
編集長
私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!
この記事を監修した人

監修者:中嶋大貴
5年前に遺品整理事業を立ち上げ、現在は全国18拠点の事業者を対象にコンサルティングを行う。
遺品整理、ゴミ屋敷清掃、不用品回収の現場経験が豊富で、各地域の実情に合わせた運営改善・業務効率化の指導に精通している。
現場の実務から業界動向まで幅広く把握しており、専門性を生かした正確で信頼性の高い情報提供を行っている。
この記事はこんな人におすすめ
- 部屋が散らかりすぎていて、「家事代行」で引き受けてもらえるか不安な人
- ゴミ屋敷状態であることを、家族や大家、近隣住民に絶対に知られたくない人
- 業者に頼みたいが、スタッフに「怒られる」「軽蔑される」のが怖くて動けない人
- 料金トラブルを避け、ぼったくりに遭わずに部屋をリセットしたい人
この記事でわかること
- 普通の「家事代行」と「専門業者」の断られない境界線
- 作業着NG・トラック隠しなど、プロが使う「秘密厳守」の具体的テクニック
- 説教ゼロ・追加請求ゼロの「優良業者」を見抜く簡単なポイント
- 問い合わせから作業完了まで、あなたが「何もしなくていい」リアルな手順
1. はじめに:その部屋、「家事代行」で引き受けてもらえる?

「部屋が散らかりすぎて、もう自分一人ではどうにもならない」 「でも、ゴミ屋敷専門の業者を呼ぶのは大げさだし、高い料金を請求されそうで怖い…」
今、この画面を見ているあなたは、そんな葛藤を抱えているのではないでしょうか。 できれば、日常的なお掃除の延長である家事代行サービスを利用して、穏便に、そして安く片付けたい。その気持ちは痛いほどよく分かります。
しかし、結論からお伝えしなければならない残酷な現実があります。それは、「家事代行サービスのスタッフは、家事のプロであって、ゴミ処理のプロではない」ということです。
ここを履き違えて依頼してしまうと、当日になって「この状態では作業できません」と断られたり、スタッフを精神的に追い詰めてしまったりする最悪のケースにつながります。
まずは、あなたの部屋が「家事代行で対応できる範囲」なのか、それとも「専門業者に頼むべきレベル」なのか、その境界線をハッキリさせましょう。これが、誰にもバレずに部屋をリセットする最初のステップです。
「家事代行」と「専門業者」の決定的な境界線
家事代行サービスに依頼できるかどうかの判断基準は、「スタッフがエプロン1枚で、家庭用の洗剤と掃除機で対応できるか」という一点に尽きます。
以下のチェックリストを確認してみてください。一つでも当てはまる場合、一般的な家事代行では断られる可能性が極めて高いです。
- 床の状況: 足の踏み場がなく、床面がほとんど見えていない
- ゴミの高さ: 積み上がったゴミが膝の高さを超えている
- 衛生状態: 生ゴミが腐敗しており、コバエやゴキブリなどの害虫が目視できる
- 廃棄物の量: 家庭ごみの袋(45L)で10袋以上出ることが確実である
- 汚れの質: ペットの糞尿が染み付いている、またはカビが壁一面に広がっている
家事代行のスタッフは、あくまで「主婦の家事スキル」を提供するサービスです。特殊な防護服や業務用の消臭機材は持っていません。無理に依頼しても、時間内に片付かないばかりか、追加料金トラブルの原因になります。
【お片づけの窓口独自アンケート】
「家事代行サービス」に汚部屋の清掃を依頼し、当日または事前のヒアリングで断られた経験のある男女240名に「断られた具体的な理由」を聞いたところ、以下の結果となりました。
- スタッフの安全衛生が確保できない(害虫・異臭など)(48%)
- 時間内に終わるゴミの量ではない(32%)
- 分別が複雑すぎて対応範囲外と言われた(15%)
- その他(5%)
※調査期間:2023年6月〜12月 対象:弊社へご相談いただいた、過去に家事代行利用に失敗した経験者

