
編集長
私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!
こんな人におすすめ
- 引っ越し日が迫ってるのに、デカいソファやベッドの処分方法が決まらない人
- 「この家具、解体しないと出せない…」と気づいて青ざめている人
- 自治体の粗大ごみに出したいけど、重すぎて「部屋から運び出す」時点で詰んでいる人
- 引っ越し業者と不用品回収業者、どっちに頼むのが「総額で」安いか知りたい人
この記事でわかること
- 大型家具を処分する4つの方法(引っ越し業者、回収業者、自治体、買取)の「搬出対応」と「費用」
- 「解体」や「吊り下げ」が必要な場合のリアルな追加料金
- 【結論】あなたの状況別・一番安くて楽な処分方法の診断
- 引っ越し当日に地獄を見ないための「処分のベストタイミング」
【最重要】誰が「部屋から」運び出す? 4つの処分方法と搬出対応

引っ越しで大型家具を捨てる時、一番のネックは「処分費」より「誰が、どうやって部屋から出すか」ですよね。
私も昔、引っ越し見積もり時に「あ、このソファも捨てます」と軽く言ったら、「お客様、これ、解体しないと出ませんし、吊り上げ搬入でしたよね…?」と営業マンに真顔で言われ、血の気が引いた経験があります。
「安く済む」自治体も、「楽」な業者も、この「搬出」という最大の壁をどうクリアできるか。4つの方法を「誰が運ぶか」の観点で比較します。
一般的な家具についてはこちあの記事で詳しく解説しております
1-1. 引っ越し業者(オプション):手間ゼロだが費用は?
【搬出】もちろん、プロが室内から全部やってくれます。
これが一番「楽」な方法です。
引っ越し見積もりの際に「このベッドとタンスは処分したい」と伝えるだけ。当日は、他の荷物を運び出すのと一緒に、処分品も手際良く運び出してくれます。
解体が必要なベッドも、彼らは(道具も持ってるし)手慣れたもの。こっち は何もする必要がありません。
ただし、費用はかかります。 「買い取り」ではなく「引き取り(処分)」となるケースがほとんどで、処分費+作業費が上乗せされます。私も「5,000円で買ったカラーボックス」に「処分費1,000円」と見積もられた時は少し悩みましたが、「当日の手間を金で買う」と割り切りました。
結論:費用はかかるが、当日の「手間ゼロ」と「安心感」は最強。
1-2. 不用品回収業者:搬出・解体込み?
【搬出】もちろん、プロが室内から全部やってくれます。
大型家具の「搬出・解体・処分」を専門にしている業者です。
引っ越し業者との最大の違いは、「タイミングの柔軟さ」。 引っ越し日とは別に、「引っ越し前日までに」大型家具だけスッキリ消し去ってもらう、ということができます。当日に引っ越し業者とバッティングする心配もありません。
また、「軽トラ積み放題」のようなパック料金を使えば、大型家具以外の中途半端なゴミ(衣装ケースや古い家電など)もまとめて持っていってくれるのが強みです。
結論:引っ越し日とは別日で完結させたい、他にも捨てたい物が色々ある場合に強い。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

とにかく「業者選び」が命です。
「無料」「なんでも回収」を大音量で巡回しているような業者は危険。必ず「一般廃棄物収集運搬業」(または自治体の委託)の許可があるか確認してください。
無許可業者は、不法投棄の元です。その場合、依頼したあなたも罰せられる可能性があります。
1-3. 自治体の粗大ごみ:室内搬出はNG?
【搬出】原則、自分で指定場所まで運び出す必要あり。
処分費用が数百円~数千円と、圧倒的に安いのが自治体です。
しかし、最大の壁が「搬出」。
自治体は「家の玄関先」や「マンションの1階の指定場所」まで、自分で運ぶのがルールです。
ダブルベッドのマットレス、3人がけのソファ、重い食器棚… これを自力で(あるいは家族だけで)階段や狭い廊下を通って運べますか? 私は無理でした。壁紙を破るリスクもあります。
結論:圧倒的に安いが、自力で安全に運び出せる人限定。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

