
編集長
私自身、過去に何度も不用品回収サービスに助けられた
元・ヘビーユーザーです。
その実体験から、いざという時に頼れる『利用者目線の情報』をお届けするという
理念を掲げ、実体験に基づいた情報をお届けします!
こんな人におすすめ
- 引っ越し日が迫ってるのに、不用品が片付いてない
- 「粗大ゴミ」の予約が間に合わなかった…
- 引っ越し業者と不用品回収業者、どっちが安いか知りたい
- ベッドやタンスの「解体」が面倒くさい
- 「無料回収」のトラックって本当にタダなの?
- ぼったくり業者の見分け方が知りたい
この記事を読めばわかること
- 【結論】あなたの状況(時間・モノ)で選ぶべき「最速の処分方法」
- 「引っ越し業者」「不用品回収」「自治体」それぞれのメリット・デメリット
- 「軽トラ積み放題」は本当にお得か? 料金の相場とカラクリ
- 処分費を「買取」でタダ(むしろプラス)にする裏ワザ
- 呼んではいけない「悪徳業者」の絶対的な見分け方
【手段とスピード】誰に頼むのが正解? 4つの選択肢

引っ越し日が決まると、カレンダーが「敵」に見えてきます。
「あと2週間しかない」
「ゴミの日、あと何回?」
私も前の引っ越しの時、見て見ぬふりをしてきた納戸(なんど)の不用品とカレンダーを交互に見て、一度すべてを諦めかけました。
時間がない時、頼れる相手は限られます。 ここでは「間に合うか?」というスピードと確実性だけで、4つの選択肢をメッタ斬りにしていきます。
1. 引っ越し業者:「ワンストップ」の誘惑。でも条件あり
引っ越しの見積もり時、営業さんから「ご不用品、ウチで引き取れますよ」と言われるアレです。
メリットは「とにかく楽」なこと。 引っ越し当日、荷物を運び出す流れで、そのまま持っていってくれます。別の業者を手配する手間がゼロ。これ以上ないワンストップサービスです。
ただし、注意点が2つあります。
- 「ゴミ」はNGなことが多い
あくまで「不用品(家具・家電)」の引き取りです。得体の知れない液体の入ったビン、使い古した食器、中身の入ったスプレー缶など、いわゆる「生活ゴミ」が混じったものは断られるか、高額な「仕分け作業費」を請求されます。 - 料金体系が不透明な場合も
彼らの本業は「運搬」であり「処分」ではありません。結局、提携する別の処分業者に回すため、中間マージンが乗って割高になるケースがほとんどです。
※詳しくは3章の料金編で!
【編集長からのワンポイントアドバイス】

もし引っ越し業者に頼むなら、必ず「見積もりと同時に」不要品リストを渡して、処分費用も確定させてください。「当日、これもお願い」は、高額請求か「それは運べません」の二択を迫られるモトです。
2. 不用品回収業者:「今すぐ」の切り札。ただし玉石混交
自治体の収集に間に合わない、引っ越し業者に断られた。 そんな「詰んだ」状況の救世主です。
最大のメリットは、圧倒的な「スピード」と「柔軟性」。
「電話した当日に来てほしい」
「引っ越し業者が帰った直後に来てほしい」
「ゴミも家具も家電も、分別せず全部持っていってほしい」
これが彼らの「本業」です。無茶なお願いを聞いてくれる可能性が一番高いのが、この不用品回収業者です。
弱点は、悪徳業者が紛れ込んでいること。
「無料」をうたって軽トラで巡回している業者に頼んだら、積み込んだ後に高額請求された、というトラブルは後を絶ちません。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