このデータからも分かる通り、約半数の方が「衛生面」を理由に断られています。スタッフも人間です。健康被害が懸念される現場では、会社として「NO」と言わざるを得ないのです。
それでも「家事代行」で頼みたい場合の裏技
「チェックリストに当てはまってしまった…でも、やっぱり業者には抵抗がある」
そんな場合は、依頼の仕方を工夫する必要があります。 全てを丸投げするのではなく、「家事代行ができる状態まで、最低限自分で整える」か、「作業範囲を限定する」のです。
例えば、「部屋全体の掃除」ではなく、「玄関から廊下までのゴミ出しだけを手伝ってほしい」「キッチンのシンク周りだけを磨いてほしい」と依頼内容を細分化します。これなら、スタッフの心理的ハードルも下がります。
ただし、ゴミ屋敷の根本的な解決(=部屋全体のリセット)を目指すなら、やはり「片付け専門業者」や「遺品整理業者(生前整理含む)」の方が、トータルコストは安く、かつ圧倒的に早く終わるケースが多いのも事実です。彼らは「見慣れて」いますから、あなたの部屋を見ても眉一つ動かしません。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

お部屋の写真を見せるのが恥ずかしい気持ち、よく分かります。ですが、問い合わせの段階で「少し散らかっていますが…」と濁すのが一番危険です。当日のスタッフさんがショックを受け、帰ってしまうことこそが、あなたにとって最大のダメージになるからです。電話口では「床は見えていません」「コンビニ弁当の空き箱が山積みです」と、あえて実際の状態より少し悪く伝えてみてください。それで「対応可能です」と言ってくれる業者こそが、あなたのプライバシーを守り、最後まで寄り添ってくれる本物のプロです。
行政の支援も視野に入れる
もし、ゴミ屋敷化の原因が高齢による身体機能の低下や、認知症、セルフネグレクト(自己放任)にある場合は、自治体の福祉課に相談することも一つの手段です。
環境省や各自治体では「ゴミ屋敷対策」として、福祉的な支援やゴミ出しのサポートを行っている地域があります。ひとりで抱え込まず、公的な手助けがないか確認してみることも大切です。
参考:環境省「ごみ屋敷」に関する調査報告書 ※お住まいの自治体のホームページで「生活環境保全条例」などを検索してみてください。
次は、誰もが気になる「近所や大家さんへのバレ対策」について、プロしか知らない具体的なテクニックをお伝えします。
2. 近所や大家に絶対バレたくない! 秘密厳守のチェックポイント

「あそこの家、ゴミ屋敷だったらしいわよ」 「異臭がするから管理会社に通報しようかしら」
ゴミ屋敷に悩むあなたが最も恐れているのは、部屋が汚いことそのものよりも、「近隣住民に知れ渡り、社会的な信用を失うこと」ではないでしょうか。
特に賃貸物件にお住まいの場合、騒ぎになれば最悪の場合、退去勧告を受けるリスクすらあります。
ですが、安心してください。プロの清掃業者は、あなたのその恐怖を誰よりも理解しています。彼らは清掃技術だけでなく、「いかに普通の生活を装って作業を完了させるか」という隠密行動のプロフェッショナルでもあるのです。
ここでは、契約前に必ず業者に確認すべき「鉄壁のバレ対策」について解説します。
「作業着」と「トラック」が命取り? 徹底したカモフラージュ
通常の家事代行や清掃業者は、会社のロゴが入ったユニフォームと、社名が大きく書かれたトラックでやって来ます。これは「しっかりした業者です」というアピールですが、ゴミ屋敷の住人にとっては「ここで異常な事態が起きています」という看板に他なりません。
秘密厳守を謳う業者を選ぶ際は、以下の対応が可能かを確認してください。
- スタッフの服装: 作業着ではなく、ポロシャツやチノパンなどの「私服」で来てもらえるか。
- 車両の配慮: 社名やロゴが一切入っていない「無地のトラック」やバンを使用できるか。
- 駐車位置: エントランスの真ん前ではなく、少し離れた場所に停めて目立たないように搬出できるか。
これらを徹底することで、周囲からは「友人が遊びに来た」「引っ越しの準備を手伝いに来た」ようにしか見えなくなります。
【お片づけの窓口独自アンケート】
ゴミ屋敷清掃を依頼した際、「近所バレ」を防ぐために最も効果的だったと感じた対策について、経験者310名に聞いた結果は以下の通りです。
- ダンボール梱包で「引越し」を装って搬出した(58%)
- 早朝や深夜など、人通りのない時間帯に作業した(25%)
- スタッフに私服で来てもらい、友人として振る舞ってもらった(12%)
- その他(5%)
※調査期間:2023年9月〜11月 対象:弊社へご相談いただいた、近隣トラブルを懸念されていた依頼者

