引っ越しで棚を処分!業者に「ついでに」頼むのが最強か?料金と当日の注意点

引っ越し
お片づけの窓口<br>編集長
お片づけの窓口
編集長

私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!

こんな人におすすめ

  • 引っ越し日が迫ってるのに、デカい棚がまだ部屋にあって本気で焦ってる人
  • 自治体の粗大ごみ予約が、引っ越し日に間に合わなくて詰みかけてる人
  • 引っ越し業者に「ついでに捨てて」って頼んだら、いくら取られるか知りたい人
  • 不用品回収業者の「ぼったくり」には絶対あいたくない、と強く思ってる人
  • いっそ、棚をバラバラに解体して「燃えるゴミ」で出せないか企んでる人

この記事でわかること

  • 引っ越し業者に「ついでに」処分を頼む時の、リアルな料金相場と賢い頼み方
  • 今すぐ来てくれる「不用品回収業者」の、優良業者と悪質業者の見分け方
  • 自治体(粗大ごみ)をギリギリまで安く使い倒す「持ち込み」という裏ワザ
  • 棚を自力で解体・破壊する方法と、そのリアルな危険性(マジで推奨しません)
  • Q&Aで解決!あなたの状況で「一番マシ」な捨て方の最終結論

引っ越しの準備、本当にやることが多すぎて頭がパンクしますよね。荷造り、役所の手続き、ネットの移転…そんな中で、ひときわ面倒なのが「もう使わない棚の処分」です。

自治体の粗大ごみは、申し込んでも「収集は2週間後」なんて言われて、引っ越し日に間に合わない。 かといって、リサイクルショップに電話しても「その棚は買い取れません」と断られる。

もう、どうしようもない。

…そんな時、ふと頭をよぎるのが「あ、引っ越し業者が全部ついでに持って行ってくれないか?」という考え。

結論から言います。

その選択、「金で時間を買う」という意味ではアリです。

ただし、知らないと損をするルールが山ほどあります。

この記事では、「引っ越し時に棚の処分を頼む」ことのメリット、デメリット、そして絶対に失敗しないための「頼み方」を徹底的に解説します。

目次

引っ越し業者の「棚・不用品処分」サービスは本当にある?

はい、ほとんどの大手・中堅業者は「不用品引き取りサービス」を持っています。

ただし、ここで大きな誤解が一つ。 彼ら(引っ越し屋さん)が「慈善事業」や「サービス」でやっているわけではありません。また、彼らが「ごみ収集車」で持っていくわけでもありません。

彼らのサービスは、主に2パターンです。

  1. 「廃棄物処理業者」と提携している
    →引っ越し業者が窓口となり、提携している「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持つプロの処分業者に引き継ぐパターン。これが一番多いです。
  2. 自社(またはグループ会社)が許可を持っている
    →自社で「古物商」や「産業廃棄物処理」の許可を持ち、買い取ったり処分したりするパターン。

どちらにせよ、彼らは「引っ越し」のプロであって、「ごみ処分」のプロではないことを理解しておくのが大事です。あくまで「オプション(有料)」として用意されているサービスです。

粗大ごみより高い?安い?相場のリアル

一番知りたいのは、ここですよね。

断言します。自治体の粗大ごみより「ほぼ100%高く」なります。

  • 自治体の粗大ごみ(例)
    • カラーボックス:200円〜500円
    • 大型の食器棚:1,000円〜3,000円
    • デメリット:安いが、手続きが面倒。収集日が選べない。家の外まで自分で運ぶ必要がある。
  • 引っ越し業者の引き取り(例)
    • カラーボックス:1,000円〜3,000円
    • 大型の食器棚:5,000円〜15,000円(モノによる)
    • メリット:高いが、手続きが楽。引っ越し当日に全部終わる。運び出しも全部やってくれる。

なぜこんなに高いのか?

それは、「処分代行手数料」と「運び出し人件費」が乗っているからです。

体験談:私が3,000円を払ったワケ

私も以前、引っ越しの時にニトリの3段カラーボックスを持て余しました。自治体(粗大ごみ)なら400円。でも、収集日は引っ越しの3日後。もう部屋にいません。 見積もりに来た業者に聞くと「3,000円ですね」と。

400円が3,000円。高い。でも、私は即決で「お願いします」と言いました。

なぜなら、その2,600円の差額は、「引っ越し日までに処分方法を悩み続けるストレス」と「当日に棚が残る恐怖」からの解放料だと思ったからです。

時間がない引っ越しにおいて、これは「合理的」な出費でした。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

引っ越し業者の処分費用は「言い値」になりがちです。必ず「自治体で捨てたらいくらですか?」と相場を把握した上で、「高いけど、便利さを買う」という意識で交渉しましょう!

