引っ越しソファ処分ガイド!費用・搬出・タイミング完全解説

引っ越し
お片づけの窓口<br>編集長
お片づけの窓口
編集長

私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!

こんな人におすすめ

  • 引っ越しでソファを処分したいが、方法がわからない人
  • 処分費用を1円でも安く抑えたい人
  • ソファが大きすぎて、玄関から出せるか不安な人
  • 「粗大ごみ」の予約が引っ越し日に間に合いそうにない人
  • メルカリやリサイクルショップで「売る」か「捨てる」か迷っている人

この記事でわかること

  • 「粗大ごみ」「業者」「買取」のリアルな料金比較
  • ニトリと高級ソファ、モノ別で一番トクする処分方法
  • 玄関から出ないソファの「解体・搬出」テクニック
  • 引っ越し当日までソファを使うための裏ワザ
  • 絶対に使ってはいけない「無料回収」業者の見抜き方

引っ越しでソファを処分するとき、一番最初に考えるべきこと。 それは「そのソファ、一体なのか?」です。

「ニトリで買った2万円のソファ」と「カッシーナで買った50万円のソファ」の捨て方が同じわけがありません。

間違った方法を選ぶと、数千円で済むはずが数万円かかったり、逆に、数万円になったはずがタダで捨ててしまったりします。

この記事では、あなたのソファの「素性」に合わせた、最も賢い処分方法を解説します。

目次

ニトリ・IKEA(安価なソファ)の処分 — コスパ最優先の現実解

ニトリやIKEA、ロウヤ(LOWYA)などで買ったソファ。 3年間ありがとう。君のおかげで快適だった。

…と感謝しつつも、処分は「いかに安く、手間なく終わらせるか」が全てです。

結論:売るな、捨てろ

まず、「メルカリで売ろうかな」という考え。 私もやりましたが、9割はやめたほうがいいです。

なぜか? ソファのような大型家具を送る「梱包・発送たのメル便」は、送料だけで1万円以上(300サイズで12,000円)かかることもザラ。

5,000円で売れた!と喜んでも、送料と手数料を引いたら手元に残るのはマイナス7,000円。意味が分かりませんよね。

「取りに来てくれる人限定(ジモティーなど)」も、引っ越し日が迫っている中、「約束した日に来ない」「ドタキャンされた」というリスクが高すぎます。

最適解:自治体の「粗大ごみ」

安価なソファの処分は、自治体の「粗大ごみ」一択です。

  • 費用
    →1,000円〜3,000円程度(自治体によります)
  • 手間
    →指定場所まで自分で運ぶ必要あり

これが一番安くて確実。 ただし、引っ越しシーズン(3月〜4月)は予約が殺到し、「収集が3週間先」なんてことも。 引っ越しが決まった瞬間に、まず粗大ごみの予約を入れましょう。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

引っ越しで一番大事なのは「時間」です。「売れるかも」という淡い期待で数週間粘って、結局売れず、慌てて不用品回収業者に2万円払う…これが最悪のパターン。安価なソファは「粗大ごみ」と割り切るのが、賢い大人の選択です。

(参照リンク)

粗大ごみのルールは、住んでいる市区町村によって全く違います。 必ず「(あなたの市区町村名) 粗大ごみ」で検索して、公式ページを確認してください。


高級・ブランドソファの処分 — 捨てるな、それは資産かも

カッシーナ(Cassina)、アルフレックス(arflex)、B&B ITALIA、カリモク60など。 これらは「粗大ごみ」に出してはいけません。

それは「捨てる」のではなく「資産を放棄する」行為です。

たとえ古くても、傷があっても、専門の業者が「買い取って」くれます。 引っ越し費用が浮くかもしれません。

最適解:専門の買取業者

リサイクルショップ」と「ブランド家具 専門買取」は別物です。

近所のリサイクルショップに持ち込んでも、価値が分からず「5,000円ですね」と言われるのがオチ。

必ず、ブランド家具を専門に扱っている複数の業者に「出張査定」を依頼してください。

私の体験談

友人が引っ越しの際、有名なデザイナーズソファ(LC2)を「ボロボロだから」と粗大ごみに出そうとしていました。 慌てて止めさせ、専門業者を呼んだところ、「修理(リペア)前提」で3万円の値がつきました。