絶対に「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持っている業者を選んでください。 家庭ゴミ(一般廃棄物)を運ぶには、この許可が必須です。「産業廃棄物」の許可や「古物商」の許可だけでは、家庭の不用品を「処分」目的で運ぶのは違法です。
【参照リンク】
3. 自治体(粗大ゴミ):最強の「安さ」。最弱の「スピード」
最も安く、合法的に捨てられる王道。それが自治体の粗大ゴミ収集です。
しかし、引っ越しにおいては「ほぼ間に合わない」と考えた方が賢明です。
私自身、引っ越しを決めた3週間前に慌てて区役所のサイトを見たら、最短の収集日が「4週間後」でした。当然、引っ越し日には間に合いません。
- 予約が数週間〜1ヶ月先になるのは当たり前
- 収集は「朝8時まで」など時間指定が雑
- 自分で玄関先や収集場所まで運び出す必要がある
引っ越しシーズンの2月〜4月は、予約枠がパンクしていることがほとんどです。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

自治体を使うなら、「新居の契約書にサインした日」に予約してください。それくらい最速で動かないと、引っ越し日には間に合いません。「まだ荷造りしてないし…」は禁物です。
【参照リンク】
- (例)※お住まいの「市区町村名 粗大ごみ」で検索して、ご自身の地域の状況を確認してください。
4. 買取サービス:「0円」どころか「プラス」の可能性。ただし期待禁物
「捨てる」のではなく「売る」という選択肢。 出張買取を頼めば、家まで査定に来てくれます。
メリットは、処分費がかからないどころか、お金になる可能性があること。
最大の落とし穴は、「売れなかったモノを、そのまま置いていかれる」ことです。
彼らは「処分業者」ではありません。 「これはお値段つきませんね」と言われたモノ(例:古い食器棚、IKEAの家具、ノーブランドの服)は、その場に残されます。
私も「5年落ちの国産冷蔵庫」と「組み立て式の本棚」を出張査定に出しましたが、冷蔵庫は3,000円で売れたものの、本棚は「これは引き取れません」と無慈悲に言われ、結局、回収業者を呼ぶハメになりました。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「売れたらラッキー」くらいの気持ちで使いましょう。「売れなかった場合、有料で引き取ってくれるか?」を予約時に必ず確認すること。これをやらないと、結局二度手間になります。
【参照リンク】
【まとめ】あなたの状況別おすすめ
- 1ヶ月以上先の引っ越しで、大型家具だけ捨てたい
→自治体が最適! - 2〜3週間後の引っ越しで、家電や家具を楽に捨てたい
→引っ越し業者が最適! - もう来週(または明日)引っ越し!全部まとめて今すぐ捨てたい!
→不用品回収業者が最適! - まだ時間はある。少しでもお金にしたいモノがある
→買取サービスが最適!※ただし「残り物」の処分方法は別途考える
いかがでしたでしょうか。 まずは「いつまでに捨てたいか」で、依頼先を絞り込んでみてください。
次は、分別や解体について、さらに深く掘り下げていきますね。
【手間と範囲】「丸投げ」はどこまで可能?