大手3社(サカイ、アート、アリさん)の処分サービス

「じゃあ、どこが一番安いの?」となりますが、これは「業者や支店による」としか言えません。

前述のとおり、提携している処分業者の料金によって変わるからです。

大事なのは「どこが安いか」ではなく、「何をどこまでやってくれるか」を見積もり時に確認することです。

  • サカイ引越センター
    • 比較的、不用品引き取りには積極的な印象です。
    • ただし、家電リサイクル法対象品(テレビ、冷蔵庫など)はOKでも、「家具(棚)」は断られるケースも地域によってはあるようです。
  • アート引越センター
    • オプションサービスが非常に豊富なのが特徴。
    • 「ふたつよろしく」サービスなどで、不用品の「お引き取り」もメニューとして用意されています。
  • アリさんマークの引越社
    • こちらも不用品引き取りはやっています。
    • 「買い取れるもの(古物)」と「処分するもの(廃棄物)」を、見積もり担当者がしっかり分けて査定する傾向があります。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

どの業者も、法律(廃棄物処理法)を遵守しています。彼らが「これは引き取れません」と言う時は、法律上・ライセンス上、本当に引き取れないケースです。ゴネても無駄です。

※参照:環境省「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」

いつ頼むのがベスト?「見積もり時」が鉄則な理由

ここが、この記事で一番大事なところです。

棚の処分は、必ず「訪問見積もり」の時に依頼してください。

電話やネットでの見積もりで「あ、棚も捨てたいです」と軽く伝えてはいけません。 担当者が「現物」を見て、見積書に「処分品:棚 1点 〇〇円」と記載してもらうことが絶対条件です。

なぜか?

  1. ラックの積載量が変わるから
    →「処分する棚」も、当然トラックの荷台を占領します。「荷物」としてカウントしないと、「当日、荷物が全部乗らない」という最悪の事態になります。
  2. 処分料の「言った・言わない」を防ぐため
    →口約束は100%トラブルの元です。「当日に作業員から高額請求された」というケースは、ほとんどが見積もり時の確認不足です。
  3. モノによって断られる可能性があるから
    →あまりに巨大な棚、解体が必要な棚、特殊な素材の棚は「うちでは無理です」と断られることも。それを「当日」に言われたら、もう手遅れです。

「引っ越し当日」に処分は頼めるのか?

「うわ…見積もりの時に言い忘れた…」
「急にこの棚もいらなくなった…」

分かります。引っ越しあるあるです。 ダメ元で「当日、作業員さん」に頼むのはどうでしょうか。

答えは「ほぼ無理、やめておけ」です。

理由は簡単。

  • 作業員は「見積書にない作業」を(原則)してはいけない。
  • トラックのスペースがすでに「予約で満杯」である。
  • (そもそも)彼らは「廃棄物処理」の権限を持っていない。

もし、当日作業員が「いいですよ」と安請け合いした場合、それは「不法投棄」のリスクすらあります(もちろん、まともな業者は絶対にやりません)。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

もし見積もり後に処分の棚が増えたら、「当日」ではなく、すぐに「営業担当者(電話)」に連絡することです。トラックの空きと処分ルートを再確認してもらえる可能性があリります。当日の作業員に丸投げするのが一番の悪手です。


第1章のまとめ

  • 引っ越し業者の棚処分は「便利」だが「高い」。
  • 料金は「自治体の数倍」と覚悟する。(便利料と人件費)
  • 依頼は「訪問見積もり時」が絶対。見積書に明記してもらうこと。
  • 「当日の追加」は、ほぼ不可能。

「金で時間を買う」という割り切りができるなら、これほど楽な方法はありません。 ただし、足元を見られないよう、必ず「相見積もり」を取って、処分費用も比較しましょう。

引っ越しで棚が捨てられない!「不用品回収業者」は最後の砦か、地雷か?

