実家ゴミ屋敷片付け費用の相場|安く抑える3つの鉄則とは

ゴミ屋敷
お片づけの窓口<br>編集長
お片づけの窓口
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私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!

この記事を監修した人

監修者:中嶋大貴
5年前に遺品整理事業を立ち上げ、現在は全国18拠点の事業者を対象にコンサルティングを行う。
遺品整理、ゴミ屋敷清掃、不用品回収の現場経験が豊富で、各地域の実情に合わせた運営改善・業務効率化の指導に精通している。
現場の実務から業界動向まで幅広く把握しており、専門性を生かした正確で信頼性の高い情報提供を行っている。

こんな人におすすめ

  • 「実家がゴミ屋敷化」しており、どこから手をつけていいか途方に暮れている方
  • 業者に頼みたいが、「高額なぼったくり」に遭わないか不安で動けない方
  • 遠方に住んでいて実家の片付けに立ち会えず、「丸投げ」したいと考えている方
  • 物を捨てたがらない親をどう説得し、「誰が費用を出すべきか」悩んでいる方

この記事でわかること

  • 【最新相場】間取りとゴミの量(深さ)によるリアルな料金シミュレーション
  • 【コストダウン】作業当日までに自分でやっておくべき「劇的な節約術」
  • 【業者選定】信頼できるプロと、避けるべき悪徳業者の明確な判別基準
  • 【出口戦略】親との揉めない交渉術と、自治体の助成金を活用した負担軽減策
目次

実家のゴミ屋敷片付け費用:間取り別の相場と「ゴミの深さ」で変わる現実

実家の片付けを決意した際、最も不安なのは「一体いくら請求されるのか」という点です。ゴミ屋敷の清掃費用は、単純な部屋の広さだけでなく、「床が見えるかどうか」という積載量によって劇的に変動します。まずは、現場で実際に算出されるリアルな相場観を把握しましょう。

部屋の広さと荷物量による料金シミュレーション

一般的な片付け業者が算出する、間取り別の費用相場は以下の通りです。

  • 1K・1DK:33,000円〜120,000円
    • 作業員1〜2名。トラック1台分で収まる範囲です。
  • 1LDK・2DK:70,000円〜250,000円
    • 作業員2〜3名。実家の「一部屋がゴミ屋敷化している」場合、この価格帯に収まることが多いです。
  • 2LDK・3DK:150,000円〜500,000円
    • 作業員3〜5名。一軒家の中層階や、長年住み続けた家族の荷物がある場合の標準値です。
  • 4LDK以上:300,000円〜
    • 大型家具の搬出に加え、庭や物置の片付けが加わると100万円を超えるケースも珍しくありません。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「最低料金」に惑わされないでください。ネットで見かける3万円〜という表記は、あくまで「空室に近い状態」の価格です。ゴミが腰の高さまであるなら、記載価格の2〜3倍は見積もっておくのが現実的です。

「ゴミ屋敷レベル」による追加料金の発生条件

間取りが同じでも、ゴミの「密度」によって作業時間は3倍以上変わります。

  • レベル1(床が見えない):衣類や雑誌が散乱している状態。基本料金内で収まることが多いです。
  • レベル2(膝から腰までの高さ):ゴミをかき分けて進む状態。「圧縮されたゴミ」が多く、見た目以上の重量があるため、処分費が跳ね上がります。
  • レベル3(天井近くまで到達):玄関から入れず、窓から搬出するケース。重機やクレーン、特殊な防護服が必要になり、技術料として高額な加算が発生します。

【お片づけの窓口独自アンケート】

ゴミ屋敷化した実家の片付けを経験した220名に「見積もり時に最も驚いた追加項目の内容」を聞いたところ、以下の結果となりました。

  • 生ゴミや液体の入ったペットボトルの仕分け手数料(52%)
  • 消臭・消毒などの特殊清掃オプション(22%)
  • 庭の植木鉢やタイヤなどの屋外放置物の撤去(18%)
  • その他(8%)

※調査期間:2023年6月〜8月 対象:弊社へご相談いただいたゴミ屋敷片付け経験者

特殊清掃(孤独死・害虫・悪臭対応)が必要なケース

ゴミ屋敷には、単なる「片付け」では済まないリスクが潜んでいます。

  • 害虫駆除(ゴキブリ・ハエ等):一箇所につき15,000円〜の加算。
  • 腐敗臭・ペット臭の消臭:オゾン脱臭機の使用などで50,000円〜。
  • 汚物処理:トイレや水回りの固着した汚れ除去には、別途「ハウスクリーニング費用」が加算されます。