引っ越しが決まると、家にあるモノすべてが「荷造りすべきモノ」か「捨てるべきモノ」の二択に見えてきます。
そして「捨てる」と決めたモノを前に、私たちは途方に暮れます。
「この食器棚、どうやって外に出すの…?」
「押入れから出てきた謎の液体、これは何ゴミ…?」
私も、引っ越しの3日前、ベランダの植木鉢の「土」をどう捨てればいいかわからず、本気で新居に持っていくか悩みました。
ここでは、あなたがその「手間」をどこまで「丸投げ」できるのか、現実を突きつけます。
1. 分別は必要?:「ごちゃ混ぜゴミ」も袋詰めでOKか
結論から言います。
「ごちゃ混ぜゴミ」をそのまま持っていってくれるのは、不用品回収業者だけです。
自治体(粗大ゴミ)の場合
「分別」は絶対です。タンスならタンスだけ、布団なら布団だけで出さねばなりません。タンスの中に服が入ったまま、なんて絶対NGです。
引っ越し業者の場合
基本は「不用品(家具・家電)」の引き取りです。 私が以前見積もりを取った時も、「中身は必ず空にしてください。衣類などが入っていた場合は、箱詰め(運搬)と見なされ別料金です」とキッパリ言われました。 彼らは「運送業」であって「清掃業」ではないのです。
不用品回収業者の場合
ここが彼らの本領発揮です。 業者にもよりますが、「45Lゴミ袋1つ いくら」といった料金体系がある場合、中身が「燃えるゴミ・燃えないゴミ・衣類」の混合でも引き取ってくれるケースが多いです。
ただし、スプレー缶、ライター、中身の入った液体(油や洗剤)などは、爆発や火災、汚損の危険があるため、分別を求められるか、別料金の「危険物処理費」がかかることがほとんどです。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「分別不要」をうたう業者でも、生ゴミ(食品)だけはNGな場合がほとんどです。引っ越し当日は、冷蔵庫の中身を空にするのと、生ゴミをゼロにするのを最優先に動いてください。これが終わらないと、何も始まりません。
2. 運び出し・解体:ベッドやタンスの解体もやってくれる?
大型家具は、部屋から出す時点で「解体」が必要になることが多々あります。
自治体(粗大ゴミ)の場合
100%自分でやる必要があります。 自治体は「玄関先」や「指定の収集場所」まで運ぶのがルール。解体も運び出しも、すべて自己責任です。 私も一度、自力でロフトベッドを解体しましたが、六角レンチが合わず、最終的にノコギリで切断しました。二度とやりたくありません。
引っ越し業者の場合
やってくれます。 彼らは大型家具の運搬、つまり解体・組み立てのプロです。 ただし、これはあくまで「引っ越し(運搬)する家具」の場合。 「処分する家具」の解体もやってくれるかは業者によりますので、見積もり時に「解体作業費」が含まれているか、必ず確認してください。
不用品回収業者の場合
ほぼ100%やってくれます。 解体・運び出しこそが彼らのサービスの中核です。「そのままの状態でOKです」と言ってくれる業者がほとんど。 ただし、吊り下げ(窓からロープで降ろす)が必要な場合や、ドアを外すなどの特殊作業は、別料金になる可能性があります。
気になる相場はこちらから
【編集長からのワンポイントアドバイス】

マンションやアパートの場合、「運び出し」が最大の難関です。共用廊下やエレベーターを傷つけないよう、必ず「養生(ようじょう:保護シートでのカバー)」をしっかりやってくれる業者を選んでください。引っ越し業者は当然やりますが、回収業者の場合は見積もり時に確認しましょう。
3. 引き取り品目:家電リサイクル品(テレビ・冷蔵庫等)や土・布団もOK?
家の中には「これ、どうやって捨てるの?」という特殊なモノが溢れています。
家電リサイクル品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)
- 自治体
引き取ってくれません。家電リサイクル法に基づき、指定の方法(家電店に依頼するか、指定引取場所に持ち込む)で処分する必要があります。 - 引っ越し業者
ほぼ対応可能です。リサイクル料金+運搬費で見積もりを出してくれます。 - 不用品回収業者
ほぼ対応可能です。料金は業者によりますが、リサイクル料金込みで提示されることが多いです。
特に困るモノ(布団、マットレス、土、植木鉢、消化器など)
- 自治体
- 布団・マットレス:粗大ゴミでOK(ただし運び出しは自力)
- 土・植木鉢・消化器・金庫など:ほぼ収集不可です。
- 引っ越し業者
- 布団・マットレス:OKな場合が多い。
- 土・植木鉢・消化器など:ほぼNGです。「運べません」と言われます。
- 不用品回収業者
- ほぼ全てOKなのが最大の強みです。
- 私が悩んだ「土」も、不用品回収業者が「プランターごと持っていきますよ」と言ってくれました。もちろん有料ですが、あの時の安心感は忘れられません。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

