
編集長
私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!
こんな人におすすめ
- 引っ越しでカラーボックスを処分したい
- 粗大ごみ代を節約したい
- 解体したいけど方法が分からない
- 解体したら何ゴミになるか知りたい
- 一番お得な捨て方はどれか悩んでいる
この記事でわかること
- 解体した板が燃えるゴミになるかの基準
- ノコギリ無しでもできる?解体・破壊のコツ
- 「解体」「粗大ごみ」「業者」の徹底比較
- 収集されない…失敗例と注意点
- ネジや部品の正しい分別方法
1. 【最重要】解体したら、何ゴミになる?

引っ越しが決まった時、真っ先に頭をよぎるのが「不用品の処分」ですよね。 特にカラーボックス。安いし便利だけど、引っ越し先には持っていきたくない…。
「粗大ごみで出すとお金がかかる。でも、解体すれば無料の燃えるゴミで出せるかも?」
私も、引っ越しのたびにこの「解体vs粗大ごみ」問題で悩みます。
以前、粗大ごみシール(有料)を買いに行った帰りに、「待てよ、これバラバラにしたらどうなるんだ?」と立ち止まった経験があります。
結論から言うと、多くの自治体では「解体して規定サイズ以下にすれば、可燃ごみ」として出せます。
しかし、これには絶対に確認すべき「ルール」と、知らずにやると収集してもらえない「落とし穴」があります。 この章で、一番大事なお金とルール(ゴミ分別)の話をハッキリさせましょう。
1-1. 「可燃ごみ」で出せる? 自治体別ルール(サイズ規定)
カラーボックスが粗大ごみになる理由は、その「大きさ」です。
逆に言えば、解体して「小さく」すれば、粗大ごみではなくなる自治体がほとんどです。
この「小さく」の基準が、自治体によって異なります。
- 「一辺の長さが30cm未満」 なら可燃ごみ(一般ごみ)
- 「一番長い辺が50cm未満」 なら可燃ごみ(一般ごみ)
- 「指定のゴミ袋(例:45L)に入ればOK」
これが一般的なルールです。
例えば、私が以前住んでいた横浜市は「一番長い辺が50cm未満の木製品は『燃やすごみ』」というルールでした。 一般的な3段カラーボックスの側面の板は、長さが88cm〜90cm程度。
これをノコギリで半分に切断(=約45cm)すれば、見事に「燃やすごみ」として出すことができました。
ただし!
これはあくまで横浜市の例。あなたの街が同じとは限りません。
必ず、今お住まいの自治体のホームページで「ごみ 分別」と検索してください。「粗大ごみ サイズ」などで調べると確実です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「たぶん大丈夫だろう」は絶対にNG。引っ越し当日の朝、ゴミ置き場に解体した板が「収集不可」のシールを貼られて残されることほど、悲惨なことはありません。必ず、あなたの自治体のルールを確認してください。
1-2. 「解体しても粗大ごみ」と判断されるケース
「よし!ルールも確認したし、小さく切ったぞ!」と安心するのは、まだ早いです。 せっかく解体しても、以下のようなケースでは「粗大ごみ」と判断され、収集を拒否されることがあります。
ケース1:自治体独自の「解体NG」ルール
極めて稀ですが、一部の自治体では「解体しても、元の大きさ(品目)で判断する」という厳しいルールを設けている場合があります。 この場合、どれだけ小さくしても「カラーボックス=粗大ごみ」となり、有料シールが必要になります。
ケース2:一度に大量に出しすぎる
これが一番やりがちな失敗です。 例えば、カラーボックス5個を解体し、燃えるゴミの袋10袋分を一度にゴミ置き場に出す。 これは「家庭ごみ」ではなく「一時多量ごみ(引っ越しごみ)」と見なされ、収集されません。
私も引っ越し前夜、解体した板を4袋に分けて出そうとしたら、管理人さんに「引っ越しゴミは別途業者に頼むか、清掃センターに持ち込んでください」と注意された苦い経験があります。 解体して捨てる場合は、引っ越し日の1〜2週間前から、計画的に「1回2袋まで」などと分けて出す必要があります。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