粗大ごみならマイナス2,000円。 専門業者ならプラス30,000円。 この差はデカいですよね。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

査定は絶対に3社以上から取りましょう。「A社は3万と言ってます」とB社に言えば、「じゃあうちは4万で」となる可能性大です。引っ越し日が迫っていると焦りますが、この一手間を惜しんではいけません。


状態別:合皮ボロボロ・布製シミありの現実

「うちのはブランド品でもないし、状態がヒドイ…」 このパターンが一番厄介です。

合皮(フェイクレザー)がボロボロ剥がれている

数年使うと、表面がポロポロ剥がれてくる合皮ソファ。 残念ながら、これはもう「売る」モノではありません。

買い取ってくれる業者はゼロです。 ジモティーでも引き取り手は見つかりません(タダでも嫌がられます)。

これはもう、潔く「粗大ごみ」として捨ててください。 変な期待を持つだけ時間の無駄です。

布製(シミ・ペットのニオイ)

これも売却は絶望的です。 特にペットのニオイや、子供がつけた大きなシミがある場合。

私も昔、猫が爪とぎでボロボロにしたソファを「猫好きの人なら…」とジモティーに出しましたが、全く反応がありませんでした。

諦めて、自治体の粗大ごみに出しましょう。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

もし「状態が悪いけど、ダメ元で売りたい」なら、絶対に欠点を隠さないこと。「シミあり」「ペット使用」と明記しないと、引き渡し当日に「話が違う」とトラブルになり、結局引っ越しに間に合わなくなる最悪の事態を招きます。


買い替え時の「引き取りサービス」は最強か?

引っ越しを機に、新しいソファを買う人も多いでしょう。 その場合、「購入店での引き取りサービス」が使えるか確認してください。

  • ニトリ※新居での納品時
    「配送員設置商品」を買うと、同容量・同数の家具を4,400円(税込)で引き取ってくれます。
  • IKEA※有料
    ソファの買い替えの場合、オンラインストアから「解体・引き取り」を申し込めます。
  • 無印良品※新居での納品時
    対象商品を買うと、同種・同数の家具を4,000円(税込)で引き取ってくれます。

このサービスのメリット・デメリット

  • メリット
    • 引っ越し当日(または新居への搬入日)まで古いソファが使える。
    • 業者を手配する手間がゼロ。
  • デメリット
    • あくまで「新居での引き取り」が基本。旧居から持っていく手間はかかる。
    • 料金がかかる(粗大ごみより高い場合も)。

引っ越しで一番困る「処分と購入のタイミングのズレ」を解決できる、非常に強力な選択肢です。


【第1章まとめ】

  1. ニトリ・IKEA
    →迷わず「粗大ごみ」。売ろうとするな。
  2. 高級ブランド
    →3社以上で「専門買取査定」。
  3. 合皮ボロボロ
    →迷わず「粗大ごみ」。
  4. 買い替え
    →購入店の「引き取りサービス」が最強。

さて、処分方法が決まったら、次の問題です。 「そのソファ、どうやって家から出す?」

次の章では、ソファ処分最大の難関である「搬出」について解説します。

ここからが本番です。 引っ越しにおけるソファ処分の本当のラスボスは、「どうやってアレを家から出すか?」という問題です。

私も経験がありますが、玄関でソファが「詰んだ」ときの絶望感は、引っ越し準備の全てのやる気を奪っていきます。

ドアを通るか? — 買った時に入ったはウソ

「買った時に入ったんだから、当然出るでしょ」

これは、引っ越しでソファ処分をする人が陥る最大のワナです。 なぜなら、買った時は「プロの配送業者」が、あらゆるテクニック(時にはドアを外したり、梱包を工夫したり)を使って入れたからです。

いざ自分で出そうとすると…

  • 玄関でつっかえる
  • 廊下のクランク(曲がり角)で詰む
  • 階段の踊り場で回転できない

こうなります。

私の体験談:L字カウチソファの悲劇

私も昔、幅2m40cmのL字カウチソファを処分しようとしました。 玄関までは何とかなったんです。でも、玄関ドアの「高さ」が足りず、L字の角がひっかかって出ない。 引っ越し前日、夜10時。 結局、友人を2人呼び出し、3人がかりでソファを「立てて」「ひねって」無理やり出すハメに。30分格闘し、壁紙は破れ、全員汗だくになりました。