引っ越し3日前。 粗大ごみの予約は、当然のように「最短で2週間後」。

引っ越し業者は「見積もりにないものは運べません」の一点張り。

部屋の隅には、解体もできず、運び出すこともできない、あのデカい食器棚が鎮座している…。

「もう、終わった…」

誰もが一度は経験する(かもしれない)この絶望。 この状況をひっくり返せる唯一の存在、それが「不用品回収業者」です。 彼らは「スピード」と「手間ゼロ」のプロフェッショナル。 ただし、利用には強烈な「コツ」と「注意」が必要です。

棚1点だけの回収は、正直「割高」になる

まず、一番気になるお金の話から。

「棚1個だけ」を不用品回収業者に頼むのは、ハッキリ言って割高です。

  • 自治体(粗大ごみ
    →数百円~2,000円程度
  • 不用品回収業者
    →5,000円~15,000円程度

なぜこんなに高いのか?

それは、彼らの料金が「棚そのものの処分費」ではなく、「トラック代+人件費(2名分)+処分費」のパックになっているからです。 棚1個のためにトラックを動かし、人を2人派遣すれば、最低でもそのくらいの費用(出張費)がかかるのは当然、というわけです。

体験談:6,000円のカラーボックス

私も一度だけ、引っ越し前夜に「あ、このカラーボックス忘れてた」と絶望し、業者を呼んだことがあります。モノは1,000円のカラーボックス。 見積もりは「出張費・作業費込みで6,000円」。

泣きそうになりましたが、これを放置して退去すれば「残置物」として大家さんからもっと高額な撤去費用を請求される未来が見えました。 私は「6,000円で明日の平和(と敷金)を買う」と決め、震える手で支払いました。 棚1点だけの依頼は、敗北です。でも、負けを認めないと前に進めません。

「即日対応」は本当か?

本当です。 これこそが、彼らに(高い金を)払う最大の価値です。

  • 「引っ越し ゴミ 処分 間に合わない」
  • 「不用品回収 即日」

これらのキーワードで検索して出てくる業者の多くは、「最短30分で駆けつけます!」と謳っています。 本当に30分かはともかく、「今日中」「明日の午前中」といった、自治体では不可能なスピード感で対応してくれるのが彼らの強みです。

引っ越し前日や当日、「やばい!」となった時の緊急連絡先として、数社の電話番号を控えておくだけで、精神的なお守りになります。

即日で不用品回収してもらいたいときの方法はこちらの記事をご覧ください。

【裏ワザ】「軽トラ積み放題」は棚以外にもあるならアリ

「棚1点だと割高」という話をしました。

では、どうすればいいか?

答えは、「他にも捨てるものをかき集めて、まとめて捨てる」です。

そこで登場するのが「軽トラ積み放題 〇〇円」というプラン。

  • 使い古したマットレス
  • 壊れた掃除機
  • もう着ない大量の服
  • フライパンや鍋

引っ越しの際は、必ずこういう「ついでに捨てたいゴミ」が出ます。 これらを全部まとめて「軽トラパック」で持っていってもらうのです。 そうすれば、棚1点に6,000円払う「割高感」は薄れ、「全部片付いてスッキリ!」という「満足感」に変わります。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

積み放題」には落とし穴がある。「なんでもOK」に見えて、「家電リサイクル料金は別途」「作業員が2名になると追加料金」などの注釈が必ずあります。見積もり時に「この棚と、この布団と、このゴミ袋。全部コミコミでいくら?」とハッキリ聞くことです

解体・運び出しも全部やってくれるか?

はい、やってくれます。

これも、自治体(自分で外に出す)や引っ越し業者(オプション扱い)に対する、明確な強みです。

  • 解体しないと部屋から出せない巨大な食器棚
  • IKEAの複雑な組み立て家具
  • 重すぎるスチールラック

これらを自力で解体・搬出するのは、素人にはほぼ不可能です。床や壁を傷つければ、敷金がさらに吹っ飛びます。 不用品回収業者は「運び出し」のプロでもあるので、養生(壁や床の保護)を含め、すべてお任せできます。 もちろん、その「解体作業費」は料金に含まれます(または別途請求されます)が、ケガをしたり家を傷つけたりするリスクを考えれば、安いものです。