これらを放置して片付けだけを行うと、近隣からのクレームが止まらず、結果的に資産価値を大きく下げることになります。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

悪臭は壁紙の裏まで染み込みます。「表面だけ片付ければいい」と安易に考えると、後でリフォーム業者から倍以上の請求が来ることもあります。臭いがひどい場合は、最初から特殊清掃に対応できる業者を選んでください。

参照リンク:環境省:廃棄物の適正処理について


2. 費用の内訳:なぜその金額になるのか?

見積書に並ぶ数字の正体を知ることで、業者との交渉や、どこまで自分で行うかの判断ができるようになります。

人件費・車両費・処分費の基本構成

業者の見積もりは、大きく分けて以下の3つの柱で成り立っています。

  • 人件費:作業員1名あたり15,000円〜25,000円。ゴミ屋敷の場合、足場が悪く搬出に時間がかかるため、通常より多くの人数が配置されます。
  • 車両費:軽トラックなら3,000円〜、2トントラックなら15,000円〜。ゴミの量に合わせて何往復するか、または何台投入するかで決まります。
  • 処分費:実はこれが最も大きな割合を占めます。自治体の処分場へ持ち込む際の**「重さ」や「品目」**に応じた手数料です。

【盲点】階段料金や養生費などのオプション費用

見積書を細かく見ると、基本料金以外に以下の項目が含まれているはずです。

  1. 階段料金:エレベーターのないマンションの3階以上などは、1フロアごとに5,000円〜の加算。
  2. 養生費:マンションの共用部を傷つけないための保護費用。管理組合から必須と言われるケースが多いです。
  3. エアコン・家電取り外し:リサイクル法対象品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)は、処分費とは別に「家電リサイクル料金」が必要です。

遠方実家ならではの「立ち会い不要プラン」

「仕事が忙しくて実家に行けない」という方向けのプランです。

  • 鍵の預かり管理費:数千円〜。
  • 進捗報告(動画・写真):作業前、作業中、作業後のエビデンスを残すための費用。
  • 貴重品捜索:通帳、印鑑、思い出の写真などをゴミの中から探し出す作業。これを依頼すると作業時間が延びるため、人件費として反映されます。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「立ち会い不要」にするなら、貴重品のリストを事前に細かく伝えてください。「大事なものがあったら取っておいて」という曖昧な指示が、後で「あれがなくなった」というトラブルを生みます。

【お片づけの窓口独自アンケート】

実家の片付けを遠隔(立ち会いなし)で依頼した150名に「後悔したこと」を聞いたところ、以下の結果となりました。

  • 親が大事にしていた思い出の品まで捨てられた(45%)
  • 想定以上に不用品が多く、追加請求がメールで届いた(35%)
  • 作業後の清掃が不十分で、結局自分で行くことになった(12%)
  • その他(8%)

※調査期間:2022年10月〜12月 対象:遠方実家の片付けを業者に依頼した方

参照リンク:経済産業省:家電リサイクル法について

3. 支払い額を最小限に抑える「3つの節約術」

実家の片付け費用は、何も対策をしなければ数十万円、時には100万円を超えてしまいます。しかし、プロの視点から見れば、「知っているかいないか」だけで数万円から十数万円単位で費用を削れるポイントが確実に存在します。

【買取】価値ある不用品を売却して、作業費から相殺する方法

最も効果が高いのは、不用品を「ゴミ」ではなく「資源」として売ることです。自分ではガラクタに見えても、市場価値があるものは意外と多いものです。

  • 古いオーディオ・カメラ・楽器:壊れていても部品取りとして需要がある場合があります。
  • コレクション品:切手、古銭、昭和のレトロなおもちゃなどは専門の査定が必要です。
  • 貴金属・ブランド品:タンスの奥に眠っている指輪や時計は、数万円以上の値引き原資になります。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「片付け業者」に一括で任せるのは楽ですが、買取額を安く見積もられるリスクもあります。高価そうなものだけは、事前に「出張買取専門店」に査定させておくと、業者への交渉材料にもなりますし、確実な現金化に繋がります。