処分に困るモノの代表格が「家電リサイクル品」と「土・石・ブロック」です。これらを捨てたい場合は、事実上、引っ越し業者か不用品回収業者の二択になります。
【参照リンク】
まとめ:「手間」で選ぶならこうなる
- 手間を惜しまず、最安でいきたい
→自治体が最適※ただし解体・運び出しは自力。捨てられないモノ多数 - ある程度の手間(分別・荷出し)はOK。引っ越しとまとめたい
→引っ越し業者が最適※ただしゴミや特殊なモノはNG - 金は払う。だから全部丸投げしたい。解体も分別もイヤだ
→不用品回収業者が最適※ほぼ何でもOK。ただし業者選びは慎重に
いかがでしたでしょうか。 「丸投げ」と言っても、依頼先によって「やってくれる範囲」が全く違うことがお分かりいただけたかと思います。
次は、いよいよ一番気になる料金とコスト、安くするコツです。ここで失敗すると、引っ越し費用がとんでもないことになりますよ。
【料金とコスト】結局いくらかかる? 安くするコツ

引っ越しは、ただでさえ敷金・礼金・引っ越し代と、数十万円単位のお金が飛んでいきます。 だからこそ、不用品処分の費用は1円でも安く、そして明確にしたいですよね。
私も以前、引っ越し業者に「これもついでに」と処分をお願いしたら、見積もりに「不用品処理費:5万円」と書かれていて、慌てて自分で捨てた苦い経験があります。
ここでは「相場」と「安くする裏ワザ」、そして「ぼったくられない防御術」を徹底解説します。
1. 料金相場:「軽トラ積み放題」は本当にお得?
料金体系は、業者によって「品目ごと」と「トラック積み放題」の2パターンが主流です。
A:品目ごと料金(自治体、引っ越し業者など)
一番わかりやすい料金体系です。
自治体が圧倒的に安く、引っ越し業者や回収業者は自治体の数倍~十数倍が基本です。
- 自治体
- 例:タンス 800円、ソファ 1,200円、布団 400円
- 引っ越し業者 / 回収業者
- 例:タンス 3,000〜8,000円、ソファ 4,000〜10,000円
※家電リサイクル品は別途「リサイクル料金+運搬費」がかかります。
- 例:タンス 3,000〜8,000円、ソファ 4,000〜10,000円
B:トラック積み放題(不用品回収業者)
これがクセモノです。 「軽トラ積み放題 15,000円〜」と書いてあっても、条件をよく確認しないと損をします。
- 軽トラ積み放題(約2.5立法メートル)
- 相場:15,000円〜30,000円
- 目安:単身〜2人暮らしの小型家具・家電(冷蔵庫、洗濯機、棚、布団など)
- 2tトラック積み放題(約7〜8立法メートル)
- 相場:50,000円〜100,000円
- 目安:ファミリー世帯の大型家具や大量の不用品
「積み放題」の落とし穴
- 「〜」という表記
「15,000円〜」の「〜」が危険です。電話で「軽トラなら15,000円ですね」と確認しても、当日「これはリサイクル品だから別」「運び出しに作業費がかかる」と、結局3万円請求されるケースです。 - 「積める量」の認識違い
あなたが思う「軽トラいっぱい」と、業者の「軽トラ(の荷台のアオリの高さまで)」は違います。
※荷台の高さ約30cmまでが基本料金で、それ以上は追加料金、という業者もいます。
私の友人は「軽トラパック」を頼み、冷蔵庫とベッドとタンスを積んだ時点で「もういっぱいです」と言われ、残りのゴミ袋やカラーボックスは別料金(数千円)になったそうです。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「積み放題」は、ゴミが45L袋で10袋以上あり、かつ大型家具も3点以上ある、というような「捨てるモノがめちゃくちゃ多い人」にはお得です。逆に、大型家具2点だけ、とかなら「品目ごと」で頼んだ方が安くなります。
2. 安く済ませる裏ワザ:処分費を買取額で相殺できるか
不用品処分で一番賢いのは、「捨てる」のではなく「売る」ことです。 処分費(マイナス)と買取額(プラス)を相殺して、限りなく0円に近づけるのが理想です。
これを実現できる可能性が高いのは、「不用品回収」と「買取」の両方をやっている業者です。
成功例(私の場合)
- 不用品回収業者(買取もやっている)に見積もり依頼。
- 捨てるモノ:古い食器棚(処分費 -5,000円)、布団(-2,000円)、大量の衣類や雑貨(-3,000円)
- 売れるモノ:5年落ちのドラム式洗濯機(買取額 +15,000円)
- 結果: -5,000円-2,000円-3,000円+15,000円 = プラス 5,000円
処分費がゼロになったどころか、5,000円もらえました。
これがもし「買取専門業者」だったら、洗濯機だけ持っていかれ、残りの処分品(-10,000円分)は自力で捨てるハメになっていました。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

