← 目次にもどる

EPISODE 02

第2話 山が呑んだ家具

第2話 1ページ目|山中の不法投棄現場。捜査中の犬飼刑事が電話でカイに助けを求める。「手がかりが何もねえ。頼む、"読んで"くれ」
第2話 2ページ目|お片づけの窓口のトラックで山道を進むカイと権田。無数の粗大ゴミが積み上げられた不法投棄現場に到着し、瓦礫の山を見つめる。
第2話 3ページ目|積まれたタンスの角の変色、宛名を剥がした跡のある段ボール箱の山。カイが証拠を見つめ、思考を巡らせる。
第2話 4ページ目|カイ「タンスの角の削れ方…階段で降ろしてる」。エレベーターのない集合住宅を推理イメージで描写。「エレベーターなしの集合住宅だ」
第2話 5ページ目|段ボール箱を調べるカイ。ガムテープの貼り方の癖に着目。「宛名は剥がしてある。でもガムテープの貼り方の癖が、全部同じだ」
第2話 6ページ目|カイ「同じ作業員が、同じ団地を一棟ごと回った」。驚く犬飼「一棟ごと…!? 個人の犯行じゃねえってことか」。カイ「個人の投棄じゃない。"回収業"を装った、組織的な仕事だ」
第2話 7ページ目|がれきの中の古い布団をめくるカイ。差し込む光の下に、クレヨンで描かれた一枚の絵を見つける。
第2話 8ページ目|カイがその絵を手に取り、じっと見つめる。「たからもの ばあばへ」と書かれた、祖母と孫を描いたクレヨン画。
第2話 9ページ目|回想。鷲のマークのトラックが古い日本家屋の前に停まる。老女が作業員の襟をつかんで詰め寄る。老女の手には、引きちぎられた黒いボタンが残る。
第2話 10ページ目|回想と現在が重なる。カイの手にした絵と、祖母を思わせる記憶——。空を見上げるカイの瞳に、かすかな痛みがよぎる。
第2話 11ページ目|カイが絵の裏の保育園のスタンプを犬飼に見せる。「◯◯ほいくえん」。犬飼「この保育園なら、すぐ特定できる」とメモを取る。
第2話 12ページ目|数日後、団地の一室。聞き込みをする犬飼に、老女が思い出したように語る。「そういえば、灰色の作業着の人たちが来てたわねえ」
第2話 13ページ目|その日の夜、車の中で張り込むカイと犬飼。鷲のマークのトラックが再び現場に現れ、作業員たちが夜陰にまぎれて不法投棄を続ける。
第2話 14ページ目|「ウィーッ!」赤色灯を灯したパトカーが急行。逃げようとする作業員を警官たちが取り押さえ、手錠をかける。
第2話 15ページ目|取調室。犬飼が作業員を問い詰める。「指示は誰から受けてる」。作業員は震えながら答える。「指示は全部アプリっす。会ったこともねえよ、"トビ"さんには」
第2話 16ページ目|取調室の外の廊下に立つ権田。中の様子を見つめるその表情が、みるみる険しくなる。「トビ…まだやってんのか、アイツ」
第2話 17ページ目|不審に思うカイ「知り合いか?」。権田は目を伏せ、短く答える。「……昔の、悪い夢の話だ」
第2話 18ページ目|後日、被害に遭った老女の自宅。三隅ヒナがクレヨンの絵を届けに来た。「たからもの ばあばへ」の絵を見て、老女は涙ぐむ。
第2話 19ページ目|カイも同席し、老女は語る。「回収の人に、間違って持っていかれたと思ってたの」。ヒナ「見つかって、本当によかったです」
第2話 20ページ目|ヒナ「これを機に、お部屋の片づけもお手伝いさせてください」。老女は静かにうなずき、カイもやさしく微笑む。
第2話 21ページ目|老女がふと口にする。「あら、昔の会計さんよ。しっかり者でねえ」。カイの表情が硬くなる。「……ばあちゃんが、こんなところにも」
第2話 22ページ目|老女は続ける。「あなたたちの会社、昔うちの互助会でお世話になった灰谷さんとこと、同じ匂いがするわねえ」。カイ「……灰谷を、知ってるんですか」
第2話 23ページ目|カイとヒナが老女の部屋の片づけを手伝う。夕焼けに染まる部屋。老女は玄関先で深々と頭を下げ、二人を見送る。
第2話 24ページ目|夕暮れの帰り道、ヒナがふと尋ねる。「カイさん、何か考え事ですか?」。カイ「……いや。ちょっと、懐かしい人の話を聞いただけだ」
第2話 25ページ目|夕焼けの中、並んで歩くカイとヒナ。「お片づけの窓口」の看板を見上げるふたり。ナレーション「積まれたモノの数だけ、まだ知らない過去がある——」
第2話 26ページ目|その夜、自宅の一室で権田が引き出しから古いアルバム「思い出のアルバム」を取り出し、色あせた写真を静かにめくる。
第2話 27ページ目|若き日の権田と、鷲のマークのトラックの前で肩を組む男の写真。古びたセピア色の一枚を見つめる権田の表情が曇る。
第2話 28ページ目|写真の中の男の作業着のボタンと、現在の権田の作業着——ほつれて取れたボタンの跡が重なる。
第2話 29ページ目|写真を見つめたまま、権田は静かに窓の外を見やる。満月の夜、記憶の中の鷲のマークのトラックが古い家の前に浮かぶ。
第2話 30ページ目|権田がひとり呟く。「カイ……お前にだけは、言えねえよなあ」。「第2話・完/つづく」