【仕分け】自分で事前にやっておくべきこと・プロに任せるべきこと

業者の費用は「作業時間」と「ゴミの量」で決まります。自分たちで「カサを減らす」ことが、直接的な値引きに繋がります。

  • 布類(衣類・布団)をまとめる:服は自治体の資源回収に出せば無料、または安価です。これを業者のトラックに載せないだけで、数立方メートル分のスペースが浮きます。
  • 紙類の処分:雑誌、新聞、段ボールは、地域の回収拠点へ持ち込みましょう。
  • 中身の入ったものを空にする:冷蔵庫内の食品、調味料、スプレー缶のガス抜き。これらは業者が手作業で分別するため、工賃が上乗せされる原因になります。

【自治体活用】行政の回収サービスと民間業者を併用するテクニック

全ての荷物を民間のゴミ収集車に載せる必要はありません。自治体のルールをフル活用しましょう。

  1. 粗大ゴミ受付センターの利用:タンスや机など、自分で外まで運べるものは自治体に回収を依頼します。1点数百円〜数千円で済み、業者の10分の1程度の費用で収まります。
  2. クリーンセンターへの自己搬入:軽トラをレンタルし、自分で処理場へ持ち込む方法です。重さあたりの処理費用は格安です。

【お片づけの窓口独自アンケート】

実家の片付け費用を安く抑えることに成功した180名に「最も節約に効果があった方法」を聞いたところ、以下の結果となりました。

  • 業者に頼む前に衣類と紙類を全て自力で捨てた(58%)
  • 3社以上の相見積もりを提示して価格交渉した(25%)
  • 価値のある骨董品や家具を事前に売却した(10%)
  • その他(7%)

※調査期間:2023年4月〜6月 対象:弊社サービスを利用し節約に成功した方

参照リンク:環境省:一般廃棄物の排出及び処理状況等について


4. 業者選びの決定打:ぼったくりを回避するチェックポイント

「安さ」だけで選ぶと、後から高額な請求をされたり、最悪の場合は不法投棄に巻き込まれたりするリスクがあります。実家の片付けは「心」を扱う作業でもあるため、信頼性が全てです。

「一式見積もり」は要注意。明細の透明性を見分けるコツ

見積書に「片付け費用一式 30万円」としか書かれていない業者は、絶対に避けてください。

  • 良い見積書の例:人件費(○名×○日)、処分費(○トントラック×○台)、リサイクル家電料金(明細あり)と細かく分かれている。
  • 追加料金の有無を確認:見積書の備考欄に「当日荷物が増えない限り追加料金なし」と明記してもらうことが、金銭トラブルを防ぐ唯一の手段です。

一般廃棄物収集運搬業許可の有無を確認すべき理由

家庭から出るゴミ(一般廃棄物)を回収するには、自治体からの「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要です。

  • 無許可業者のリスク:回収されたゴミが山林などに不法投棄された場合、依頼した側(あなた)も罰せられる可能性があります。
  • 許可がない業者の対応:許可を持つ業者と提携しているか、または「不用品買取」という名目で対応しているかを確認してください。

損害賠償保険への加入状況(家を傷つけられた際の保証)

ゴミ屋敷の片付けは、大きな家具や大量の荷物を運び出すため、壁や床を傷つけるリスクが非常に高いです。

  • 保険加入の確認:万が一、実家の壁やマンションのエレベーターを壊してしまった際、数千万単位の賠償をカバーできる保険に入っているかを確認しましょう。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

現場に「社員」が来るか「アルバイト」だけが来るかも重要です。責任者が現場に常駐し、近隣住民への挨拶や養生を徹底してくれるかどうかで、その後の近所付き合いのしやすさが変わります。

【お片づけの窓口独自アンケート】

片付け業者選びで失敗したと感じている120名に「その理由」を聞いたところ、以下の結果となりました。

  • 作業当日に不明な「積み込み料金」を上乗せされた(65%)
  • 挨拶がなく、近所からゴミを散らかしていると苦情が来た(20%)
  • 必要なものまで勝手に捨てられた(10%)
  • その他(5%)

※調査期間:2024年5月〜7月 対象:他社サービスでトラブルを経験し弊社へ相談された方

参照リンク:環境省:いらなくなった家電は「無許可」の回収業者に出さないで!