一部自治体では、高齢者や障害のある方向けに「運び出しサービス」(有料/無料)を提供している場合があります。
ただし、引っ越しシーズンの場合、予約が数週間先まで埋まっていることもザラ。「今すぐ」は無理な場合が多いので、期待しすぎは禁物です。
[お住まいの自治体名 粗大ごみ 運び出し] で一度調べてみてください。
1-4. 出張買取・リサイクル:売れる? 搬出はしてくれる?
【搬出】売れれば、業者が無料で運び出してくれます。
「処分」ではなく「買い取り」。唯一、お金がプラスになる可能性がある方法です。 買い取ってもらえる場合、搬出作業はもちろん業者がやってくれます。
ただし、現実は厳しいです。 私も「ニトリで3年前に買ったソファ」を査定してもらいましたが、「運搬費と人件費を考えると、買い取れません」「逆に処分費がかかります」と言われました。
買い取りが期待できる目安
- 有名ブランド(カッシーナ、アルフレックス、カリモクなど)
- 購入から5年以内
- 目立つ傷や汚れ、ペットの臭いがない
結論:「売れたらラッキー」程度で。期待しすぎると、引っ越し日までに処分が間にW間に合わなくなるリスクあり。
バラさないと出せない!「解体」が必要な家具の処分

引っ越しで一番「ヤバい」と感じる瞬間。 それは、大型のベッドフレームやIKEAのワードローブを前に、「これ、どうやって部屋から出すんだ…?」と気づいた時です。
そう、大型家具には「解体しないと、物理的に廊下やドアを通らない」奴らがいます。
「解体」という作業が挟まるだけで、処分のハードルは一気に跳ね上がります。この問題を「誰が」「いくらで」解決するのか、見ていきましょう。
2-1. 解体作業は誰がやる?(業者 vs 自分)
選択肢はシンプルですが、結果は大きく違います。
業者に「丸投げ」する
最も現実的で安心な方法です。
- 引っ越し業者(オプション)
→引っ越し作業のプロは、家具の扱いのプロでもあります。見積もり時に「このベッド、解体して処分希望」と伝えれば、当日の搬出作業の一環として、慣れた手つきで解体し、運び出してくれます。 - 不用品回収業者
→こちらも「解体・搬出」は専門分野。電話や見積もり時に「解体が必要なタンスです」と伝えるだけで、必要な道具を持参して作業してくれます。
体験談
私も以前、IKEAの大型本棚(背が高く、壁に固定するタイプ)の処分に困りました。自力で解体しようとしたらネジ山が潰れてしまい(IKEAあるある…)、途方に暮れたことがあります。 結局、不用品回収業者を呼び、「解体作業費」を追加で払って持っていってもらいました。最初からプロに任せるべきでした。
自分で「解体」する
「処分費を1円でも安くしたい」場合、自分で解体にチャレンジする手もあります。
- メリット
解体して「板」や「棒」の状態にできれば、自治体の「普通ごみ」や「粗大ごみ(安い区分)」として出せる可能性があります。 また、業者に頼む場合でも「解体作業費」が浮くかもしれません。(※ただし、後述の注意点あり) - デメリット
とにかく時間と労力がかかります。 引っ越し準備で忙しい中、工具(六角レンチ、電動ドライバーなど)を揃え、分厚い説明書(もう無いかも)と格闘し、大量の木材とネジの山に囲まれる…。 さらに、無理に解体して床や壁を傷つけるリスクも負います。
結論:よほどDIYが得意で時間がある人以外、業者に任せるのが賢明です。
2-2. 解体費用はいくらかかる?
「解体」はタダ働きではありません。プロの「技術料・作業費」として、処分費に上乗せされます。
引っ越し業者・不用品回収業者の場合
料金体系は業者によってバラバラですが、目安はあります。
- 「作業費」として請求
→処分費とは別に、「解体作業費」として 3,000円~10,000円程度 が加算されるケース。家具の複雑さ(IKEAの大型家具は大変、など)によって変動します。 - 「処分費」にコミコミ
→もともとの処分費に、解体作業費が「込み」で提示されるケース。「ベッド(解体あり)処分費 8,000円」といった具合です。 - 「人件費」として請求
→「作業員1名追加につき 〇〇円」という形で、解体に人手が必要なぶんだけ費用が上がるケースもあります。
体験談
以前、ダブルベッドのフレーム処分を業者に見積もったら、「処分費4,000円+解体作業費3,000円」と言われたことがあります。 一方、別の業者では「解体コミで7,000円です」と。結局トータルは同じでも、見積もりの出し方が違うんですね。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

