引っ越しタンス処分は料金・搬出が鍵!安い・楽な捨て方4選

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お片づけの窓口<br>編集長
お片づけの窓口
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私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!

こんな人におすすめ

  • 引っ越し日が迫っているのに、あのデカいタンスをどうするか決まってない人
  • 処分費用は安くしたいけど、「自力で運ぶ」のは絶対に無理だと思ってる人
  • 「引っ越し業者」「不用品回収」「粗大ごみ」のどれが一番賢いか、結論を知りたい人
  • IKEAやニトリのタンス、古い桐タンスの処分に本気で困っている人

この記事でわかること

  • タンス処分の「4つの方法」(引っ越し業者、回収業者、自治体、買取)の料金と手間の比較
  • 9割が挫折する「部屋からの運び出し(搬出)」をどうクリアするか
  • 引っ越しシーズンに「粗大ごみが間に合わない」問題の対処法
  • 「部屋まで取りに来てくれる」前提での最安値の見つけ方

目次

1. 結論ファースト:タンス処分「4つの方法」どれが正解?

引っ越し準備、お疲れ様です。

ダンボールの山、終わらない手続き。

そして、部屋の隅でラスボスのように鎮座する「タンス」。

中身を空にしても、びくともしない。

「これ、どうやって買った時入れたんだ?」

「粗大ごみシール貼って、どこに運ぶんだよ…」

絶望しますよね。わかります。

私も昔、ニトリの5段チェストを1人で階段から下ろそうとして、壁紙を派手に破り、敷金を失いかけました。

引っ越しという時間制限(タイムリミット)がある中で、あのデカくてクソ重いタンスをどう処分するか。

方法はシンプルに4つ。

あなたに合う「正解」は、手間と金、どっちを優先するかで決まります。


(1) 引っ越し業者に「ついでに」頼む

一番「楽」な選択肢です。

引っ越しの荷物を運び出す「当日」に、プロが「ついでに」持っていってくれます。

  • とにかく楽。当日に全てが終わる。
  • 自分で運ぶ必要ゼロ。
  • 業者を探す手間が省ける。
  • 処分費用が「割高」なことが多い。
  • 「処分だけ」はNGな業者がほとんど。
  • そもそも「やってない」業者もいる。

見積もりの時に「このタンス、処分もできます?」と聞くだけ。

私も大手業者で見積もった時、「有料オプション(8,000円)ですが可能です」と言われました。自分で運ぶ手間と天秤にかけて、アリかどうか判断しましょう。

(2) 不用品回収業者に「丸投げ」する

「お金は払う。だから今すぐ全部片付けろ」という人向け。

電話1本で即日来てくれて、部屋からの運び出し、トラックへの積み込みまで全部やってくれます。

  • 最速(即日OKも多い)。
  • 手間ゼロ。部屋の中まで取りに来てくれる。
  • タンス以外の不用品(布団、棚など)も「まとめて」処分できる。
  • 料金が一番高い。(タンス1棹で1万円超えもザラ)
  • 業者選びが面倒。ぼったくり業者もいる。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

「無料回収」をうたう軽トラ業者には絶対に頼魔ないで。あれは違法(※)です。後で高額請求されるか、山に不法投棄されるかの二択。必ず「一般廃棄物収集運搬業」の許可があるか確認すること。

※参照:環境省「廃棄物の処理(違法な不用品回収業者について)」

(3) 自治体(粗大ごみ)で「最安」で出す

「1円でも安くしたい」なら、これ一択。

自治体によりますが、タンス1つ数百円〜2,000円程度で処分できます。

  • 圧倒的に安い。(不用品回収の1/10近くになることも)
  • 行政サービスなので安心。
  • 最大の壁:自分で指定場所まで運ぶ必要がある。
  • 予約が面倒。引っ越しシーズンは2週間先まで埋まってることも。
  • シール(処理券)を買う手間もかかる。