ぼったくりは避けろ!信頼できる業者の見分け方

さて、ここが一番大事です。

不用品回収業者の中には、残念ながら悪質な業者(ぼったくり・不法投棄)が紛れ込んでいます。

引っ越し直前の弱みにつけこみ、「見積もり無料」で呼んでおきながら、いざトラックに積んだ後に「作業費が別途かかります」と数万円を請求してくるケースです。

絶対に失敗しないために、以下の点だけは守ってください。

  1. 「一般廃棄物収集運搬業」の許可があるか確認する
    →家庭から出るごみ(棚など)を「処分」目的で有料回収するには、この「市区町村」の許可が必須です。 (※「産業廃棄物」の許可や「古物商」の許可だけでは、家庭ごみの“処分”はできません)
  2. 会社の住所・電話番号が明記されているか確認する
    →住所が「〇〇市~」までしかない、電話が携帯番号だけ、という業者は危険です。
  3. 「無料回収」を謳う業者を信用しない
    →「無料」でトラックを走らせ、人を動かし、処分(有料)ができるわけがありません。必ず裏があります。
  4. 作業前に「総額」の書面見積もりをもらう
    →「追加料金は一切かかりませんね?」と念押しし、必ず「紙」か「データ」で見積書をもらいましょう。口約束は絶対にダメです。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

「トラックで巡回している業者」に、その場で声をかけるのは一番危険です。許可を持っていない可能性が非常に高い。面倒でも、必ずネットで会社概要を調べ、許可番号を確認してから依頼すること。これが鉄則です。

(参照:環境省「無許可の回収業者を利用しないでください!」)


第2章のまとめ

  • 不用品回収業者は「スピード」と「手間ゼロ」が最強の武器
  • 「棚1点」は割高。どうせなら「積み放題」で他のゴミも一掃すべし
  • 「解体・運び出し」も丸投げOK
  • 最大のリスクは「悪質業者」。必ず「許可」と「総額見積もり」を確認すること

自治体に間に合わない時の「最後の砦」として、賢く利用しましょう。

引っ越しで棚を「自治体」で捨てるのはギャンブル?間に合わない時の「持ち込み」という最終手段

引っ越し費用がかさむ中、棚の処分ごときに5,000円も10,000円も払いたくない。

「自治体の粗大ごみなら、この棚は500円で済むのに…」

その気持ち、痛いほどわかります。

業者に頼めば1万円、自治体なら500円。

この差額は、引っ越しそばが何杯食べられるか、というレベルではありません。新生活のカーテンが買える値段です。

しかし、この「安さ」を手に入れるには、引っ越しにおいて最重要である「期限」という巨大な壁を越えなければなりません。

ここでは、ギリギリまで安さを追求するあなたが、自治体サービスを使い倒すための「現実的な戦い方」を解説します。

「最短収集日」が引っ越し後に…詰んだ?

まず、あなたがやるべきことは、今すぐスマホで「〇〇市(あなたの街) 粗大ごみ」と検索し、受付センターのサイトを見ることです。

そこで、恐る恐る「収集日の確認」ボタンを押す。

体験談:私が絶望した「2週間後」の壁

私も経験があります。引っ越し日は3月20日。

「そろそろ棚の処分を申し込むか」と3月5日にサイトを見ました。

予約カレンダーに表示された、最短の収集可能日。 「3月25日」

終わりました。引っ越しの5日後です。

そう、特に都市部や3月〜4月の繁忙期、粗大ごみの収集は「2週間〜1ヶ月待ち」が当たり前です。「明日捨てたい」なんてワガママは、自治体には通用しません。

引っ越し日が決まったら、荷造りよりも先に「粗大ごみの日」を抑える。これが鉄則です。

電話はムダ?「ネット申し込み」が本命

「よし、今すぐ申し込もう!」と決意しても、次の壁が来ます。

受付センターの電話が、まったく繋がりません。

特に月曜の午前中や、月末。 「ただいま電話が大変混み合っており…」のアナウンスを、あなたは何回聞くことになるでしょうか。

ここで時間を浪費してはいけません。

今は、ほとんどの自治体が「インターネット申し込み」に対応しています。

  • 24時間受付
  • 電話のように待たされない
  • 収集日のカレンダーを視覚的に確認できる
  • 品目(棚のサイズなど)もリストから選ぶだけで、料金が確定する

電話でイライラする時間があるなら、5分でネット申請を終わらせましょう。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

粗大ごみのルールは、自治体によって「天と地」ほど違う。「前の街ではこうだった」という常識はすべて捨てましょう。今住んでいる「〇〇市 粗大ごみ」のルールこそが、唯一の信頼できるものです。

