
編集長
私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!
こんな人におすすめ
- 「引越し作業と同時」に、部屋の家具や家電を一気に片付けたい人
- 自分で粗大ゴミの手配をする時間がなく、窓口を一本化したい人
- サカイやアートなど、大手引越し業者の「ゴミ対応」の実情を知りたい人
- 不用品回収業者とどちらがお得か、コスパを比較して決めたい人
- 見積もりの際、処分費用を「値引き」させる交渉術を知りたい人
この記事でわかること
- 粗大ゴミの回収・買取に強い「引越し業者5選」と各社の特徴
- 引越し業者には頼めない「3つの限界事例」(ここからは専門業者へ!)
- 家具は自治体、家電は業者? プロが教える「最強の使い分け戦略」
- 処分費を「実質無料」にするための、見積もり時のキラーフレーズ
- 当日「運べません」と置いていかれないための完全準備リスト
- 1-1. サカイ引越センター:家電リサイクル対応は完璧。家具処分は「地域と担当者」次第のリアル
- 1-2. ハート引越センター:「不用品引き取り」を公言。グループ会社にリサイクルショップを持つ強み
- 1-3. アート引越センター:「クリーンな引越し」重視。家電処分とオプションサービスの使い心地
- 1-4. アップル引越センター:IT活用でコスト削減。不用品「買取&引き取り」の柔軟性が高い
- 1-5. 地域密着型の中小業者(例:トレファク引越など):「買取」で引越し代が安くなる? 大手にはない独自プラン
- 2-1. 最大のメリットは「ワンストップ」:退去日の立ち会いが1回で済む感動
- 2-2. 料金の仕組みと相場:「収集運搬費」+「仲介手数料」で割高になる可能性
- 2-3. 「引き取り」と「買取」の大きな違い:値段がつくものはごく一部だと思え
- 2-4. トラブル回避の鉄則:「見積もりに載っていないゴミ」は当日絶対に持って行かない
- 3-1. ケース①「ゴミの量が多すぎる」:トラックに乗らない家財一式処分やゴミ屋敷状態
- 3-2. ケース②「分別されていない・汚れている」:引越し業者は「梱包された荷物」しか触らない
- 3-3. ケース③「液体・生ゴミ・危険物」:スプレー缶、調味料、土などは引越し業者のNG品目
- 3-4. 【判断基準】「ついでに捨てる」なら引越し業者、「ガッツリ捨てる」なら回収業者
- 4-1. 3つの処分ルート比較表:費用・手間・スピードで点数付け
- 4-2. コスパ最強の組み合わせ:家具は「自治体」、家電は「引越し業者」、小物は「自分で」
- 4-3. 急な引越しの場合:「不用品回収業者」の即日対応が唯一の救いになる時
- 5-1. 相見積もりの魔法:「他社さんは処分費込みで〇〇円でした」と伝えるタイミング
- 5-2. 「契約」をチラつかせる:「このソファを持って行ってくれるなら即決します」
- 5-3. 事前の「水抜き」と「掃除」:業者が嫌がる作業を減らして好感度(と値引き)を上げる
- 6-1. 見積もり時(1ヶ月前):処分したい品目をリスト化し、可否を言質で取る
- 6-2. 引越し3日前:冷蔵庫・洗濯機の水抜きと、追加ゴミの最終チェック
- 6-3. 当日:万が一「積み残し」が出た時の緊急連絡先リスト
1-1. サカイ引越センター:家電リサイクル対応は完璧。家具処分は「地域と担当者」次第のリアル

業界最大手のサカイ引越センター。あの「パンダのマーク」は伊達ではありません。
最大の特徴は、「家電リサイクル法対象品(冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビ)」の回収ルートが完璧に整備されていることです。
多くの引越し業者が嫌がるエアコンの取り外しや処分も、オプションとして明確な料金体系があります。「家電だけ捨てたい」なら、サカイを選んでおけば間違いありません。
家具(タンス・ソファなど)はどうなの?