「タンスを1人で運べるか?」これを自問してください。

無理なら、この選択肢は時間の無駄です。

※一部の自治体では、高齢者や障害者向けに「運び出しサービス」をやっている場合もあります。お住まいの市区町村にご確認ください。

(4) 買取業者(リサイクル)で「売る」

「もしかしたらプラスになるかも?」という淡い期待。

カリモクなどのブランド家具、状態の良い桐タンスなら可能性はあります。

  • 処分費用が0円、むしろプラスになる可能性。
  • 出張買取なら運び出しもやってくれる。
  • ほぼ売れない。(ニトリ、IKEA、古いデザインは絶望的)
  • 査定に来てもらう日程調整が手間。
  • 「買取不可(0円)」で、ただ時間を浪費するリスク大。

私も昔、無印良品のチェスト(5年使用)を出張査定してもらいましたが、「これ、値段つかないんで。有料(3,000円)なら引き取りますよ」と言われ、丁重にお帰りいただいた経験があります。


【状況別】料金・手間・スピード比較早見チャート

結局、どれがいいのか。

あなたの状況に合わせて選んでください。

処分方法料金(相場)手間スピードこんな人向け
(1) 引っ越し業者△ 高め (5千〜1万円)◎ 楽 (当日ついで)◎ 最速 (引っ越し当日)面倒ゼロ重視。 金で時間を買いたい人。
(2) 不用品回収✕ 最高値 (1万〜2万円)◎ 楽 (丸投げOK)◎ 最速 (即日OK)引っ越しまで日がない。 他にも捨てたい物が山程ある人。
(3) 自治体◎ 最安 (数百〜2千円)✕ 最悪 (自力で運ぶ)✕ 遅い (予約必須)運べる人限定。 節約命。時間に余裕がある人。
(4) 買取業者◯ プラス? (ほぼ0円)△ 面倒 (査定・交渉)△ 遅い (日程調整)ブランド家具・桐タンス限定。 ダメ元で挑戦したい人。


どうでしょう。

どの方法で攻めるか、見えてきましたか?

「よし、料金で選ぼう」

「いや、手間が一番問題だ」

そう思ったはずです。

次の章では、一番気になる「料金」と、売れるかどうかの「損益分岐点」について、さらに生々しく深掘りしていきます。


2. 料金:処分 vs 買取 の損益分岐点

引っ越し見積もりを見て青ざめてるのに、なんでタンスを捨てるのに追加でお金を払わなきゃいけないんだ。

いっそ「0円」で引き取ってほしい。 なんなら「買い取って」ほしい。

その気持ち、痛いほどわかります。 でも、その期待が「損」を招くかもしれません。 まずは現実的な「相場」を知ることから始めましょう。


タンス処分にかかる料金相場(自治体 vs 回収業者)

純粋な「処分料」だけを比較すると、こうなります。

  • (A) 自治体(粗大ごみ)
    • 料金:数百円 ~ 2,000円程度
    • 例:東京都世田谷区では「たんす(高さと幅の合計により)」900円~2,200円。
    • 圧倒的な最安値です。安心感も抜群。
    • ただし、これは「自分で指定場所まで運べたら」の話。
  • (B) 不用品回収業者
    • 料金:8,000円 ~ 1万5,000円程度
    • 「は?高すぎだろ」と思いますよね。これは「タンス本体の処分費」+「人件費(2名分)」+「車両費」が全部乗っかった「丸投げパック」料金だからです。
    • 部屋からの運び出し、トラックへの積み込み、全てコミコミの値段です。
  • (C) 引っ越し業者のオプション
    • 料金:5,000円 ~ 1万円程度
    • 回収業者(B)よりは安い傾向。引っ越し作業の「ついで」にやってもらえるため、人件費や車両費が安く済むからです。

そのタンス、売れるかも?

「捨てるにお金がかかるなら、売ればいいじゃん」 そう考えますよね。私も昔、5年使った無印良品のパイン材シェルフ(定価1万5千円くらい)を、意気揚々とリサイクルショップの出張買取に呼びました。

結果:「あー、これもう人気ない型なんで。運搬費の方が高くなっちゃうんで、無料でも引き取れないです。有料(3,000円)なら処分しますよ?