収集日がダメなら、「持ち込み」で即日処分

収集日が間に合わない。 でも、不用品回収業者に1万円払うのは、どうしてもイヤだ。

そんなあなたに残された、最強の裏ワザがあります。

それが、「ごみ処理場(クリーンセンター)への自己持ち込み」です。

これは、収集車に来てもらうのではなく、「こっちから持って行くんで、捨てさせてください」という方法。

  • メリット
    • 自分の都合(センターの営業時間内)で、ほぼ即日処分できる。
    • 料金が「収集」より安いことが多い。(例:10kgあたり100円、など)
  • デメリット
    • 自分で運ぶ「車」と「人手」が必須。
    • そもそも「持ち込み」を受け付けていない自治体もある。
    • 事前予約が必要な場合がほとんど。

体験談:友人が勝ち取った勝利

友人は、引っ越し前日に「持ち込み」を敢行しました。 レンタカー(軽トラ)を3時間だけ借り、解体できなかった食器棚とマットレスを積み込み、市のはずれにあるクリーンセンターへ。

ゲートで重さを測られ、帰りにもう一度測られ、その差分(=捨てたゴミの重さ)で支払った金額は、わずか1,200円

業者見積もりは「2万5,000円」だったそうです。 彼はレンタカー代を差し引いても、約2万円を節約しました。「車」と「運ぶ労力」を天秤にかけ、勝てると思うなら、最高の選択肢です。

買った「粗大ごみシール」は払い戻せる?

最悪のケースです。

「収集日(引っ越し後)で予約し、シールも買った。でも、やっぱり当日持って行けない…」

この、手元に残った「500円のシール」。 結論から言うと、払い戻しは「できる自治体」と「できない自治体」があります。

  • できる場合
    • 市役所や指定の窓口(コンビニでは不可)で、還付(かんぷ)手続きが必要。
    • 手数料が引かれることも。
  • できない場合
    • 残念ですが、諦めるしかありません。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

絶対に「収集日が確定」し、「キャンセルする可能性がゼロ」になるまで、シール(処理券)は買っていけません。あれはただの紙切れではなく、「払い戻しが面倒な有価証券」だと思いましょう。

(参照:各自治体のルールを確認してください。例として東京都世田谷区「粗大ごみ処理手数料の払い戻し(還付)」など、自治体ごとにルールが定められています)


第3章のまとめ

  • 自治体は「安い」が「遅い」。引っ越しが決まった瞬間に予約すべし。
  • 申し込みは「電話」より「ネット」が早い。
  • 収集が間に合わないなら、「自己持ち込み(クリーンセンター)」が最強の裏ワザ。
  • シールは、収集日が確定するまで買うな。

「時は金なり」と言いますが、引っ越しにおいては「金は時(と手間)で節約できる」のです。 あなたの労力と差額を天秤にかけ、ベストな方法を選びましょう。


引っ越しで棚が捨てられない「最終手段」!解体して燃えるゴミに出すのはアリかナシか?

引っ越し前夜。 粗大ごみの予約は間に合わなかった。

不用品回収業者に電話したら「今からは無理です」と断られた(あるいは、提示された金額が2万円だった)。

部屋の隅には、あの棚が、まるで「私を置いていくのか?」とでも言いたげに鎮座している。 もう、選択肢はない。

「…バラバラにして、燃えるゴミの袋に詰めるしかない」

これは、引っ越しで追い詰められた人間が最後に行き着く、最も原始的で、最もリスクのある解決策です。 果たして、この「物理的破壊」は、あなたを救うのでしょうか。

自分で解体する前にこちらの記事を一読しましょう

ルール確認!「解体すれば一般ごみ」は本当か?

まず、この最終手段を実行する前に、絶対に確認すべきことがあります。

それは「あなたの自治体のルール」です。

「バラバラにすれば燃えるゴミ」 これは、半分本当で、半分ウソです。

  • OKな自治体(例)
    →「最大の辺が30cm(または50cm)未満になれば、可燃ごみとして出せます」 (この場合、あなたの勝利です)
  • NGな自治体(例)
    →「解体・切断しても、元の大きさ(=棚)として粗大ごみに出してください」 (この場合、あなたの負けです。諦めてください)

【編集長からのワンポイントアドバイス】

ルール違反は「不法投棄」です。引っ越し当日の朝、ゴミ捨て場に「違反シール」を貼られたゴミ袋の山を残していく最悪の退去だけはしないでください。必ず「〇〇市 ごみ 分別」でルールを確認しよう。