ここが重要なポイントです。サカイの場合、家具の処分は「エリアや支店によって対応が異なる」のが現状です。 私が以前、大阪での引越しでサカイを利用した際は、「委任状(処分を代行しますという書類)」を書くことで、古いタンスを有料で引き取ってもらえました。しかし、友人が東京で頼んだ時は「家具は自治体に出してください」と断られたそうです。
- 強み
- 家電処分の安心感はNo.1。
- 注意点
- 家具については、見積もり訪問時に営業担当に「これ、捨てられますか?」と直球で聞く必要があります。
参照リンク: 経済産業省:家電リサイクル法とは ※サカイなどの大手は、この法律に則って適正に処理してくれます。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

営業担当者の「頑張ります」は、必ず書面に残してもらいましょう。 見積もりの際、営業の方が口頭で「このラックもサービスで持っていきますよ」と言ってくれることがあります。 ですが、当日の作業員の方に伝わっていなくて「聞いてません」とトラブルになるのは、引越しでよくある話です。 処分や引き取りを約束してくれたら、必ず見積書や備考欄に「ラック1点処分込み」と明記してもらうようにしてください。これがご自身を守る唯一の証拠になりますよ。
1-2. ハート引越センター:「不用品引き取り」を公言。グループ会社にリサイクルショップを持つ強み
「ハート引越センター」の名前を聞いたことがありますか?
実はここ、「不用品を減らしたい人」にとっては最強の候補の一つです。
なぜなら、ハート引越センターは「リサイクルショップ(ハートガレージ)」をグループ会社として運営しているからです。 一般的な引越し業者が「ゴミ」として扱うものでも、彼らにとっては「商品」になる可能性があります。
- メリット
- 家具や家電の「無料引き取り」や「買取」のハードルが、他社より低いです。
- 体験談
- 私の知人が利用した際、他社では「処分費5,000円」と言われた食器棚を、ハートさんは「無料で引き取ります」と言ってくれたそうです。この差は大きいですよね。
公式サイトでも「不用品引取」をメニューとして掲げている数少ない業者なので、家具を捨てたい人は相見積もりの1社に必ず入れておくことをおすすめします。
1-3. アート引越センター:「クリーンな引越し」重視。家電処分とオプションサービスの使い心地
「0123」のアート引越センターは、サービスの質と丁寧さに定評があります。
不用品処分に関しては、「有機ELテレビ」や「大型冷蔵庫」などの家電処分に非常にスムーズに対応してくれます。
また、アートは「ムービングスタッフ(作業員)」の教育が行き届いているため、搬出時の壁の養生などは完璧です。 「ゴミを出す時に、マンションの共用部を傷つけられたくない」という方には最適です。
ただし、「何でも屋」ではありません。
生活ゴミや、あまりに汚れた家具などは「衛生面」を理由に断られることがあります。あくまで「スマートな引越しのついでに、指定家電を引き取る」というスタンスだと考えてください。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「商品」として見せる演出を忘れないでください。引越し業者が引き取った家具の一部は、海外輸出やリサイクル店に回ります。 つまり、「売れそう」と思ってもらえれば勝ちなんです。 見積もりの前日には、処分したいタンスやテーブルを雑巾で拭いて、ピカピカにしておきましょう。 ホコリまみれの家具は「ゴミ(有料処分)」扱いですが、綺麗な家具は「商材(無料回収)」になる可能性があります。このひと手間で数千円変わることもありますよ。
1-4. アップル引越センター:IT活用でコスト削減。不用品「買取&引き取り」の柔軟性が高い
最近、首都圏を中心に急成長しているのが「アップル引越センター」です。 ここはITを駆使して人件費を下げているため、引越し料金自体が安い傾向にありますが、「不用品回収」への柔軟さも人気の秘密です。
公式サイトで「不用品の買取・回収」を明確に打ち出しており、引越しの予約と同時に処分の相談ができます。 特に、「まだ使えるけど、新居には入らない」というレベルの家具家電であれば、柔軟に査定してくれます。