ゴミを見せない「梱包」の技術
大量のゴミ袋をマンションのゴミ捨て場に出せば、当然怪しまれます。また、トラックに積み込む際、透明な袋からコンビニ弁当やペットボトルが透けて見えれば、一発で「ゴミ屋敷の片付けだ」とバレてしまいます。
ここで重要になるのが「中身を見せない工夫」です。
- ダンボール搬出: ゴミを一度ゴミ袋に入れてから、さらにダンボール箱に詰めます。こうすれば、外から見れば完全に「荷物の搬出(引越しや断捨離)」にしか見えません。
- 厳重な梱包: 中身が見えない黒色の袋や、厚手の袋を二重にして使用し、絶対に破れない・漏れないようにします。
家事代行スタッフ(個人)にお願いする場合、ここまで徹底した資材の用意は難しいことが多いです。この「隠蔽工作」のクオリティこそが、料金が高くても専門業者を選ぶ最大のメリットと言えるでしょう。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

もし、作業中に隣人と鉢合わせてしまったらどうするか? ここまでシミュレーションしておくと安心です。 おすすめの設定は「生前整理(または実家の片付け)を手伝ってもらっている」や「模様替えで不要な家具を処分している」です。依頼する業者さんにも、あらかじめ「もし近所の人に声をかけられたら、親戚の引越し手伝いと言ってください」と口裏合わせをお願いしておきましょう。慣れているスタッフなら、笑顔で自然に対応してくれますよ。
「不在時の作業」で精神的負担をゼロに
「作業中の音を近所に聞かれたくない」「そもそも、片付けている現場に立ち会うのが恥ずかしい」
そんな方には、鍵預かりサービス(不在時作業)がおすすめです。 事前の見積もりで捨てるもの・残すものを決めておけば、あなたが仕事に行っている間や、漫画喫茶で時間を潰している間に、魔法のように部屋がリセットされます。
帰ってきたら、そこは別の部屋。 顔を合わせる気まずさもなく、近所への言い訳を考える必要もありません。
賃貸トラブルを避けるために
賃貸契約において、著しい不衛生状態は「善管注意義務違反」となり、契約解除の正当事由になり得ます。大家さんや管理会社から警告を受ける前に、自発的に片付けることは、あなたの住居という生活基盤を守るための投資です。
参考:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」 ※ガイドラインには、入居者の故意・過失による汚損(清掃を怠ったことによるカビや腐食など)は入居者負担となると明記されています。手遅れになる前に行動しましょう。
次は、誰もが抱える「怒られないか」「軽蔑されないか」という人間関係の不安について、スタッフの本音を交えてお話しします。
3. 「怒られないか」「引かれないか」が怖いあなたへ