買取額がつきやすいのは「製造5年以内の国産家電」「ブランド家具」「新しいゲーム機」などです。逆に、IKEAやニトリの家具、10年落ちの家電、ノーブランドの服は、ほぼ値段がつきません。「買取不可」の場合に、そのまま有料で引き取ってもらえるか(=相殺できるか)が重要です。
3. ぼったくり回避:「見積もり後」の追加料金に注意
引っ越し間際の一番の悪夢は、「見積もりと請求額が違う」ことです。
これを防ぐ方法はただ一つ。
「書面(またはメール・LINE)で、総額の見積もりをもらう」 これに尽きます。
電話口で「15,000円くらいですね」と言われても、絶対信じてはいけません。 以下の費用が「すべてコミコミ」なのかを確認してください。
- 基本料金
- 品目ごとの処分費
- 車両費(ガソリン代)
- 出張費
- 作業費(運び出し・解体)
- 階段料金(2階以上でエレベーターなしの場合)
- 家電リサイクル料金(該当品がある場合)
「当日、モノが増えない限り、この金額(総額)から1円も変わりませんね?」 と念押しし、その証拠を書面かデータで残す。これが最強の防御策です。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

万が一、作業後に不当な高額請求をされても、絶対にその場で払ってはいけません。 「見積もりと違う」とキッパリ断り、すぐに「消費者ホットライン(局番なしの188)」に電話してください。引っ越しが迫っている弱みにつけこむのが彼らの手口です。
【参照リンク】
まとめ:コストで選ぶならこうなる
- 最安値(数百円〜数千円)
→自治体が最適※ただし手間は最大 - そこそこ(数千円〜数万円)
→引っ越し業者が最適※手間は少ないが、ゴミはNG - 高め(数万円〜十数万円)
→不用品回収業者が最適※手間はゼロ。ただし「積み放題」のワナと「ぼったくり」に注意 - 0円、またはプラスの可能性
→買取+回収業者が最適※売れるモノがある人限定
料金は「手間」とのトレードオフです。 あなたが「時間と手間」を取るか、「お金」を取るかで、最適な選択肢は変わります。
最後は悪徳業者の見分け方。 あなたの引っ越しを台無しにしないための、最後の砦です。
【信頼性】どの業者なら安心? 悪徳業者の見分け方