- おすすめな人
- ネットでサクッと予約したい人、電話での長いやり取りが苦手な人。
- 注意点
- エリアが都市部に集中しているため、地方引越しの場合は対応していないことがあります。
1-5. 地域密着型の中小業者(例:トレファク引越など):「買取」で引越し代が安くなる? 大手にはない独自プラン
最後に紹介するのは、特定の業者というより「リサイクルショップが運営する引越しサービス」という選択肢です。
代表的なのが、大手リサイクルショップ「トレジャーファクトリー」が運営する『トレファク引越』です。
ここは発想が逆なんです。
「引越し業者がゴミを捨てる」のではなく、「買取業者が引越しもやる」のです。
- 最大のメリット
- 買取査定のプロが来るため、服、雑貨、家具、家電など、あらゆるものをその場で査定し、引越し代金から差し引いてくれます。
- 結果
- 「処分費がかかるどころか、引越し代が安くなった」という逆転現象が起きます。
もし、あなたの処分したいものが「明らかなゴミ(壊れている)」ではなく、「まだ使える不用品」なら、ここが一番安くなる可能性が高いです。
参照リンク: 環境省:リユース(再使用)の促進 ※捨てる前に「リユース」を検討することは、環境にもお財布にも優しい選択です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

中小業者は「即決」が交渉の武器になります。大手に比べて、中小や地域密着型の業者は、現場の営業担当者に「値引きの決定権」があることが多いです。 「このベッドの処分費を無料にしてくれたら、今ここで契約します!」と伝えてみてください。 彼らにとっても、トラックの空き枠を埋めることは重要です。上司に確認するフリをして、「わかりました、やります!」と言ってくれる確率はかなり高いですよ。
第1章では、粗大ゴミに強い業者を紹介しました。 「よし、じゃあ全部引越し業者に任せよう!」と思ったあなた。
ちょっと待ってください。
実は、引越し業者に頼むと「損をするケース」や、当日になって「やっぱり運べません」と拒否される最悪のパターンが存在します。
次章、「第2章:引越し業者に処分を頼む『メリット』と『意外な落とし穴』」では、業者が口を閉ざす料金のカラクリと、絶対にやってはいけないNG行動についてお話しします。
第2章:引越し業者に処分を頼む「メリット」と「意外な落とし穴」
2-1. 最大のメリットは「ワンストップ」:退去日の立ち会いが1回で済む感動

まず、メリットからお話しします。
これは間違いなく「圧倒的な楽さ」です。
通常、引越しとゴミ処分を別々に手配すると、スケジュールはこうなります。
- 2日前
- 不用品回収業者が来て、家具を運び出す(立ち会い必要)
- 前日
- 役所のゴミ収集に出す(朝8時起き)
- 当日
- 引越し業者が来て、荷物を運び出す(立ち会い必要)
これ、忙しい時期には本当に地獄です。
しかし、引越し業者に一括依頼すれば、「引越し作業の最中に、不用品もトラック(または別の回収車)に乗せて終わり」です。
【私の体験談】
以前、仕事が忙しすぎて、不用品回収業者を探す時間を惜しんで引越し業者に全て依頼しました。 結果、当日は私は指示を出すだけ。30分後には荷物もゴミもなくなり、部屋は空っぽに。 「ああ、お金で時間を買うとはこういうことか」と、その快適さに感動しました。特に、女性の一人暮らしや、退去日まで家にいられない人には、最強の選択肢です。
2-2. 料金の仕組みと相場:「収集運搬費」+「仲介手数料」で割高になる可能性
しかし、その快適さには「対価」が必要です。
はっきり言いますが、自分で専門業者を手配するより、引越し業者経由の方が割高になるケースが多いです。
なぜなら、多くの引越し業者は自社で処分場を持っていないからです。
仕組みはこうです。
- あなたが引越し業者に依頼する。
- 引越し業者が、提携している「産業廃棄物収集運搬業者」を手配する。
- あなたの請求額 = [処分の実費] + [引越し業者のマージン(仲介料)]