業者に見積もりを頼む時は、必ず「解体が必要な家具であること」を写真や口頭で正確に伝えてください。
これを怠ると、当日になって「え、これ解体しないと無理じゃないですか。追加で〇〇円です」と、想定外の追加料金を請求される一番イヤなパターンに陥ります。
自治体(自分で解体)の場合
もし自力で解体し、小さくできたなら。
- 粗大ごみとして出す
・ベッド枠→「板(〇枚)」などに区分が変わり、安くなる可能性。
※例:ベッドフレーム 1,200円 → 解体した板 5枚 400円 - (注意)自治体によっては「解体しても粗大ごみ」
・「元々が粗大ごみのモノは、解体しても粗大ごみです」というルールの自治体も多いです。無駄な努力にならないよう、事前に自治体のホームページなどで確認しましょう。
「吊り上げ」で入れた家具はどうする? 特殊作業のリアル
「入居の時、このデカいソファ、ベランダから吊り上げて入れたんだよな…」
新居に浮かれていた時は、その数万円の「特殊作業費」も気にしなかったかもしれません。
しかし、引っ越し(搬出)時。
今度は「出す」ために、あのお金がまたかかるのか?
これぞ、引っ越し処分における「隠れラスボス」です。
私には、アメリカンサイズの大型冷蔵庫を窓から吊り入れて購入した友人がいます。引っ越しの際、もちろん玄関も廊下も通らない。結局、吊り下げ処分費があまりに高額で、その冷蔵庫を「残置物(ゴミ)」として旧居に残し、敷金を諦めるという苦い結果になりました。
そうなる前に、現実を知っておきましょう。
3-1. 処分時も「吊り下げ」が必要か
【結論】はい。入れた時と同じように「吊り下げ」が必要です。
物理法則は変わりません。
「入らなかった」ものは、「出ません」。
ここで、前章(第2章)の「解体」がカギになります。
- 解体できる家具(ベッド、組み立て棚など)
→もし吊り上げで入れたのが「解体可能な家具」なら、ラッキーです。 室内で解体してしまえば、パーツごと階段で普通に運び出せます。吊り下げ作業は不要になり、コストは(解体費だけで)劇的に安くなります。 - 解体できない家具(ソファ、冷蔵庫、完成品の食器棚など)
→これが問題です。 3人掛けのソファは解体できません。冷蔵庫も無理です。 (無理やり室内でノコギリで切断…なんてのは、引っ越し準備中にやることではありませんし、大惨事になります)
私自身、ギリギリの幅のソファを廊下で無理やり運ぼうとして、壁紙をビリビリに破き、ソファの肘掛けもボロボロになった苦い記憶があります。 「吊り上げるしかなかった」家具は、素直に「吊り下げ」を依頼するのが唯一の正解です。
結論:解体できない大型家具は、100%「吊り下げ」が必要。
3-2. 特殊作業の費用と依頼先
では、その「吊り下げ」は誰に、いくらで頼むのか。
依頼先は「引っ越し業者」一択
「処分だけだから」と不用品回収業者に頼もうとしても、断られるケースがあります。クレーン車の手配や、吊り下げ作業の専門技術、そして何より「保険」が違うからです。
必ず、引っ越し見積もり時に、引っ越し業者に依頼してください。
彼らは新居への「吊り上げ搬入」も、旧居からの「吊り下げ処分」も、専門チーム(または提携会社)を持っています。
費用の目安
ハッキリ言って、高額です。
- 特殊作業費(吊り下げ)
→20,000円~50,000円程度 - 上記 + 処分費(実費)
→3,000円~10,000円程度
「ただ捨てる」だけなのに、合計で3万、5万とかかることもザラです。
なぜこんなに高いのか? これは「クレーン車(ユニック車)のレンタル代」だけではありません。「作業員の専門技術料」「安全確保の人件費(2~3人)」「道路使用許可」「保険料」がすべて含まれているからです。
結論:「捨てるため」に数万円の出費を覚悟する必要がある。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

引っ越し見積もりで、一番やってはいけないこと。それは、「吊り上げ家具の存在を黙っていること」です。「当日、どうにかなるかも」「安く済ませたいから言わないでおこう」は最悪手です。当日来た作業員は、100%「これは聞いてません、運べません」と拒否します。あなたは空っぽの部屋に、そのデカい家具と二人きりで取り残されます。引っ越しは「契約」です。必ず、見積もり時点で申告してください。
費用比較:「搬出・解体コミ」で結局いくら?