「玄関を開けた瞬間、スタッフさんが絶句したらどうしよう…」 「『いい大人がどうしてここまで放置したんですか』と説教されたら立ち直れない」
汚部屋に住む方が抱えるストレスの9割は、ゴミそのものではなく、「他人の目線」に対する恐怖です。 自分の恥部をさらけ出すわけですから、この不安は当然のことです。
しかし、断言させてください。 年間数百件ものゴミ屋敷を片付けているプロの業者は、あなたの部屋を見ても1ミリも動じません。
彼らにとって、積み上がったゴミは「不潔なもの」ではなく、「これから片付けるべき作業対象(物量)」でしかないからです。外科医が手術室で血を見ても動揺しないのと同じで、彼らは「どうすれば最短でこの山を攻略できるか」というプロの思考回路で動いています。
ここでは、あなたの心を傷つけず、尊厳を守ってくれる「良い業者・スタッフ」の見極め方をお伝えします。
「説教する業者」は三流。一流は「背景」を理解する
かつては「だらしないから片付けろ」と精神論を押し付ける古いタイプの業者もいました。しかし、現在は業界全体の意識が大きく変わっています。
優良な業者は、ゴミ屋敷化の背景にADHD(注意欠如・多動症)やうつ病、激務による疲労、セルフネグレクトなどの事情があることを深く理解しています。
そのため、彼らのスタンスは「指導・教育」ではなく、「環境のリセットによる救済」です。
- 事務的プロタイプ: 淡々と作業をこなし、余計なことは一切喋らない。「感情を無にして終わらせてほしい」人に最適。
- 寄り添いタイプ: 「大変でしたね」「一緒に頑張りましょう」と声をかけてくれる。「孤独感から救われたい」人に最適。
どちらが良い悪いではなく、あなたが「どちらの方が心が楽か」で選んで良いのです。
【お片づけの窓口独自アンケート】
ゴミ屋敷清掃を依頼する前に抱いていた「最大の不安」と、実際に作業を終えた後の「感想」のギャップについて、男女280名に調査しました。
- 依頼前の不安 1位:「スタッフに怒られる、または軽蔑されるのではないか」(76%)
- 作業後の感想 1位:「拍子抜けするほど優しかった・普通だった」(89%)
- 実際に嫌な態度を取られた割合:「2%未満」
※調査期間:2023年8月〜10月 対象:弊社へご相談いただいた、業者利用が初めての方

このデータが示す通り、あなたが恐れている「説教」や「軽蔑」は、実際にはほとんど起こりません。 9割近くの人が「悩んでいないで早く頼めばよかった」と回答しています。
「一緒に片付ける」か「全部消してもらう」か
心の負担を減らすためには、作業への関わり方も重要です。
- 立ち会いプラン(一緒に片付け): 「これは捨てていいですか?」と確認しながら進める。
- メリット:必要なものを誤って捨てられるリスクがない。
- デメリット:ずっと判断を求められるため疲れる。恥ずかしさが続く。
- 丸投げプラン(鍵預かり・別室待機): 貴重品(通帳・印鑑・現金)だけ確保し、あとは「全部ゴミです」と伝えて外出する。
- メリット:精神的に圧倒的に楽。 帰ってきたら終わっている。
- デメリット:後から「あれ捨てちゃったかな?」となる可能性がある。
精神的な限界を迎えている方には、「丸投げプラン」を強くおすすめします。現場を見ないことで、自分の部屋の惨状を直視する苦痛から逃れられるからです。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「優しい業者」を見分けるコツは、最初の電話対応の「最初の30秒」にあります。あなたが勇気を出して「部屋がかなり散らかっていて…ゴミ屋敷状態で…」と伝えた時、 「あー…(ため息)どれくらい溜まってます?」と面倒くさそうにする業者は、即座に電話を切ってください。その業者は当日も不機嫌な態度を取ります。逆に「大丈夫ですよ、そのようなご相談は毎日いただいていますから」と、明るく、かつ慣れた口調で返してくれる業者は信頼できます。「よくあること」として扱ってくれることこそが、あなたにとって最大の救いになるはずです。
心の病気と片付けの関係
もしあなたが「片付けられない自分」を過度に責めてしまっているなら、それは脳の特性やメンタルの不調が原因かもしれません。 厚生労働省のサイトでも、こころの病気と生活環境の悪化には密接な関係があると紹介されています。自分を責めるのをやめ、「プロの手を借りる=治療の一環」と捉え直してみてください。
参考:厚生労働省「こころの耳」メンタルヘルス・ポータルサイト
次は、家事代行と専門業者、「結局どっちが得なの?」という、一番シビアなお金の話に切り込みます。ぼったくられないための自衛策も必見です。
4. 料金の不安を解消:時間制(家事代行)とパック制(業者)の違い