……丁重にお帰りいただきました。 これが現実です。「売れる」と期待していたものが「有料処分」に切り替わる瞬間です。

買取が期待できるタンス vs 絶望的なタンス

あなたのタンスはどっちですか? 冷静に判断しましょう。

⭕️ 買取が期待できる組

  • ブランド家具
    • カリモク、マルニ、飛騨産業、ウニコ(unico)など。
    • これらは中古市場でもファンがいます。専門の買取業者に相談する価値アリ。
  • 状態の良い「桐タンス」
    • ※注意※ これは「なんでもいい」わけじゃありません。
    • カビが生えていたり、着物の匂いが染み付いていると厳しい。あくまで「状態が良ければ」です。
  • 無印良品(状態が超良ければ)
    • オーク材やウォールナットのチェストなど、現行品に近いデザインで傷がなければ、数百円~数千円になる可能性がゼロではない。

❌ 買取が絶望的な組

  • IKEA、ニトリ、その他量販店のタンス
    • キッパリ言います。売れません。
    • 理由は「中古で買う人がいない」から。新品が安いし、組み立て家具は一度バラすと耐久性がガタ落ちするので、リサイクルショップは在庫リスクを負ってまで買い取りません。
  • デザインが壊滅的に古いタンス
    • 「昭和レトロ」とかそういうレベルじゃない、中途半端に古いデザインのもの。
  • 傷、カビ、シールの跡、取っ手の破損
    • 1つでも当てはまれば「ゴミ」と判断されます。

【編集長からのワンポイントアドバイス】
リサイクルショップの査定基準は「思い出」や「買った時の値段」じゃありません。「店に並べて、すぐ売れるか」だけです。そのタンスがホコリを被ったまま店の倉庫を圧迫する姿が想像できるなら、それは売れません。


「部屋まで取りに来てくれる」前提での最安値は?

さて、ここが本題です。 9割の人は「(A) 自治体」の安さに惹かれつつも、「自分で運べない」という壁にぶつかります。

となると、選択肢は「部屋まで来てくれる」以下の2つ。

  1. (B) 不用品回収業者
  2. (C) 引っ越し業者のオプション

この前提で「最安値」を狙う方法は、「相見積もり」しかありません。

【最安値を見つける手順】

  1. まず、引っ越し見積もりの際に「このタンス、処分オプションいくらですか?」と聞く。
  2. 次に、不用品回収業者にネットや電話で「このタンス、部屋から運び出すといくら?」と見積もりを取る。
  3. (B)と(C)の安い方を選ぶ。

私の体験上、多くの場合「(C) 引っ越し業者のオプション」の方が安くなる傾向があります。が、回収業者がキャンペーン(「トラック積み放題」の一部として)をやっていると逆転することもある。

面倒くさがらずに、この2つを天秤にかけること それが、運び出しの手間をゼロにしつつ、数千円を浮かせる唯一の方法です。


料金のカラクリ、見えてきましたか? 「売る」という夢は捨てて、いかに「安く楽に」処分するかに切り替えましょう。

とはいえ、お金で解決できる(業者に頼む)としても、まだ問題は残っています。

「うちのタンス、デカすぎて階段通らないかも…」
「IKEAのやつ、解体しないと無理だろ…」

次の章では、この「搬出」という最大の物理的難関について、徹底的に解説します


3. 搬出:最大の難関「このタンス、どうやって外に出す?」

わかります。 私も昔、幅120cmの木製チェスト(中身は空)を、友人と2人でアパートの階段から下ろそうとしたことがあります。

重い。滑る。 角が曲がれない。 壁紙に「ズズズ…」と黒い線が入った瞬間、血の気が引きました。

タンスは「重さ」と「体積」の暴力です。 自力でやろうとすると、家を傷つけ、最悪の場合、ギックリ腰で自分が終わります。


これが一番知りたい!「部屋の中まで」取りに来てくれるサービスはどれ?

結論から言います。 「部屋の中まで来て、全部やってくれる」のは、以下の2択です。

  • (1) 不用品回収業者
  • (2) 引っ越し業者の(処分)オプション

この2つは「運び出し」がコミコミの料金です。プロが毛布や専用の道具を使って、家に傷をつけないよう慎重に運び出してくれます。

逆に、「部屋の中まで来てくれない」のが、

  • (3) 自治体(粗大ごみ)
  • (4) 買取業者(リサイクル) ※買取成立時は別

自治体は「指定の集積所」までがルール。買取業者は「売れないモノ(ゴミ)」を運ぶ義理はありません。


(粗大ごみを選んだ人へ)タンスを自力で運ぶのは無謀か?