同じ思いをする前に。

現地見積もりは無料、
追加料金は一切なしです。

通話無料・年中無休 0120-844-494 無料見積もりを依頼する

— 第2話 おわり —

第2話 巻末コラム

あなたの家財、本当に
「リサイクル」されていますか?

山の奥に、ひっそりと積み上げられた冷蔵庫やタンス。
そこに、あなたの家から出た家具が紛れていたとしたら――どう思われますか。

「回収してもらったから、
もう関係ない」

そう思っていらっしゃる方にこそ、知っていただきたいことがあります。

回収された後、あなたの家財はどこへ行くのか

適正な業者であれば、回収した家財は正しくリサイクル施設や処分場へ運ばれます。
ですが、悪質な業者の中には、回収費用だけを受け取り、そのまま人目につかない山中や空き地に投棄してしまうケースが後を絶ちません。

恐ろしいのは、投棄された家財から個人情報が漏れてしまうことです。第2話でも描かれた通り、子どもの描いた絵や、宛名の入った段ボールがそのまま放置されていることさえあります。

なぜ、それが「組織的」だと分かるのか

一軒だけの投棄であれば、偶然かもしれません。
ですが、同じ団地から複数世帯分の家財が、同じような形でまとめて投棄されている場合、それは個人の犯行ではなく、「回収業」を装った組織的な手口である可能性が高いのです。

どうすればよいのか

  1. ①
    回収してもらう前に、行き先を尋ねる 「どちらの処分場に持っていかれますか?」と一言尋ねるだけで、誠実な業者かどうかが見えてきます。
  2. ②
    名前や住所が分かるものは、事前に取り除く 段ボールの宛名、書類、写真などは、回収前にご自身で確認・処分されることをおすすめします。
  3. ③
    「安さ」だけで選ばない 極端に安い、あるいは無料をうたう業者ほど、その後の行き先が不透明なことが少なくありません。

大切な家財の「その後」まで、
責任を持ってお伝えできる。

それが、私たちお片づけの窓口が大切にしていることです。

お片づけのご相談は、
ぜひ「お片づけの窓口」まで。

お見積もりはもちろん無料です。

通話無料・年中無休 0120-844-494 お片づけの窓口に無料相談する

お片づけの窓口 サイトTOPへ