「家事代行なら1時間2,500円〜だから、3時間頼んでも1万円以下で済むはず」 「専門業者は何十万円も請求されそうで怖い…」
そう考えて家事代行を選ぼうとしていませんか? 実は、ゴミ屋敷の清掃において「時間制(家事代行)」を選ぶことこそが、最も高くつく危険な選択になるケースが多々あります。
なぜなら、家事代行は「時間」を売るサービスであり、「結果(部屋が綺麗になること)」を保証するサービスではないからです。
ここでは、あなたの財布を守るために、料金システムのカラクリと、絶対に損をしない選び方を解説します。
「安く見える」家事代行の落とし穴
家事代行の単価は確かに魅力的です。しかし、ゴミ屋敷レベルの部屋を片付ける場合、以下の隠れコストが発生します。
- 作業スピードの限界: 一般スタッフは片付けのプロではないため、判断や分別に時間がかかります。専門業者が1時間で終わる作業に、3〜4時間かかることもザラです。
- 延長料金の発生: 「あと少しで終わります」と言われ延長を繰り返した結果、請求額が膨れ上がるケースがあります。
- ゴミ処理費は別途自分持ち: これが最大の問題です。家事代行は「ゴミをまとめてゴミ捨て場に運ぶ」までしかできません。大量のゴミ袋(有料)を自分で用意し、指定日に自分で出す手間、粗大ごみ処理券をコンビニで買う手間は残ります。
結果として、「お金を払ったのに、部屋にはゴミ袋の山が残っただけ」という、最も悲惨な結末になりかねません。
専門業者の「パック料金」が実は高コスパな理由
一方、片付け専門業者の多くは「トラック積み放題パック」などの定額制を採用しています。
- 料金の確定: 「2トントラック1台分で〇〇円」と最初に決まるため、時間がどれだけかかっても料金は変わりません。
- 処分費込み: 分別作業、搬出作業、車両費、処分手数料、これら全てが含まれています。
- スピード解決: 複数人のプロが一気に作業するため、数ヶ月分のゴミが数時間で消滅します。
「ゴミの量が多すぎて、自分では何袋になるか見当もつかない」という状態なら、定額パックの方が圧倒的にリスクが低く、精神的にも安心です。
【お片づけの窓口独自アンケート】
ゴミ屋敷清掃業者を利用した際、見積もり金額と実際の支払い金額に「差」があったかどうか、利用者330名に聞きました。
- 見積もり通りの金額だった(追加請求なし)(72%)
- 見積もりより安くなった(買取などで相殺)(11%)
- 見積もりより高くなった(17%)
<高くなった理由の上位>
- 見積もり時に隠していた部屋(押し入れなど)のゴミが当日発見された
- リサイクル家電(冷蔵庫・洗濯機)の処分台数を伝え忘れていた
- 当日になって「やっぱりこれも捨てて」と大量に追加した
※調査期間:2023年2月〜5月 対象:弊社利用者アンケート

正しく申告していれば、8割以上の方が「追加料金なし」で利用できています。
悪質な「追加請求」を防ぐための魔法の言葉
残念ながら、作業後に「想定よりゴミが重かった」などと言いがかりをつけ、高額な追加料金を請求する悪徳業者もゼロではありません。 こうしたトラブルを未然に防ぐために、見積もりの段階で必ず以下の確認を行ってください。
- 「見積もり金額に追加料金は一切かかりませんか?」
- これをメールやLINEなどの「形に残るもの」で言質を取ってください。
- 「万が一、積みきれなかった場合の単価はどうなりますか?」
- トラックに乗り切らなかった分の計算方法(1袋あたりいくらか)を事前に聞いておきます。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

複数の業者を比較する「相見積もり」は必須ですが、ただ安さだけで選ぶのは危険です。 他社より極端に安い(半額近い)業者は、不法投棄をしているリスクがあります。もし業者が不法投棄をして警察に特定された場合、排出者であるあなたにも責任が及ぶ可能性があります。見積書に「廃棄物処分費」や提携している「一般廃棄物収集運搬業者」の記載があるか、しっかりチェックしてくださいね。安物買いの銭失いどころか、犯罪に巻き込まれないようにしましょう。
家電や粗大ごみの「処分費」を知っておく
普通の燃えるゴミと違い、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコンの4品目は「家電リサイクル法」により、処分方法とリサイクル料金が厳格に決められています。 また、ベッドやソファなどの大型家具も別途処分費がかかります。
- 家事代行の場合: 自分で郵便局でリサイクル券を買い、指定引取場所まで運ぶ必要があります。(事実上、車がないと不可能)
- 専門業者の場合: 業者が代行して運搬・手続きを行ってくれます(収集運搬費として料金に含まれるか要確認)。
手間をお金で買うか、自分で汗をかくか。ここが大きな分かれ道です。
参考:経済産業省「家電リサイクル法 特設サイト」 ※正しい処分をしないと、環境汚染につながるだけでなく、無許可の回収業者とのトラブルの原因になります。
次は、いざ依頼を決意したあなたが、「問い合わせから作業完了まで」をスムーズに進めるための、具体的なシミュレーションを行います。電話が怖いあなたへのアドバイスも用意しました。
5. いざ依頼! 問い合わせから作業完了までのリアルな流れ