「いや、俺は節約のために粗大ごみで出す。自力で運ぶ」

その覚悟は素晴らしい。ですが、そのタンス、本当に1人(または家族)で運べますか?

  • 重さの罠: タンスは「中身が空」でも、木材自体の重さで平気で30kg〜50kgあります。
  • 体積の罠: 重さより厄介なのが「体積」。玄関、廊下、階段の踊り場。図面上でギリギリ通れても、人間がそれを「持って」曲がるスペースがない。
  • 家のリスク: 壁紙、ドア、床。絶対にどこかにぶつけます。修理費で数万円飛んだら、回収業者に頼むより高くつきます。

もし、あなたが以下の条件に当てはまるなら、自力搬出は諦めてください。

  • 運ぶのが(自分を含め)大人2人以下
  • タンスが階段(特に曲がり階段)を通る
  • マンションの廊下が狭い
  • 養生(壁や床を守る)道具がない

【編集長からのワンポイントアドバイス】

どうしても自力で運びたいなら、絶対に「養生」をしましょう。ホームセンターで「プラダン(プラスチック段ボール)」を買ってきて、壁やドアノブにテープで貼るのです。それと「滑り止め付きの軍手」。タンスはマジで滑ります。


どうにかして、運び出したいという人はこちらの記事をご覧ください

ドア(階段)を通らないかも…「解体」や「吊り下げ」は可能?

「どう考えても、買った時どうやって入れたのか謎」
「このままだと100%通らない」

そうなると、選択肢は「解体」か「吊り下げ」です。

【解体】

  • 組み立て家具(IKEAなど)なら可能。
  • 婚礼タンスのような「完成品」の木製家具は、基本解体できません(壊すだけ)。

吊り下げ

  • まずは業者に見積もりに来てもらい、「これ、普通に下ろせます?」と確認するのが先決です。

業者に「解体」を頼むと追加料金は?

はい、ほぼ100%かかります。

「解体作業費」として、3,000円〜1万円程度が相場です。 業者は「時間=金」です。タンス1個を運び出すのに、解体で30分も余計にかかれば、その分料金を請求するのは当然です。

見積もり時に「これ、解体しないと出ないと思うんですが、解体費も込みでいくらですか?」と必ず確認してください。「当日に追加料金」が一番揉めるパターンです。

解体の相場については、こちらの記事をご覧ください


IKEA・ニトリのタンス、解体しないとダメ?

私の経験上、デカいIKEAのタンス(PAXシリーズとか)は、解体しないと無理なケースが多いです。あいつら、デカいくせに安いので、引っ越しで捨てられる率が非常に高い。

【業者に頼む場合

  • 「IKEAのタンスですが、解体もお願いできますか?」と伝えましょう。
    ※注意※
    業者は「解体」はしても「再組み立て」は嫌がります。引っ越し先でまた使うつもりなら、自分で解体・組み立てする覚悟で。

自分で解体する場合

  • 地獄です。引っ越し準備で忙しい中、あの複雑な説明書(もう無い)と格闘し、大量のネジと木ダボに絶望します。
  • よほど時間に余裕がない限り、お金で解決(業者に依頼)を推奨します。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

自治体によっては、粗大ごみでも「解体すれば『木材(燃えるゴミ)』として出せる」と勘違いしている人がいますが、間違いの可能性もあります。ほとんどの自治体で、解体しても「元の大きさ」で粗大ごみとして扱われます。無駄な努力になるので、まず自治体のルールを確認しましょう。

※参照:例えば東京都世田谷区「粗大ごみ(有料・予約制)の出し方」 (「解体しても元の大きさで判断」といった趣旨が明記されています)