5. 親とのトラブルを回避する「費用負担」の進め方

実家のゴミ屋敷問題で最も高いハードルは、費用そのものよりも「誰が、どうやって支払うか」という合意形成です。親世代にとって、モノを捨てることに「お金を払う」という感覚は受け入れがたい場合があります。感情的な対立を避け、現実的に解決するための出口戦略を考えましょう。

誰が払うか?(親の年金、子の出し合い、売却益での後払い)

費用の捻出方法は、片付けた後の「家の未来」によって決めるのが合理的です。

  • 親が住み続ける場合:親の預貯金や年金から出すのが基本ですが、「安全に暮らすためのリフォーム代」として説得するのが有効です。
  • 子が実家を引き継ぐ場合:将来の相続を見据え、兄弟姉妹で等分、あるいは相続放棄をしない者が負担するケースが多いです。
  • 売却・解体する場合:多くの業者が導入している「不動産決済時払い」を活用しましょう。手出し0円で片付けを行い、家が売れた代金から清算する方法です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

親に「ゴミを捨てるのにお金を出して」と言うと、自分の人生を否定されたように感じてしまいます。「これからの生活を楽にするための必要経費」として、前向きな投資であることを強調してください。

片付け後の「空き家対策」や「売却」を見据えた投資判断

ゴミ屋敷を放置し続けると、特定空き家に指定され、固定資産税が最大6倍に跳ね上がるリスクがあります。

  • 資産価値の維持:早期に片付けることで、建物自体の傷みを防ぎ、売却時の査定額を高く保てます。
  • 管理コストの削減:ゴミがなくなれば、火災リスクや害虫被害による近隣トラブルへの賠償リスクがゼロになります。

自治体の「ゴミ屋敷対策条例」による補助金・助成金の探し方

近年、ゴミ屋敷を社会問題と捉え、支援を行う自治体が増えています。

  1. 直接的な撤去費用の補助:条件(高齢者世帯、生活保護受給など)を満たせば、数十万円を上限に公費が出る場合があります。
  2. 福祉的な介入:費用の補助ではなく、自治体が業者を手配し、本人の生活再建を支援する枠組みです。
  3. 探し方:お住まいの市区町村HPで「ゴミ屋敷対策条例」「居住環境整備補助金」などのキーワードで検索するか、地域包括支援センターへ相談してください。

【お片づけの窓口独自アンケート】

実家の片付け費用を「親と揉めずに」解決した280名に、その決め手となった言葉を聞いたところ、以下の結果となりました。

  • 「地震があった時に危ないから、避難経路を作ろう」(62%)
  • 「売却して老人ホームの入居費用に充てよう」(21%)
  • 「孫が遊びに来られるように、一部屋だけ綺麗にしよう」(10%)
  • その他(7%)

※調査期間:2023年9月〜11月 対象:弊社サービスを通じて実家の片付けを完了したご遺族・ご家族

参照リンク:国土交通省:空家等対策の推進に関する特別措置法について


実家の片付け費用に関するQ&A

Q1:見積もりに来てもらうだけで料金はかかりますか?

A: ほとんどの優良業者は「現地見積もり無料」です。ただし、あまりに遠方の場合や、見積もり後のキャンセル規定がある場合もあります。電話一本で「完全無料か」を確認することが鉄則です。

Q2:当日になって「荷物が多いから」と追加料金を請求されませんか?

A: 現地見積もりを行い、書面で契約を交わしていれば、通常は追加料金は発生しません。ただし、見積もり後に新たにゴミを増やしたり、見積もり時に隠れていた大量の埋設物が出てきた場合は例外となるため、契約書に「追加料金なし」の一筆があるか確認しましょう。

Q3:実家が遠方で立ち会えないのですが、鍵を預けて作業できますか?

A: 可能です。最近は「立ち会い不要プラン」が増えており、作業前後の写真を送付してくれる業者が多いです。ただし、貴重品(現金、権利証、写真など)の捜索をどこまで細かく依頼するか、事前の打ち合わせが重要になります。

Q4:相見積もりは何社くらい取るのが理想ですか?

A: 最低でも3社は取ることをおすすめします。価格だけでなく、スタッフの対応や、作業範囲(掃除のレベル)、そして「親の気持ちに配慮してくれるか」といったソフト面を比較するためです。

Q5:少しでも安くしたいのですが、庭のゴミだけ残しても意味ありますか?

A: 意味はありますが、おすすめしません。業者はトラックの台数や作業人数で費用を出すため、中途半端に残すと、後から自分で処分する際の手間(レンタカー代や労力)の方が高くつくケースが多いからです。一度にまとめて「ゼロ」にする方が、結果的にトータルコストは抑えられます。

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