「どこの業者にするか決めた。でも、問い合わせボタンを押す手が震える…」 「電話でなんて言えばいいの? 来てもらった時、どう振る舞えばいいの?」
業者を選んだ後に待っているのは、実行への恐怖です。 しかし、ここさえ乗り越えれば、あなたの悩みは物理的に消滅します。
ここでは、あなたが少しでもリラックスして当日を迎えられるよう、問い合わせから作業完了までの「リアルな現場の空気感」をシミュレーションします。これを読めば、「なんだ、そんなことでいいのか」と肩の荷が下りるはずです。
1. 問い合わせ:電話が怖いなら「LINE」でいい
昔は電話で事情を説明しなければなりませんでしたが、今は多くの業者がLINEやメールフォームでの問い合わせに対応しています。
「ゴミ屋敷です」と声に出して言うのが辛い場合、無理をする必要はありません。文章で送りましょう。
- 伝えるべきこと(テンプレート):
- 「部屋が散らかっていて、片付けと不用品回収をお願いしたいです」
- 「間取りは1Kです」
- 「足の踏み場がない状態です」
- 写真を送ると話が早い: 言葉で説明するより、部屋の写真を数枚撮ってLINEで送ると、その場でおおよその見積もり(概算)が出ることが多いです。業者は写真を見慣れていますから、恥ずかしがらずに送ってしまいましょう。
2. 見積もり訪問:玄関を開けるのが「人生最大の難所」
正式な金額を決めるために、一度スタッフが部屋を見に来ます(訪問見積もり)。 ここが、あなたにとって精神的に一番キツイ瞬間かもしれません。
しかし、プロの視点はあなたとは違います。彼らは「汚さ」を見ているのではなく、以下の3点だけを機械的にチェックしています。
- 物量: 2トントラック何台分か?
- 動線: トラックをどこに停められるか? 搬出経路は確保できるか?
- 種別: 危険物や処理困難物(金庫、消火器など)はないか?
滞在時間は早ければ10分〜15分です。「お邪魔します」と入ってきて、ササッと確認し、金額を提示して帰ります。あなたが思っているような「なんでこうなったの?」という詮索は一切ありません。
重要: 見積もりのために、慌てて少し片付けようとする必要はありません。ありのままの状態を見せないと、正確な見積もりが作れず、後で追加料金の原因になります。
3. 作業当日:あなたは「座っているだけ」でいい
契約が成立し、いよいよ作業当日。 「私も手伝わないと悪いかな…」と気負う必要はありません。むしろ、プロの邪魔にならないように「何もしない」のが正解です。
スタッフはチームプレーで動きます。分別担当、搬出担当、積込担当と役割分担されており、素人が手を出すとかえって効率が落ちてしまうのです。
【お片づけの窓口独自アンケート】
ゴミ屋敷清掃を依頼した男女320名に「作業当日の過ごし方」を聞いたところ、以下の結果となりました。
- スタッフに全て任せて外出した(鍵預かり含む)(45%)
- 別室や部屋の隅でスマホや本を見て待機していた(35%)
- スタッフと一緒に分別や掃除を手伝った(15%)
- その他(5%)
※調査期間:2023年4月〜7月 対象:弊社へご相談いただいた清掃サービス利用者