搬出の壁、越えられそうでしょうか。 「金で解決(業者)」か「リスク覚悟で自力(粗大ごみ)」か。

さて、物理的な問題が片付いたら、次は「いつやるか」です。 引っ越しは時間との戦い。

次の章では、「処分する最適なタイミング」と、あの面倒な「タンスの中身」について解説します。


4. タイミング:「いつ」処分するのが一番スムーズか

引っ越し準備が佳境に入ると、体力と思考力がゼロに近づきます。 そんな中、 「やばい、粗大ごみの予約、最短で2週間後じゃん…」 「引っ越し当日に回収業者呼ぶって、トラック停められるのか?」

焦りますよね。わかります。 私も昔、引っ越し3日前にタンスの処分を思い出して血の気が引いたことがあります。 タンス処分は、タイミングが命です。


ベストは引っ越し「当日」?(業者の同時引き取り)

結論から言えば、引っ越し業者が「ついでに」引き取ってくれる(第1章の方法(1))なら、引っ越し当日が最強に楽です。

荷物が全て運び出され、ガランとした部屋に残されたタンス。 それを、引っ越し作業員が「じゃ、これも」と手際よく持っていく。

あの解放感。 私も一度、オプション料金(8,000円)を払ってこの方法を選びましたが、見積もりから搬出まで「一括」で終わるストレスフリー体験は、まさに「金で時間を買った」と心から満足しました。

【要注意】「別の業者」を当日に呼ぶのは最悪の選択

絶対にやってはいけないのが、 「引っ越しはA社」 「タンス処分はB社(不用品回収)」 と別々の業者を引っ越し当日に呼ぶこと。

  • トラックが2台来て、駐車スペースで揉める
  • 搬出作業の時間がかぶり、お互い邪魔になる
  • 引っ越しが押して、回収業者が待たされる(追加料金)

トラブルの元凶です。 「当日処分」を選ぶなら、必ず引っ越し業者に「一本化」してください。


【要注意】引っ越しシーズン、自治体の「粗大ごみ予約」が間に合わない問題

「一番安い、自治体(粗大ごみ)で出そう」 そう決めたら、すぐ、この瞬間に、あなたがお住まいの市区町村の「粗大ごみ受付センター」のサイトを開いてください。

特に2月〜4月。 日本中が一斉に引っ越すこの時期、予約枠は一瞬で蒸発します。

「最短の収集日は、3週間後です」

これが普通に起こります。 引っ越し日までに処分が間に合わなければ、どうなるか?

旧居の大家さん(管理会社)に「残置物」として扱われ、高額な撤去費用と迷惑料を請求されます。 (不用品回収業者に頼むより高くつきます)

【編集長からのワンポイントアドバイス】

タイミングを逃した人間の末路は悲惨です。「引っ越し当日に予約が取れない」→「パニックになって『無料回収』をうたう怪しい軽トラ業者に頼む」→「法外な高額請求」。これが王道の失敗パターン。間に合わないと分かった時点で、引っ越し業者か、許可のある(高いけど正規の)不用品回収業者に切り替える決断をしましょう。

※参照:お住まいの市区町村(例:東京都新宿区 粗大ごみ)の収集日・予約状況を必ず確認してください。


究極のズボラ「タンスの中身、入ったままでOK?」

わかります。もう体力ゼロ。 ダンボールに詰めるのも嫌だ。

「タンスの中の、もう着ない服とか古いタオルとか…」
「どうせ全部捨てるゴミだし、このまま持っていってくれよ…」

私も本気でそう思いました。 電話で業者に「あの、中身って…」と聞きかけたこともあります。

結論:99.9%の業者が「NG」です。

理由はシンプルに2つ。

  1. 単純に、クソ重くなるから
    プロでも運びたくありません。服は乾燥していても密度が高く、とんでもない重量物になります。重くなれば、壁や床を傷つける搬出事故のリスクが爆発的に上がります。
  2. 処分の「分別」が違うから
    業者は引き取った後、タンス(木材・金属)と中身(衣類・その他ゴミ)を分別して、法律(※)に従って正しく処理する義務があります。この手間賃を誰が払うのか?という話です。

「中身ごとOK」をうたう業者が稀にいますが、それは「分別作業費」として、通常の処分費より遥かに高額な料金が上乗せされている(か、違法に不法投棄しているか)と考えるべきです。