まず測れ、話はそれからだ

感情論で「いける!」と突撃してはいけません。 メジャーを出してください。

  1. ソファの一番短い辺(奥行きか高さ)を測る
  2. 家の一番狭い場所(玄関ドア、廊下の幅)を測る

もし「ソファ > 狭い場所」なら、そのままでは100%通りません。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

ソファ搬出のキモは「対角線」です。ソファの断面(横から見たL字や四角)の、一番長い「対角線の長さ」を測ってください。その長さが、玄関ドアの「高さ」や「幅」より短ければ、うまく回転させれば通る可能性があります。


解体 — 9割のソファはバラせる

「測ったら、どうやっても通らない…」 ご安心ください。ほとんどのソファは「解体」できます。

特にニトリ、IKEA、その他ネット通販で買った「組み立て式」のソファは、当然「分解」が可能です。


  • →回すだけで取れる
  • 背もたれ
    →裏の布をめくるとボルトがある
  • ひじ掛け
    →座面の裏にボルトがある

これらを外すだけで、ただの「板」と「クッション」になり、搬出が劇的に楽になります。

必要な工具

だいたい、以下の2つがあれば解決します。

  1. 六角レンチ(六角棒スパナ)
  2. プラスドライバー

ソファをひっくり返してみてください。 必ずボルトかネジがあるはずです。
※布がタッカー(ホチキス)で留めてある場合、マイナスドライバーでこじ開ければOK

【編集長からのワンポイントアドバイス】

どうしても解体できない「完成品」のソファで、かつ粗大ごみに出す(=捨てる)と決めた場合。最終手段は「ノコギリで切断」です。勇気がいりますが、家具を解体してくれる「便利屋」に頼むより、自分でノコギリを買ってきたほうが圧倒的に安上がりです。


吊り下げ — それ、処分にやること?

「解体できない。高級な一体型ソファだ」
「戸建ての2階リビングで、階段が狭すぎる」

この場合は、プロ(引っ越し業者や専門業者)が窓やベランダからロープやクレーンで下ろす「吊り下げ(吊り上げ)作業」になります。

結論:処分するソファには不向き

ハッキリ言って、処分するソファに「吊り下げ」は選んではいけません。

なぜなら、吊り下げ作業費だけで安くても3万円、高ければ10万円かかるからです。 マイナス2,000円(粗大ごみ)で捨てようとしているモノに、数万円の搬出費をかけるのは本末転倒です。

この選択肢は、あくまで「新居でも使いたい、高価なソファ」を引っ越すためのものです。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

もし「吊り下げないと出せない」かつ「処分したい」という最悪の状況なら、方法は一つ。先ほど出た「便利屋」や「なんでも屋」に依頼し、「室内で解体(切断)して搬出」してもらうことです。これなら数万円の吊り下げ費用より安く済みます。


最大のリスク:壁と床の「キズ」

ソファ搬出で一番怖いのは、ケガでも搬出失敗でもありません。

「賃貸物件へのダメージ」です。

ソファの角で壁紙(クロス)をえぐる。 引きずって床(フローリング)に深い傷をつける。

これをやると、退去時に数万円の修繕費を請求されます。 ソファの処分費より高くつきます。

私が学んだ教訓

古い毛布、使い古しのバスタオル、読み終わった雑誌、Amazonのダンボール… 家にある「守れそうなもの」を総動員してください。

  • ソファの角
    →タオルとガムテープでぐるぐる巻きに

  • →ダンボールを敷き詰めて「道」を作る
  • 壁の角
    →ダンボールをL字に折って養生する

「やりすぎかな?」と思うくらいで丁度いいです。 私はこれで敷金を守りました。

(参照リンク)

引っ越し時のトラブル、特に「原状回復(キズの修繕費)」は消費者センターへの相談が非常に多い案件です。 ソファ搬出の失敗が、大きな金銭トラブルに発展する可能性があります。


【第2章まとめ】

  1. 測れ
    →まずはメジャー。入ったから出るとは思うな。
  2. バラせ
    →9割のソファは工具で解体できる。
  3. 呼ぶな
    →吊り下げは処分には不向き。切断を選べ。
  4. 守れ
    →処分費よりキズの修繕費のほうが高い。