アンケート結果からも分かる通り、約8割の方が「実質何もしない」を選択しています。 必要な時(貴重品かゴミか判断がつかない物が出てきた時など)だけ声をかけられますので、それ以外はイヤホンをして動画を見ていても構いません。
4. 貴重品の捜索:失くしたと思っていた「宝物」が帰ってくる
ゴミ屋敷清掃の意外なメリットが、「紛失物の発見」です。
- 失くしたと思っていた通帳や印鑑
- 昔の恋人からの手紙や思い出の写真
- 小銭の山や、封筒に入ったままの現金
優良な業者は、ゴミを右から左へ捨てるのではなく、分別しながら「これは残しますか?」と確認してくれます。 「探してほしいものリスト」を事前に渡しておくと、作業中に見つけ出して分けておいてくれます。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

作業当日のスタッフさんへの「差し入れ(お茶など)」は必要か? という質問をよくいただきます。 結論から言うと、一切不要です。料金の中にサービス料が含まれていますし、スタッフも持参していることが多いからです。ただ、もし感謝の気持ちを伝えたいなら、作業終了後に「ありがとうございました」の言葉と共に、ペットボトルのお茶を1本渡すくらいで十分です。過剰な気遣いは無用ですよ。お客様はあなたなのですから。
5. 作業完了:空気が変わる瞬間
全ての搬出が終わり、簡易清掃(掃き掃除や掃除機がけ)が終わると、確認を求められます。
そこには、あなたが何年も見ていなかった「床」が広がっています。 淀んでいた空気が流れ、窓を開けることができます。
この瞬間、多くの依頼者が涙を流したり、「もっと早く頼めばよかった」と安堵の表情を浮かべたりします。これが、あなたが手に入れる未来です。
契約トラブルを避けるために
訪問販売や電話勧誘ではなく、自分から呼んだ業者との契約には、原則としてクーリング・オフ制度は適用されません(特定商取引法の対象外となるケースが多い)。 だからこそ、契約書にサインする前に「キャンセルポリシー(いつからキャンセル料がかかるか)」を必ず確認してください。
参考:独立行政法人 国民生活センター「暮らしのレスキューサービスに関する相談」 ※もし作業内容や請求額でトラブルになった場合は、最寄りの消費生活センターへ相談しましょう。局番なしの「188(いやや)」で繋がります。
次はいよいよ最終章。よくある質問(Q&A)で、「下着が出てきたら?」「ゴキブリが大量に出たら?」など、聞きにくい疑問を全て解決して記事を締めくくります。
6. よくある質問(Q&A)〜聞きにくいこと全部答えます〜

ここでは、電話口ではなかなか聞きにくい、でも絶対に知っておきたい「リアルな悩み」について、包み隠さずお答えします。 恥ずかしいこと、汚いこと、全て想定内です。安心してください。
Q1. 足の踏み場もなく、どこから手を付ければいいか分かりませんが依頼できますか?
A. はい、全く問題ありません。むしろ、その状態で呼んでください。
中途半端に自分で分別しようとすると、「燃えるゴミ」と「不燃ゴミ」が混ざってしまい、かえって業者の作業効率が落ちることがあります。 「玄関を開けたらすぐゴミ」という状態でも、プロは入り口から少しずつ攻略ルートを作って作業します。あなたはただ、依頼するだけで大丈夫です。
Q2. 下着やアダルトグッズなど、絶対に見られたくないものが散乱していますが…
A. プロは「無」の感情で処理し、厳重に隠します。
これは非常に多い悩みですが、スタッフにとっては日常茶飯事です。見つけた瞬間に、中身が見えない専用の袋やダンボールに密封し、「見なかったこと」にしてくれます。 もし特に気にしてほしい場合は、事前のヒアリングで「デリケートなものは即座に隠してください」と伝えておけば、女性スタッフを配置するなど配慮してくれる業者もあります。
【お片づけの窓口独自アンケート】
ゴミ屋敷清掃を依頼する際、「スタッフに見られるのが最も恥ずかしい」と感じていた物について、男女260名に調査しました。
- 腐敗した食べ物・飲み残し・虫の死骸(42%)
- アダルトグッズ・趣味の同人誌・下着(38%)
- 督促状などの個人的な書類・日記(15%)
- 大量の薬・メンタルクリニックの診察券(5%)
※調査期間:2023年5月〜8月 対象:弊社へご相談いただいた、単身世帯の依頼者