自治体によっては、清掃センター(ごみ処理場)に自分で直接持ち込むと、重さあたり(例:10kgまで100円)で非常に安く引き取ってくれる場合があります。「車がある」「量が多い」場合は、解体する手間より持ち込む方が早いこともありますよ。
1-3. ネジ・ダボ・部品の正しい分別方法
カラーボックスの「板」は可燃ごみで出せても、「部品」は別です。
これらを見落とすと、ルール違反になります。
- 金属製のネジ、ダボ(接続ピン)、L字金具
- これらは「不燃ごみ(燃えないごみ)」または「小さな金属類」です。
- 板に付いたまま可燃ごみに出してはいけません。
- 体験談: 私は解体しながら、空き缶や小さな瓶にこれらの金属部品をまとめて入れ、最後に自治体指定の「不燃ごみ」の袋に入れて出しています。
- プラスチック製のネジ穴隠しキャップ
- 自治体によりますが、「プラスチックごみ(資源)」または「可燃ごみ」に分別されます。
- 紙製のネジ穴隠しシール
- これは「板」に貼ったまま「可燃ごみ」として出して問題ない場合がほとんどです。
部品の分別も、必ず自治体のルールを確認してください。
面倒に思えますが、これを怠ると「分別違反」で収集されず、引っ越し当日に途方に暮れることになります。
参照リンク(ごみ分別の基本)
ごみの分別ルールは、全国共通ではなく、各市町村(自治体)が定めています。以下の環境省のページでも、その仕組みが解説されています。 ご自身の「自治体名+ごみ分別」で検索することが、最も確実な第一歩です。
- 環境省:一般廃棄物処理事業の概要(※ごみ処理の基本的な枠組みが示されています)
2. 【実践】処分目的の「解体・破壊」方法

第1章で「自治体ルールさえクリアすれば、解体して捨てられる」ことが分かりました。 次の壁は「どうやって、あの硬い板を小さくするか」ですよね。
引っ越し準備で忙しい中、カラーボックスの解体に丸一日かけるわけにはいきません。 ここでは「処分」が目的なので、再利用するための丁寧な分解は不要。「いかに楽に、早く、安全に」小さくするかに特化した実践テクニックをご紹介します。
2-1. 必要な道具は?(ノコギリは必要? 100均で代用できる?)
まず道具です。これがないと始まりません。
必須の道具:ドライバー
カラーボックスは、側面の板に「カムロックネジ」や「プラスネジ」で固定されています。 まずは、これらを外して「板」の状態にバラす(分解する)必要があります。
- プラスドライバー(2番サイズ)
- ほとんどのカラーボックスはこのサイズです。
- (あれば最強)電動ドライバー
- 私も引っ越しを機に安価なものを買いましたが、作業効率が10倍変わります。ネジを外すのが一瞬。一家に一台あって損はありません。
自治体ルール(サイズ)次第で必要な道具:ノコギリ
分解して「板」にしただけでは、まだ「粗大ごみサイズ(一辺が50cm以上など)」であることが多いです。 これを「可燃ごみサイズ(一辺が30cm未満など)」にするために、板を切断=破壊する必要があります。
- ノコギリは必要か?
- ほぼ必要です。(自治体ルールが「45Lの袋に入ればOK」などで、切断不要な場合を除く)
- カラーボックスの板(パーティクルボード)は、素手や体重で簡単に折れたり割れたりしません。無理にやるとケガをします。
- どんなノコギリ?
- ホームセンターで売っている「多目的ノコギリ」「粗大ごみ解体用ノコギリ」が最適です。木材・プラスチック・金属も切れるタイプだと、他の不用品解体にも使えて便利です。
- 100均のノコギリで代用できる?
- 体験談: できます。私も試しました。ただし、刃が小さく薄いのですごく時間がかかり、体力も使います。カラーボックス1個が限界。複数個あるなら、1,000円〜2,000円程度のしっかりしたノコギリを買う方が、結果的に「時短」になります。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