無事にソファを玄関先まで出せましたか? しかし、問題は「いつ」出すかです。

次の章では、引っ越し日が迫る中での「処分タイミング」という、時間との戦いについて解説します。 

承知しました。 「引っ越しとソファ処分」メディア、第3章。 時間との戦い、「タイミング」の問題です。


第1章で「処分方法」が決まり、第2章で「搬出」のメドが立った。 これで安心…ではありません。

引っ越しでソファを処分する人の8割がここで失敗すると言っても過言ではない、「いつ捨てるか?」問題。

「引っ越し当日まで快適に過ごしたい」 このごく自然な願いが、最悪の場合、数万円の追加出費を生みます。

引っ越し当日に処分したい — 現実的な3つの方法

「引っ越しトラックが来る朝に、古いソファを引き取ってもらう」 これが理想ですよね。 しかし、これを合法的に(そしてスマートに)実行する方法は、実は多くありません。

1. 引っ越し業者の「引き取りオプション」

これが王道。 引っ越しの見積もりを取る際に、「このソファ、当日処分できますか?」と聞く方法です。

  • メリット
    • 引っ越し作業と処分がワンストップで完了。最高に楽。
    • 搬出のプロがやってくれるので安心。
  • デメリット
    • 高い。 粗大ごみ(約2,000円)の感覚でいると驚きます。
    • 料金相場: 5,000円〜15,000円程度。
    • 見積もり時に言わないと、当日は絶対やってくれません。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

これ、私が大失敗したヤツです。「まあ当日言えば大丈夫だろう」と高をくくっていたら、「見積もりに入ってないので無理です」とキッパリ断られました。トラックの荷台スペースも許可も別問題。結局、旧居にソファだけ残し、後日慌てて高い不用品回収業者を呼ぶハメに…(泣)

2. 不用品回収業者(即日OK型)

「引っ越し業者がダメだった」「忘れてた!」という場合の緊急手段。 「ソファ 回収 即日」などで検索して出てくる業者です。

  • メリット
    • 文字通り、当日や前日でも来てくれる。
    • 搬出も解体も全部やってくれる。
  • デメリット
    • 高い。 引っ越しで焦る人の足元を見た価格設定。
    • 料金相場: 15,000円〜30,000円。
    • 悪質業者(後述)に当たるリスクが一番高い。

3. 「買い替え引き取り」を新居で

第1章でも触れましたが、ニトリなどで新しいソファを買い、新居に届けてもらうタイミングで「古いソファ」を引き取ってもらう方法。

  • メリット
    • 旧居でギリギリまで使える。
  • デメリット
    • 旧居→新居へのソファ運搬費が、引っ越し代金に上乗せされる。
    • 引き取り料金(約4,000円)もかかる。

結局、「楽」と「安さ」は両立しません。 当日処分は「金で時間を買う」行為だと割り切りましょう。


粗大ごみが間に合わない!— 詰む前の対処法

これが一番多い悩みです。

「よし、粗大ごみに出そう」

(スマホで予約サイトを開く)

「えっ、最短で3週間後…? 引っ越し1週間後なのに!」

引っ越しシーズン(2月〜4月、9月〜10月)は、自治体の粗大ごみ予約はパンク状態です。

最強の対処法:自分で「クリーンセンター」へ持ち込む

もしあなたが「車(特に軽トラやバン)」を運転できる、または友人に借りられるなら、これが最強の解決策です。

自治体が運営する「ごみ処理場(クリーンセンター、環境事業所など)」へ、自分でソファを持ち込むのです。

  • メリット
    • 安い。 収集(約2,000円)より安いことが多い。(例:10kgあたり100円など)
    • 即日OK。 予約不要、または当日予約でOKな所が多い。
  • デメリット
    • 車の手配が必要。
    • 結局、第2章の「搬出問題」を自力でクリアしないといけない。