つまり、あなたは「紹介料」を払っていることになります。
一般的な相場としては、自分で手配するより2割〜5割増しになる感覚を持っておいてください。
- 洗濯機処分(例)
- 自分で手配(リサイクル券+運搬):約5,000円
- 引越し業者に依頼:約8,000円〜10,000円
この差額を「手間賃」として許せるかどうかが、判断の分かれ目です。
参照リンク: 公益社団法人全日本トラック協会:標準引越運送約款 ※約款には、不用品の処分などの「附帯サービス」についても記載があります。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「処分費」単体で見ずに、「総額」で交渉してください。引越し代金と処分費を別々に見ると「高いな」と感じますが、交渉の際はこれらを混ぜてしまいましょう。 「引越し代と不用品処分、全部あわせて5万円ポッキリになりませんか?」と提案するのです。 業者側も、処分費で利益が出なくても、引越し案件自体が取れればOKと判断して、トータルで安くしてくれることがありますよ。
2-3. 「引き取り」と「買取」の大きな違い:値段がつくものはごく一部だと思え
ここを勘違いしていると、当日ガッカリします。
引越し業者のパンフレットにある「買取サービス」という言葉。これに過度な期待は禁物です。
- 買取
- 業者がお金を払ってくれる。
- 対象:製造5年以内の有名メーカー家電、ブランド家具など「確実に売れるもの」。
- 引き取り
- あなたがお金を払って処分してもらう。
- 対象:IKEAやニトリの組み立て家具、古い家電、ノーブランドのソファなど。
現実には、9割が「有料引き取り」になります。
引越し業者の査定は、リサイクルショップよりも厳しいです。彼らは在庫リスクを負いたくないからです。 「もしかしたら売れるかも?」という淡い期待は捨てて、「お金を払って持っていってもらう」つもりで予算を組んでおきましょう。
2-4. トラブル回避の鉄則:「見積もりに載っていないゴミ」は当日絶対に持って行かない
これが、引越し業者に依頼する際の最大の落とし穴です。
「見積もりの時は言うのを忘れてたけど、このカラーボックスもついでに捨ててもらおう」 当日、作業員の方にそう伝えると、笑顔でこう返されます。
「申し訳ありません、契約にないので運べません」
引越しトラックは、あなたの家財量に合わせてギリギリのサイズを手配しています。 さらに、コンプライアンス(法令遵守)に厳しい大手業者は、事前に契約書に記載のない廃棄物を運ぶことを厳しく禁じています(不法投棄などのリスク管理のため)。
結果、あなたは退去の瞬間に、空っぽの部屋にカラーボックス1つと共に取り残されることになります。これは悲劇です。
- 対策
- 捨てるかどうか迷っているものも、見積もり時にすべてリストアップし、「もし捨てなかったら当日キャンセルできますか?」と聞いておくのが正解です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「隠れゴミ」がないか、押し入れの奥までチェックしてくださいね。 見積もりの営業マンが帰った後に、「あ!天袋に壊れた扇風機があった!」と気づくことはよくあります。 もし追加が出たら、引越し当日に言うのではなく、必ず前日までに電話で営業担当に伝えてください。事前に連絡さえあれば、トラックのスペースを調整したり、追加料金の計算をしてくれたりと、対応してくれる可能性がグッと上がりますよ。
さて、ここまでで「引越し業者に頼むと楽だけど、ちょっと高いし、ルールが厳しい」ということがわかってきました。
では、もしあなたが
- 「ゴミ屋敷に近い状態」
- 「液体やスプレー缶もまとめて捨てたい」
- 「引越し代を極限まで安くしたい」
その場合、引越し業者では対応できません。
ここで登場するのが「不用品回収業者」です。
次章、「第3章:ここが限界!『不用品回収業者』に頼まなければならない3つの場面」では、プロを使い分けるための明確な境界線をお伝えします。
第3章:ここが限界!「不用品回収業者」に頼まなければならない3つの場面
3-1. ケース①「ゴミの量が多すぎる」:トラックに乗らない家財一式処分やゴミ屋敷状態

