できる
  • とにかく「1円でも安く」済ませたい

もし、あなたが「業者に頼むべき人」に当てはまるなら、自治体(2万円)と業者(7万円)の差額「5万円」は、「ぼったくり」ではありません。 それは、あなたが自力では絶対に解決できない「搬出・解体・分別・時間」という全ての問題を、プロがわずか数時間で解決してくれる「技術料」であり「安心料」なのです。


業者に頼むと決めた、あなたへの最後のアドバイス

もし業者に頼むと決めたなら、必ず「訪問見積もり(無料)」を依頼してください。

電話や写真だけで見積もりを済ませると、当日「やっぱり積めない」「これも追加」と、必ず料金が吊り上がります。

プロに直接来てもらい、目の前の「大量」の粗大ゴミを指差しながら、

「この部屋にあるコレ全部を、あの家電も含めて、階段料金も作業員も全部コミコミで、私が今日払う『総額』はいくらですか?」

と聞き、その金額を「見積書(書面)」でもらってください。


私自身、引っ越しや実家の片付けを終えた時、がらんとした部屋で感じたのは、寂しさよりも「これで前に進める」という、晴れやかな安心感でした。

たくさんの不用品を片付けるのは、単なる「モノの処分」ではありません。 それは、溜め込んだ過去を整理し、空間だけでなく、あなたの心の中にも新しい「余白」を作るための、大切な作業なのだと思います。

この記事が、その大きな一歩を踏み出すための、信頼できる地図のような存在になれたなら、これ以上に嬉しいことはありません。

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