道具をケチると、あなたの体力と貴重な時間(=引っ越し準備時間)が奪われます。特にノコギリは「安物買いの銭失い」になりがち。ドライバーは100均でも十分ですが、ノコギリはホームセンターで「よく切れる」と書いてあるものを選びましょう。
2-2. 楽に・早く小さくする解体・破壊のコツ
道具を揃えたら、いよいよ作業開始です。
コツ1:まずは「分解」(ネジを外す)
いきなりノコギリで切断しようとしないでください。箱のままでは刃が安定せず危険です。
- ネジ隠しシール/キャップを剥がす
→マイナスドライバーやカッターの刃先でこじ開けると早いです。 - すべてのネジを外す
→電動ドライバーがあれば一瞬。手動の場合は、体重をしっかりかけて「押す力7割、回す力3割」で回すと、ネジ穴を潰さずに外せます。 - 板をバラバラにする
→この時点で、天板、底板、棚板、側板(長い板2枚)に分かれます。
コツ2:次に「切断」(ノコギリ)
一番の大物、側面の長い板(約90cm)を切断します。
- 切る場所に印をつける
→自治体の規定サイズ(例:50cm未満)になるよう、マジックで線を引きます。 - 安定させる
→板を床に置き、足でしっかり踏んで固定します。これが最重要。板がガタガタ動くと力が逃げて切れません。 - 切り始めが肝心
→ノコギリの刃元(手前)で、ゆっくりと「引き」ながら溝を作ります。 - あとは大きく動かす
→溝ができたら、ノコギリ全体を使って大きく前後に動かします。力を入れすぎず、ノコギリの重さで切るイメージです。
体験談
カラーボックスの板は、中身がスカスカの「フラッシュ構造」ではなく、木くずを固めた「パーティクルボード」が多いです。見た目より硬く、切りごたえがあります。焦らず、体重をかけて刃をまっすぐ引くことだけ意識すれば、女性の私でも1枚5分かからず切断できました。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

ノコギリで切るのが面倒な場合、金槌(かなづち)で叩き割る猛者もいますが、推奨しません。板が不規則に割れて飛び散り危険なうえ、結局「規定サイズ」に調整するのが難しいからです。急がば回れ、ノコギリが確実です。
2-3. 作業時の注意点(騒音対策、ケガ防止、作業場所)
解体作業は、引っ越し前のデリケートな時期に行うものです。ご近所トラブルやケガは絶対に避けなければなりません。
注意1:騒音対策(作業時間)
最も注意すべきは「音」です。
- 電動ドライバーの音
→ウィーン!という甲高い音は、壁が薄いと響きます。 - ノコギリの音
→ゴリゴリ、ギコギコという音。 - 板が床に倒れる音
→ドン!という低い衝撃音。
これらは、夜間(20時以降)や早朝(朝8時前)は絶対にNGです。 引っ越し前でご近所さんも敏感になっています。「休日の日中(10時〜17時頃)」に、窓を閉めて一気に終わらせるのがベストです。
注意2:ケガ防止
- 軍手は必須
→板の切り口はトゲトゲ(ささくれ)だらけです。素手で触ると必ずトゲが刺さります。100均のもので良いので、必ず軍手をしてください。 - 足元の安全
→解体した板やネジが散乱します。スリッパではなく、しっかりした靴(運動靴など)を履いて作業すると、ネジを踏んでも安心です。
注意3:作業場所と後片付け
- 室内か? 屋外か?
- 体験談
私は「ベランダ」でやりました。理由は「木くず(おがくず)」が想像以上に大量に出るからです。室内でやると、フローリングの溝やカーペットに入り込んで、退去前の掃除が地獄になります。
- 体験談
- ベランダでやる場合:
- 下にダンボールを敷く
→ベランダの床を傷つけないため、また木くずを最後にまとめて捨てるためです。 - 風に注意
→木くずが舞って、隣のベランダに行かないよう、風のない日を選びましょう。 - 後片付け
→最後にホウキとチリトリで木くずを集め、ゴミ袋に入れます。木くずももちろん「可燃ごみ」です。
- 下にダンボールを敷く
3. 【比較】一番お得な捨て方は?