(参照:環境省「ごみの分別・リサイクル」 ※詳細はお住まいの自治体サイトが絶対です)

【実践】カラーボックス解体記。500円のノコギリと汗と後悔

自治体のルールが「OK」だったとしましょう。

手始めに、一番弱そうな「カラーボックス」から破壊します。

体験談:あの日の木くず地獄

私もやりました。引っ越し2日前。 ホームセンターで一番安いノコギリ(500円)を買い、覚悟を決めました。

  1. ドライバーでネジを外す
    →これがまず固い。100均のドライバーでは歯が立たず、手のひらの皮がむけました。電動ドライバーがない時点で心が折れかけます。
  2. 板状にする
    →なんとかバラし、6枚の板とネジの山に。これだけでも、かなり小さくなります。(自治体によってはこの「板」の時点でOKな場合も)
  3. 切断(30cm未満を目指す)
    →ここからが本番。フローリングにダンボールを敷き、板を押さえつけ、ノコギリを引く。…ギコ、ギコ…。

想像の10倍、切れません。

1枚の板を半分にするだけで、汗だく。息は上がり、部屋には木くずが舞い散ります。

結局、3段のカラーボックス1個を、指定ゴミ袋(大)2つに収めるまで、1時間半かかりました。 部屋は木くずだらけ。手はマメだらけ。

500円のノコギリ代で処分できましたが、失った体力と掃除の手間を考えると、素直に粗大ごみ(400円)に出すべきだったと深く後悔しました。

【警告】大型の棚(食器棚・本棚)に素人が手を出すな

カラーボックスでこの有様です。 では、あなたが捨てたいのが「大型の木製食器棚」や「頑丈なスチールラック」だったら?

絶対に、やめてください。

あれは「家具」の顔をした「建材」です。

  • 危険1:怪我をする
    →カラーボックスのような「おがくずを固めた板」とは違い、分厚い合板や無垢材が使われています。安物のノコギリでは刃が立ちません。 無理に力をかければノコギリが折れるか、滑って自分の手を切ります。 隠れた釘やタッカー(巨大ホチキス)を踏み抜く危険もあります。
  • 危険2:工具がない
    →大型棚の解体には「バール(かなてこ)」や「電動ノコギリ(丸ノコ)」が必要です。素人がこれらを使いこなすのは不可能です。
  • 危険3:騒音がヤバい
    →もしハンマーやバールで破壊しようものなら、その音はマンション中に響き渡り、間違いなく苦情が来ます。夜間の作業は100%不可能です。

第4章のまとめ

  • 「解体して一般ごみ」は、自治体のルール確認が「絶対」。
  • OKだとしても、自力でやれるのは「カラーボックス」が限界。
  • 必要なのは「工具」「時間」「体力」そして「木くずを掃除する覚悟」。
  • 大型棚の自力解体は、危険すぎるので絶対にやるな。

これは「最後の手段」ですらありません。

引っ越しという一大イベントを、怪我とトラブルで台無しにしないためにも、この選択肢は「選ばない」のが賢明です。


【Q&A】引っ越しと棚処分「最後の疑問」に答えます

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 「方法はわかった。でも、ウチの場合はどうなの?」という、具体的な疑問に最終回答します。

Q. 引っ越しまであと1日。棚が捨てられません。本当に詰みましたか?

A. 詰んでいません。お金で解決しましょう。

この状況で、あなたに残された選択肢は「不用品回収業者(第2章)」だけです。

「高いな…」と悩んでいる時間はありません。 自治体(第3章)も、物理的破壊(第4章)も、もう間に合いません。

今すぐ「〇〇市 不用品回収 即日」で検索し、2~3社に電話してください。

そして「この棚1点、解体・運び出しコミコミで、総額いくらですか?」と聞き、一番早く、安く、信頼できそうな業者を呼んでください。

これは「ぼったくられている」のではありません。

「今日、この瞬間に、部屋から棚を消す」というサービスへの「正当な対価」です。

詳しくはこちら

Q. IKEAやニトリの棚は、解体したら燃えるゴミでOK?

A. 自治体のルール次第ですが、推奨しません。

第4章で書いたとおり、「解体しても、元が粗大ごみなら、粗大ごみ」という自治体が大半です。

「バレないだろう」と思ってゴミ袋に詰め込み、収集されずに放置された場合、そのゴミは「あなたの残置物(不法投棄)」となります。 引っ越し後に管理会社から連絡が来て、高額な撤去費用を請求される…というのが最悪のシナリオです。