引越し業者のトラックは、あくまで「新居に持っていく荷物」を運ぶためのものです。 不用品回収のためのスペースは、あくまで「隙間」に過ぎません。
もし、あなたが以下のような状況なら、引越し業者ではなく専門の回収業者を呼んでください。
- 家財の半分以上を捨てたい
- 実家に戻るため家具家電をほぼ全捨てする場合など。
- ゴミ屋敷・汚部屋状態
- 足の踏み場もないほどのゴミがある場合。
引越し業者にこれを頼むと、通常の引越しトラックとは別に「不用品回収専用のトラック」を手配することになり、料金が2倍〜3倍に跳ね上がります。 それなら、「軽トラ積み放題」などの定額プランがある回収業者に依頼した方が、圧倒的に安く済みます。
【私の体験談】
友人の引越しを手伝った時、彼は「断捨離だ!」と言って家具の7割を捨てようとしました。 引越し業者に見積もりを取ると「処分費だけで15万円」と言われましたが、不用品回収業者に依頼したら「2トン車パック」で6万円で済みました。餅は餅屋です。
3-2. ケース②「分別されていない・汚れている」:引越し業者は「梱包された荷物」しか触らない
ここが大きな違いです。 引越し業者の作業員は、清潔な制服を着て、新居に運ぶ大切な家財を扱います。
そのため、「不衛生なもの」や「中身が不明な袋」には触れてくれません。
- NG例
- 中身が入ったままのペットボトルや弁当ガラ
- 分別されていない書類や雑誌の山
- 土やホコリにまみれたベランダの用具
これらを「とりあえず袋に入れたから持ってって」と言っても、衛生面やコンプライアンス(何が入っているかわからないリスク)を理由に断られます。
一方で、不用品回収業者は「ゴミを扱うプロ」なので、こうした状態でも嫌な顔ひとつせず回収してくれます。
3-3. ケース③「液体・生ゴミ・危険物」:スプレー缶、調味料、土などは引越し業者のNG品目
最もトラブルになりやすいのがこれです。
引越し業者は「一般貨物」を運ぶ許可しか持っていないことが多く、危険物や処理困難物は運べません。
以下のアイテムは、見積もりの段階で「自分で処分してください」と言われる筆頭です。
- 液体類
- 飲みかけの調味料、シャンプー、洗剤、お酒。
- スプレー缶・ガスボンベ
- 中身が入っているものは爆発の危険があるため絶対NG。
- 土・ブロック・レンガ
- ベランダの植木鉢やガーデニング用品。これらは自治体でも捨てられない「適正処理困難物」です。
- 生ゴミ・食品
- 冷蔵庫の中身など。
これらを大量に処分したい場合は、これらに特化した回収ルートを持つ不用品回収業者に相談する必要があります。
参照リンク: 環境省:スプレー缶等の排出時における火災事故の防止について ※スプレー缶の事故は引越しゴミでも多発しています。適切な処理が必要です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「植木鉢」と「スプレー缶」は、引越し準備の最初に片付けてください。これらは、引越し当日になって「業者に断られた!」とパニックになるアイテムのTOP2です。 特に「土」は、都心部では捨てる場所がなくて本当に困ります。 もし不用品回収業者を呼ぶなら、「土が入ったままの植木鉢も回収できますか?」と最初に確認してください。これをOKしてくれる業者は、本当に頼りになるプロですよ。
3-4. 【判断基準】「ついでに捨てる」なら引越し業者、「ガッツリ捨てる」なら回収業者
迷った時のシンプルな判断基準をまとめました。
| 判断項目 | 引越し業者に依頼すべき | 不用品回収業者に依頼すべき |
| ゴミの量 | 家具・家電が1〜3点程度 | 部屋全体、または軽トラ1台分以上 |
| 状態 | 空っぽで清潔、すぐ運べる状態 | 分別していない、汚れている、中身入り |
| 種類 | 一般的な家具・リサイクル家電 | 植木鉢、タイヤ、大量の雑誌、スプレー缶 |
| スタンス | 「引越しのついで」 | 「処分がメイン」 |
結論
- 「冷蔵庫とベッドだけ捨てたい」なら引越し業者でOK。
- 「押し入れの中身もベランダも全部リセットしたい」なら不用品回収業者。
ご自身の状況はどちらでしたか?