私も一度、友人の軽トラを借りてベッドマットを持ち込みましたが、料金はたったの800円。あまりの安さに驚きました。

最終手段:諦めて「床生活」

これが一番安上がりで、確実な方法です。 「ソファ=引っ越し前に真っ先に捨てるモノ」と決めること。

引っ越し日が決まったら、即、一番早い粗大ごみ収集日を予約する。 たとえそれが引っ越しの2週間前でも、です。

「え、2週間も床で暮らすの?」 はい、暮らします。

私もやりましたが、ヨガマットや座布団を敷けば、人間どうにかなります。 むしろ「引っ越し前にデカい荷物が一個減った!」という開放感のほうが勝ちました。 中途半端に当日まで粘って数万円払うより、よほどマシです。


警告:「無料回収」のワナ

引っ越しが迫り、焦っている時。 ポストに入っている「どんな家具でも無料で引き取ります」というチラシや、街を巡回する軽トラ。

これに手を出すのだけは、絶対にやめてください。

手口

  • 「無料ですね?」と呼ぶ
  • ソファをトラックに積む
  • 積んだ後で「これは無料だが、運搬費(リサイクル料)として2万円かかる」と言い出す

トラックに積まれてしまったら、もう断れません。 これは「廃棄物の不法投棄」や「無許可営業」にあたる可能性が非常に高い、違法な行為です。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

家庭ごみを「無料」で回収することは、法律上ありえません(買取は別)。 「無料」という言葉が出てきたら、100%詐欺だと思ってください。焦っている時ほど、自治体のルールという「一番面倒で、一番正しい道」を選ぶのが、結果的に一番安上がりです。

(参照リンク)

環境省も、こうした無許可業者への注意を強く呼びかけています。


【第3章まとめ】

  1. 当日処分は金がかかる
    引っ越し業者(5千円〜)か回収業者(1.5万円〜)。
  2. 粗大ごみは即予約
    引っ越し日が決まった瞬間に予約しろ。
  3. 間に合わないなら
    「クリーンセンター持込」か「床生活」の二択。
  4. 「無料回収」は詐欺
    絶対に使うな。

引っ越しで頭が疲れてくると、「もう、どうでもいいや」とお金(料金)の計算を放棄しがちです。

ですが、この最後の章を読まないで処分方法を決めると、あなたは平気で1万円以上ソンします。 「捨てる」と「売る」。 それぞれの選択肢にかかる「リアルな料金」と「手元に残る金額」を、徹底的に比較します。

フリマアプリ(メルカリ)の現実 — 「売上」と「送料」の地獄

「引っ越し代の足しに、メルカリで売ろう」 多くの人が夢見る、この選択肢。 ハッキリ言って、9割のソファは「やればやるほど赤字」になります。

原因は、たった一つ。 「梱包・発送たのメル便」の送料が高すぎるからです。

リアルな収支計算を見てください

例えば、あなたがニトリで買った2人掛けソファ(中古)を、10,000円で出品したとします。

  • ソファのサイズ: 350サイズ(多くの2〜3人掛けソファが該当)
  • たのメル便の送料: 18,500円

この時点で、もうお分かりですね。

  • 売上: +10,000円
  • メルカリ手数料 (10%): -1,000円
  • 送料: -18,500円
  • あなたの手取り: -9,500円

そうです。 あなたは10,000円で売ったつもりなのに、なぜか9,500円を支払うことになります。 自治体の粗大ごみ(約2,000円)の、なんと4倍以上のコストを払って処分する計算です。

私の体験談:赤字に気づいた瞬間

私も昔、状態の良い2人掛けソファを8,000円で出品しました。 「送料はたのメル便で…」とサイズを選んだ瞬間、表示された送料は「18,500円」。 手取りが「-10,800円」になる計算を見た瞬間、真顔で「出品を取り消す」ボタンを押しました。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

メルカリでソファを売ってトクになるのは、「たのメル便の送料(1.8万〜2.5万)」を引いても、なおプラスになる高級ブランドソファだけです。それ以外のソファは「出品するだけムダ」と断言します。