タイミングと「中身」の問題、クリアになりましたか? タンスの中身は、引っ越し作業の一番最初に「空」にする。 これが鉄則です。

さて、これまでの章で、4つの方法、料金、搬出、タイミングを全て解説しました。 最後の章は、「まとめ」として、あなたの疑問に最終的な答えを出します。


5. まとめ:タンス処分 Q&A

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 4つの方法、料金、搬出の難易度、タイミング。 もう、あなたがやるべきことは見えているはずです。

最後によくある3つの疑問に、編集長としてハッキリお答えして、この記事を締めます。


Q. 引っ越し業者と不用品回収業者、結局どっちに頼むべき?

これはあなたの「優先順位」で決まります。

  • 「引っ越し当日に、全部一発で終わらせたい」
    • 引っ越し業者が最適
    • 料金は多少高くても、見積もりから搬出まで「一括」で済むストレスフリーは、何物にも代えがたい。私も前回はこのパターンで、オプション料金8,000円を払って心の平穏を買いました。
  • 「タンス以外にも、布団や棚、ゴミが山ほどある」
    • 不用品回収業者が最適
    • 引っ越し業者は「ついで」の処分はOKでも、「ゴミ屋敷まるごと」は専門外です。「軽トラ1台積み放題パック」などで、タンスも他のゴミもまとめて消し去るほうが結果的に安くつく場合があります。
  • 「引っ越しまで日がない。とにかく急いでる」
    • 不用品回収業者が最適
    • 粗大ごみの予約は間に合わない。引っ越し業者はもう見積もり確定済み。そんな詰んだ状況を救えるのは、即日対応してくれる回収業者だけです。(ただし料金は高くつきます)

詳しくはこちら


Q. 処分費用を1円でも安くする裏ワザは?

裏ワザなんてものはありません。 「安さ」は「手間」と「リスク」の裏返しです。

  • 【最強の節約】自治体(粗大ごみ)で出す
    • これが正規ルートでの最安値(数百円〜)です。
    • ただし、「自力で」「指定場所まで」運べるという物理的な壁をクリアできた人限定のボーナスステージです。
  • 【0円の可能性】ジモティーなどで譲る
    • 「まだキレイ」「デザインが良い」タンスなら、0円で譲る(取りに来てもらう)方法です。
    • ただし、引っ越し日が迫っている時には絶対におすすめしません。「約束の日時に来ない」「ドタキャンされた」というトラブルが多発するのがこの世界。時間に余裕がある人だけどうぞ。
  • 【現実的な節約】相見積もり(次のQ参照)
    • 結局、これが一番確実な節約術です。

費用の相場はこちらの記事を参考にしてください


Q. 複数の業者に見積もり(相見積もり)は必須?

必須です。 これを面倒くさがると、あなたは確実に「損」をします。

タンス処分の相場なんて、素人にはわかりません。 業者の「言い値」を信じるしかない。

【私の例】

  1. 引っ越しA社:「(オプションで)1万円です」
  2. 不用品回収B社:「(タンス単品だと)1万5千円です」
  3. 不用品回収C社:「(タンスだけなら)1万2千円ですね」

これだけで、B社に即決していたら5,000円損するところでした。 さらに、この情報(C社が1万2千円)を持った上で、引っ越しA社にこう交渉します。

「他社さんだと1万2千円なんですが、引っ越しもお願いするんで…8,000円になりませんか?

これで交渉成立。 電話やネット見積もりで合計30分もかかりません。この「ひと手間」を惜しむ人が、業者から見れば一番おいしい「カモ」なんです。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

相見積もりは「安さ」のためだけじゃない。「悪質業者を見抜く」ためでもある。1社だけ異常に安い見積もり(「なんでも5,000円でやりますよ!」)を出してきたら、それは違法業者のサインです。後で高額請求されます。許可(※)を持ったまともな業者2〜3社で比較して、初めて「適正価格」が見えるのです。

※参照:環境省「許可(一般廃棄物処理業)を持った業者に依頼しましょう」



あなたのタンス問題が、無事に解決することを祈っています。 さあ、重い腰を上げて、まずは「見積もり」の電話から始めましょう。

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