結局、一番知りたいのは「お金」の話ですよね。
「ソファ処分 3,000円!」という広告だけ見て頼んだら、当日「解体費で 5,000円」「階段(3階)の搬出費で 4,000円」とか言われて、合計 12,000円を請求される…。
これは、引っ越し処分で本当によくある(そして私が実際に食らった)最悪のパターンです。
大事なのは、「処分費」単体ではなく、「解体」や「搬出」の作業費を全部含めた『総額』で比較すること。
この章では、その見積もりのカラクリと、誰に頼むのが一番安いのかを徹底比較します。
4-1. 「処分費」+「作業費」の見積もりポイント
見積もりをもらった時、見るべきは「合計金額」だけではありません。**「何に、いくらかかっているか」**の明細が命です。
私が過去の失敗から学んだ、見積もりチェックリストがこちらです。
- 「解体費」は含まれているか?
→「ベッド 8,000円」と書いてある時、それは「解体作業費コミ」なのか、「処分費だけ」なのか。必ず確認してください。 - 「搬出作業費」は含まれているか?
→これが一番の落とし穴です。 「室内からの運び出し」が無料なのか。「階段(2階以上)」「吊り下げ」などの特殊作業に別料金がかかるのか。ここが不明瞭な業者は危険です。 - 「諸経費」「出張費」はいくらか?
→処分費が安く見えても、「基本料金」や「出張費」で 5,000円取られたら意味がありません。 - 見積もりは「一式」になっていないか?
→「家具処分費 一式 30,000円」 こういう見積もりはダメです。「タンス 〇円」「ベッド(解体込)〇円」「作業費 〇円」のように、明細を出してもらいましょう。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

必ず「相見積もり」を取ってください。最低2社、できれば3社(例:引っ越し業者A、引っ越し業者B、不用品回収業者C)は欲しいところです。
その際、他社の金額を言う必要はありません。「このタンスとベッドを、解体して部屋から運び出し、処分するまで、全部コミコミでいくらですか?」と、全社に同じ条件で聞くだけでOKです。
4-2. 引っ越し業者 vs 回収業者 どっちが安い?
これは永遠のテーマですが、結論から言うと「処分したいモノの量と種類」で変わります。
パターンA:引っ越し業者が安いケース
- 特徴
→処分したい大型家具が「1~2点」だけ。 - なぜ?
→引っ越し作業の「ついで」に処分できるからです。 もともとトラックも人員も確保されているため、「処分費(実費)」+「少しのオプション作業費」だけで済むことが多いです。 私も、旧居で使っていた小さな本棚(解体不要)だけを処分した時は、引っ越し業者に「1,500円でいいですよ」と言われ、そのまま持っていってもらいました。これが一番楽で安上がりです。
パターンB:不用品回収業者が安いケース
- 特徴
→処分したい大型家具が「3点以上」ある。または、家具以外にも「細かいゴミ」が大量にある。 - なぜ?
→引っ越し業者は「引っ越し」が本業。処分品が多すぎると、新居に運ぶ荷物を積むスペースが圧迫されます。そのため、処分品が多いと(彼らの本業の邪魔になるので)逆に割高な見積もりになることがあります。 一方、不用品回収業者は「処分」が本業。「軽トラ積み放題 20,000円」のようなパック料金が強いです。 大型家具3点+古い布団+衣装ケース+その他モロモロ…となると、引っ越し業者に個別に払うより、回収業者のパックで一掃する方が安くつくケースが圧倒的に多いです。
結論: 捨てるのが「大型家具1点だけ」なら、引っ越し業者。 「複数」または「ゴミもまとめて」なら、不用品回収業者。
これが、総額を安く抑える基本戦略です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

再度警告しますが、「業者選び」は慎重に。
特に不用品回収業者を頼む場合は、自治体の許可(「一般廃棄物収集運搬業許可」)があるかを必ず確認してください。無許可業者はトラブルの元です。
参考:国民生活センター「不用品回収サービスのトラブル-見積もりと違う高額な料金を請求された-」
いつ頼む? 引っ越し日までに処分するベストタイミング