リサイクルショップの「0円買取」という罠

「じゃあ、近所のリサイクルショップに出張買取を頼もう」 これも賢明に見えます。が、ここにも料金の罠があります。

「0円買取」=「無料処分」

第1章でも触れましたが、ニトリやIKEA、ノーブランドのソファ(特に使用感が強いもの)は、まず買い取ってもらえません。

そこで業者が言うセリフがこれです。

「お値段はつけられませんが、無料でなら引き取りますよ」

これは一見、粗大ごみ代(約2,000円)が浮いて、搬出もやってくれる、最高の選択肢に見えます。

0円より怖い「マイナス査定」

本当に怖いのは、悪質な業者のパターンです。

  1. 「出張査定無料」と呼ぶ。
  2. ソファを見て「これは買い取れない。ボロボロだ」とさんざんケチをつける。
  3. 「でも、処分はできる。処分費と出張費で15,000円かかる」と言い出す。

引っ越しが迫っているあなたの「断れない」という弱みにつけこむ手口です。 こうなると、もう粗大ごみの4〜5倍の料金を払うしかありません。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

電話で査定を頼む時、必ず「もし0円査定だった場合、完全無料で搬出もしてもらえますか?」「処分費や運搬費を請求しませんか?」と確認してください。言葉を濁す業者は、100%黒です。


料金比較まとめ:あなたのソファの「最適解」は?

結局、あなたのソファはどの方法が一番「金銭的ダメージ」が少ないのか。一覧表でハッキリさせましょう。

ケース1:ニトリ、IKEA、ノーブランド(5年以上使用)

  • 自治体 粗大ごみ(自己搬出)
    -2,000円
  • 不用品回収(優良/搬出おまかせ)
    -8,000円〜
  • 不用品回収(悪質)
    -20,000円〜
  • メルカリ(赤字)
    -10,000円〜
  • リサイクルショップ(無料処分)
    0円

結論

  • 自力で搬出できる
    →粗大ごみ(-2,000円)
  • 自力で無理
    →不用品回収業者

ケース2:高級ブランドソファ(カッシーナ等)

  • 専門 買取業者(プラス!)
    +50,000円
  • 自治体 粗大ごみ(大損!)
    -2,000円

結論

  • 絶対に専門業者に売る(+50,000円)

ケース3:ニトリ等だが、キレイ(1〜2年使用)

  • ジモティー(0円譲渡)
    0円※ただしドタキャンのリスクあり
  • リサイクルショップ
    +1,000円(運が良ければ)
  • 自治体 粗大ごみ
    -2,000円

結論

  • 時間がある
    →ジモティー(0円)
  • 時間がない
    →粗大ごみ(-2,000円)

(参照リンク)

こうした料金トラブル、特に「売る」つもりが「高額請求」されたケースは、国民生活センターにも多く寄せられています。


【第4章まとめ】

  1. メルカリは赤字
    →ソファの送料は1.8万円超え。粗大ごみより高くつく。
  2. 「0円買取」は「無料処分」
    →お金はもらえない。
  3. 「マイナス査定」に注意
    →「処分費1.5万円」と言われたら詐欺を疑え。
  4. 結論
    →ほとんどのソファは「自治体 粗大ごみ」が金銭的に最強。

これで、引っ越しとソファ処分に関する全ての章が完了しました。 あなたのソファに最適な処分方法が見つかったことを願っています。

引っ越しとソファ処分 Q&A

Q1. とにかく一番安く処分する方法は?

A. 結論、以下の2択です。

  1. 自治体の「粗大ごみ」
    • 料金:約1,000〜3,000円。
    • デメリット:自分で指定場所まで運ぶ必要あり。
  2. 自治体の「ごみ処理場(クリーンセンター)」へ自己搬入
    • 料金:約500〜1,500円(重量制のことが多い)。
    • デメリット:車(軽トラやバンが理想)が必須。

この記事で書いた通り、フリマアプリ(メルカリ)は送料で赤字になるので最悪の選択肢です。「0円」より安く済ませたいなら、自治体を頼るしかありません。

Q2. 玄関から出ません。詰みました。どうすれば?

A. 落ち着いてください。9割のソファは分解できます。

  • ステップ1:脚を外す
    • クルクル回すだけで取れることが多いです。これだけで数cm稼げます。
  • ステップ2:裏を見る
    • ソファをひっくり返し、裏の布(タッカー留め)をマイナスドライバーでこじ開けてみてください。
  • ステップ3:ボルトを探す
    • 中には「背もたれ」や「ひじ掛け」を固定しているボルト(六角レンチやドライバーで外せる)があるはずです。

これをやれば、ただの「板」と「クッション」になります。 それでもダメで、どうせ捨てるなら、最終手段は「ノコギリで切断」です。その方が「吊り下げ(数万円)」や「便利屋(数万円)」よりよほど安上がりです。

Q3. 引っ越し当日まで使いたい。一番いい方法は?