引っ越し当日、すべての荷物を運び出し、あとは不用品業者が持っていくだけ。 …のはずが、「見積もりの3倍の金額」を請求された。 「払えない」と言ったら、荷台に積んだタンスや冷蔵庫を、アパートの前に全部下ろされた。
こんな地獄が、現実にあるんです。 引っ越しという「もう後がない」状況につけ込む悪徳業者は、残念ながら存在します。
彼らに「カモ」にされないため、たった2つの「絶対的な見分け方」をお伝えします。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
1. 必須チェック:「一般廃棄物」の許可証、これナシは全部アウト
まず結論から。
家庭から出るゴミ(不用品)を「処分」目的で運ぶには、「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必須です。 これは、市区町村が発行する許可で、非常に厳格です。
「え、でも産業廃棄物の許可なら持ってるってサイトに…」
ダメです。 産業廃棄物(サンパイ)は、企業や工場から出るゴミのための許可。家庭ゴミは運べません。
「古物商の許可なら…」
ダメです。 古物商は、あくまで「買取(リユース)」のための許可。「処分(廃棄)」はできません。
つまり、「一般廃棄物」の許可がない業者が「処分します」と言っている場合、それは100%違法です。
※ただし、古物商が「買い取った」モノをどうするかは別の話です。
なぜ違法業者がダメなのか?
答えは簡単。彼らは「まともな処分ルート」を持っていないからです。 あなたから高額な処分費を受け取り、そのゴミを山や川に不法投棄する可能性が非常に高い。
私も一度、見積もりを依頼した業者のサイトを隅々まで見たら、「古物商許可番号」しか載っていませんでした。 電話で「一般廃棄物の許可は?」と聞いたら、「あー、ウチはリサイクルなんで」と歯切れが悪かったので、即刻断りました。
【編集長からのワンポイントアドバイス】

「一般廃棄物収集運搬業」の許可は、新規で取るのが非常に難しいため、持っている業者は限られます。 「許可番号 第〇〇号」がサイトに明記されているか、必ず確認してください。 もし記載がなければ、その時点で選択肢から除外する。これが鉄則です。
【参照リンク】
- 環境省:無許可の回収業者を利用しないでください! (「無許可」とは、この「一般廃棄物」の許可を指します)
2. 危険なサイン:「無料回収」の巡回トラックはなぜ危ないのか
「ご家庭で不要になった、テレビ、冷蔵庫、なんでも無料で回収します」 とアナウンスしながら、軽トラでゆっくり走っているアレ。
絶対に、利用してはいけません。
彼らの手口は決まっています。 「無料だ」と思って呼び止め、家電を渡そうとすると、こう言われます。
「ああ、冷蔵庫はリサイクル料金がかかりますね」
「タンスは処分費が別です」
「トラックに積む作業費をもらいます」
「無料」は、客を呼び止めるための「ウソ」です。 一度トラックに積んでしまえばこっちのもの。「降ろすなら金がかかる」と脅し、高額な請求をしてきます。
私も以前、家の前を通りかかったトラックを危うく呼び止めそうになりましたが、その直後、近所のおじいちゃんが「無料って言ったじゃないか!」とドライバーと揉めているのを見て、事なきを得ました。
その他、こんな業者も危険です
- 会社の住所が不明確、または電話番号が携帯電話(090, 080)のみ。
- 見積書を書面(またはメール等のデータ)で出さない。「口約束」で済まそうとする。
- 「今決めてくれたら半額にします!」と、異常に即決を迫る。
- 訪問見積もりで、やたらと貴金属(指輪、ネックレス)がないか聞いてくる。(※彼らの本命はそっちだったりします)
【編集長からのワンポイントアドバイス】