引っ越しで一番「失敗した」と後悔するポイント、それは「タイミング」です。
どれだけ安く業者を見つけても、どれだけ完璧に荷造りしても、「大型家具を処分する日」を間違えると、すべてが台無しになります。
「引っ越し当日、なんとかなるでしょ」 その甘い考えが、修羅場を生みます。この章は、私が友人の引っ越しで目撃した「地獄」の体験談から始まります。
5-1. 「引っ越し前日までに」完了すべき理由
結論から言います。
大型家具の処分は、可能なら「引っ越し前日」までに、すべて終わらせてください。
理由は3つです。
理由1:当日の「作業スペース」を確保するため
引っ越し当日、作業員の方が一番欲しいのは「スペース」です。 彼らは最短の動線で、荷物を次々と運び出します。
その動線のド真ん中に、捨てる予定の「3人掛けソファ」が鎮座していたら? 邪魔以外の何物でもありません。作業効率が落ち、最悪、壁や他の家具に傷がつく原因になります。
体験談
私の引っ越しの時、前日までに古い本棚とマットレスを処分しました。 当日、荷物が減ってガランとした部屋を見た引っ越し作業員の方に、「あ、広い!これめちゃくちゃ作業しやすいです!」と本気で感謝されました。
理由2:「心の平穏」のため
引っ越し当日の朝は、ただでさえ「忘れ物はないか」「挨拶は…」とソワソワします。 そんな時に「あ、10時に処分業者が来る。11時には引っ越し業者が…」なんて、複数のタスクをさばけますか?
「捨てる」というタスクは、前日までに終わらせる。
当日は「新居へ運ぶ」ことだけに集中する。 この「タスクの分離」が、精神衛生上、本当に大事です。
▼ 理由3:「万が一」のバッファのため
もし、予約した処分業者が「急な故障で、今日行けません」と電話してきたら?
それが「引っ越し前日」なら、まだ打つ手はあります。 「ふざけるな!」とブチ切れながらも、徹夜で別の業者を探すか、最悪、引っ越し業者に「すみません!追加料金払いますから!」と土下座して頼み込むか… 選択肢は残ります。
でも、それが「引っ越し当日」だったら? もう詰みです。
結論:前日までに処分を終えることは、最強のリスクヘッジです。
5-2. 引っ越し当日に業者をバッティングさせるリスク
「いや、ウチはマンション前も広いし、大丈夫だよ」 そう思うかもしれません。しかし、問題は「場所」だけではありません。
「業者」と「業者」が、同じ日に鉢合わせ(バッティング)すること。これこそが最悪のリスクです。
リスク1:トラックの「駐車スペース戦争」
これが一番よく揉めます。
引っ越し業者は、荷物の搬出入のため、エントランスの一番良い場所にトラックを停めたがります。
そこへ「不用品回収でーす」と別の軽トラが来たら? 「いや、ウチが先に停めてるんで」 「こっちも仕事なんで、ちょっとどけて」 …この調整役、全部あなたがやるんですよ?
リスク2:エレベーター・階段の「渋滞」
引っ越し業者は「運び出す」プロ。 不用品回収業者も「運び出す」プロ。
当日のマンションのエレベーターや階段は、「荷物(資産)」を運ぶ人と、「ゴミ(処分品)」を運ぶ人が入り乱れる、カオスな戦場と化します。
友人の地獄体験
友人の引っ越し当日、10時に「不用品回収」、11時に「引っ越し」を入れました。 不用品回収業者が例の「解体が必要なベッド」に手こずり、11時を過ぎても作業が終わらない。 そこへ引っ越し業者が到着。 「まだ終わらないんですか? こっちは次の現場があるんで、巻いてください」 「こっちも必死でやってんだよ!」 玄関先で業者が怒鳴り合い、友人は泣きそうになっていました。
結論:違う会社を「同日」に呼ぶのは、絶対にやめてください。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