もし「不用品回収業者の方が良さそうだな」と思った方も、まだ焦らないでください。
次章では、「自治体」「引越し業者」「不用品回収業者」の3つを、費用と手間の面で徹底比較します。
最もコスパ良く、賢く使い分けるための「黄金の組み合わせ」をお教えします。
第4章:【徹底比較】引越し業者 vs 不用品回収業者 vs 自治体
4-1. 3つの処分ルート比較表:費用・手間・スピードで点数付け

まずは、3つの選択肢の特徴をざっくり掴みましょう。
「何が一番重要か(安さ?楽さ?時間?)」によって、選ぶべき道が変わります。
| 比較項目 | ① 自治体回収 | ② 引越し業者 | ③ 不用品回収業者 |
| 費用 | ◎ 激安 (数百円〜) | △ 割高 (手数料含む) | ◯ ピンキリ (定額プランがお得) |
| 手間 | × 大変 (予約・搬出必須) | ◎ 超ラク (当日そのまま) | ◎ 超ラク (部屋から運び出し) |
| スピード | × 遅い (2週間待ちなど) | ◯ 普通 (引越し当日) | ◎ 最速 (即日対応も可) |
| 対応範囲 | △ 限定的 (家電・危険物NG) | △ 家具家電のみ (生活ゴミNG) | ◎ ほぼ全能 (ゴミ屋敷もOK) |
- 自治体
- 「手間をかけてでも安く済ませたい」人向け。
- 引越し業者
- 「家具家電を数点、引越しついでに捨てたい」人向け。
- 回収業者
- 「大量に捨てたい」「時間がない」「分別していない」人向け。
参照リンク: 環境省:廃棄物の処理及び清掃に関する法律 ※それぞれの業者はこの法律に基づいて適正に処理を行っています。
4-2. コスパ最強の組み合わせ:家具は「自治体」、家電は「引越し業者」、小物は「自分で」
私が推奨する、最も賢い「プロの組み合わせ」はこれです。 すべてを業者に丸投げすると数万円損をしますが、少しの手間でコストを劇的に下げられます。
① 大型家具(タンス・机・ベッドフレーム) → 「自治体」へ
これらは引越し業者に頼むと高額(数千円〜1万円)になりがちですが、自治体なら数百円〜千円程度です。
引越しの2週間前までに予約し、自分で粗大ゴミ置き場に出しましょう。ここが一番の節約ポイントです。
【私の失敗談】
以前、面倒くさがってカラーボックス3つを引越し業者にお願いしたら、合計4,500円取られました。 後で自治体の料金表を見たら、1つ200円(合計600円)。約4,000円の大損です。そのお金で美味しいお寿司が食べられました…。
② リサイクル家電(冷蔵庫・洗濯機) → 「引越し業者」へ
これらは自治体で捨てられず、郵便局でリサイクル券を買ったり、指定場所に運ぶ手間が半端ではありません。 引越し業者は重い物を運ぶプロですし、正規のリサイクルルートを持っています。ここは「便利代」として業者に任せるのが正解です。
③ 細かいゴミ・衣類・本 → 「通常ゴミ」として自分で
これは当たり前ですが、引越し当日までに計画的に地域のゴミ収集に出し切ってください。
当日まで溜め込むと、不用品回収業者を呼ばざるを得なくなり、無駄な出費になります。
4-3. 急な引越しの場合:「不用品回収業者」の即日対応が唯一の救いになる時
「理想的な組み合わせ」は理解できたと思いますが、もしあなたが「引越しまであと3日しかない」という状況なら、話は別です。
- 自治体の予約?
- 間に合いません。
- 引越し業者の追加?
- トラックが満杯で断られるかもしれません。
そんな時の「最後の砦(とりで)」が不用品回収業者です。
彼らは「即日対応」を売りにしており、電話一本でその日のうちに駆けつけてくれます。
費用はかかりますが、「退去日に間に合わずに違約金を取られるリスク」や「新居にゴミを持っていく輸送費」と比べれば、安い投資と言えるでしょう。
時間は、時としてお金よりも価値があります。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「見積もり」の順番を間違えないでくださいね。一番損をしない見積もりの取り方は、この順番です。
- まず「引越し業者」に見積もりを取り、「この家具を捨てるといくら?」と聞く。
- 次に「不用品回収業者」に電話で概算を聞く。
- 最後に「自治体のホームページ」で料金を調べる。
この3つの価格が出揃って初めて、「これは自治体、これは引越し業者」と振り分けることができます。 最初から1社に決めてかかると、相場がわからず高い金額で契約してしまうことになりますよ。
これで、どのルートを使えばいいか、戦略が決まりましたね。
しかし、業者を使うにしても、安く済ませるためには「交渉」が必要です。
ただ言われた金額を払うのはもったいないです。
次章、「第5章:処分費用を安く抑えるための『見積もり交渉術』」では、引越し業者の営業マンから「値引き」を引き出すためのキラーフレーズを伝授します。