このように、約4割の方が「性的なもの」や「趣味のもの」を恥ずかしいと感じていますが、現場のスタッフはこれらを「プラスチック製品」や「衣類」として淡々と分類するだけです。
Q3. ゴキブリやウジ虫が大量に発生していますが、駆除もできますか?
A. 簡易駆除は可能ですが、完全駆除は専門オプションになる場合があります。
片付けと同時に殺虫剤で目に見える害虫は処理しますが、壁の裏や巣まで根絶するには「特殊清掃」や「害虫駆除業者」との連携が必要なケースがあります。 見積もり時に「虫が苦手なので、片付け後にバルサンを焚いてほしい」など相談してみましょう。多くの業者が対応可能です。
Q4. マンションの管理会社や大家さんに連絡する必要はありますか?
A. 基本的には不要です。
ただし、トラックを敷地内に長時間駐車する場合や、共用部分(エレベーターなど)を占有する場合は、事前に許可を取ったほうがトラブルになりません。 「引越し業者が来る」「大掃除で不用品回収を頼んだ」と伝えておけば十分です。「ゴミ屋敷の清掃」と言う必要は一切ありません。
Q5. 汚すぎて「消毒が必要」と言われましたが、家事代行でも対応できますか?
A. 家事代行では不可能です。
床に体液や腐敗汁が染み込んでいる場合や、強烈な異臭が壁紙に染み付いている場合、家庭用洗剤では落ちません。 オゾン脱臭機や特殊な薬剤を使用できる「特殊清掃業者」に依頼する必要があります。これを放置すると、退去時に高額な原状回復費用を請求されるリスクがあるため、プロに徹底的に消臭してもらうことを強くお勧めします。
7. まとめ:汚部屋をリセットして「普通の生活」を取り戻そう
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 記事を読む前よりも、少しだけ「自分でも何とかできるかもしれない」という希望が見えてきたのではないでしょうか。
ゴミ屋敷になってしまうことは、決して犯罪でも、あなたが人間として劣っているわけでもありません。 仕事が忙しすぎたり、辛いことがあって心が疲れてしまったり、ほんの少しのボタンの掛け違いが積み重なった結果に過ぎません。
最後に、あなたに伝えたいこと
「家事代行」という言葉で検索したあなたは、きっと「普通の生活」への憧れが人一倍強いはずです。
- まずは「専門業者」でリセットする(0に戻す)
- 今の状態は、外科手術が必要です。恥を忍んで、プロの業者に「パック料金」で一気に片付けてもらいましょう。数時間後には、床が見える部屋が手に入ります。
- その後に「家事代行」を契約する(プラスを維持する)
- 部屋が綺麗になったら、そこで初めて「家事代行サービス」の定期利用を申し込みましょう。週に1回、掃除やゴミ出しを頼めば、二度とゴミ屋敷に戻ることはありません。これが最強の再発防止策です。
今すぐできる「最初の一歩」
今、このブラウザを閉じる前に、気になった業者のホームページを1つだけ開いてみてください。 そして、電話が怖ければ「LINE登録」だけしてみてください。
まだ申し込まなくていいです。「いつでも助けを求められる相手」をスマホの中に確保する。それだけで、今日のあなたの不安は半分になります。
汚れた部屋の向こう側には、誰にも怯えず、好きな時にお風呂に入り、広い床で手足を伸ばして眠れる「当たり前の幸せ」が待っています。 勇気を出して、その扉を開けてみてください。応援しています。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

人生を変えるのに、遅すぎるということはありません。 実際に、何年も引きこもっていたゴミ屋敷の方が、部屋を綺麗にしたことをきっかけに就職したり、結婚されたりするケースを私は何度も見てきました。部屋は心の鏡と言いますが、逆もまた真なり。部屋が変われば、心が変わります。 あなたが笑顔で新しい生活をスタートできることを、心より願っています。
参考:国民生活センター「不用品回収サービスのトラブル」 ※業者選びに迷ったら、自治体の許可(一般廃棄物収集運搬業許可など)を持っているか、古物商許可があるかを確認しましょう。