第2章で「解体は思ったより大変そうだ…」と感じたかもしれません。 そう、引っ越し準備で一番貴重なのは「時間」と「体力」です。
「解体して無料」を選ぶか、 「お金を払って時間を買う(粗大ごみ・業者)」を選ぶか。
これは究極の選択です。 私(筆者)も、体力がある20代の頃は迷わず解体していましたが、最近は「300円なら払うか…」と粗大ごみを選ぶことも増えました。 あなたの状況(時間、体力、予算、カラーボックスの個数)に合わせて、一番「お得」な方法をここで見極めていきましょう。
3-1. 「解体して無料」 vs 「粗大ごみ(有料)」の手間とコスト
最も多くの人が悩む、この2択から比較します。
A:解体して無料ゴミ
- コスト:0円
※ただし、ノコギリや軍手代が数百円〜1,000円程度かかる場合あり) - 手間:非常に大きい
- 【体験談】私の場合、標準的な3段カラーボックス1個を「分解」し、側面の板2枚をノコギリで「切断」、分別してゴミ袋に詰めるまで、約30分かかりました。汗だくになり、木くずの掃除も大変でした。
- こんな人向き
- 時間に余裕がある。
- 体力に自信がある。
- 処分したいカラーボックスが1〜2個程度。
- ノコギリなどの工具を持っている。
B:粗大ごみ(有料)
- コスト:有料(例:300円〜500円)
- 自治体によって料金が決まっています。(例:東京都新宿区 400円、大阪市 200円)
- 手間:比較的小さい
- (1) 自治体に電話かネットで申し込む。
- (2) コンビニなどで有料シール(券)を買う。
- (3) シールを貼り、指定日の朝に指定場所へ出す。
- ※解体は一切不要。そのまま出せます。
- こんな人向き
- 引っ越しまで時間がない。
- 解体する体力・場所がない。
- 処分したい個数が多い(3個以上あると解体は地獄です)。
結論
カラーボックス1個のために30分汗だくになる作業を「300円で回避できる」と考えるなら、粗大ごみは非常に「お得」です。 逆に、時間に余裕があり、少しでも節約したいなら「解体」です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

粗大ごみを選ぶ場合、最大の敵は「申し込み期限」です。特に2月〜4月の引っ越しシーズンは申し込みが殺到し、「収集は2週間後」などもザラ。解体を決断する前に、まず自治体の粗大ごみ受付センターに「今申し込んだらいつ収集か」を確認しましょう。
3-2. 引っ越し業者の不用品引き取りサービスとの比較
引っ越しの見積もり時、業者から「不用品、引き取りますよ」と言われることがあります。これはどうでしょう。
- コスト:粗大ごみより割高なケースが多い
- (例:1点 1,000円〜3,000円程度)
- メリット:圧倒的に「楽」
- 引っ越し当日に、他の荷物と一緒に持っていってくれます。
- 申し込みや運び出しの手間が一切不要。
- デメリット:料金が高い
- 【体験談】以前、相見積もりを取った際、A社は「カラーボックス1点1,500円」、B社は「木製家具は引き取り不可」と対応が分かれました。「1,500円は高いな」と感じ、A社にはお断りして自分で解体を選びました。
- 判断基準
- お金を払ってでも、引っ越し当日にすべてを終わらせたい人。
- 家電など、他にも引き取ってほしい不用品が多数ある人(セットで安くなる場合も)。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