唯一の例外があります。それは、「引っ越し業者が、オプションとして処分もやる」ケースです。これは「1社」が「2つの作業」をやるだけなので、バッティングしません。 1つのチーム、1つのトラック(か、連携したトラック)で来て、彼らの責任で効率よく作業を完結してくれます。問題なのは、あなたが「A社(引っ越し)」と「B社(処分)」を別々に手配することです。
参考:国民生活センター「引っ越しサービスのトラブル」(※当日の追加料金や作業遅延トラブル)
まとめ:あなたの大型家具、どの方法がベスト?
さて、第1章から第5章まで、引っ越しで大型家具を処分する「現実」をさんざん見てきました。
「誰が運ぶか」「解体は?」「吊り下げ?」「費用は?」「いつやる?」
情報が多すぎて、「で、結局私はどうすりゃいいの!?」と混乱しているかもしれませんね。大丈夫です。
あなたの状況(予算、時間、体力、そして家具のデカさ)によって、選ぶべき「正解」は違います。
ここで、4つのタイプ別に「あなたに最適な処分方法」を診断します。
【タイプ別】ベストな処分方法 診断
あなたはどのタイプに当てはまりますか?
タイプA:「金で解決」派(とにかく楽したい)
- 処分したいモノ
→大型家具1〜2点(解体や吊り下げが必要かも) - あなたの状況
→引っ越し準備で忙殺。お金はかかってもいいから、面倒事は一切イヤだ。
【ベストな選択:引っ越し業者に丸投げ】
これが一番、楽で確実です。
見積もり時に「これも処分で」と指差すだけ。当日は、新居への荷物と一緒に、プロが手際よく処分品も運び出してくれます。
解体や吊り下げ(第2・3章)が絡む厄介な家具ほど、引っ越し(搬出)のプロである彼らに任せるのが安心。窓口が一本化できるので、精神的ストレスがゼロです。
タイプB:「複数・まとめて」派(大掃除も兼ねたい)
- 処分したいモノ
→大型家具3点以上 + 古い家電や布団、その他細かいゴミ多数 - あなたの状況
→どうせなら、この際いらない物を全部捨ててスッキリしたい。
【ベストな選択:不用品回収業者(引っ越し前日までに)】
引っ越し業者に「処分品リスト」を大量に渡すと、見積もりが跳ね上がることがあります(第4章)。
このタイプは、専門の不用品回収業者の「軽トラ積み放題パック」などを利用する方が、トータルで安くなる可能性が高いです。
なにより、第5章で書いたとおり「引っ越し前日までに」ガラクタを一掃できるのがデカい。当日は新居に運ぶ荷物だけ。これが理想です。
タイプC:「自力で徹底節約」派(体力と時間に自信あり)
- 処分したいモノ
→カラーボックス、小さめの棚など(自力で運べるレベル) - あなたの状況
→1円でも安く済ませたい。力仕事はまぁまぁイケる。
【ベストな選択:自治体の粗大ごみ】
費用はダントツで安いです。
ただし、条件は「自力で」「指定場所まで」運び出せること(第1章)。
解体が必要なベッドや、吊り下げたソファを「節約のため…」と無理するのは絶対にダメです。壁や床を傷つけたら、修理費で数万円飛び、本末転倒ですから。
▼ タイプD:「ワンチャン狙い」派(まだ使える・ブランド品)
- 処分したいモノ
→ブランド家具、購入5年以内のソファ、状態の良い大型家電 - あなたの状況
→捨てるのは忍びない。あわよくばプラスにしたい。
【ベストな選択:出張買取・リサイクル】
唯一、お金がプラスになる(あるいは処分費0円になる)可能性です。
ただし、引っ越しで一番怖いのは「売れると思っていたのに、売れなかった」こと。 「引っ越し日が迫ってるのに、デカい家具がまだ部屋にある!」という悪夢が待っています。
必ず「引っ越しの1ヶ月前」など、早めに査定を依頼し、もし売れなかった場合(タイプA〜C)の「プランB」を必ず用意しておいてください。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

どの方法を選んだとしても、最後の最後で失敗しないでください。「見積もり(第4章)」です。
「解体費」「搬出作業費」がすべてコミコミの「総額」で見積もりを取り、書面(メールでも可)で残すこと。「当日、作業したら〇〇円でした」という追加料金請求が、一番のトラブルの元です。特に許可のない悪質業者(第1章)には絶対に引っかからないように。
大型家具の処分は、荷造りなんかよりずっと面倒で、最初に手をつけるべき最重要タスクです。
「捨てるモノ」を確定させ、部屋から消し去って初めて、あなたの引っ越しは本格的にスタートできます。 この記事が、あなたの「面倒」を「スッキリ」に変える手助けになれば幸いです。