A. 「安さ」を諦めて、「金で時間を買う」と決めてください。 選択肢は3つです。

  1. 引っ越し業者の「引き取りオプション」
    • 料金:約5,000円〜15,000円。
    • これが一番楽。見積もり時に必ず交渉してください。当日は無理です。
  2. 不用品回収業者
    • 料金:約15,000円〜30,000円。
    • 高いですが、前日や当日でも対応してくれます。「相見積もり」が必須。
  3. 買い替え店の「引き取りサービス」
    • 料金:約4,000円 + 旧居→新居への運搬費。
    • ニトリなどで新ソファを買い、新居で引き取ってもらう方法。

一番安上がりなのは、第3章で書いた通り「諦めて、2週間前から床で生活する」ことです。

Q4. ニトリやIKEAのソファは、リサイクルショップで売れますか?

A. ほぼ売れません。
使用年数が1〜2年で、信じられないほどキレイな状態なら、1,000円の値がつくか、「0円(無料引き取り)」になれば御の字です。

ほとんどの場合、「これは買い取れませんね。処分費8,000円かかります」と言われるのがオチです。 期待するだけ時間のムダなので、最初から「粗大ごみ(-2,000円)」と決めた方が精神的に楽です。

Q5. 粗大ごみの予約が、引っ越し日に間に合いません!

A. これ、本当によくある失敗です。

  • ベストな解決策(車がある人)
    • 自治体の「クリーンセンター」へ自分で持ち込む。即日OKな所が多いです。
  • 次善の策(車がない人)
    • 引っ越し業者に「オプション追加」できないか土下座して交渉する。
    • 諦めて、料金が高いのを承知で「不用品回収業者」に頼む。

引っ越しが決まった瞬間に「粗大ごみ予約」をするのは、飛行機を予約するのと同じくらい大事なタスクです。

Q6. 「無料でソファ引き取ります」って巡回してるトラック、呼んでいい?

A. 絶対ダメです。

あれは100%違法・悪質業者です。 「無料」と言っておきながら、トラックに積んだ瞬間に「運搬費(リサイクル料)として2万円かかります」と言われます。 積まれたら、もう断れません。

ポストに入っている「無料回収」のチラシも同じです。 甘い言葉には必ず高額な裏があります。絶対に利用しないでください。

終わりに:ソファを制する方は、お引っ越しを制します

さて、こちらで「引っ越しとソファ処分」に関するすべての解説が完了いたしました。 全4章、そしてQ&Aまでお読みいただき、誠にありがとうございます。

この記事が、皆様のお引っ越しから面倒なソファの問題を取り除き、敷金が1円でも多く戻ってくるためのお役に立てましたら、これほど嬉しいことはございません。

このメディア全体を通し、私がお伝えしたかった要点は、突き詰めますと以下の3点に集約されます。

  1. ご決断は、何よりも迅速に
    お引っ越し日が決まった瞬間に、粗大ごみの予約をなさってください。もし間に合わなければ、「一時的に床で生活する」というご決断も、結果として数万円の節約に繋がります。
  2. 費用をかける先を、冷静に見極める
    安価なソファに「売却」を期待しすぎないでください。送料で赤字になる可能性がございます。粗大ごみ(数千円)が最善手です。 逆に、高級なソファは「資産」です。粗大ごみではなく、専門の買取業者をご利用ください。
  3. 「無料」という言葉を、鵜呑みにしない
    ポストのチラシや巡回トラックの「無料回収」は、高額請求のトラブルに発展するケースが後を絶ちません。ご利用は絶対におやめください。

ソファの処分は、お引っ越しという一大プロジェクトの中で、最も大きく、そして最も面倒な「最後の関門」かもしれません。

ですが、この記事をお読みいただいた皆様でしたら、その関門を最小のコストと時間で、賢く乗り越えていただけると信じております。

どうか、面倒なソファの問題をすっきりと片付け、気持ちの良い、素晴らしい新生活をスタートさせてください。

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