引っ越し見積もりは「相見積もり」が基本です。その際、「このカラーボックスの引き取り料金はいくらか?」も必ず比較項目に入れてください。無料で引き取ってくれる(ように見える)場合、その分が基本料金に乗せられている可能性もあるので、総額で判断しましょう。
3-3. 不用品回収業者に頼む場合との比較
街を巡回するトラックや、ポストに入るチラシの「不用品回収業者」はどうでしょうか。
- コスト:一番高額になる可能性が高い。
- カラーボックス1点だけを頼むと、出張費や基本料金で数千円(例:3,000円〜5,000円)かかることが多いです。
- 「軽トラ積み放題1万円」などのパック料金が主流のため、単品処分には向きません。
- メリット
- 即日対応など、スピードが早い場合がある。
- 解体・分別一切不要。
- デメリット:高額 & トラブルのリスク。
- 「無料回収」をうたっておきながら、トラックに積んだ後で「作業費」などと称して高額請求する悪質な業者が社会問題になっています。
- 判断基準
- カラーボックス「以外」に、ベッドやタンスなど、捨てるものが大量にある場合(=積み放題パックが活きる)。
- 引っ越し当日になってしまい、他に手段がない時の「最終手段」。
単品回収に関する記事はこちらをご覧ください
【最重要】業者選びは慎重に
家庭ごみ(一般廃棄物)を有料で収集するには、市区町村の「一般廃棄物処理業」の許可が必要です。 「産業廃棄物」の許可や「古物商」の許可だけでは、家庭ごみを収集できません。 依頼する前に、必ず自治体のホームページなどで許可業者かを確認してください。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「無料」という言葉ほど怖いものはありません。特に引っ越しで焦っている時ほど、悪質業者の甘い言葉に騙されがちです。高額請求トラブルに巻き込まれないよう、まずは自治体のルール(粗大ごみ)を第一に考えるのが鉄則です。
参照リンク(不用品回収の注意点)
不用品回収業者とのトラブルについては、国民生活センターや環境省が強く注意を呼びかけています。
- 国民生活センター:不用品回収サービスのトラブル
- 環境省:「無許可」の回収業者を利用しないでください!(※家電リサイクルに関するページですが、無許可業者の問題点について言及されています)
4. 【注意点】引っ越し前に知るべきリスク

ここまで「解体すれば無料」というメリットを中心に解説してきましたが、物事には必ず裏(リスク)があります。
特に引っ越しは「失敗が許されない」一発勝負。 「こんなはずじゃなかった…」と引っ越し当日に途方に暮れないために、解体処分を選ぶ前に知っておくべき「落とし穴」を解説します。 私自身が経験した、あるいは目撃した「ヒヤリハット」も含めて、正直にお伝えします。
4-1. ゴミが「収集されない」失敗例と対策
これが、解体処分における最大のリスクです。 引っ越し当日の朝、ゴミ置き場に自分が解体したカラーボックスの板が「収集不可」のシールを貼られてポツンと残されている…。想像しただけでも恐ろしいですよね。
なぜ、そんなことが起きるのか。よくある失敗例は3つです。
失敗例1:自治体ルール違反(サイズオーバー)
- 「だいたい30cmくらいだろう」と目分量で切断したら、数センチはみ出ていた。
- 「袋に入ればOK」だと思っていたが、自治体ルールは「一辺50cm未満」だった。
- 対策
→必ずメジャーを当てて測る。「たぶん」は通用しません。収集作業員の方はプロです。一瞬で見抜かれます。
失敗例2:一時多量ごみ(引っ越しごみ)と見なされた
- 体験談
これは第1章でも触れましたが、私の友人が実際にやらかした失敗です。彼はカラーボックス3個と本棚を解体し、燃えるゴミの袋10袋分を引っ越し前夜に「まとめて」出しました。翌朝、すべてが「一時多量ごみは収集できません。清掃事務所に連絡してください」という警告シールと共に残されていたそうです。 - 対策
→解体する量がゴミ袋で3袋を超える場合は、「数回に分けて出す」こと。引っ越し予定日の2週間くらい前から、1回のゴミ収集日に2袋ずつ出すなど、計画的に処分してください。
失敗例3:分別ミス(金属・プラスチックの混入)
- 板を可燃ごみの袋に入れた際、外し忘れた「ネジ」や「ダボ(金属)」が混入していた。
- 対策
→第1章で解説した通り、部品は必ず分別してください。収集作業員の方がケガをする原因にもなり、非常に危険です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