【編集長からのワンポイントアドバイス】

IKEAやニトリの棚は、安価なカラーボックスと違って「木材チップを強力に圧縮した板(パーティクルボード)」です。驚くほど硬く、重い。素人がノコギリで切ろうとすると、刃が負けるか、手をケガする。そのリスクを冒す価値はないです。

Q. 結局、一番「マシ」な捨て方はどれですか?

A. あなたが「何を最優先するか」で決まります。

  • 安さ(節約)を最優先するなら
    →「自治体の粗大ごみ(第3章)」一択。 ただし、引っ越し日の1ヶ月前には予約する計画性が必要です。
  • ラクさ(手間ゼロ)を最優先するなら
    「引っ越し業者(第1章)」か「不用品回収業者(第2章)」。 見積もりを取って、安い方に「全部おまかせ」が賢明です。

Q. 最悪、大家さんに「ごめんなさい」して置いていったらどうなりますか?

A. 絶対にダメです。金銭的に「最悪の選択」になります。

それは「残置物」という、あなたが捨てた「ゴミ」です。 大家さん(管理会社)は、それを処分するために不用品回収業者を手配します。

その費用(数万円)は、全額あなたの「敷金」から引かれます。 敷金で足りなければ、追加請求されます。

あなたが自分で業者に頼めば1万円で済んだものが、大家さん経由だと(相見積もりなどしないため)3万円、5万円になることもザラです。 「ごめんなさい」では済みません。

引っ越し後の回収についてはこちらの記事をご覧ください

【編集長からのワンポイントアドバイス】

これは「原状回復」の問題だ。借りた部屋は、空っぽにして返すのが大原則。棚を置いていく行為は、その原則を破る「契約違反」です!

(参照:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」)

Q. 処分費用を「安くする」コツはありますか?

A. あります。以下の3つです。

  1. 「相見積もり」を取る
    →引っ越し業者(第1章)も、不用品回収業者(第2章)も、1社だけの見積もりで決めてはいけません。必ず2~3社を比較し、「A社は〇〇円でした」と交渉してください。
  2. 「ついでに」捨てる
    →棚1点だけだと割高です。「軽トラ積み放題」などを利用し、棚以外にも、古い布団、壊れた家電、服などを「まとめて」捨てると、1点あたりの単価は劇的に下がります。
  3. 「早く」動く
    →結局、これに尽きます。1ヶ月前に動けば「自治体(第3章)」という最安の選択肢が取れます。早く動くことこそ、最大の節約術です。

まとめ:あなたの「棚」処分、決断の時は今。

さて、ここまで引っ越しで棚を処分する4つの方法+Q&Aを、現実の厳しさも交えて解説してきました。

  1. 引っ越し業者(高いが、超ラク)
  2. 不用品回収業者(高いが、超早い)
  3. 自治体(安いが、超面倒・遅い)
  4. 物理的破壊(安いが、超危険・非推奨)

もう、あなたが取るべき選択肢は出揃いました。 結局、引っ越しとは「やることリスト」をいかに早く消していくかのタイムアタックです。

結局、あなたはどれを選ぶべきか?

優先順位で決めましょう。もう迷う必要はありません。

  • 「お金よりラクさ・早さ」が最優先なら
    →「引っ越し業者」か「不用品回収業者」を選びましょう。 数千円~1万円の追加費用は、あなたの貴重な時間と精神的平穏を買う「必要経費」です。
  • 「1円でも安く」が最優先なら
    → 「自治体」一択です。 ただし、今すぐ「自己持ち込み(クリーンセンター)」の予約電話をかけてください。それがダメなら、潔く「業者」に切り替えましょう。

引っ越しで一番の後悔は「あの時やっておけば…」

私がこの記事で伝えたかったことは、たった一つです。

引っ越しで一番の敵は、「先延ばし」です。

「まだ大丈夫」
「なんとかなるだろう」

その油断が、引っ越し前夜の「どうしよう…」という絶望を生みます。 そして、その絶望は、不用品回収業者への「言い値」での支払いや、最悪の場合「敷金の大幅な減額」という最悪の結果につながります。

あなたの引っ越しが、部屋の隅の「棚」ごときに邪魔されることなく、最高のスタートを切れることを心から願っています。 頑張ってください!

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