私も実際に使って、処分費をタダにしてもらったことがあるテクニックです。
第5章:処分費用を安く抑えるための「見積もり交渉術」
5-1. 相見積もりの魔法:「他社さんは処分費込みで〇〇円でした」と伝えるタイミング

引越しにおいて、1社しか見積もりを取らないのは「カモ」と言っているようなものです。最低でも3社、できれば訪問見積もりを依頼してください。
そして、ここからが本番です。
A社の見積もりが出た後、B社の営業マンにこう伝えてください。
「A社さんは、この洗濯機の処分費込みで、総額〇〇円でやってくれると言っていました」
これは最強のカードです。 引越し業者は、ライバル会社にお客を取られるのを最も嫌います。 「処分費」という名目でお金を取るよりも、「処分費をサービスしてでも、引越し契約(数万円〜数十万円)を取りたい」と考えるのが営業マンの心理です。
【私の成功体験】
以前、3社に見積もりを依頼しました。 最後の1社(C社)に対し、「B社の方が5,000円安かったんですよね…」と渋い顔を見せました。 するとC社の営業マンは電卓を叩き直し、「わかりました! では、このベッドの処分費(8,000円相当)を無料にしますので、これでいかがでしょう?」と提案してきました。 一言伝えただけで、8,000円の節約です。言わなきゃ損です。
5-2. 「契約」をチラつかせる:「このソファを持って行ってくれるなら即決します」
営業マンが一番欲しい言葉、それは「即決(今ここで契約する)」です。
彼らにはノルマがあります。今日中に1件でも契約を取りたいのです。
見積もりの最後に、こう切り出してみてください。
「金額には納得しました。あと一声、この古びたソファの処分費をサービスしてくれたら、今ここでハンコを押します。上司の方に確認してもらえませんか?」
これは非常に強力です。
「持ち帰って検討します」と言われると、営業マンは不安になります。しかし、「これを飲めば契約確定」という条件なら、上司に決裁を取りやすくなります。
不用品の処分費は、彼らにとって「値引きの調整弁」として使いやすい項目なのです。
参照リンク: 国民生活センター:引越サービスをめぐるトラブル ※見積もり時の約束と違う!とならないよう、交渉結果は必ず書面に残してもらいましょう。
5-3. 事前の「水抜き」と「掃除」:業者が嫌がる作業を減らして好感度(と値引き)を上げる
テクニックだけでなく、「相手への配慮」も安くする秘訣です。
引越し業者や回収業者が一番嫌がるのは、「水漏れ」や「汚れ」によるトラブルです。
特に、冷蔵庫や洗濯機の中に水が残っていると、運搬中に床を濡らしてしまい、大問題になります。
- 交渉前の準備
- 洗濯機・冷蔵庫
- 「水抜きは完了しています(または方法を知っていて確実にやります)」と伝える。
- 家具
- ホコリを拭き取り、「綺麗な状態」を見せる。
- 洗濯機・冷蔵庫
「このお客さんは準備がいいな。これなら手間がかからないから、少し安くしてもいいか」 そう思わせたら勝ちです。
逆に、汚い部屋で「これもあれも捨ててよ」と横柄な態度を取ると、「手間賃(リスク料)」を上乗せされるのがオチです。
水抜きの重要性
洗濯機の水抜きは意外と忘れがちですが、これをやっていないと、当日に「運べません」と拒否される正当な理由になってしまいます。必ず引越しの前日までに終わらせておきましょう。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「処分費」という項目を消すのがゴールではありません。 見積書を見て、「処分費:0円」になっていなくてもガッカリしないでください。 重要なのは「支払う総額」です。項目上は「処分費 5,000円」と書いてあっても、その分「引越し運賃」から5,000円引かれていれば、実質無料と同じですよね? 業者の社内処理の都合もあるので、細かい項目にこだわりすぎず、「トータルで予算内に収まったか」を見て判断してくださいね。木を見て森を見ず、にならないようにしましょう。
さて、見積もりも交渉も終わり、あとは当日を待つだけ…ではありません。
引越しは「当日まで何が起こるかわからない」イベントです。
「出し忘れたゴミが見つかった!」 「水抜きってどうやるんだっけ?」
次章、「第6章:引越し当日までの『ゴミ処分完全スケジュール』」では、契約後から当日朝までにやるべきタスクを時系列で整理します。
これを守れば、当日の朝に慌ててゴミ袋を持って走り回ることはなくなります。
第6章:引越し当日までの「ゴミ処分完全スケジュール」
6-1. 見積もり時(1ヶ月前):処分したい品目をリスト化し、可否を言質で取る
引越しの1ヶ月前。まだ余裕があると思っていませんか?