巡回トラックの最大のリスクは「不法投棄」です。 もし、あなたが渡したテレビが山中に不法投棄され、そこからあなた(排出者)が特定された場合、あなた自身が「廃棄物処理法違反」に問われる可能性があります。 「安く済ませよう」とした結果、前科がつく。これが最悪のシナリオです。
【記事全体のまとめ】
ここまで4章にわたり、「スピード」「手間」「料金」「信頼性」という4つの視点で解説してきました。
- 1章:間に合うのは誰?
→不用品回収業者が最速、自治体は最遅! - 2章:丸投げできる?
→「分別不要・解体OK」は不用品回収業者だけ! - 3章:いくらかかる?
→自治体が最安、業者は「相見積もり」と「買取相殺」で安くする - 4章:誰が安全?
→「一般廃棄物」の許可が絶対条件!
結局のところ、引っ越しの不用品処分は、 「時間と手間」をお金で買うか、「お金」を節約するために時間と手間をかけるか、の二択です。
あなたがもし「お金で解決(丸投げ)したい」と判断したなら、最後の4章で解説した「信頼できる業者」だけを、必ず選んでください。
【引っ越し不用品処分】Q&Aコーナー
Q1. もう引っ越しが明日です。自治体も業者も予約が間に合いません。詰みですか?
A1. まだ詰んでません。今すぐ「不用品回収業者 即日対応」で検索してください。
彼ら(不用品回収業者)は「スピード」が命です。自治体や引っ越し業者がサジを投げた後でも、駆けつけてくれる可能性があります。 ただし、足元を見られて高額請求されるリスクも高まります。電話口で必ず「今日来てもらうと、総額でいくらかかるのか」をハッキリ確認してから呼んでください。
詳しくはこちらから
Q2. 巡回している「無料回収」の軽トラを呼び止めました。本当に無料ですか?
A2. 無料ではありません。絶対に利用しないでください。
彼らの「無料」は、客を呼び止めるための「ウソ」です。 車に積んだ瞬間に「作業費」「リサイクル料」「運搬費」など、なんだかんだ理由をつけて数万円を請求されるトラブルが日本中で多発しています。 最悪の場合、あなたの不用品が不法投棄され、あなたが罪に問われる可能性すらあります。
Q3. 「一般廃棄物」の許可って、そんなに大事なんですか? 「産業廃棄物」の許可じゃダメ?
A3. ダメです。「一般廃棄物」の許可がなければ、100%違法(または悪質)業者です。
- 一般廃棄物 … 家庭から出るゴミを運ぶための許可(市区町村が発行)
- 産業廃棄物 … 工場や会社から出るゴミを運ぶための許可
- 古物商 … 中古品を「買い取る」ための許可
家庭の「不用品(ゴミ)」を「処分」目的で運べるのは、「一般廃棄物」の許可だけです。これを持っていない業者は、不法投棄をしているか、「買取」と称してグレーな処分をしているかのどちらかです。
Q4. もう面倒くさいです。服も食器も本も、全部ごちゃ混ぜでゴミ袋に詰めてもOK?
A4. 「不用品回収業者」に頼むなら、OKな場合がほとんどです。
自治体や引っ越し業者は「分別」に厳しいですが、不用品回収業者は「分別不要・丸投げOK」をウリにしているところが多いです。 ただし、スプレー缶、ライター、中身の入った液体(洗剤、油、飲み残し)、生ゴミだけは、安全(火災・爆発・汚損)のために、必ず分けて申告してください。
Q5. 結局、引っ越し業者と不用品回収業者、どっちに頼むのが「得」なんですか?
A5. あなたが「何を」捨てるかによります。
- 引っ越し業者が「得」な人
→捨てるのが家電・家具だけで、引っ越し作業と同日に一発で終わらせたい人(料金は割高でも「手間ゼロ」を優先)。 - 不用品回収業者が「得」な人
→ゴミや雑貨、土、布団など、「何でも」捨てたい人。
→買取も同時に行い、処分費と相殺したい人。
Q6. タンスとベッドだけ捨てたいです。「軽トラ積み放題」はお得ですか?
A6. おそらく「品目ごと」の料金で頼んだ方が安いです。
「積み放題」は、ゴミ袋が10袋以上、カラーボックス5個、その他雑貨多数…といった「細かくて大量の不用品」がある場合にはお得です。 大型家具2〜3点だけなら、品目ごとの料金で見積もりを出してもらった方が、間違いなく安くなります。
結局、引っ越し処分は「時間」「手間」「金」「安心」の4つのうち、どれを優先するかの決断です。
この記事が、あなたの「決断」の役に立てば幸いです。 引っ越し、頑張ってください。
引っ越し時の家具処分はこちらの記事をご覧ください