もし「収集されない」事態が発生したら、パニックにならず、すぐに自治体の「清掃事務所」や「ごみ収集センター」に電話してください。引っ越しで退去する旨を伝え、どう処理すべきか(今から粗大ごみシールを貼るべきか、自己搬入すべきか)指示を仰ぎましょう。
4-2. 解体にかかる時間の目安(荷造りとの兼合い)
「解体なんてすぐ終わる」という甘い見通しが、引っ越し準備全体のスケジュールを狂わせます。
- 1個あたりの目安時間
- 約30分〜1時間(第3章参照)
- これは「作業がスムーズに進んだ場合」です。ネジ穴が潰れて外れない(=ネジ山がバカになる)、ノコギリの刃こぼれなどで、1個に2時間かかることも珍しくありません。
- 複数個ある場合は?
- 3個解体するなら、単純計算で1時間半〜3時間。さらに大量の木くずの掃除時間もかかります。
- 体験談
以前、カラーボックス4個をまとめて解体したことがありますが、丸半日かかりました。終わった頃にはヘトヘトで、その後の荷造りがまったく手につかなかった苦い思い出があります。
引っ越し準備(荷造り)は、体力と気力の勝負です。
解体作業で体力ゲージをゼロにしてしまい、肝心の荷造りがおろそかになっては本末転倒。
自力で解体する前にこちらの記事をご覧ください
対策
- 解体作業は「引っ越し当日」や「前日」には絶対にやらない。
- 荷造りが本格化する1週間以上前の、体力と時間に余裕がある休日に終わらせる。
- 「ちょっと面倒だな」と感じた時点で、無理せず第3章で比較した「粗大ごみ(有料)」に切り替える勇気も必要です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

カラーボックスのネジが空回りして外れない時、ありますよね。あれは本当にイライラします。ゴム手袋をしてドライバーを押し付けたり、輪ゴムを挟んだりする方法もありますが、時間がない時は「最終手段」として、ネジごとノコギリで切断してしまった方が早い場合もあります。
4-3. 材質(木製以外)による捨て方の違い
ここまで「木製(パーティクルボード)」のカラーボックスを前提に話を進めてきました。 しかし、「カラーボックス」と呼ばれる製品には、他の材質のものもあります。 これを木製と同じ感覚で解体・処分しようとすると失敗します。
1. プラスチック製(樹脂製)
よくお風呂場や屋外で使われるタイプです。
- 解体
→工具不要で、手で簡単にバラせるものが多いです。 - 分別
→これが厄介です。「粗大ごみ」扱いになる自治体と、「プラスチックごみ」として出せる自治体に分かれます。 - 注意
→「燃えるゴミ」ではありません。ノコギリで切っても燃えるゴミにはならない可能性が非常に高いです。必ず自治体のルールを確認してください。
2. 金属製(スチールラックなど)
「メタルラック」なども、広い意味でカラーボックスの仲間です。
- 解体
→ネジやボルトで固定されている場合、ドライバーやレンチが必要です。 - 分別
→自治体によって「粗大ごみ」または「小さな金属類(資源ごみ)」になります。 - 注意
→金属用のノコギリ(金切りノコ)でないと切断はほぼ不可能です。
結論
解体・処分の方法は、そのモノの「大きさ」と「材質」の掛け合わせで決まります。 あなたの捨てたいカラーボックスが「木製」で間違いないか、今一度確認してください。
参照リンク(不法投棄・ごみ出しの基本)
ごみの処分は、必ずお住まいの自治体(市区町村)が定めたルールに従う必要があります。ルールを無視したごみ出しは、近隣トラブルの原因になるだけでなく、不法投棄と見なされる場合もあります。
- 環境省:不法投棄対策関連
- 総務省:行政相談(ごみ処理に関する苦情・意見)※全国の行政相談窓口が案内されています。分別ルール自体は各自治体への確認が必須です)