いいえ、粗大ゴミに関しては、ここが勝負の分かれ目です。
見積もりの日までに、以下の作業を完了させてください。
- 「捨てるもの・持っていくもの」の完全仕分け
- 「新居で入るかな?」と迷う家具は、メジャーで測って決断します。迷ったら捨てる。これが鉄則です。
- リスト作成と提示
- 見積もりに来た営業マンに、「このタンスと、このラックと、この椅子。この3点を処分したいです」と明確に伝えます。
- 「備考欄」への記載確認
- ここが最重要です。 口頭での「OKです」は信用してはいけません。必ず見積書の備考欄に「タンス他2点 処分費込み」と記載されているか確認してください。
【私の失敗談】
以前、「自転車も処分で」と口頭だけで伝えて安心していたら、当日トラックに来た作業員に「指示書にないので乗せられません」と断られました。 結局、その自転車に乗ってリサイクルショップまで走る羽目になりました(引越し当日に…)。書面こそが正義です。
6-2. 引越し3日前:冷蔵庫・洗濯機の水抜きと、追加ゴミの最終チェック
引越し直前、ダンボール詰めも佳境に入ったこの時期に、絶対に忘れてはいけないタスクがあります。それは「水抜き」です。
冷蔵庫や洗濯機の中には、見えない水が溜まっています。これを抜かないと、運搬中に水漏れを起こし、他の家具や新居の床を汚してしまいます。
業者は、水抜きがされていない家電の運搬を拒否することがあります。
- 冷蔵庫
- 中身を空にし、前日夜(遅くとも当日朝イチ)にはコンセントを抜く。蒸発皿の水を捨てる。
- 洗濯機
- 給水・排水ホースの中の水を抜く(「脱水」運転を空回しするなど、製品の説明書に従う)。
また、このタイミングで「隠れゴミ」のパトロールを行ってください。
- ベランダの物干し竿
- 郵便受けの中のチラシ
- トイレのコーナーポット
- 玄関の傘立てにある壊れた傘
これらは、当日の朝になって「あ、これもゴミだった!」と気づく筆頭です。今すぐ捨てましょう。
参照リンク: 経済産業省:家電4品目の「正しい処分」早わかり! ※家電の取り扱いについても確認しておきましょう。
6-3. 当日:万が一「積み残し」が出た時の緊急連絡先リスト
いよいよ当日。完璧に準備したつもりでも、想定外のトラブルは起きます。
「業者のトラックが小さくて、予定していたカラーボックスが乗らなかった」
「大家さんから『このエアコンは残置物ではないので撤去して』と言われた」
そんなパニック時に備えて、スマホに以下の情報を登録しておいてください。
- 地域の「不用品回収業者(即日対応)」の電話番号
- Googleマップで「近くの不用品回収」と検索し、評価が高い業者の番号を2つほど控えておきます。
- 新居の自治体のゴミ収集日
- 最悪の場合、新居まで持っていき、向こうで捨てるのが一番安上がりです。「何曜日が粗大ゴミの日か」を知っているだけで、心の余裕が違います。
「捨てられなかったら、持って行けばいい」
この割り切りがあれば、当日のトラブルにも動じず対応できます。絶対にやってはいけないのは、旧居にゴミを置いて逃げること(残置物トラブル)です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

引越し作業が終わったら、最後に「上」を見てください。 部屋が空っぽになったら、皆さん床を見ますよね? でも、忘れ物は「上」にあります。 カーテンレールに引っかけたままのハンガー、天袋の奥、照明器具のリモコン…。 これらを忘れると、後で管理会社から連絡が来て、郵送したり処分費を請求されたりと面倒なことになります。 「立つ鳥跡を濁さず」。最後に天井を見上げて、深呼吸してから鍵を閉めてくださいね。素晴らしい新生活になりますように!






